フロンテイアに眠るもの。

日本の周りの島々では、その領有権をめぐって、姦しい、尖閣も、北方4島も、竹島も、日本人にとっては、その全てが日本の固有の領土なのだが、思うようには進展していない。さて、何処の国も、その領有権をめぐる戦いはその辺境の地で起こる。個人の所有権の主張の前に、国家の所有権が火花を散らす。100年前の陣取り合戦は、そんな辺境の地では起こらなかった。もっと、その中心に近い場所で、起こっていた。西洋の列強は東京湾に黒船を送り込んだ。しかし、今の戦いは、むしろ、辺境の地で起こる。そこには、古くからの利害関係は希薄だ。そして、人間の技術の発展は、辺境に地に、大きな地下資源や漁業資源の豊かさを見つけ出す。だから、情報の早い取得者はその利権に飛びつく。ロシアにしても、今は、資源大国に活路を見出しているのだから、その権力の中枢にいる人たちは私たちの心を逆撫ぜするような行動を平気でする。日本の武器は本当の武器ではないので、何処の国も平気で、日本を攻撃してくる。しかも、今や、日本の武器の経済にも、日本の力にかげりが見え始めたと思われている。本来なら、何処の国の法律も平準化していき、その結果、国境は無意味になるはずだったのだが、今は、そうは言っていられない。各国はかつてのような帝国主義的な動きを強めだしているのである。

Y-FP Office Japan
「歴史から学ばない者は豚だ。」というイギリスの著名な経営者の言葉は言いすぎだと思いますが、けれど、歴史学を感じさせないお金持ちは単なる成金であることにも間違いはないでしょう。是非、歴史の好きな皆さん。Y-FP の時代小説もご覧ください。