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The BEATLES / Love

2007年01月06日 23時22分42秒 | Beatles
 昨年暮れに出たビートルズの「新作」。内容はマルチ・マスターにまで遡って抽出されたビートルズの各パートを組み合わせて、ジョージ・マーティンと息子のジャイルズが「新しいサウンド」を作り上げた一種のリミックスアルバム。ひと昔前の言葉でいうと、メガミックスということになるんでしょうかね。こういうことに関してはメンバー以上に原点主義を貫いてきた厳格なマーティンがこんなものを作り上げることこと自体驚きですが、「イェロー・サブマリン」「レット・イット・ビー....ネイキッド」と、まぁ、こういう試みが出る下地はあったんでしょう。とりあえず、今、さっき全編をざっと聴いてみましたが、全体の印象としては、もう一歩ぶっちぎった仕上がりにても良かったかなという感じです。

 やはりジョージ・マーティンが絡んでいるだけあって、既に確立された評価を得た作品については(抱きしめたい、ヘルプ、サムシング、イエスタディ等々)、やはりいじくることに抵抗があったのか、ほとんど音質アップを狙ったリミックスに留まっていて、リンク・トラック的な部分に裏名曲的な作品のメガミックスを収めているというところです。おもしろかったのは、曲のドラム・パートをリプレースして、別の曲からそりをルーピングして使う手法を駆使したものですね。7曲目の「ドイブ・マイ・カー/ホワット・アー・ユー・ドゥーイング/愛の言葉」、「ウィズイン・ユー/トァモロー・ネバー・ノウズ」といったところは、まぁまぁおもしろかったけれど、どうせならもっと過激にやって欲しかったってところでしょうか。なお、私が購入したのは5.1chのDVD-Audio盤もついているパッケージでこちらについてはまた後日。
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