東京、浅草は年間4000万人もの観光客が来る。日本の人口が1億2000万人なのだから、その多さが分かる。日本人相手、しかも、若年層を主要な相手にしている渋谷とはケタが違うのである。とまあ、我が街を自慢したところで、今日から、中国の春節が始まる。中国人にとって、日本人のゴールデンウイークのようなもので、どっと観光客がやってくる。中国は政治に振り回される国なので、やってきていただけるときには、多くの人が来てもらいたいと思う。中国人の爆買いの理由の一つに、日本製品の優秀さがあるという。今では、中国製品の質も向上し、ましてや、日本メーカーの商品と言っても、中国工場で作っているものもある。だが、それでも、中国製品と日本製品が違うと彼らは感じているのである。その理由の一端を示すニュースが中国メデイアから発信された。彼ら中国製品が世界に進出できたのは、多少、品質は悪くても、通常の使用には影響がない製品を販売してきたからだ。その分、価格は安い。一方、日本製品はあくまでも、高品質にこだわった。必要のないほどの機能を盛り込んだ。それで、価格は高くなり、世界の消費者からは敬遠されたのだ。つまり、携帯のガラパゴス化の事を言っているのかもしれないが、少なくとも、そのようなところはあるだろう。逆に言えば、日本では、中国では手に入らない製品があるということだ。こうして、爆買いは続く。(2015.2.18)