キャラバン隊いちょうの公演後、私は余韻に浸る間もなく急いで会場を後にし、新宿へ。
『憲法の基本を学ぶ』講座に参加してきました。
安部政権に変わり、憲法改正がにわかに現実味を帯びてきました。
果たして、日本国憲法は「押し付け憲法」なのか?「戦わない平和憲法」は非現実的なのか?
それらを考える上で、まずは憲法のキホンのキ、制定の歴史と原則を理解しておかねばなりません。
講師の植野妙実子さん(中央大学教授)
この植野先生のお話、
歯切れが良くて明快で、論点がとてもわかりやすくて、大正解でした!
「押し付け憲法」に関しては、確かに草案は総司令部(GHQ)が作成したのですが、日本が独自に作成するチャンスや手直しするチャンスはちゃんと与えられていた、ということがよく理解できました。
決して押しつけではないし、たとえ仮に押し付けられたとしても、世界最先端の平和憲法なのだから、そこにこだわる必要は全くないのですね。
そしてこれは、肝心の憲法第9条の条文。読んでみましょう。
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
第1項では侵略のための武力の放棄を、さらに第2項では自衛のための武力も放棄しています。
ここで、これ見てください。昨年4月に決定された自民党の改定案です。
(平和主義)
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動としての戦争を放棄し、武力による威嚇及び武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない。
2 前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない。
下線部分が変わった部分です。特に第2項が全く変わっています。さらに自民党案では、この次に(国防軍)という条項が新設されています。
世界に誇る、世界をリードする平和憲法が骨抜きになって、またかつて歩んだ道に逆戻りです。
武力以外で世界平和に貢献する道は、たくさんあるはずです。
みなさんは、どう感じますか?
『憲法の基本を学ぶ』講座に参加してきました。
安部政権に変わり、憲法改正がにわかに現実味を帯びてきました。
果たして、日本国憲法は「押し付け憲法」なのか?「戦わない平和憲法」は非現実的なのか?
それらを考える上で、まずは憲法のキホンのキ、制定の歴史と原則を理解しておかねばなりません。
講師の植野妙実子さん(中央大学教授)
この植野先生のお話、
歯切れが良くて明快で、論点がとてもわかりやすくて、大正解でした!
「押し付け憲法」に関しては、確かに草案は総司令部(GHQ)が作成したのですが、日本が独自に作成するチャンスや手直しするチャンスはちゃんと与えられていた、ということがよく理解できました。
決して押しつけではないし、たとえ仮に押し付けられたとしても、世界最先端の平和憲法なのだから、そこにこだわる必要は全くないのですね。
そしてこれは、肝心の憲法第9条の条文。読んでみましょう。
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
第1項では侵略のための武力の放棄を、さらに第2項では自衛のための武力も放棄しています。
ここで、これ見てください。昨年4月に決定された自民党の改定案です。
(平和主義)
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動としての戦争を放棄し、武力による威嚇及び武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない。
2 前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない。
下線部分が変わった部分です。特に第2項が全く変わっています。さらに自民党案では、この次に(国防軍)という条項が新設されています。
世界に誇る、世界をリードする平和憲法が骨抜きになって、またかつて歩んだ道に逆戻りです。
武力以外で世界平和に貢献する道は、たくさんあるはずです。
みなさんは、どう感じますか?