中国のゼロコロナ政策に対する不安や不満が拡大しているのだが、そこにはまさに中国の人権問題が隠されているようである。コロナまん延防止のためには、人権はおろそかになっても良いのかと言う問題である。一人の感染者が発見されれば、その地区は封鎖され、病院も、買い物にも自由に出ていくことはできない。仮に餓死者が出ても、老人の孤独死と扱われることは間違いなかろう。天津では大規模な封鎖反対の住民の行動が自然に沸き起こったそうだ。さて、そんな中国化の進む香港でも、コロナ感染者が見つかった。18日、ペットショップ店員が新型コロナウイルスのデルタ株に感染したのだ。ペットショップと言うことで、武漢の動物を売買する市場を連想したのだろう、当局はオランダから輸入され、販売されていたハムスターに注目した。そこから感染したと発表したのだ。そして、昨年12月22日以降にオランダから香港に輸入されたハムスターをPCR検査した上で、感染ハムスターは殺処分するとし、それをペットにしている飼い主も隔離処分にするのだという。それにしても、ハムスターもＰＣＲ検査をするんだ。大変だなと思った。（くちなし亭、2022.01.19）
Y-FP Office Japan(http://www.y-fp-office-japan.jp)
