人生の仕事

私のこのコラムには「人生の仕事」と言う言葉がしばしば登場する。私は私たちが生命を得て、この世界に生き始めたときから、人それぞれに目的を持って、生まれてきたのだと信じるからである。ただ単に、楽しみのためや生きるためだけに生きているのではないと思うからである。そうであるならば、その目的にそって、人それぞれが人生の仕事を持ちたいと望んでいるはずである。けれど、私たちは生まれると同時に、その目的も忘却する。何をして良いのやらと悩むのである。そして、人は、その人の人生の仕事を探す旅に出る。気づこうが気づくまいが、人生とはそのような旅だと思う。そこで、私は「人生の仕事」について幾つかの条件があるように思う。列挙してみよう。近くにあの人は「人生の仕事」をしていると思われた方がいたなら、この条件にあっているかどうか検証していただきたい。一言言えば、「人生の仕事」をしている人が必ずしも貧しい生活をしているわけではない、むしろ社会はその人を必要としているので、多くの方はそれなりの生活をしているはずである。

人生の仕事の条件
１．自己満足や自己の利益を追求するものでないこと。
２．他人を悲しませるものでないこと。
３．自分がやりたくて仕方がないこと。
４．人々のお役にたつものであること。できれば、人類の進歩や向上に貢献するものであること。
５．ただ単に、生活の安定を求めるものでなく、時には、生活苦にあえぎながらでも、意志の力で続けていけるもの。

Y-FP Office Japan
「歴史から学ばない者は豚だ。」というイギリスの著名な経営者の言葉は言いすぎだと思いますが、けれど、歴史学を感じさせないお金持ちは単なる成金であることにも間違いはないでしょう。是非、歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。