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ブッシュ大統領の脱石油政策を見習おう。

2013-03-20 10:40:33 | FP
2006年、当時のブッシュアメリカ大統領は脱石油への新たな技術開発計画「先端エネルギー・イニシァテイブ」を宣言した。計画の柱となったのは、①エタノール燃料、②水素エネルギー、③核融合などの原子力、④石炭利用技術である。その後、アメリカではシェールガス革命が起こり、アメリカの目指した中東からの輸入原油の削減が現実のものとなりつつあるが、日本にとって、この開発計画は極めて多くの示唆を与えてくれる。まず、①のエタノール燃料であるが、アメリカの推進しようとしたものは、評判の悪いサトウキビなどを使うものではない。その主となる原料は日本に有り余る木くずや古紙などに含まれるセルロースである。確かに、これからは電子化が進み、紙の需要は減るかもしれないが、まだまだ、日本では、紙があふれている。私などは紙がなくてはいられないのである。②水素エネルギーは水の豊かな日本では無限のエネルギーともいえる。特に自動車での水素燃料電池車の開発は急がれるところである。問題は③の原子力だが、日本が脱原発に踏み切れない原因の一つが、アメリカがこの時に、原発推進に舵を切ったことで、アメリカの推進する「世界原子力協力計画」に日本も深く組み込まれているためではないかと推測される。④の石炭利用技術は最近、新聞紙上にも、数多くみられるようになった。日本は石炭の埋蔵量は豊かだ。その欠点はCO2の排出量と輸送コストである。石油のようにパイプラインというわけにはいかない。それをガス化とか、液体化とかにする技術、さらに、その過程で、CO2の排出削減化ができれば、日本の脱石油への開発計画はさらに前進することになる。ちなみに、アメリカ政府のこの時の予算は21億ドル、日本円で約2000億円である。割と少ない。

Y-FP Office Japan


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