英国の消費者が1月22日までの1カ月間に食品に使った金額は、前年同月比で16.7%増加。米国は1月までの1年間に自宅の食事と外食の価格が10.1%上昇した。インフレ下の値上げ合戦が繰り広げられているのである。本来なら、値上げは小売店の抵抗や購買層の需要の強さなどに影響されるのであるが、メーカーの横並び的な値上げが続いている。メーカーにとっては千載一遇のチャンスなのである。そして、この値上げを主導しているのがブランド品を持つメーカーである。このような状況を背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)は22日、1月31日~今月1日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で0・25%の利上げを決定したが、参加者の一部が0・5%の利上げを支持していたという。インフレ率を2%に抑え込むという目標が達成できないという認識からだ。(くちなし亭、2023.02.23)
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