ロイターが入手したゴールドマンのリポートによると、８月３０日までの週に銀行、保険会社、上場不動産信託、資本市場会社が全て４週連続で売り越しとなった。ヘッジフアンドなどの、銀行、保険株の売り越しが続いているという。アメリカの不動産業でささやかれているのが、オフイスビル空室率の高さである。アメリカもコロナ禍で始まった、リモートワークが定着しつつあるようだ。アメリカの銀行や保険会社は、都心のオフイスビルに多額の投資をしている。それを懸念しているのかもしれない。それに対して、日本では、都心のオフイスビルの空室率がピークの６％台から5％台へと持ち直している。５％と言うのも高いのだが、アメリカほどにはリモートが進まないのかもしれない。千代田区などは脅威の１％台である。日本ではリモーと言っても、1週間に2～3回程度は会社に出勤しなければならないので、せいぜい、自宅は千葉や埼玉や神奈川だ。ところが、アメリカではカリフオルニアで働いていた人が、不動産価格が安く、プール付きの豪邸を手に入れられる他州に移住しているという。（くちなし亭、2024.09.03）
Y-FP Office Japan(http://www.y-fp-office-japan.jp)
