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仲裁裁判所は中国の九段線を否定した。

2016-07-13 11:27:37 | FP

オランダのハーグにある仲裁裁判所は12日、中国が南シナ海のほぼ全域を管轄するとの主張を排し、いわゆる「九段線」の法的な有効性を全面的に否定する判決を言い渡した。ある意味,正当である。対馬の寺院から盗まれた仏像を、これは数百年前,倭寇が盗んだものだと返還を拒む韓国の寺の主張を退けるのと同じだ。だが、この結果は、どのような効果を招くだろうか。まず、国際法には大国であろうと従うべきであるという中小国の心情的な連携を深めることになる。だから、カンボジアなどの一部の親中派の国を除いては、この問題に関しては中国批判グループが力を増すと思われる。対する中国は、一歩も引かないであろう。むしろ、既成事実化を進めるかもしれない。つまりは誰もが懸念する軍事衝突さえ起こりかねないのである。戦前の満州事変を受けて、国際連盟はリットン調査団を派遣するが、日本はこれを無視し、戦線は拡大された。そんな雰囲気が今の中国に感じるのである。だから、東シナ海を含めて、どこでも、武力衝突が起こる可能性がある。問題は欧州の動きである。欧州が法の支配を無視し、遠い世界のことだと侮り、これまで通り中国との接近を図るか。それとも中国批判を強めるかがカギになりそうである。(2016.7.13)

 Y-FP Office Japan

 

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