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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
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ダウランド リュート作品全集/ヤコブ・リンドベルイ

2009年04月28日 23時24分49秒 | クラシック(一般)
 山下がギターで弾く「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」を聴いていたら、なんだか強烈にギターとかリュートの音楽を聴きたくなってしまったので、とるものもとりあえず、ブリリアントから出ているダウランドの「リュート作品全集」を購入してきた(4枚組で2500円....相変わらず安い。こういう時にブリリアントのセット物というのは、ほんとうにありがたい存在である)。
 何度も書いている通り、クラシックといっても、聴くのはもっぱらロマン派以降の音楽であり、古典派はほとんどとおり一遍、それ以前のバロックだの古楽とかいうと、ほとんど未知の世界という感じなので、このダウランドという人がいつ頃の人で、どんな特徴のある音楽をやっていたのか....などということは、ほとんど全く知らない。ただ、10代の中盤頃だったか、ひょんなことからダウランドの作品を数曲ほど聴いていたことを思い出し、その記憶を頼りにこれを購入してきた訳である。

 いろいろ調べてみると、ダウランドはバッハよりほぼ一世紀近く遡った時代の人らしいのだが、頼みの綱(?)のwikiなどにもあまり詳しいことは記述されておらず、バロック音楽に分類されるべき人なのか、ルネッサンス期の音楽として捉えるべき人なのかも、実はよくわからないままだ。まぁ、「頭でっかちに音楽を聴きたがるのはオレの悪い癖」とばかりに、あれこれ考えずに聴いてみたところ、久しぶりの「あぁ、コレコレ」状態で(笑)、現在ニコニコしながら堪能中である。
 こういう音楽については、無知なせいか、「ひなびている」「素朴」「メロディック」くらいの形容しか思い浮かばないのだが、いわゆるクラシックとはちょいと違った、開放的で即興的な音楽だと思う。情感、旋律美みたいな点も、なにやら浮世離れしたいにしえの世界にタイムスリップしたような感覚があってこれが実にいい。明日は休みなせいもあって、思わず酒がすすんでしまう。ちなみに、前述の昔聴いた曲もさっそくディスク1に4曲ほど入ってたのもうれしいところだった。
コメント (1)
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