「本当は教えたくないカレー 東京最好の100店」水野仁輔著
こんばんは。
まず始めにお断りしておきますが、長文です。
東京カリ~番長の調理主任の水野仁輔さんが今月6日に新しいカレーの本を発売しました。
水野仁輔の本当は教えたくないカレー 東京最好の100店という本です。
こちらの本は著者の水野さんが、3000店ほど食べ歩かれた中から現在最も好きなお店100店をチョイスして、取り上げたものです。
お店の紹介というよりは「お店へのラブレター」という位置づけで、私信のスタイルをとっています。
さて、ここで私の立場を表明しておきますが、水野さんの著書は読んだ事はありますが購入した事はありません。
そして彼に対しては、様々なメディアで活躍されているカレーの世界の広告塔というようなイメージがあり、活躍を見守っておりました。
今回、上記の本を初めて購入してみました。
その感想文だと思っていただければ良いかと思います。
収録されている100店の内、私が訪問した事があるお店は
かれーの店うどん
Curry & Cafe & BAR 珠玉
インド式カレー 夢民
SITAARA
カレーの店 アッチャ
カレー専門店 フィッシュ
本格南インド料理店 マドラスキッチン
イエローカンパニー
マジックスパイス
以上9店だけでした。
元々雑誌に掲載された、テレビに紹介された、●●さんがお気に入り…。
そういった事には関心がほとんどないので、有名店の比率が少ないのは当然と割り切ってます。
「自分が行きたいかどうか」この1点で今後も更新していきたいと思っておりますので、あくまで今後の参考として行った事がないお店は記憶にとどめておく程度にします。
ざっと一読した感想としては、さらっとして読みやすいです。
コンパクトなサイズなので持ち運びにも便利です。
価格もギリギリ1000円以内に納めてあり、好感が持てました。
中身が白黒印刷でカラーは表紙まわりだけなので、価格を抑える事ができたのでしょう。
そして巻末には糸井重里さんとのほぼ10000文字という長編対談が収録されています。
まるでrockin'onのような感覚を覚えて、買ってみました。
言葉のプロの糸井さんとの対談です。期待して読んだのですが…。
正直言って期待を大きく裏切る内容でした。
順を追って、疑問点や不満な点などを挙げていきたいと思います。
まず「グルメ本の仕事はお断りしている」「お店の採点、評価はしない」と水野さんは仰っていますが、今年1月に発売された、ぴあとYahoo!が共同で編集した日本一美味いカレーを探せ!というカレーの本で「東京カリ~番長のオススメ」のマークがお店によって付いています。
採点はしていなくても厳選の中のオススメならほぼ同義ではないでしょうか。
説明文では4人ユニットのオススメという意味合いですが、それでも食べ歩きの膨大な軒数や多数の著書から水野さんだと思う方が大多数ではないかと思います。
この本、実は当時色々と話題になりました。
東京タワー2階にオープン直前だった東京カレーラボがこの本の真ん中で大きく紹介されています。
まぁカレーの話題になるスポットですし、カレーブックの特集としては掲載は当然でしょう。
しかし、その周辺の神谷町、御成門、大門(浜松町)、新橋からは1店も紹介されていません。
「Yahoo!とぴあの口コミ情報から厳選したお店」と銘打ってあるにも拘らずです。
そしてその地域のド真ん中には港区。そう、東京タワーがそびえ立っています。
この近辺ってそんなにカレー屋さん不毛地帯なんでしょうか?
ここら辺については、一番下の関連記事の辛党のおじさまの記事に詳しく載っています。
そう思って新刊の「最好の100店」を見ると載ってますね。
Nagafuchi、ガネー舎と2店舗ながら選ばれています。
口コミ情報に載らないような無名なお店じゃないとは思います。
あくまで水野さん個人は関っていなかったのかもしれません。
しかし東京カレーラボは関係者ですし、この本の特集ではその他の関係者達と座談会もしています。
無関係じゃない以上は、誇りがあればお店の選定にも一言あっても良いのではないかと思います。
プロデューサーの方との関係もあるでしょうし、大人の事情ってものがあるのでしょうが。
そんな訳で、各メディアの言う事には必ず「裏」があると思っています。
それ以来各メディアはあまり信用しなくなりました。
…少々脱線して意地悪な事を書いてしまいました。
「最好の100店」に話を戻しましょう。
【問題点その1】「お店へのラブレター」ってどーなのよ
この本のスタイルはお店への水野さんの個人的な気持ちをつづったものが100通あります。
それ自体についてはとやかく言うつもりはありません。
いわゆるガイド本とは一線を画してますし、読みやすいので悪くないと思います。
しかし、問題はお店への接し方です。
「相手の事を調べてラブレターを出す人はいない。なので今回お店への取材は申し込んでない」
って、覆面取材で100店ですか!まるでおとなの週末を見るかのようです。
※もちろんお店の事を書いている中に悪意はないので全く別物ですが。
100歩譲って覆面取材でも良いとしましょう。
「発売後に『掲載されました』とお店に連絡したら沢山のお店から喜ばれた」と出版社の方も仰ってるそうですから。
ですが、中にはそうではないお店もあります。
かれーの店うどんのお店のサイトの「うどんニュース」から引用させてもらいます。
>「・・・・東京最好の100店」を読んで
>このページにたどり着いたカレー好きの方に。
>ちょっとだけ???があったので、書きました。
>その1 店名は、かれーの店うどんです。
>うどんはあだ名です?
本には「うどん」と書かれてました。
>その2 夜スープは、昼でも食べられます。
>季節の夜かれーは、月・水のお昼時以外は、食べられます。
「ディナータイムには『夜スープ』というユニークなネーミングの~」と書かれてました。
>ぽーくかれー・バジルポークは、2回目以降に食べたほうが、
>より美味しく感じると思います。
「この店の売りは何と言ってもバジルポーク」と書いてありました。
これは個人の好みなのでアレですが、私は季節の夜すーぷじゃないの?と軽い違和感を覚えました。
これだけお店の情報が違っているのもすごいですよ。
普通ラブレターで宛名は間違わないでしょf(^^;)
そして最後はコレ。↓
>知らないうち覆面取材?され、知らないうちに店頭に並び・・・・。
>これって・・・いいの?
>うどん、かなりの動揺が。
>おもわず、出版社にTELすると、他店では、
>選んでくれて”ありがとう”というお店が
>ほとんどみたいなので・・?
どうですかね。
こういう反応が多少は予想できたんじゃないでしょうか。
特にかれーの店うどんはマスコミの取材をお断りしているらしく、拒否しているのを闇討ちのように掲載してしまうのはいかがなものかと。
もし笹塚のM's CURRYが100店に入っていたら同じ反応だったと思います。
他には某店の方(※お店側への配慮で名前は伏せておきます)は抜き打ち掲載に、かなりの動揺があったそうです。
しかもメニューや価格の表記が何年も前のものだったとか。
「今の時点での最も好きなお店」と謳っておきながら、古いデータを記載するのは本としていかがなものかと。
「僕はガイド本の仕事は受けません」と仰ってるので、データベースとしての
位置付けで本を作る気は、あまりなかったのでしょう。
だったら「かつて好きになった女性の数々。今はどうしているか知らないが、あの日の記憶を記しておこうと思う」とまえがきに書いておくべきではないでしょうか。
※本書ではお店を女性に例えて、何度も表現していましたので。
私が知ってるのはこの2店だけで、他のお店はどうだったかは知りません。
しかし、仮にもお店のブランド、看板、知名度を借りて出版して印税を得るのなら、もう少しお店への配慮はあっても良いのではないでしょうか。
【問題点その2】ブログ・Webをナメた発言ってどーなのよ
次に巻末の糸井重里さんとのほぼ10000文字対談。
これが中盤からブログ・Webに対してとても挑戦的な言葉が並びます。
部分的に引用させてもらいます。
水野「ブログで自分の食べた店を紹介するじゃないですか。僕が前から疑問に思うのは、画面の横にインデックスでカテゴライズする人がいるでしょう? あれをブログでやる意味があるのかなって。」
糸井「私の図書館ですよね。」
水野「更新されていくはずの記事が、一方でアーカイブとして整理されてる感じに違和感があるんです。」
理解できないですか。意味があるのかって?
何のためにやるかっていったら、閲覧者の為に決まってるじゃないですか。
これ、ほぼ全てのグルメブロガーに当てはまる事だと思います。
閲覧者がいつもずっと見てくださっているとは限りません。
初めての方、久しぶりの方が興味のあるカテゴリで過去記事を探したりするかもしれませんよね。
そんなに最新の情報だけが必要でしょうか。
リピーターの方が記事を更新していったら、お店の変化などが感じられるのではないでしょうか。
更新されていくはずの記事が整理されていくのに違和感があるというのは、新旧の情報がまとまるのに違和感があるという事でしょうか。
書籍でガイド本があったら当然のようにカテゴリ分けされてますよね。
ブログでそれをやるのに違和感があるなら、毎年新しいアカウントを取得して本みたいに「2007年版食べ歩きブログ」とかで運営すれば良いでしょうか?
そもそもネットの情報なんて新旧ごちゃまぜ。玉石混淆ですよ。
情報を取捨選択するのは閲覧者です。
それを個人の評価がいけないというのは時代に逆行してますよ。
その評価が間違っていると判断されれば閲覧者は自然と減っていきますし、評価が正しいと判断されればその個人の信用に繋がっていきます。
※もちろんネチケットは大前提ですが。
糸井「Web読んでる人なんてそんなにいないからですよ。Webでカレーを知ろうとして検索している人と、カレーを食べておいしい思いをしたい人は全く別。」
「ブログにせよWebにせよ、今は過大評価されてますよ。」
…何かメディア側の人間はWebやブログを見下す風潮があるんですかね?
まずは自分のテリトリーのメディア側でWebを持ち上げてるところに文句言えばいいのに。
例えば雑誌「このブログがすごい!」とかに文句言うとか。
直接的に文句を言う事ができない、大人の事情が色々あるんでしょうね。
ネット全般を仮想敵に見立てて、間接的にネット叩きですか。
Webの影響力は大した事ないんですか。
先日のロイヤルホストで何がおこったか、まさかご存じないとは思えませんが。
まさか自分でサイトを運営してもう10年目の糸井さんが、ここまでWebに対して良い感情を持っていない(と感じました)とは思いませんでした。
「同じカレーを愛する者として、私は広告塔として頑張りますから、Web、ブログ界も頑張って盛り上げていきましょう」
くらいの事は嘘でも言えなかったのでしょうか。
それなら対談を削って700円くらいの価格にした方が良いと思いました。
残念です。
ただでさえ信用できないメディア側が、余計に信用できなくなりました。
こちらの記事は東京カリ~番長のブログカレーの発売告知の記事へトラックバックさせてもらいます。
※ちなみに「機会があったらもう100店書きたい」と水野さんはブログでコメントしています。
お店への接し方などは、改善していただきたいと思いました。
※あと、第10回フードジャーナリスト会議というものが今月26日にあり、水野さんがゲストで参加されるそうです。
東京カリ~番長のブログカレーでも告知・募集をしています。
「食に関るジャーナリストと共に、近年台頭してきた有名グルメブロガーも参加している。
そこにはプロ・アマの隔てはなく、近年は同じ責任感が問われる」
というような記事を先日どこかで見ましたが、ブログに対しての認識が180度違う方の会議には残念ですが同席出来そうにありません。
…単純に金欠(会費7000円!)なのと、今月は毎日21時過ぎまで残業なので行きたくても行けないというのもありますが。
それでは、長文失礼しました。
【関連記事】
日本一美味しいカレーを探せ(『辛くできますか?』激辛・旨辛カレー:2007.01.14)
まず始めにお断りしておきますが、長文です。
東京カリ~番長の調理主任の水野仁輔さんが今月6日に新しいカレーの本を発売しました。
水野仁輔の本当は教えたくないカレー 東京最好の100店という本です。
こちらの本は著者の水野さんが、3000店ほど食べ歩かれた中から現在最も好きなお店100店をチョイスして、取り上げたものです。
お店の紹介というよりは「お店へのラブレター」という位置づけで、私信のスタイルをとっています。
さて、ここで私の立場を表明しておきますが、水野さんの著書は読んだ事はありますが購入した事はありません。
そして彼に対しては、様々なメディアで活躍されているカレーの世界の広告塔というようなイメージがあり、活躍を見守っておりました。
今回、上記の本を初めて購入してみました。
その感想文だと思っていただければ良いかと思います。
収録されている100店の内、私が訪問した事があるお店は
かれーの店うどん
Curry & Cafe & BAR 珠玉
インド式カレー 夢民
SITAARA
カレーの店 アッチャ
カレー専門店 フィッシュ
本格南インド料理店 マドラスキッチン
イエローカンパニー
マジックスパイス
以上9店だけでした。
元々雑誌に掲載された、テレビに紹介された、●●さんがお気に入り…。
そういった事には関心がほとんどないので、有名店の比率が少ないのは当然と割り切ってます。
「自分が行きたいかどうか」この1点で今後も更新していきたいと思っておりますので、あくまで今後の参考として行った事がないお店は記憶にとどめておく程度にします。
ざっと一読した感想としては、さらっとして読みやすいです。
コンパクトなサイズなので持ち運びにも便利です。
価格もギリギリ1000円以内に納めてあり、好感が持てました。
中身が白黒印刷でカラーは表紙まわりだけなので、価格を抑える事ができたのでしょう。
そして巻末には糸井重里さんとのほぼ10000文字という長編対談が収録されています。
まるでrockin'onのような感覚を覚えて、買ってみました。
言葉のプロの糸井さんとの対談です。期待して読んだのですが…。
正直言って期待を大きく裏切る内容でした。
順を追って、疑問点や不満な点などを挙げていきたいと思います。
まず「グルメ本の仕事はお断りしている」「お店の採点、評価はしない」と水野さんは仰っていますが、今年1月に発売された、ぴあとYahoo!が共同で編集した日本一美味いカレーを探せ!というカレーの本で「東京カリ~番長のオススメ」のマークがお店によって付いています。
採点はしていなくても厳選の中のオススメならほぼ同義ではないでしょうか。
説明文では4人ユニットのオススメという意味合いですが、それでも食べ歩きの膨大な軒数や多数の著書から水野さんだと思う方が大多数ではないかと思います。
この本、実は当時色々と話題になりました。
東京タワー2階にオープン直前だった東京カレーラボがこの本の真ん中で大きく紹介されています。
まぁカレーの話題になるスポットですし、カレーブックの特集としては掲載は当然でしょう。
しかし、その周辺の神谷町、御成門、大門(浜松町)、新橋からは1店も紹介されていません。
「Yahoo!とぴあの口コミ情報から厳選したお店」と銘打ってあるにも拘らずです。
そしてその地域のド真ん中には港区。そう、東京タワーがそびえ立っています。
この近辺ってそんなにカレー屋さん不毛地帯なんでしょうか?
ここら辺については、一番下の関連記事の辛党のおじさまの記事に詳しく載っています。
そう思って新刊の「最好の100店」を見ると載ってますね。
Nagafuchi、ガネー舎と2店舗ながら選ばれています。
口コミ情報に載らないような無名なお店じゃないとは思います。
あくまで水野さん個人は関っていなかったのかもしれません。
しかし東京カレーラボは関係者ですし、この本の特集ではその他の関係者達と座談会もしています。
無関係じゃない以上は、誇りがあればお店の選定にも一言あっても良いのではないかと思います。
プロデューサーの方との関係もあるでしょうし、大人の事情ってものがあるのでしょうが。
そんな訳で、各メディアの言う事には必ず「裏」があると思っています。
それ以来各メディアはあまり信用しなくなりました。
…少々脱線して意地悪な事を書いてしまいました。
「最好の100店」に話を戻しましょう。
【問題点その1】「お店へのラブレター」ってどーなのよ
この本のスタイルはお店への水野さんの個人的な気持ちをつづったものが100通あります。
それ自体についてはとやかく言うつもりはありません。
いわゆるガイド本とは一線を画してますし、読みやすいので悪くないと思います。
しかし、問題はお店への接し方です。
「相手の事を調べてラブレターを出す人はいない。なので今回お店への取材は申し込んでない」
って、覆面取材で100店ですか!まるでおとなの週末を見るかのようです。
※もちろんお店の事を書いている中に悪意はないので全く別物ですが。
100歩譲って覆面取材でも良いとしましょう。
「発売後に『掲載されました』とお店に連絡したら沢山のお店から喜ばれた」と出版社の方も仰ってるそうですから。
ですが、中にはそうではないお店もあります。
かれーの店うどんのお店のサイトの「うどんニュース」から引用させてもらいます。
>「・・・・東京最好の100店」を読んで
>このページにたどり着いたカレー好きの方に。
>ちょっとだけ???があったので、書きました。
>その1 店名は、かれーの店うどんです。
>うどんはあだ名です?
本には「うどん」と書かれてました。
>その2 夜スープは、昼でも食べられます。
>季節の夜かれーは、月・水のお昼時以外は、食べられます。
「ディナータイムには『夜スープ』というユニークなネーミングの~」と書かれてました。
>ぽーくかれー・バジルポークは、2回目以降に食べたほうが、
>より美味しく感じると思います。
「この店の売りは何と言ってもバジルポーク」と書いてありました。
これは個人の好みなのでアレですが、私は季節の夜すーぷじゃないの?と軽い違和感を覚えました。
これだけお店の情報が違っているのもすごいですよ。
普通ラブレターで宛名は間違わないでしょf(^^;)
そして最後はコレ。↓
>知らないうち覆面取材?され、知らないうちに店頭に並び・・・・。
>これって・・・いいの?
>うどん、かなりの動揺が。
>おもわず、出版社にTELすると、他店では、
>選んでくれて”ありがとう”というお店が
>ほとんどみたいなので・・?
どうですかね。
こういう反応が多少は予想できたんじゃないでしょうか。
特にかれーの店うどんはマスコミの取材をお断りしているらしく、拒否しているのを闇討ちのように掲載してしまうのはいかがなものかと。
もし笹塚のM's CURRYが100店に入っていたら同じ反応だったと思います。
他には某店の方(※お店側への配慮で名前は伏せておきます)は抜き打ち掲載に、かなりの動揺があったそうです。
しかもメニューや価格の表記が何年も前のものだったとか。
「今の時点での最も好きなお店」と謳っておきながら、古いデータを記載するのは本としていかがなものかと。
「僕はガイド本の仕事は受けません」と仰ってるので、データベースとしての
位置付けで本を作る気は、あまりなかったのでしょう。
だったら「かつて好きになった女性の数々。今はどうしているか知らないが、あの日の記憶を記しておこうと思う」とまえがきに書いておくべきではないでしょうか。
※本書ではお店を女性に例えて、何度も表現していましたので。
私が知ってるのはこの2店だけで、他のお店はどうだったかは知りません。
しかし、仮にもお店のブランド、看板、知名度を借りて出版して印税を得るのなら、もう少しお店への配慮はあっても良いのではないでしょうか。
【問題点その2】ブログ・Webをナメた発言ってどーなのよ
次に巻末の糸井重里さんとのほぼ10000文字対談。
これが中盤からブログ・Webに対してとても挑戦的な言葉が並びます。
部分的に引用させてもらいます。
水野「ブログで自分の食べた店を紹介するじゃないですか。僕が前から疑問に思うのは、画面の横にインデックスでカテゴライズする人がいるでしょう? あれをブログでやる意味があるのかなって。」
糸井「私の図書館ですよね。」
水野「更新されていくはずの記事が、一方でアーカイブとして整理されてる感じに違和感があるんです。」
理解できないですか。意味があるのかって?
何のためにやるかっていったら、閲覧者の為に決まってるじゃないですか。
これ、ほぼ全てのグルメブロガーに当てはまる事だと思います。
閲覧者がいつもずっと見てくださっているとは限りません。
初めての方、久しぶりの方が興味のあるカテゴリで過去記事を探したりするかもしれませんよね。
そんなに最新の情報だけが必要でしょうか。
リピーターの方が記事を更新していったら、お店の変化などが感じられるのではないでしょうか。
更新されていくはずの記事が整理されていくのに違和感があるというのは、新旧の情報がまとまるのに違和感があるという事でしょうか。
書籍でガイド本があったら当然のようにカテゴリ分けされてますよね。
ブログでそれをやるのに違和感があるなら、毎年新しいアカウントを取得して本みたいに「2007年版食べ歩きブログ」とかで運営すれば良いでしょうか?
そもそもネットの情報なんて新旧ごちゃまぜ。玉石混淆ですよ。
情報を取捨選択するのは閲覧者です。
それを個人の評価がいけないというのは時代に逆行してますよ。
その評価が間違っていると判断されれば閲覧者は自然と減っていきますし、評価が正しいと判断されればその個人の信用に繋がっていきます。
※もちろんネチケットは大前提ですが。
糸井「Web読んでる人なんてそんなにいないからですよ。Webでカレーを知ろうとして検索している人と、カレーを食べておいしい思いをしたい人は全く別。」
「ブログにせよWebにせよ、今は過大評価されてますよ。」
…何かメディア側の人間はWebやブログを見下す風潮があるんですかね?
まずは自分のテリトリーのメディア側でWebを持ち上げてるところに文句言えばいいのに。
例えば雑誌「このブログがすごい!」とかに文句言うとか。
直接的に文句を言う事ができない、大人の事情が色々あるんでしょうね。
ネット全般を仮想敵に見立てて、間接的にネット叩きですか。
Webの影響力は大した事ないんですか。
先日のロイヤルホストで何がおこったか、まさかご存じないとは思えませんが。
まさか自分でサイトを運営してもう10年目の糸井さんが、ここまでWebに対して良い感情を持っていない(と感じました)とは思いませんでした。
「同じカレーを愛する者として、私は広告塔として頑張りますから、Web、ブログ界も頑張って盛り上げていきましょう」
くらいの事は嘘でも言えなかったのでしょうか。
それなら対談を削って700円くらいの価格にした方が良いと思いました。
残念です。
ただでさえ信用できないメディア側が、余計に信用できなくなりました。
こちらの記事は東京カリ~番長のブログカレーの発売告知の記事へトラックバックさせてもらいます。
※ちなみに「機会があったらもう100店書きたい」と水野さんはブログでコメントしています。
お店への接し方などは、改善していただきたいと思いました。
※あと、第10回フードジャーナリスト会議というものが今月26日にあり、水野さんがゲストで参加されるそうです。
東京カリ~番長のブログカレーでも告知・募集をしています。
「食に関るジャーナリストと共に、近年台頭してきた有名グルメブロガーも参加している。
そこにはプロ・アマの隔てはなく、近年は同じ責任感が問われる」
というような記事を先日どこかで見ましたが、ブログに対しての認識が180度違う方の会議には残念ですが同席出来そうにありません。
…単純に金欠(会費7000円!)なのと、今月は毎日21時過ぎまで残業なので行きたくても行けないというのもありますが。
それでは、長文失礼しました。
【関連記事】
日本一美味しいカレーを探せ(『辛くできますか?』激辛・旨辛カレー:2007.01.14)
コメント ( 36 ) | Trackback ( )
« アジアの純真... | 発芽しましたよ » |
水野仁輔さんはじめ、最近メディアに登場される方に見られる傾向に「謙虚さ」の欠如があると思います。
元々は至極個人的なテーマにこだわることに「こちら」はおもしろさを感じていたのがメディアに乗っかり、かえって薄いものになってますね。
変な話し、「メディアに乗る」とは自身の指針と背景が問われます。
それが希薄なまま自己主張をすると「傲慢」に映ります。
例えばブログを上手く活用しながらメディアなどに発信している山本謙治さんなどは、彼自身の指針と背景が深く謙虚であるため優秀であると私は考えています。
ちなみに糸井重里はダメです。衰えたというのか・・・。
実は、東京最好の100店は購入しましたが、糸井氏との対談は全く読んでませんでした。
糸井氏は昔から嫌いなタイプのクリエーターのため。
自分もブログを去年始める前から、メディアよりネットを信用してます(マジで)。
また、出版という作業がブログなどより、短期間のやっつけ(従って、情報収集不足、迷惑行為を伴い勝ち、未熟な文章)であることは、周知の事実に近いですね。
対談とUSHIZOさんの記事を熟読してあらためてw。
大人の表現で書いてくださいました!!
最初この本を読んだときの失望感と怒りにかまけて
途中まで記事を書いたのですが、
KOOLになれ!ということで消しました。
まさしく問題点はその二点です。
私の最初の記事でもそう書いてましたw
私の率直な感想は、タイトルありきで、
強引に取材拒否の店を載せるための詭弁
にしか私の目には映りませんでした。
私がWeb, Blogをはじめたのもメディアが全然信用できないからで、
利権とは関係なく、美味しくてアングラっているお店を紹介したいという思いもあります。
店頭に並ぶことはおろか、荷を解かれることもなく倉庫から戻って来て裁断される。それにかかる費用と紙資源は無駄遣いもいい所な訳で。
私もここ数年テレビも雑誌も見ていませんし、新聞は記事を選別しつつ読みますね。それも某大新聞からローカル新聞に切り替えてからまともな記事の掲載率が上がったためですし、それもwebでの補完が欠かせません。
カレーに限りませんが、しがらみの少ないアマチュアのブロガーの方々が楽しみで書き上げる記事が増えれば、自然とこうしたプロの人達も淘汰されていくことを願っております。
それは取りも直さず、これでも紙媒体には生き残ってもらいたいとも願っている一人であるからです。
この度はいらしてくださいまして、ありがとうございます!
>最近メディアに登場される方に見られる傾向に
>「謙虚さ」の欠如があると思います。
そうなんですか?
「ネットで批評家気取りで、店の情報を垂れ流すのは
単なる自慰行為だ」
というような事を小野員裕さんが著書で以前仰ってたので、
Webやブログ界の方が謙虚さが欠如しているのかと
思っていました。
それだけに自分にも至らない点がないかと、自問しています。
>例えばブログを上手く活用しながらメディアなどに発信している
>山本謙治さんなどは、彼自身の指針と背景が深く謙虚であるため
>優秀であると私は考えています。
その方は存じてませんでした。勉強不足ですみませんm(_ _;)m
あとでじっくり拝見させてもらいます。
そもそもWeb・ブログとメディアを切り離して考えるのが
おかしな話だと思っています。
要はツールなんですよね。使う人によって良くも悪くもなります。
それはメディアでもWebでも同じ事であって。
より個人が色濃く出るのがブログ、という程度でしょうか。
>ちなみに糸井重里はダメです。衰えたというのか・・・。
糸井さんは、対談の中で
「食べ歩きはしない」
「普通の知人のお薦めは信用しない
(ましてWebの知らない人のお薦めなど問題外)」
「信用出来る知人のお薦めなら考える」と仰ってます。
つまり匿名のお店情報が載ってるブログなど見ちゃいない訳で。
それなのにあーだこーだ言ったり、影響力がないと
言い切ってしまうのは、いかがなものかと。
何か「これだから若い奴は…」と言ったりする
価値観が凝り固まったオッサンのように感じましたよf(^^;)
それでは、失礼します。
>東京最好の100店は購入しましたが、糸井氏との対談は
>全く読んでませんでした。
あら、そうだったんですか。
辛党さんに燃料投下しちゃいましたかねf(^^;)
「余計な事教えやがって」と各所から疎まれるかも。
>出版という作業がブログなどより、短期間のやっつけ
>(従って、情報収集不足、迷惑行為を伴い勝ち、未熟な文章)
>であることは、周知の事実に近いですね。
そうですね。
誤字はどこかのお店のページで
×「備考をくすぐる」→○「鼻腔をくすぐる」とありました。
特に水野さん締切りギリギリで、インド出張中もお店の事を
書いてたと仰ってるので、店舗情報や地図などはご本人じゃ
なくて外注の編集だとしても、短納期のヤッツケ作業に
なりがちでしょうね。
本当にDTP作業をやってると、そういうムチャぶりは
よくある事ですm(_ _;)m
店舗情報やメニューなどは最新のものかどうか、その都度
要確認だと思います。
それでは、失礼します。
>最初この本を読んだときの失望感と怒りにかまけて
>途中まで記事を書いたのですが、
>KOOLになれ!ということで消しました。
消してしまったのは残念です。
vaderさんでもそう思う時があるんですねf(^^;)
vaderさんの観点での感想文も読んでみたいです。
>まさしく問題点はその二点です。
>私の最初の記事でもそう書いてましたw
同感だったという事は、他のブロガーさんも
同じように思っているかもしれませんね。
普段あまりぶった斬ることはしませんけど、
いくら何でもこれはないだろうと。
ぶっちゃけこれ読んで気に触らないグルメブロガーは
半分メディア寄りの立場なんじゃないの?と
思わずにはいられません。
「お前は噛み付かないのか?(長州力)」と
問いかけたいですよ。
※わからなかったら、プロレスファンのうどんの
マスターに聞いてみてくださいf(^^;)
個人の意見が見えるのがブログの良いところなのに
それがいらないと言われてしまっては…。
>私の率直な感想は、タイトルありきで、
>強引に取材拒否の店を載せるための詭弁にしか
>私の目には映りませんでした。
第二弾が出て、同じスタイルで、M'sが載ってたら
私がM'sマスターに直接お話を伺いに行って来ます。
>私がWeb, Blogをはじめたのもメディアが全然
>信用できないからで、利権とは関係なく、美味しくて
>アングラっているお店を紹介したいという思いもあります。
でもブログなら良いとは限らないのが難しいところで。
利権やしがらみのある、半ばメディア化したブログほど
つまらないものはありませんよね。
更新してて本当に楽しいんですか?と聞きたくなります。
今回の本を読んで
「メディアなら何をやっても許されるのか!?(前田日明)」
と言いたいです。
※わからなかったら、プロレスファンのうどんの
マ(略)
それでは、失礼します。
>私もここ数年テレビも雑誌も見ていませんし、新聞は
>記事を選別しつつ読みますね。
>それも某大新聞からローカル新聞に切り替えてから
>まともな記事の掲載率が上がったためですし、それも
>webでの補完が欠かせません。
新聞は全く読まないですね。サイトのトップ記事くらいは
斜め読みしますけど。
テレビのニュース番組も、扱っている問題は同じでも
チャンネル事に個性(あえてそう書きます)があるので
内容を選別しないといけませんよね。
>しがらみの少ないアマチュアのブロガーの方々が
>楽しみで書き上げる記事が増えれば、
>自然とこうしたプロの人達も淘汰されていくことを
>願っております。
>それは取りも直さず、これでも紙媒体には生き残って
>もらいたいとも願っている一人であるからです。
これ、ぜひこの本の関係者に見てもらいたいですね。
Webの台頭で雑誌や紙媒体は頭打ち。
それはもう廃刊の雑誌なども多いから明白です。
「Webみたいな新参者にオレらの食い扶持をつぶされて
たまるかい!そういうのはオレら紙媒体の活字しか
出来ないんだからオレらがやるんだよ!」
…という意識だったのかは分かりませんが、
Webを見下す発言だけで、代替案は何らありませんでした。
「雑誌の影響力もそんなないから、謙虚でいた方が良いよ」と
最後の方で仰ってますが、高麗さんのように紙媒体の
共存や建設的な考え方は出来なかったもんでしょうかね。
それでは、失礼します。
今日の記事に少なからずショックを受け
言葉は足りないかも知れませんが、一言だけ
取材お断りのお店にはそれなりの事情があるはずです
それを覆面取材の上掲載とは犯罪に近くないですか?
カレーにしろ、ラーメンにしろ好みの問題が大きく
食べないで色々云って欲しくないです
私は糸井さんのお薦めだった「糸力カレー」は
通販で食べましたが、大失敗でした
とっても残念ですね、でも読まないで批判も云いたくないので
今から購入してきます
次の100軒には、発売前に掲載許可を取って欲しいものですね
この度はいらしてくださいまして、ありがとうございました!
ヒロキエさんのところからいらしてくださったとの事で
ヒロキエさんには本当にいつもお世話になっておりますm(_ _)m
さて、おとなの週末という雑誌も覆面取材で掲載しています。
でも、何十軒か覆面取材して独自の基準で採点。
上位の数軒に事情を説明して、改めて正式に取材を申し込む
スタンスを取っているようです。
とはいえ、やってる事のうさん臭さは大して変わりません。
そのおとなの週末でさえ、取材拒否をしているお店は
掲載していませんでした。
(私が知る限り、なので正確ではないかもしれません)
>今から購入してきます
あらら…m(_ _;)m
もしこういう風に煽られての販売冊数を見込んでいたとしたら
とんでもない事ですよ。
しかし、それより何よりも危倶しているのはお店の方々が
「断りもなく勝手に取材して、非常に迷惑だ」と思って、
メディア、ブログなど関係なく、とにかく写真撮影や
取材などは一切お断り!と言い出さないか、という事です。
お店の為に、何か出来る事がないか。
少しでもお店に還元できれば、と思って運営している身としては
同じように思われて対応が悪くならないか心配です。
それでは、失礼します。
(書き始めると長くなりそうなので、一言で。)
これは!と思い、思わずコメントさせていただきました。
私はブログをやっていないので、読み手側としての意見になりますが、この話は読み手側としてもとても悲しくなりました。
書籍にせよブログにせよ、人の目に入るところに出すものなわけで。そういったものが、あまりにも読み手を無視したものである(と私は感じました)と読んでいて辛くなります。
覆面取材やカテゴライズすることの意味なども、相手(取材先や読み手)のことを考えれば、それらがどういう意味を持つのかわかるはず。
私は、書籍であれブログであれ読み手のことを考えたものであってほしいな~と思います。読み手ありきのものだと思うので。
もちろん、自分の考えを押し付ける気は毛頭ないですが。
下手な日本語で長々とすみません(汗)
これからも適度に頑張ってください!
私は、この「東京カリー番長」という方のブログや
本の存在は知っていましたが、キチンと読んだ事が
ありません。
私は最初からこういった損得の絡んでいそうな
物は信用していません。
この方の本を読んでいないので内容は詳しく解りません。
USHIZOさんの記事を読んで!という事
だけでコメントして良い物なのか?と迷いました。
そして私は一応カレー業界に関わっていた人間ですのでコメントしてはイケナイのでは?と考えましたが、私が思った事を書きます。
まず、この方達はWebに対して否定的なコメントをしているみたいですが、
私にはこの方達の方が自分達の営利目的でWebを利用していてズルイとしか思えないのですが?
だって本の宣伝をブログでやっていますよね?
そして、メディア関係の売上げの為に自分本位な
撮影や取材も酷い物です。
取材拒否している店は、中には営利目的で
取材拒否という肩書きを背負っている店もありますが
今回の店の場合は、純粋に取材拒否をスタンスと
して経営している店ですよね?
それを自分達の損得の為に勝手に取り上げるのは
酷い話です。
お店にも事情があるから取材拒否しているハズです。
本当に自分達のご都合主義で酷い話だと思います。
しかし素晴らしいお店へのラブレターです。
本当のラブレターならば公表なんか出来ないと思います。
高慢的で一方的なラブレターですね。
これでは良い恋愛感情は持てない事でしょう(爆)
こういったメディア関連の内情はUSHIZOさんが
思っている以上に酷い物です。
殆ど損得が絡んだ「本当にダークというかアホな
大人の事情」だと思います。
双方生活が掛かっているので事情は解りますが・・・
私も働いて内情を知って驚き、そして
「やっぱり本当なんだな」と納得しました。
>糸井「Web読んでる人なんてそんなにいないからで>すよ。Webでカレーを知ろうとして検索している人>と、カレーを食べておいしい思いをしたい人は全く>別。」
そうだったんですか(爆)
私がカレー屋の評価を知りたい時は
雑誌やTVなどよりも、自腹で食べに行って信頼出来る
個人の趣味で開設されているブロガーさんの記事などを信用しています。
だって損得なんか絡んでいないので!
>「ブログにせよWebにせよ、今は過大評価されてま>すよ。」
過大評価というより、存在が怖いのでしょうね!
確かに偏った意見で個人が記事にしてしまい、
誤解を招いてしまう事もあると思います。
私もそれぐらい影響力のある物とWebとブログを
考えています。
ですが、損得の絡まない、的確で素晴らしい物だと
皆さんのブログ記事を参考にさせて頂いています。
何が書きたいのか解らなくなってしまいましたが(爆)
Webを舐めるも何も、この本に関わった方達は
悲しい方達ですね。
この方達が書いた本などの記事は、
「お客様」というスタンスでは書かれていません!
私は文章や言葉で自分の感じた事を上手く表現出来なくてすみません。
損得の絡まないUSHIZOさん達のようなブロガーさん
のレビューの方がとっても価値があると思います。
これからも頑張ってくださいね!
損得の絡まないUSHIZOさん達のようなブロガーさん
のレビューの方がとっても価値があると思います。
なんというか、やっぱり信用できませんねぇ。>某番長
ゴーストライターとかが裏で暗躍してるのかも知れませんが、やっつけにもほどがあるのでは。
対談てのも、よくある水増し手段ですしねぇ。
実は知り合いのお店(武蔵小山のインディアン・チャイハウス)が載ってるらしいのですが、、、
どう書いてあるのか、買うのは癪なので立ち読みして
きます。
それから、改めて感想を述べさせていただきます。
とりいそぎ。
内容も見やすいですし、分かりやすいと思います。
で、僕は「うどん」のマスターから直接お話を伺ったのですが、
自分一人でお店を回していて、これ以上お客さんが増えると対応出来ないとのことで、
やむなくテレビや雑誌の取材はお断りしていると。
それを事後承諾で勝手に載せておいて、
「載せちゃいました、テヘ♪」ってのはいかがなものかということをおっしゃってました。
確かにその通りだと思います。
取材を拒否されているお店は理由は数多あれど、
明確な理由を持って拒否という姿勢を貫いているはず。
それを不意打ちのように出すというのは
お店にとっては迷惑この上ない行為ではないですかね。
あと、糸井重里氏の
>「Web読んでる人なんてそんなにいないからですよ。Webでカレーを知ろうとして検索している人と、カレーを食べておいしい思いをしたい人は全く別。」
「ブログにせよWebにせよ、今は過大評価されてますよ。」
という発言には、大変驚かされました。
ご本人も10年ほど前からweb日記を始められ、
「ほぼ日」もたくさんの読者の方がいらっしゃることと思いますが、
それを頭から全否定するような発言は、
とてもwebで情報を発信されている方の意見とは思えません。
本当に上記のようなことを思っているなら
最初からやらない方がいいのではという穿った見方をしてしまいます。
まあ、言いたいことは多々ありますが、
とりあえず上記二点が一番気になったとこでしょうかね。
これからも、私は損得やしがらみを考えずに、あくまで
個人の考えでやっていきたいと思います。
商売っ気を出す気も一切ありませんが、もしそういう
所に手を出すとしたら、
「古いしがらみをかかえた連中をひっくり返す」
ような動きに関わる時でしょうね。
それでは、失礼します。
ちゃんと買ってから考えを言おうという、はぴいさんの
スタンスはステキですね。
…んで、買えましたか?(ノ∀`)タハー
ご意見、期待しています。
それでは、失礼します。
この度はいらしてくださいまして、ありがとうございます!
初めての方からこのような記事でコメントをいただけるのは嬉しいです。
普段コメントなどを特別残さなくても、見ていただける方がいるのは
意識にとどめて今後も更新していこうと思います。
>読み手ありきのものだと思うので。
仰る通りです。
閲覧者の事を考えたら、ブログをカテゴライズするのは
特別な事ではないと思います。
覆面取材をするのも、お店の事を考えたらどうかと思います。
そして、水野さんはブログを始める時は「ブログやりませんか」
と言われて始めたと対談で仰ってました。
おそらくブログサイトのエキサイトから開設を申し込まれたのでしょう。
つまり自発的に始めたのではない訳で「始めてみたら楽しくなった」
と仰ってますが、結局は仕事の一環で依頼されて始めたようです。
そりゃメディア的にもなりますから、カテゴライズの意味も
理解できないかもしれませんね。
自身の発言が大きな影響力を持つから、個人の考えをブログで
発信する事ができないとは思います。
だったら、自身のサイトもあるんだしブログをやる必要はないのでは
ないかと思ってしまいました。
それでは、失礼します。
>この方の本を読んでいないので内容は詳しく解りません。
>USHIZOさんの記事を読んで!という事だけでコメントして
>良い物なのか?と迷いました。
一部引用しただけなので、確かに前後で文意が違って
感じられるかもしれません。
そして私の意図で引用したので、良い印象をもたないかも
しれませんが、他にも悪くない内容の発言はあったんですよ。
水野さん、糸井さんお二人の為にもそれは言っておきます。
「自身の発言の影響力があるから、採点したりお店のガイド本は
やりたくない」という水野さんが仰っているのも頷けますし
「訪問店の数を増やそうと回っている時が一番つまらなかった」
と仰るのも同感できます。
それだけに、対談でミソがついてしまった感じです。
>そして私は一応カレー業界に関わっていた人間ですので
>コメントしてはイケナイのでは?と考えましたが、
>私が思った事を書きます。
これまでブロガーやそうでない一般の方達のご意見だけなので
メディアの人間は「どうせWebの意見だしね」と思っているかも
しれません。
それだけに業界だった方のご意見はすごく貴重です。
>この方達の方が自分達の営利目的でWebを利用していて
>ズルイとしか思えないのですが?
>だって本の宣伝をブログでやっていますよね?
水野さんのブログの最近の記事では、毎回著書のリンクが
埋め込まれています。
そしてサイドバーにもご自身の著書が並んでいます。
それは、閲覧者の為じゃなく商売の為ですよね。
それでサイドバーをいじくるのをやっておきながら、
「ブログをカテゴライズが理解できない」というのは何とも
腑に落ちません。
>今回の店の場合は純粋に取材拒否をスタンスとして
>経営している店ですよね?
そうですね。それについてはsamuraiさんのコメントを
参照ください。
>それを自分達の損得の為に勝手に取り上げるのは酷い話です。
>お店にも事情があるから取材拒否しているハズです。
>本当に自分達のご都合主義で酷い話だと思います。
100店選んでみました→え?あのお店取材拒否なの?→
でもラブレターだし良いでしょ
というのは自身の影響を考えたら、やってはいけない事だと
思います。
>殆ど損得が絡んだ「本当にダークというかアホな
>大人の事情」だと思います。
>双方生活が掛かっているので事情は解りますが・・・
>私も働いて内情を知って驚き、そして
>「やっぱり本当なんだな」と納得しました。
そうなんですね…。
大人の事情。知る由もありませんが、知らない方が幸せでしょうね。
以前Mazic Empireの赤羽さんから「カレー屋をやったら良いのでは」
と聞かれました。
毎日頑張っているプロの方がいますし、仕事になったら楽しい事
ばかりではなく、知らなければ良かった嫌な事も多くなるでしょう。
なので、私は普通に食べ歩くだけにしたい、と言いました。
>確かに偏った意見で個人が記事にしてしまい、
>誤解を招いてしまう事もあると思います。
そうそう、それは怖いですよね。
辛いのが苦手、揚げ物が嫌い、などなど…。
それは個人の好みであって、それに合わないからといって、
厳しい記事を書いてしまった時の誤解や影響は怖いと思います。
>損得の絡まない、的確で素晴らしい物だと皆さんのブログ記事を
>参考にさせて頂いています。
メディアの方達はどう思ってるんでしょうね。
苦虫を噛み潰したような表情か、それとも「世の中結局は
仕掛ける側とそれを受ける側しかないんだよ
(以前某メディアの会議で聞いた言葉です)」
と涼しい表情でしょうかね。
そういうのを何とかひっくり返したいものです。
これからもゆるーく、頑張りたいです。
それでは、失礼します。
>武蔵小山のインディアン・チャイハウスが載ってるらしい
載ってますね。
先ほど読みましたが、意見は好意的ですよ。
ラブレターなので、お店への言葉は優しいです。
そこはご安心ください。
インディアン・チャイハウスは訪問した事がありませんので
内容については分かりませんが、お店の方がどう思われたかなども
もし今度訪問されるとしたら、教えてくださいませ。
>買うのは癪なので立ち読みしてきます。
買ってくださいよ、と言いたいところですが、これが
あまり売れてしまうと、第二弾が発売決定になってしまいます。
本人は、やりたい意向のようなのですが…。
それでは、失礼します。
>「うどん」のマスターから直接お話を伺ったのですが、
>自分一人でお店を回していて、これ以上お客さんが増えると
>対応出来ないとのことで、やむなくテレビや雑誌の取材は
>お断りしていると。
>それを事後承諾で勝手に載せておいて、
>「載せちゃいました、テヘ♪」ってのはいかがなものかと
そういう理由だったんですね。
多分M's CURRYも行列まで出来てますし、2人になったといえ
これ以上お客さんが増えると、対応できずかえって迷惑になると
考えての取材拒否なのかもしれませんね。
>明確な理由を持って拒否という姿勢を貫いているはず。
>それを不意打ちのように出すというのはお店にとっては
>迷惑この上ない行為ではないですかね。
うどんの掲載とWebをナメた発言がなかったら、別に気に触る事は
それほどありませんでしたが、これはないですよね。
samuraiさんがダカーポや宗谷に対して接してきた対応や気持ちを
どうしてメディアの面々はできないんでしょうね。
その上(一応)真面目にやっている(つもりの)うちらを
否定するような発言ですからね。
>「ほぼ日」もたくさんの読者の方がいらっしゃることと
>思いますが、それを頭から全否定するような発言は、
>とてもwebで情報を発信されている方の意見とは思えません。
私が読んで感じた事ですが、私なりに糸井さんの発言を要約すると
「『糸力』での自身の発言の影響力が未だにあるので、もう懲りた。
サイト運営はやっているが、グルメ部門はやりたくない」
って事みたいです。
だから「ほぼ日」は否定してないんですよ。
「カレーを食べて美味しい思いをしたい人は全く別」って
糸井さんは食べ歩きをしないと仰ってましたから。
「Webでカレーを知ろうとして検索する人」は基本食べ歩きの
人だと思いますので。
自分と違う系統の人に向かって実情を知らないのに否定するのは
どうかと思いました。
つか「Webでカレーを知ろうとして検索する人」を否定してるけど
「この黄色い本を手に取ってカレーを知ろうとしている人」だって
当然、食べ歩きの人だと思うんですよ。
それに対しても否定的な意見だと思います。
そういう意味で、この対談は人選を誤ったのではないかと。
ゴスペラーズの黒沢さんなどの方がよほど良かったかと思いました。
それでは、失礼します。
USHIZOさんがこの本に立腹されたお気持ち、
よくわかります。
対談の中身のいくつかには僕も悲しくなりました。
ただ、僕は編集に携わる身でもあるので、
その立場を含めてコメントをさせてください。
●取材の話
今回の本は正直に言って、雑な作りだと思いました。
カレー食いとして見ても、編集の人間として見ても。
前書きを読むかきり、水野さんは覆面取材すらしていません。
全く取材していないんです。今回の本のためには。
お忙しい人だから、100店回りきれないのだろうとは思う。
それにしても…との思いがぬぐえませんでした。
でも、この本だけをもって、
「だからメディアは信用できない」と、
メディア全体が批判されてしまうのは、すごく悲しい。
できれば、あるメディアが、
もっと言えばその番組なり企画なりの担当者が
ちゃんと作っているかどうかを、
一つひとつ見極めてほしいと思うのです。
見識あるUSHIZOさんには。
例えば「dancyu」を見てください。
同じ水野さんが書いていても
文章の質ががらっと変わっていると思います。
また、水野さんの本でも「神様カレー」は、
良く取材していると思います。
●カテゴライズの話
以下のエントリーを読んでみてください。
水野さんなりの考えが分かると思います。
ttp://blog.excite.co.jp/tokyocurry/3467339
(USHIZOさんにご迷惑をかけたくないので、リンクは外してあります)
考えが違うということですよね。
どちらが読み手に配慮しているかの判断は、
読み手にお願いするとしましょう。
ちなみに、このエントリーの最後の方に、
眞鍋かをりさんの談話を引用して、
> 「誰も傷つけない内容にすること。私の書く文章で99人が面白がってくれても
> 残りの1人が傷つくものだったら、それは書いてはいけないと思ってる」と。
> これはボクもずっと心がけていることです。
とあったのを最初に読んだときには
「ここに傷ついた人がいるんだけど」
と思ったものです(苦笑)
●糸井氏の「Webの影響力」の話
糸井さんもそこまで悪気はないと思いますよ。
むしろ、謙虚な姿勢を示したのかも、と僕は読んだときに思いました
(「ほぼ1万字に濃縮(苦笑)」された言葉なので、
本意が伝わりにくいところはありますが)。
というのも、
「Webの影響力=見ている人の数」だとすれば、
凋落しているとされるテレビに、まだまだ到底かなわないからです。
もちろん、糸井さんの「ほぼ日」だってそうです。
まして、僕らのブログを日常的に見てくださっている人なんて、
ごくわずかと言われても仕方ない。
だから、
カレーは好きだけど、Webで探そうとは考えない人たちがまだまだいるはず。
その人たちに向けて、本を出す意義はある、
と言いたかったのだと思います。
もっとも、
「Webの影響力=読み手に次の行動を起こさせる可能性」
だとしたら、
テレビよりはるかに力があるかも、と僕は思っています。
メディアの端くれにいる人間ですけどね。
何しろ、USHIZOさんたちのエントリーの方が、
中身の濃さ、読み手との距離が断然近いですから。
コメントしようかどうか迷った末に、
長々と書いてしまいました。
不快に思われるかもしれません。申し訳ありません。
>ただ、僕は編集に携わる身でもあるので、
>その立場を含めてコメントをさせてください。
masaさんは業界に関っていた立場、私やcurryvaderさん、samuraiさんは
ブロガーの立場、そしてその他の初めて書き込んできてくださった
方々はイチ読者としての立場でこれまでご意見をいただきました。
編集の立場のたあぼうさんからのご意見は非常に貴重です。
>前書きを読むかきり、水野さんは覆面取材すらしていません。
>全く取材していないんです。今回の本のためには。
そうかもしれません。
ブログの記事では「発売前にあたり、かなりの数のお店に再訪問した。
閉店間際に駆け込んだお店もあり…」とありましたが、実際に
記事内の某お店の方が「一度も来た事がないですよ」と仰ってるのも
聞き、愕然としました。
(それは記事内では伏せていた事ですが)
>もっと言えばその番組なり企画なりの担当者がちゃんと
>作っているかどうかを、一つひとつ見極めてほしいと思うのです。
>見識あるUSHIZOさんには。
そうですね。メディア全否定みたいな書き方になってしまいました。
すみませんでした。
決して頭からメディア自体を否定したい訳ではないのですが、
まぁあまり信用はできないかなぁ…という感じで見ておかないと
情報を吟味出来ないかな、とは思います。
お笑いの話にいきなり飛びますが先月末で打ち切りになってしまった
テレビ朝日の「笑いの金メダル」は漫才中心の番組構成でした。
方や日本テレビの「エンタの神様」は漫才形式はほぼ排除して、
コント中心の番組構成です。
これは番組プロデューサーの意向が強いようで、実際番組に出る際に
このネタの●●って言い回しはこう変えて…というような指導も
はいったと見ました。
「笑金」はネタよりも芸人さんを使った料理番組みたいになったり
方向性がコロコロ変わっていたので、つまらなく感じていたら
放送終了してしまいました。
エンタはやむなく見てますが、漫才のプロのタカアンドトシですら
コントをやらされているのには疑問を感じます。
※コントでも結局は漫才形式にしてしまうのが彼らの凄いところですが。
雑誌ひとつひとつも、方向性が違ったりしますよね。
それは商売でやっている以上、当然だと思います。
ゲーム雑誌にしてもメジャーなゲーム雑誌のような書き方もあれば
ゲーム批評のような、広告を一切掲載しない代わりにライターの
思った事をズバズバ書くような雑誌もありますし。
>例えば「dancyu」を見てください。
>同じ水野さんが書いていても文章の質ががらっと
>変わっていると思います。
仰る通りです。
「danchuのような良心的に感じられるメディアもちゃんとありますし、
メディアもピンキリ。だったらWebだってピンキリでしょ」
と書いておいた方が良かったかなぁと、ここ数日考えてました。
>以下のエントリーを読んでみてください。
>水野さんなりの考えが分かると思います。
>考えが違うということですよね。
>どちらが読み手に配慮しているかの判断は、読み手に
>お願いするとしましょう。
見て来ました。
なるほど、大雑把に言うと過去記事にとらわれたくないという事ですね。
確かに全く考え方が違うようですね。
> > 「誰も傷つけない内容にすること。私の書く文章で99人が面白がってくれても
> > 残りの1人が傷つくものだったら、それは書いてはいけないと思ってる」と。
> > これはボクもずっと心がけていることです。
>とあったのを最初に読んだときには「ここに傷ついた人がいるんだけど」
>と思ったものです(苦笑)
ブログのデータベース化を真っ向否定してましたもんね。
これ読んでて「うわ、たあぼうさん…」と思ってしまいましたf(^^;)
といいますか、カテゴリ分けをしない水野さんのブログのスタイルでは
こういう過去記事を探そうと思っても、なかなか探せない訳で。
たあぼうさんに教えていただかなければ、本だけの発言しか
分かりませんでした。
これでもまだカテゴリ分けの必要がない、過去記事は必要ないと
考えるのかなぁ…m(_ _;)m
真鍋さんはあれだけテレビや各メディアにも出てますし、その立場での
発言でしょうね。
私自身は100人全部を傷つけない文章を書いてるとは思っていません。
逆にもし1人が傷ついても、99人の為になるならば書くというスタンスです。
今回の記事もそうですね。
そもそもこの社会で全く人に傷つけずに生活する事など不可能です。
自分が思ってもみないところで、誰かを傷付けているかもしれません。
その上で、誰かの為になるならば書きましょう。
そういうスタンスです。
>むしろ、謙虚な姿勢を示したのかも、と僕は読んだときに思いました
>(「ほぼ1万字に濃縮(苦笑)」された言葉なので、
>本意が伝わりにくいところはありますが)。
そうですね。10000字になって多分大幅に削られてしまった部分も
あったんでしょう。話が飛び飛びになっているようにも感じましたし。
なかなか意図が伝わりにくく感じました。
>「Webの影響力=見ている人の数」だとすれば、
>凋落しているとされるテレビに、まだまだ到底かなわないからです。
テレビの影響力はいまだにありますからね。
ダ・カーポもとんでもないことになってましたし。
>カレーは好きだけど、Webで探そうとは考えない人たちがまだまだいるはず。
>その人たちに向けて、本を出す意義はある、と言いたかったのだと思います。
なるほど。自分の中にあった違和感が、かなりすっきりしました。
そういう風に書いてあるとは、私は読み取れませんでしたm(_ _;)m
>「Webの影響力=読み手に次の行動を起こさせる可能性」だとしたら、
>テレビよりはるかに力があるかも、と僕は思っています。
>メディアの端くれにいる人間ですけどね。
私もそう思います。
自分で調べて能動的に情報を入手しようとするのがWebであって、
テレビは番組を調べる事があったとしても受動的なメディアだと思います。
それだけに行動を起こさせる可能性としてはWebの方が強いでしょうね。
>コメントしようかどうか迷った末に、長々と書いてしまいました。
>不快に思われるかもしれません。申し訳ありません。
いえいえ、とんでもないです。貴重なご意見をありがとうございました。
いろいろと考える良い機会にもなりました。
それでは、失礼します。
メディアについてはテレビも書籍もWebもそれぞれ形
は違っても影響力という点では大きいものだと思うので、どれが良いとか悪いとかではなく、要はそこに携わるのがプロであろうと素人であろうと何かを発信するからには必ずそれに対して責任が生ずると言う事を忘れてはいけない、ということですよね。
確かに利権もしがらみもない一個人の意見の方が信憑性が高いし、新鮮でおもしろいとは老児も思います。反面、USHIZOさんをはじめ、懇意にさせていただいているブロガーの方々は幸いにもみな節度とモラルの固まりの様な方ばかりで大変楽しく読ませていただいておりますが、もっと広い範囲に目を向けてみると、「責任」に関しては匿名であることをいいことにやりたい放題で、見てて不愉快なのはむしろ素人の方が多いと思っています。
自分もそうはなっていないかなあ、と思う事はしばしばあります。
だからこそ尚更プロの方々が発信する仕事や情報というのは、我々の手本となるようなものではなくてはならないんじゃないかなあ、と思います。
例えば先だってのロイヤルホスト問題の顛末を思い返せば、確かに最初はまずい状況であったのかもしれないけど、コストはかかったかもしれないけれど、きっちり修正して対応することで、結果フェアとしてはうまくまわっている(と思う)。
それが責任を負う、ということですよね。
間違いは誰でもあるし、傷つくのつかないのという観点でも100%全ての人が納得するものなんかはできるはずがありません。それはそれ、人間のやることですから大した問題ではないと思うんですよ。
しかし、だからこそ発信する側は「責任」を持たなければいけない。
けど、それがいい加減な取材に基づくものであったり、真実をねじ曲げて行なったものであったり、許可なく行ったものであれば話の次元は変わって来ます。
それはこういう議論以前の問題ですものね。
ただこういう事を改善して行く為には、やはり受け手のレベルがもっと上がってこないと難しいと思うんですね。
頭がからっぽな奴ほど発信される情報の真偽や信憑性を抜きにして見たまま聞いたままを鵜呑みにし、ただ流行ってるからという理由でそれに乗っかったり、みんながそういってるからというだけで信用する。
発信する側の、
「いいんだよ、こんなレベルでさあ。どうせこれ読んでるのって◯カばっかしなんだからよお。」
そういう声が聞こえてきませんか?
ブランド品エコバックに群がる人たちのニュースをUSHIZOさんも見たでしょう?
あれが日本人ですよ(泣)
受け手がそんなんばっかりのうちは、どんなメディアであっても「こんなんでいいでしょ」って仕事はこれからもなくなりませんよ。
需要があるから供給があるってことですよね。
自分に必要な情報かどうかという以前に、その情報が正しいのか、本当に有益なのか、信憑性があるのか、といったことをキチンと見分けられて、取捨選択がきちんとできる目を養って行く必要があると思います。
もちろん、私も、ですが。
そしてメディアに携わる人たちこそが、受け手のレベルを上げてくれる様な情報の発信の仕方をしてくれるようになる事を、切に願っております。
長文、大変失礼しました。
今まで読むだけだったのですが
大事なお話のようなのでコメントしちゃいます!
USHIZOさんの仰る通りだと思いました!
他のブログを見たりすると気になるのですが
水野さんや業界と飲食業をクロスしている有名な方を
有難がったり持ち上げたりするのも問題なのではないですか?
ブロガーの皆さんの素晴らしいところは
自分の経験を自分の言葉で語っていること
もちろん、好みの違いはありますが、
説明を読んで自分の好みかどうかを推測するのも楽しいものです
これから楽しみにしてます!
>USHIZOさんの記事も、他の方々のご意見も、ずいぶんいろんな
>意見があっておもしろいなあ、と思いながら読ませていただきました。
そうですね。
正直これほどの様々な意見が出てくるとは思いませんでした。
それと同時に、かなりの賛否両論を覚悟していたのですが
これほど「否」の意見がないとは思いませんでした。
>匿名であることをいいことにやりたい放題で、見てて不愉快なのは
>むしろ素人の方が多いと思っています。
>自分もそうはなっていないかなあ、と思う事はしばしばあります。
匿名の功罪ですよね。
そういう方達と同様に語られてしまうのは仕方ないと思うのですが
それでも「メディアであれWebであれ良いもの、悪いものがあるので
取捨選択や判断する目を持って欲しい」と言って欲しかったです。
>例えば先だってのロイヤルホスト問題の顛末を思い返せば、確かに最初は
>まずい状況であったのかもしれないけど、コストはかかったかもしれないけれど、
>きっちり修正して対応することで、結果フェアとしてはうまくまわっている
>(と思う)。それが責任を負う、ということですよね。
ロイヤルホストはかなり柔軟かつ迅速な対応でしたよね。
これが「どうせ一部のWebのマニアの連中が騒いでるだけなんでしょ」
とか思ってたらとんでもない事になっていたと思います。
とても大人な対応だったと思います。
方やあの本の出版社はうどんのマスターが電話した時の対応も
反省ゼロですからね。
一般のカレー好きからの電話じゃなくてお店からの電話なのに
それはないんじゃないかと。
ロイホのような対応で、2刷目からお店を差し替えるとかは
きっとないでしょうね。
>こういう事を改善して行く為には、やはり受け手のレベルがもっと
>上がってこないと難しいと思うんですね。
その通りです。
一般の人達がもっと「こんな事していいのか!」という意識になれば
また変わってくると思います。
>そしてメディアに携わる人たちこそが、受け手のレベルを上げてくれる様な
>情報の発信の仕方をしてくれるようになる事を、切に願っております。
そうですね。
こういうような建設的な考えはなかなか向こうからは上がってきませんね。
これからもしっかりと情報を判断できるように意識したいと思います。
それでは、失礼します。
この度はいらしてくださいまして、ありがとうございます!
>水野さんや業界と飲食業をクロスしている有名な方を
>有難がったり持ち上げたりするのも問題なのではないですか?
そうですね。
私は水野さんはあれだけのお店を食べ歩いて、インドにも
何度も訪問している点では、とてもリスペクトはしています。
ただ、水野さんの言動が全てだとは思いません。
>もちろん、好みの違いはありますが、説明を読んで自分の好みか
>どうかを推測するのも楽しいものです
結局は自分の好みに近い方のブログの情報などを参考にしてみると
良かったりするんですよね。
それが情報を判断するという事にも繋がって来ると思います。
それでは、失礼します。
率直な意見としては、
「出版社」には出版社の情報発信のやりかた(姿勢)が、
「ブロガー(個人)」にはブロガー(個人)の情報発信のやりかたが、あるのかなぁ?
と思いました。
色々な情報であふれる現代、見る者にも、しっかりとその情報を見る・判断する力が問われている、と。
発信するほう(特にメディア)は、正確な情報発信に責任を持つことを望みます。
マスコミがとり上げたものを、有無いわず「わ~い♪」と飛びつく消費者(私を含め)がいるから、こういう事態があとを絶たないのかなぁ~、と思いました。
情報を発信する側も、受け取る側も、ちゃんとした検証・判断をすることが大切な世の中になった、ということでしょうか。
私自身、情報の発信者として、また、受け手として考えさせられました。
乱文ですみません<(_ _)>
USHIZOさんの記事上げが早いので、すっかり過去記事に対するコメントになってしまいましたが。
問題は、以下の糸井氏のコメントだと思います。
他は、色々な方々からのコメントの通りだと思いました。
自分も、出版を一括りにしたように書いた点は取り消します。
>糸井「Web読んでる人なんてそんなにいないからですよ。
>Webでカレーを知ろうとして検索している人と、カレーを食べておいしい思いをしたい人は全く別。」
>「ブログにせよWebにせよ、今は過大評価されてますよ。」
これはマズイです。
企業以外のWeb利用者全体に対する冒涜と捕らえる人hが居ても自然です。
よほどWebに無知か、または企業側からのWeb価値(思ったほど利益にならない)のことを言っているのか分かりませんが、いずれにしろ、企業以外のWeb利用者の全てを敵に回す根本的姿勢があると思われても仕方ないのではないでしょうか。
>「出版社」には出版社の情報発信のやりかた(姿勢)が、
>「ブロガー(個人)」にはブロガー(個人)の情報発信のやりかたが
なるほど。それはあるかもしれませんね。
広く人を煽る(流行などネ)やりかたに対して、
自分はこう思いますよという個人の主観が入る
やりかたといいますか。
それだけ違うやりかたの人が、違うやり方の相手を
貶めるような印象を与えかねない発言はやっぱ問題かと
思いました。
情報の受け手は本当に、取捨選択に悩まされる時代に
なりましたねぇm(_ _;)m
ブログで情報発信している側としては、色々配慮して
やらなければいけない面もあるかなぁと思いました。
それでは、失礼します。
改めての書き込み、ありがとうございました。
私もあの対談で、一番引っかかったのはそこです。
何かもの凄く見下されたような気がしたといいますか。
自分は特別、みたいな感じを受けました。
言葉のプロの糸井さんだけに、そんな発言はして欲しく
なかったと激しく落胆したところもあります。
10000字に濃縮されて、意図が違ってしまった可能性が
あったり、もしかしたら編集者のテープ起こしが
ヘタクソで、本来の意図と違ってまとめられてしまった
可能性もあるかもしれません。
それならそれで、校正作業やチェック体制がお粗末という
別の問題が出て来ますが。
いずれにしても誤解を招く発言である事は間違いないでしょう。
たった一文で、全体の印象が大きく違って来る事が
考えられますね。
私も気をつけなくては。
それでは、失礼します。
なので色々思うところもありますが読んでからまた書きます。
売ってない人は、何と!
記事の先頭の本の表紙の画像をクリックすると、Amazonに
ジャンプして買う事が出来るヨ!( ゜∀゜)ノ
…え?1500円以上じゃないと送料がかかる?
そんな人にはその下のぴあとYahoo!のコラボ本も一緒に
お買い求めする事をお薦めしますヨ!( ゜∀゜)ノィィョ
って、ギャグなのでf(^^;)
Amazonアソシエイトなんてビタイチ期待しちゃいませんぜ。
しかし、記事のコメントを見る限り、私の意図に反して
結構売上に貢献している予感m(_ _;)m
そろそろ水野さんを始めとした面々からクレームが
来るかと思ってましたが、これだけ売上に貢献してたら
感謝されても文句言われる筋合いはないかも(ノ∀`)タハー
って、これもギャグなのでf(^^;)
それでは、ポチッとヨロシク!((c)Lakuさん)
ちょっと思い出したことがあるので一言だけ失礼させていただきます。
> おとなの週末でさえ、取材拒否をしているお店は
掲載していませんでした。
マスコミ完全拒否で有名な「ラーメン二郎・三田本店」が覆面取材されて
1ページ記事として載せられたことがあります。
まさか、あの取材だけ店主がOKしたとは思えないのですが。
それだけです。おじゃましました♪
>マスコミ完全拒否で有名な「ラーメン二郎・三田本店」が
>覆面取材されて1ページ記事として載せられた
>ことがあります。
えぇ!!Σ(゜Д゜;)
ホントですか!!!
そらひどいですね。当時はラーメンブログで炎上したんでしょうか。
昨年のカレー特集ではベスト45にM'sもうどんも
ランクインしていなかったのですが、圏外だったんですか。
それはそれでお店選びの基準がおかしくないかと
思ってしまいました。
情報ありがとうございます!
それでは、失礼します。