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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

GARY BOYLE / The Dancer

2010年02月21日 01時04分36秒 | ★ Progressive Rock

 先日取り上げたサッド・カフェの「哀しき酒場の唄」などもそうだったが、それらと並んで「たまに聴きたくなっても聴くことが出来ないアルバム」の代表格だったのが、このゲイリー・ボイルの「ダンサー」なのであった(ついでにいうと、コックニー・レーベル、ダンカン・マッケイ、アドリアン・ワグナーなど未だCDで聴けない)。しかし、先日、ひょんなきっかけで新古品が発売されていることを知り、即座に購入手続き、さきほど家に到着、めでたくゲットすることが出来たという訳だ。 さて、そんな実にお久しぶりな「ダンサー」。現在むさぼるように聴いているところだが、おそらく20年振りくらいなはずなのに、全然久しぶりという感じがせず、アルバム冒頭のシンセとギターのユニゾンに始まり、ウェス・モンゴメリー風なアコギでフェイドアウトする「処女航海」まで、アルバムの構成やソロ・パートの展開、サウンドのディテールなど、細部に至るまで実に克明に覚えていているのには、我ながら苦笑いしてしまった。当時、それだけ愛聴していたということなのだろう。

 

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JAN AKKERMAN / C.U.

2010年02月20日 16時10分27秒 | ★ Progressive Rock

 こちらは比較的最近、2003年に発表された比較的最近のソロ・アルバム。ヤン・アッカーマンという人は、ギラギラのロック・ギター、シックなジャズ/フュージョン路線、アコスティック・ギターでバッハとかダウランドあたりに影響受けたクラシカル指向と、広すぎる守備範囲を持っている人である。本人がその気になれば、前述のどの方向でも「その道を極める」こともできたはずだと思うのだが、フォーカス解散後は特にどこかのバンドに属するなどということもなく、端から見ていると、まさに「気のおもむくまま」、その時々で気の合うメンツを集めて、様々な趣向のアルバムを作っている....という印象が強い。よくわからないが、彼もアラン・ホールズワースと同様「ギターを持った渡り鳥」みたいな性格なのだろう。本作もそんな彼が気のおもむくまま作ったアルバムのようだが、私の聴いた範囲ではという注釈付きだけれど、近年の作品の中ではもっともジャズ/フュージョ路線が強く出た作品となっているように感じた。

 

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NEKTAR / Recycled

2010年02月19日 23時53分43秒 | ★ Progressive Rock

 ネクターはドイツで活躍した英国産のプログレ・バンドではあるが、どちらかともいわずとも当時は二流バンドであり、72年のデビュー以来、コンスタントにアルバムはリリースしていたものの、聴かれるサウンドといったら、ハードロック的なギターサウンドをベースに、プログレ的なセンスとブルース・ロック的な泥臭さが奇妙な具合に混ざり合った(というか混濁していたというべきか)ようなものばかりであった。テクニックも作曲能力もそこそこあるが、例えばイエスあたりと比べると、どこか突き抜けたところがないバンドといったイメージも強かったと思う。この「リサイクルド」は、そのネクターがなんの音楽的前触れもなく、1975年に突如変身して作り上げたプログレの金字塔的なアルバムである。

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SYNERGY / Electronic Realizations for Rock Orche-

2010年02月17日 23時56分20秒 | ★ Progressive Rock
 シナジーはアメリカン・プログレ・バンドの草分け的存在である。まぁ、バンドとは書いてみたものの、その実体はキーボード奏者ラリー・ファーストのマルチトラック・レコーディングによる「鍵盤による仮想管弦楽」であるが....。ラリー・ファーストといえば、後年のピーター・ゲイブリエルのソロ・アルバムへの参加で、一般的にもけっこうな知名度を得た感もあるが、おそらくシナジー名義で1975年に発表された本作が、事実上のデビュー作となるのだろうと思う。
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CARAVAN / Waterloo Lily

2010年02月15日 23時45分08秒 | ★ Progressive Rock

 キャラバンといえば、カンタベリー・シーンでもソフト・マシーンと並ぶ両雄であり、まさにワン・アンド・オンリーな存在という感じのバンドだ。しかも、「ウォータールー・リリー」ともなれば、キャラバンの数あるアルバムでも、もっともジャズ色が強く(旧A面だけ)、孤高な作品というイメージがあり、この「ナッシング・アット・オール」などは、まさにそうした面を象徴したような曲ともなっている。しかしながら、この曲、実はマイルス・デイヴィスの「ジャック・ジョンソン」の「ライト・オフ」を「元ネタ」....いや、少なくとも、濃厚な影響を受けて作られた曲である(としか私は思えない)。

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KING CRIMSON / Red (40th Anniversary Series)

2010年02月14日 15時33分47秒 | ★ Progressive Rock

 クリムゾンの初期の盤歴から三作が選ばれた40周年記念シリーズの最後の作品。70年代クリムゾンの実質的な最終作であり、それを意図的してこうなったのか、たまたまそうなっただけなのかはよくわからないものの、デビュー期からここまでのクリムゾンの全活動を総決算した内容になっている。この時期のクリムゾンは既にメンバーが3人だけとなっていた訳だけれど、本作ではイアン・マクドナルド、メル・コリンズなど歴代サックス奏者など様々なメンバーが参加していることも、そうした趣を一掃強めることになっていた。

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UKZ / Radiation

2010年02月13日 23時15分37秒 | ★ Progressive Rock

 エディ・ジョブソンといえば、昨年ようやく重い腰を上げて、UKZなるレギュラーバンドを発足させた。このUKZはデビュー・アルバムに先行して、4曲入りのミニ・アルバムを出し、6月には早々と来日公演もちゃっかりと実現させて、往年のUK作品はもちろん、きっとベースにトレイ・ガンがいることで実現したのだろう、なんとクリムゾンの「太陽と戦慄II」なども演奏したらしい(ジョブソン自身も、かの曲には少なからず縁があるのはご承知のとおり)。本作はそのミニ・アルバムである

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PINK FLOYD / Is There Anybody out There?

2010年02月12日 00時16分41秒 | ★ Progressive Rock

 本作は「ウォール」発表後、20年以上して発売された「ウォール」発表直後に敢行されたツアーでのライブである。収録曲は「ウォール」の全曲、それにスタジオ版では削除されたとかいう2曲が復元演奏されており、その意味でスタジオ盤の「ウォール」より、むしろ作品の全貌を伝えているのはこちらの方という人もいるくらいの作品である(「ウォール」以外のナンバーは一切収録されていないという、潔い編集も逆にそうした点を浮き立たせている)。私が今回これを購入したのは、本作がそうした意味で「ウォール」のアナザー・ヴァージョンであるということが大きい。スタジオ盤の「ウォール」を今更聴いても、ネガティブな印象は変えられそうもないが(笑)、ライブ盤ならまた違った側面が見えてくるかも....という訳だ。

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JAN AKKERMAN / Heartware

2010年02月11日 17時52分02秒 | ★ Progressive Rock

ヤン・アッカーマンは私が大好きなギタリストだ。元々彼が所属していたフォーカス自体を大昔から好きだったせいで、その縁で彼のことも追いかけるようになったのだが、フォーカス脱退前後の頃ならいざしらず、さすがに最近のものについては、あまり網羅的に聴いていないのが実情だ(同様にタイスvレアーのことも好き)。一応未聴のアルバムを見つければ、たいていは購入するようにしているのだが、彼のソロ活動の変遷をクロノジカルに把握するというところまでは行っていない。

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RICK WAKEMAN / Six Wives of Henry VIII -Live-

2010年02月10日 22時57分27秒 | ★ Progressive Rock

 繰り返されるイエスからの離脱と再加入、まさに粗製濫造というしかない膨大なソロ・アルバムのリリースなど、ここ十数年あまりに出たとこ勝負な活動がたたって、ファンから見放されがちなリック・ウェイクマンだが(失礼!)、このディスクは昨年、ロンドンのハンプトン・コート宮殿で行われたライブ映像である。このコンサートが一体どのような経緯で実現したのかは知らないが、ロケーションはくだんの宮殿の庭とおぼしき野外ステージ、そこに7人のバンドメンに加え、生オケと合唱団が加わるという大規模な編成でもって、「ヘンリー八世と6人の妻」を再演するという、実に豪華なパフォーマンスになっている。

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ピーター・バーデンス/ハート・トゥ・ハート

2010年02月08日 23時00分38秒 | ★ Progressive Rock

本作はキャメルを脱退したピーター・バーデンスが79年が発表したソロ・アルバムである。キャメル本体でいえば「リモート・ロマンス」の頃の作品ということになるが、当時、熱狂的なキャメル・ファンであった私からして、このアルバムは存在自体を知らなかったのだから(当然、国内発売はなし)、ほとんどプログレ・ファンから黙殺されたのだろうと思う。私はこのアルバムを実は数ヶ月前に購入して、今ようやっと聴いているところだが、この内容からして、当時、これを聴いたファンなら黙殺せざるを得なかったのも分かろうものだ。全体としては、70年代後半のジーンズ・ショップだとか、喫茶店なんかで流れていてもいっこうに違和感のない、当時流行のフュージョン的な感触を取り入れた、軽いイージー・リスニング調ロックといったところだ。

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KING CRIMSON / Lizard(40th Anniversary Series)

2010年02月06日 20時00分33秒 | ★ Progressive Rock

 40周年シリーズの一作、この新装再発シリーズはキング・クリムゾンの諸作から3作が選ばれている訳だけれど、「宮殿」と「レッド」というのは納得できるとして、どうしてそこに「リザード」が入るのか、若干解せない感もなくはない。クリムゾンの「ポセイドン」、「リザード」、「アイランズ」の3作は、ロバート・フリップが「宮殿」以降のクリムゾンを暗中模索していた時期の過渡期な作品群として、その後の作品に比べると若干低めな評価がされているからである。

 

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MORAZ, BRUFORD / In Tokyo

2010年02月05日 23時54分19秒 | ★ Progressive Rock

 どういう訳か、昨年になって発掘されたモラーツ&ブラッフォードのライブ音源。1985年、本邦、赤坂におけるライブであり、短命に終わったこのデュオの最後(つまり2作目を発表に前後した)時期を捉えたライブということで、いろいろな意味で興味深い演奏になっている。

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PINK FLOYD / Pulse (DVD)

2010年02月03日 23時36分31秒 | ★ Progressive Rock

 2005年にリイシューされた「対」発表に併せた1994年のワールド・ツアーでの映像。私は毀誉褒貶激しい再結成フロイドについては、けっこう好意的な方で「鬱」は大好きなアルバムだし、1988年に初来日以来十数年ぶりに日本公演も、これを逃してはなるものかと、代々木のプールに何はさておきはせ参じたくらいだ。いうまでもないことかもしれないが、「鬱」や「対」といったアルバムでの音楽は、解散間際のフロイドがロジャー・ウォーターズの音楽であったのと同様、デイブ・ギルモアの音楽であった。だが、私のようにフロイドで最初に聴いたアルバムが「原子心母」であり、「炎」....いや、「アニマルズ」あたりで、いったんフロイドへの音楽的関心を失ってしまったリスナーにとっては、再結成フロイドの音楽は、1970年代初頭の頃への回帰として響いたのである。

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SADCAFE / Fanx Ta-Ra

2010年02月02日 23時54分06秒 | ★ Progressive Rock

 先日、サッド・カフェのデビュー作「哀しき酒場の唄」を、CDでようやっと入手できた。CD期に入って早四半世紀たいていのアルバムは既にアナログ盤からCDに買い換えが済んではいるものの、一部、いつになってもCD化されないもの、あるいはCD化されたが買い逃していたものがあって、このアルバムなどはその最右翼といえるものであった。サッド・カフェのサッド・カフェたる作品といえば、やはりセカンド・アルバムの「殺怒珈琲II」ということになるかもしれないが、個人的にはこのアルバムもそのセカンドに負けず劣らず大好きなアルバムだからだ。

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