2014年もお世話になりました

こんばんは。

2014年ももうすぐ終わりですね。
今年1年も大変お世話になりました。
1年前に台北で新年のカウントダウンを迎えたのが、ついこの間のことのようです。

私がこのブログを開設したのが2004年12月25日なので、早いものでもう10年になりました。
2013年の反省と2014年の抱負を振り返ってみます。

【2013年の反省】
■インド旅行は2014年に持ち越し
年末年始の台湾旅行が終わってから考えようと思ってましたので、まだ全くのノープランです。
GW辺りに有休をつなげて行ってしまいたいですが、気温が高いというのを聞いて躊躇しています。


「40歳までにインド旅行」は達成できました!
念願のベンガルール食い倒れ旅行ができたことは、ブログ開設10周年の中でも大きな思い出になりました。
いつも海外旅行に行くときは、1年前くらいに航空券を取るので準備期間が長いのですが、ベンガルールは本当に数カ月だったのであっという間でした。
ダクシンのラターさんには渡航までお世話になりました。
そしてムットさん一家には、現地で大変お世話になりました。
またいつかインドには行ってみたいです。
ベンガルール食い倒れ旅行2014リンク集ですよ(2014.08.25)

【2014年の抱負】
■更新頻度はもう少し上げたい
2013年以上にはしたいものです。
あとはアウトプットがインプットに少しでも並ぶよう、努力したいです。


とりあえず達成できました。(90記事)
旅行記とマレーシア関連が多かったですが、ホッとしています。

■次回マレーシア旅行はペナンに!
2年連続ランカウイ旅行でマレーシアに行きましたが、新婚旅行で行ったのがきっかけでマレーシア好きになった思い出の場所、ペナンには2010年以来行ってません。
今年行かれるかは微妙ですが、次回マレーシア旅行に行くならペナンに行きたいと思います。


達成できませんでした(´・_・`)
まぁ台湾で年越し、4月末にインド旅行があったので2014年中にマレーシア旅行は難しかったです。
インド旅行がマレーシア航空で行ったので、行きも帰りもクアラルンプール経由でした。
そのためマレーシア気分もある程度満足してしまいました。

そして、JALマイルがかなり貯まったこともあり、2015年9月にイタリア旅行の航空券を取ってしまいました。
2014年末の時点でユーロが145円くらいなので、現地滞在費が結構かかりそうです。
2015年はイタリア旅行1本だけになりそうです。
ペナン旅行は2016年に持ち越しですね(´・_・`)

【2015年の抱負】
さて、2014年を振り返ってみると、ネガティブなことですが大地の木の閉店食い道をゆく終了が印象に残っています。
そして台湾麺線オープンという嬉しいこともありました。

そして下半期のJapanese Curry Awardsの立ち上げが、大きかったです。
結構駆け足で決めてしまった感はありますが、2015年は1年間じっくりかけて色々なお店を回って行きたいと思います。

あと、CCUmeetingも継続して開催していきたく思います。
せっかくなので、Japanese Curry Awards受賞のお店での開催なんかもいいかもしれませんね。

以上です。
2015年が皆さまにとって、よりよい年でありますようお祈り申し上げます。
それでは、失礼します。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )このエントリーを含むはてなブックマーク

Japanese Curry Awards 2014 選出について補足です

こんばんは。

1つ前の記事で発表しましたJapanese Curry Awardsですが、私の雑感をまとめておきます。

最初は各自のお薦め店を持ち寄って、トップ10を決めると思っていました。
ただ「日本のカレー文化に貢献したお店」という基準が設けられたことで、単純に自分の好きなお店を選べばよいという訳にはいかなくなりました。
これは参加者の皆さん全員が、かなりノミネート選定に悩んだことと思います。
私はまずムット、HATTI、馬来西亜マレーなどの個人的に大好きなお店は選から外して考えました。
ただ、今はこれで良かったと思っています。
こういうお店は個人のブログで推せば良いでしょう。

お店選びの基準が何でも良ければ、いろんな国の料理店もノミネートに多数入っていたでしょうし、選ばれた12店もまた違う結果になっていたはずです。
しかし、それは巷にあるカレー特集の雑誌やムック本のような、ざっくりとしたお店選びと違いがないように思います。
また、参加者の嗜好が色濃く反映される選出結果になれば「この人がいるからこのお店が選ばれたんでしょ」と、見た方々に勘ぐられてもおかしくありません。
それは過去に私がカレー特集の本やテレビで「カレー評論家の◯◯さんが監修だから、当然こういうセレクトになるわな」と勘ぐったのと同じことです。
それなら別に私たちが集まって、やらなくても良いかなぁと。

「日本のカレー文化に貢献したお店」という軸が一本通ったことで、お店選びの理由が明確になりました。
それは難しいことであるのと同時に、これだけカレーについて深く考えることもそうなかったな、と思い返す数カ月間でもありました。

今回私はノミネート店の中にカレーハウスCoCo壱番屋(以下ココイチ)を入れました。
チェーン店を入れるのは正直最後まで悩みましたが、圧倒的な店舗数と海外展開までしている抜群の知名度、接客態度や具や辛さなどを選べる自由度の高さなど、他のチェーン店とは一線を画しています。
カレー文化には間違いなく貢献しているでしょう。
ブログ開設後数年~つい先日まで、正直「ココイチって(ノ∀`)タハー」と思っていました。
ただ、これだけカレーチェーン店の圧倒的なシェアを維持しているのはすごいことですし、今回のAwardsのノミネートを考える上で、一周して評価したくなりました。
もう何年も訪問していませんが、あらためて行っておこうかなと思いました。

「ココイチはお店ではなく、企業の表彰になってしまう」という理由で選考からはもれましたが、普通に何も制限がなかったら、ここまで考えることもありませんでした。
今回のJapanese Curry Awardsに関わらせてもらったことで、今まで以上にカレーについて深く考えるきっかけを与えていただいたと思います。

来年以降も、どのようなお店が日本のカレー文化に貢献してきたか、色々と考えていきたいと思います。
それでは、失礼します。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )このエントリーを含むはてなブックマーク

Japanese Curry Awards 2014 審査結果発表です


こんばんは。

既にお知らせしてる通り、Japanese Curry Awards 2014の審査会について結果発表いたします。
12名の参加者の皆さんからのノミネート店は、約90店でした。
その中から、今年もっとも日本のカレー文化に貢献したと思われるお店は以下の12店です!

●リッチなカレーの店アサノ(町田)
カツカレーといえばドロっとしたカレーという、固定概念を覆したサラサラカレーと、地元神奈川の豚肉を使った揚げたてカツの融合で、カツカレー文化の発展に貢献。
●カレーや うえの(鷺ノ宮)
昔ながらのおうちカレーを、正しく次世代に受け継ぐ貴重なお店。
具材を別々に最適な状態に仕込み、完璧なおうちカレーを提供している。
●エリックサウス(東京・八重洲)
駅地下のオフィス街で、ミールスを1000円という驚異的な価格で提供して、ここ数年でブームになった南インド料理の敷居を一層押し下げたことで、普及に大きく貢献した。
●オクシモロン(鎌倉)
日本人が作る独創的なカレーの数々は、現地式にこだわらないがハイレベル。
美しい盛り付けとは対照的に、スパイス使いは非常に力強い。
ホールスパイスを細かく挽いたものと、粗挽きとの組み合わせなどが印象深い。
観光地のデートでも利用できる貴重なカレー店として評価したい。
●カラピンチャ(神戸・王子公園)
近年、関西ではスリランカカレーがブームだが、日本人感覚で仕上げたカレーとしては非常にハイレベル。
関西の混ぜていただく食文化にもマッチしている。
●ガラムマサラ(経堂)
インド料理店でありながら、タイやネパール、日本などの食文化とも融合して、ここでしかいただけない料理の数々を提供している。
新たなカレーの可能性に大きく貢献している。
●GHEE(原宿)
閉店や復活を繰り返す、原宿カレーの原点といっていいお店。
色々なお店に影響を与えたカレーのお店として評価。
●シャートムヤムクンポーチャナー(上野)
沢山あるタイ料理店の中で、タイカレーのペーストを市販品ではなく、手作りできちんと作っている点を高く評価。
●トマト(荻窪)
じっくり手間暇かけて煮込んだカレーは、並んでも食べたい、まさにご馳走という名の欧風カレー。
●カフェハイチ(新宿)
ドライカレーの概念を覆す、水分を飛ばした挽き肉のカレーをご飯に平たくよそうスタイルの開拓と、ハイチコーヒーとの組み合わせを高く評価。
◆Spice BAR 猫六(曳舟※2014年3月28日オープン)/新人賞
スパイスとクラフトビールのお店として、新たな切り口から展開する話題のお店。
カレー好きな人でなくても、ビール好きな人にもカレーのおいしさを知ってもらえる点を高く評価。
◆デリー(湯島他)/名誉賞
カシミールカレーといえばデリー。(ロイヤルホスト?(ノ∀`)タハー)
多くのお客さんのカレーに対する印象を変え、長年に渡って日本のカレー文化に大きく貢献。
満場一致でした。


以上です。
12店のうち、私が訪問したことがあるお店は6店舗のみですが、訪問したことがないお店でも他の参加者のプレゼンを聞くと、納得できる選出でした。
参加者の皆さんと一緒になり、ひとつの形をつくり上げることができたことは、とても嬉しく思います。
また、訪問していないお店は来年ぜひ訪問したいと思い、新たなモチベーションになりました。

来年はどのようなお店が選出されるか、毎年見ていくことで日本のカレー文化におけるトレンドが見えてくるようになれば良いなと思っています。

それでは、失礼します。

【過去記事】

Japanese Curry Awards 2014 審査会を開催しました(2014.12.24)

Japanese Curry Awards 打ち合わせ in ガラムマサラ(2014.12.10)

Japanese Curry Awards始動!(2014.09.25)

【合縁奇縁】水野仁輔さんとお会いしました(2014.09.09)
コメント ( 0 ) | Trackback ( )このエントリーを含むはてなブックマーク

Japanese Curry Awards 2014 審査会を開催しました


美味しいカレーが食べたいと思ったとき、何を信じたらいいのかわからない時代です。
グルメ評論家のお勧めする店もあるし、みんなの採点や投票によるランキングもある。
店選びに正解はありません。
どれを選択しても、それなりの回答が得られます。
だとしたら、もっと様々な切り口によるカレーガイドがあっていいはずです。
カレー好きのカレー好きによるカレー好きのためのカレーガイド。
ということで、カレー偏愛家たちが一堂に会する場所を作って、
“Curry of the Year”を決めてみようかと思っています。

イートミー出版のサイトより引用)

こんばんは。

第1報@デリー銀座店第2報@ガラムマサラで既にお伝えしましたが、私たち食べ歩きをしているカレー好きの面々がカレーのお店を選出して、Japanese Curry Awardsとしてその年のカレー店ベスト10店+@を勝手に表彰することになりました。
さる2014年12月18日にお店選出者に集まっていただき、各自の選出したお店についてのプレゼンから、表彰店の決定までを熱く議論しました。


ほぼ飲まず食わずで約3時間(帰りの電車の時間の都合で。それがなかったらもっと長かったかも?)、カレーの話題だけで話が尽きない皆さんには、本当にたくさん刺激をいただきました。
ここに集まった面々は、年代に多少の差はあっても「好きでカレーを食べ歩いていて、それを生業としていない」方々です。
年の瀬の慌ただしい中集まっていただき、純粋にカレーについての熱い話を喜んでできる同志がこれだけいるというのは、本当に嬉しいことです。

かくして、無事に2014年のカレー店10店+@が決まりました。
詳細は12月30日に発表予定です。


無事に決まったところでお腹が空きました。
という訳で、やっぱりカレーをいただきました。
エスニカンさんより近年話題になっている、マッサマンカレーのレトルトなどをご提供いただきました。
各メーカーの食べ比べはしたことがなかったので、とても楽しみにいただきました。
中には900円もする高級レトルトもあり、お店でそのまま出しても気がつかないようなおいしさのものもありました。
カレーへの熱い思いを語っていた皆さんが、一気に無口になる瞬間でしたf(^^;)

エスニカンさん、ごちそうさまでした!
そして当日までの取りまとめならびに調整に奔走していただきました水野仁輔さん、お疲れ様でした。
今後もこの活動は継続させていきましょう!

それでは、失礼します。
コメント ( 0 ) | Trackback ( )このエントリーを含むはてなブックマーク

カフェハイチ 新宿センタービル店でドライカレーをいただきました

こんばんは。

先日、ブックファースト新宿店に本を買いに行く用事がありましたので、近くのこちらに立ち寄りました。


カフェハイチ 新宿センタービル店です。
もう閉店してしまった本店と、健在の新宿サブナード店にばかり通っていたので、ここセンタービル店には初訪問です。
もう1店舗、新宿西口にもお店はありますが、そちらにはまだ訪問していません。
そこは独自のメニューや料理に意欲的なようです。


広々とした店内は木の温もりと、ゆっくりした時間の流れが感じられる造りで、どの店舗でも変わらず安心できます。
オーダーは定番のドライカレーとハイチコーヒーのセットです。
しばらくしてドライカレーが運ばれてきました。


やっぱりこれですよ!( ゜∀゜)ノ
これまで炒飯タイプが多かった喫茶店のドライカレーの存在を変えた、ハイチのドライカレーです。

辛さはあまりありませんが、食べ進めるとじんわりきますね。
煮詰めて旨味がつまったカレーに、固めに炊かれたご飯がよく合います。
タバスコをかけたことはありませんが、これはこのまま味わうのが良いかな。


今日はガトーショコラもオーダーしました。
やや固めでどっしりしたケーキで、私の好みにかなり近くておいしかったです!
ラム酒を入れるハイチコーヒーのおいしさも、このお店で初めて知りました。


ハイチ共和国って国の存在を知ったのも、このお店があってこそです。
コーヒーと一緒に、店内の絵本などを読んでゆっくりくつろぎました。

やっぱりいいお店です。
ガトーショコラの他にもカスタードプリンなどのデザートもありますので、また行かなくては。
仮にドライカレー賞があれば、私はここカフェハイチを表彰したいと思います。

それでは、失礼します。

【店鋪情報】

カフェハイチ 新宿センタービル店
※30min.のお店ページはコチラです。

住  所:東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル地下1階


電話番号:03-5322-3620
営業時間:月~金8:00~22:00、土曜11:00~22:00、日曜・祝日11:00~20:00
休  日:センタービルに準ずる
コメント ( 0 ) | Trackback ( )このエントリーを含むはてなブックマーク

新宿中村屋マンナの純インド式カリーをいただきました

こんばんは。

ブログを始めてはや10年になりますが、とうとうこの日がやってきました。


新宿中村屋に初訪問です。
このお店の歴史については語り尽くされていますので、ここでは割愛します。
私はここ中村屋を新宿のお店ではラスボス級と思っていたので、ブログを始めてから敢えてずっと訪問せず、新宿のお店をある程度網羅してからでないと行かれないと思っていました。

新宿中村屋マンナという洋食レストランで、地下2階です。
18時台に訪問すると、お店の前では行列ができていました!
ご年配6人、若い男性2人組、男女ペア、女性お一人様と老若男女で並んでいたのはすごいなと思いました。
以前に雑誌などで見たお店と違う名前?たしか地上階だったような…?と思ったら、2014年10月29日にリニューアルオープンしたばかりのようです。
(以前はビルの4階でラコンテという店名でした)
並んでいた常連と思われる年配の方も、店員に「お店変わったの?」と話していました。


15分ほど待って、店内に通されました。
店内はとても広く、落ち着ける雰囲気です。
テーブルに通されるのも、接客も丁寧で、スタッフの教育がしっかりしていると思いました。

中村屋のカレーはインドカレーコルマカレーシーフードカレー野菜カレーの4種類で、お得な2種カレーやインドカレーのスモールサイズもあります。
今回はベーシックなインドカレー(1500円)にしました。


カレーが運ばれてきました。
ライスとカレーポット、骨付き鶏肉なので骨置きの小皿が並べられ、さらに薬味が並びます。


玉ねぎのアチャール、キュウリのピクルス、らっきょう、粉チーズ、レモンのチャツネ、マンゴーのチャツネです。
薬味はおかわりもできるのが嬉しいです。

鶏肉は皮付き、骨付き肉で、旨味がよく出ています。
じっくり煮込まれて、柔らかかったです。
ヨーグルトがたっぷり使われているようで、酸味が最初に感じられました。
カレーは酸味とスパイスの風味、程よい辛さがとてもバランスよかったです。
ジャガイモは固めにホックリした火の通りで、ホッとします。

中村屋のサイトに家庭で作りやすいカレーのレシピが載ってました。
いただいた後で眺めると、感慨もひとしおです。


それぞれの薬味と一緒においしくいただきました。
うまーい!( ゜∀゜)ノ
大満足です。

もっと日比谷松本楼のような、レトロな感じかと思っていましたが、現代でもぜんぜん通用するレベルの高いチキンカレーでした。
時代とともに味が少しづつ変わっていると聞いたことがありますが、納得です。

これからも新宿東口のこの場所で、たくさんの方々に愛されるお店であってほしいと思いました。
他のカレーもいただきに、また行かなくてはなりませんね。
オムライスなどの他の洋食メニューもありますので、ヨメさまと安心して一緒に行くことができそうです。

それでは、失礼します。


【店鋪情報】

新宿中村屋 Manna(マンナ)
※30min.のお店ページはコチラです。

住  所:東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル地下2階


電話番号:03-5362-7501
営業時間:11:00~22:00※金・土・祝前日は22:30まで
休  日:不定休
コメント ( 0 ) | Trackback ( )このエントリーを含むはてなブックマーク

Japanese Curry Awards 打ち合わせ in ガラムマサラ

こんばんは。


9月にJapanese Curry Awardの第2回会合をもちました。
前回のデリー銀座店に来られなかった方を中心に経堂のガラムマサラに集まっていただきました。


サバ缶カレーサモサ砂肝カレー生春巻きタンドリーラム黒ゴマカレーレモンチキンカレーなどなどをいただきました。

デリー銀座店では、アワードのお店選出の基準などが決まる前に閉店時間になってしまいました。
今回ある程度時間をかけて、お店選出の基準について議論になりました。
おさらいもかねて、まとめておきます。

【Japanese Curry Awardとは何ぞや】
現在カレーについてお店を探したりする基準とは、
(1)いわゆる毎年刊行されるカレー雑誌・ムックなどの既存メディア
(2)食べログなどのクロスレビュアー的グルメサイトなど
の二極化になっていると思います。
そのどちらでもない、第三極としてのカレーについての基準・指標となるものがあってもいいのではないか。
既存メディアのような何らかの意図がない純粋なもので、かつクロスレビュアー的な多数決的な最大公約数的なお店ではない紹介にしたい。
そのため、食べ歩きをしている私たちカレーブロガー中心で立ち上げました。

【Japanese Curryとは何ぞや】
日本人のカレー、日本人の食文化における原点といえるカレーとは…と思い返したら、きっとおうちのカレーだったと思います。
それは海外に出店したり外国人でも人気で、私たち日本人が思っている以上に、海外からの評価は高いです。

【エスニック料理店とJapanese Curryは違う?】
現在の日本では南北インド・パキスタン・タイ・ネパール・バングラデシュ・インドネシア・ベトナム・マレーシアなど、各国のカレーがいただけるお店はいたるところにあります。
ただし、それらのお店や料理は本国には当たり前にあるものです。
各国料理は本国の料理を日本に直輸入(もしくは日本の食材などで代用して提供)しているものであって、上のJapanese Curryの定義としての「私たち日本人のカレー文化の原点」に該当するかは、微妙なところです。

仮にどこかのインド料理店をアワードに選出して表彰したとしても、インド本国の方々からしたら「何でJapanese Curryなの?」となってしまいます。
エスニック各国料理のお店にも、素晴らしいお店はもちろんたくさんあるのですが、今回は積極的に選出はしない方針のようです。
日本のカレー文化について何らかの貢献をしたお店を、私たちで勝手にあーだこーだ話し合って、勝手に表彰しようではないか、という流れになりました。

ただし、現在12名集まったカレー好きの面々の個々の好みなどは当然ありますので、その方々がチョイスしたお店は別枠で紹介して、エスニック各国料理などの選出も特別制限をかけるところまでは考えないで、まずは選出してみましょうとなりました。
始める前からガチガチではなかなか難しいですから、まずは始めてみなければ。

【キーワードは日本のカレー文化への貢献度】
ここまでの流れをまとめると、Japanese Curry Awardへのある程度のノミネート基準とは、日本のカレー文化への何らかの貢献をしたと思われるお店になります。
それはガチガチな日本の家庭にあるようなカレーだけ、という訳ではもちろんありません。
例えばここガラムマサラの看板メニューのサバ缶カレーですが、これはオーナーのハサンさんのオリジナルです。
長く日本にお住まいで、日本の言語や文化に精通しているハサンさんだからこそ生み出せたものでしょう。

インド料理のテイストもありながら、いただくとサバ缶のホッとする味もある独創的なカレーです。
これはご飯にはもちろん、お酒のつまみにも最高に合います。
ガラムマサラには、他にもお酒がすすむカレーやスパイス料理がたくさんあります。
それも「このお店だけ・オンリーワン」のメニューです。
和印折衷のインドにはない独創的な料理で、日本人にも懐かしい料理のカレー版として、新たな可能性を広げた点を評価すれば、ガラムマサラのノミネート選出は十分資格あり、となります。

もっとも、ここまで堅苦しく考えなくてもいいのですが。
スープカレーやカレーうどん、カレー炒飯もありますし、そもそもカレーってすごく自由な料理ですからね。
おいしくて、独創的で、かつ日本の食文化やカレー的なものへの貢献が感じられたらいいのかな、という感じです。

そんなこんなで、この日もおおいに話が弾みました。
年末年始にいよいよお店の各自ノミネートや選出作業が待っています。
どうなることやら。
今からとても楽しみです!

それでは、失礼します。

【過去記事】

※30min.のお店ページはコチラです。
第17回CCUmeeting in ガラムマサラを開催しました(2013.08.20)←店舗情報載せてマス

ガラムマサラの野菜カレーランチセットをいただきました(2011.08.19)

ポタカレー in ガラムマサラ(2006.03.07)
コメント ( 0 ) | Trackback ( )このエントリーを含むはてなブックマーク