

霊園は、病院から車で一時間程度の所にあった

車の運転は、陣に任せて、私は久しぶりの外を
満喫していた・・・

陣「よ~し
ついたよ~


透明、大丈夫
」


透明「モウマンタイ
」

円「何それ
」

お墓の処理を終えた後の事を考え、円にも
一緒にきてもらった・・・。
一緒にきてもらった・・・。
透明「あっ
さくらいさ~ん
」


櫻井「あっ
先生
こちらです
」



陣「はじめまして、僕は透明のお手伝いをしています、
陣と申します
」

円「えっ
あっ
私もお手伝いの円といいます
」





櫻井「皆さん、こんなところまで、本当にありがとうございます

櫻井 和歌子と申します

今日は何卒、宜しくお願いします
」

透明「それじゃぁ~、早速、視てみましょうか
」

お墓は、霊園の真ん中あたり・・・かなり草が茂っている

透明「なるほど・・・ここですね
」

櫻井「は、はい
想っていた以上に汚れていて・・・


すみません
」

透明「それじゃぁ~、先ずは、お掃除からですね
陣
円
」

陣


陣「OK
」

円「えっ
わ、わたし



(きいてないわよ~~~~~~~~っ 
)」


けが人の透明先生を横目に、櫻井さん、陣、円が
墓地をキレイにしてゆく

若干、恨めしそうな円の視線が痛いが、まあ、たまには
いいだろう
と視線を外しておく・・・。
いいだろう

陣「おわった~~~~っ
」


円「はぁはぁ
」


櫻井「す、すみません
ここまでしてもらって
」


墓地は、予想以上にキレイになった

さすが、陣くん

隣でへばっている円くんは、確実な運動不足だな

透明「さてと

それでは、墓相を鑑定して行きましょう
」

わたしは、お墓の周りをグルグルと周りながら、
色々とチェックしてゆく・・・

透明「ふむっ
・・・・13箇所か・・・。」

櫻井「
・・・あの~
・・・やっぱり、問題が
」




透明「そうですね

今、数えたところ、ざっとで13箇所の問題が
ありますね
」

櫻井「そんなに
」

透明「先ずは、一つ目の墓地の掃除は終わりましたから、
これで12です

次に、この湯呑です
」

櫻井「ゆ、湯呑みですか
」

透明「はい
この湯呑は、御義父様とご主人様が生前

使っていたものですか
」

櫻井「はい
そうです
」


透明「お墓に供える湯呑みや茶碗は、欠けや割れ、ヒビが
ある場合は、取りこぼす意味がでてしまう、
縁起が悪いもので、お二人が生前使っていたものであれば、
ある場合は、取りこぼす意味がでてしまう、
縁起が悪いもので、お二人が生前使っていたものであれば、
形見として取っておいていただき、新しいものに
変えてください
」

陣「透明
これでいい
」



透明「うん
大丈夫
」


櫻井「えっ
」

透明「お墓にお供えするのは、色が派手なものではなく、
無地に近い落ち着いたモノがよいので、
これを使うようにしてくださいね
」

櫻井「えっ
でも、これ
お支払します
」




透明「大丈夫です

ささ、次に行きましょう
」

櫻井「は、はい・・・
」

透明「次に問題なのが、お墓の周りに敷いてある
玉砂利です
」

櫻井「これも、ダメなんですか
」


透明「最近は、雑草が生えないように、砂利をいれたり、
コンクリートで固めたものまでありますが、
これでは、お墓が息を吸えません

今回は、玉砂利だけなので、この砂利は全て
処分しましょう
」

陣「はいは~い
」

櫻井「わ、私も手伝います
」

円「・・・・・
」

透明「じ~っ
・・・・クイッ
」


円にも手伝うように、顎で合図

確実に怒りがこみ上げてるけど、まあ、後で上手く
誤魔化そう

誤魔化そう


陣「終わり~っ
」

円「・・・・・
」

櫻井「ありがとうございます
」

透明「通常、玉砂利などを入れる場合は、
石に神文字をいれたり、お経や梵字を
入れて撒いておくと良いのですが、
入れて撒いておくと良いのですが、
何もない状態では、石も天然石と同じで、
各自、力の流れがあります
各自、力の流れがあります

この流れがバラバラだと、家系の運が曲がって
しまうんです
」

櫻井「なるほど
」

透明「これで、後10個

この10個の問題の内の8個は、墓石の問題です
」

櫻井「と、言うと
」


透明「見てください

ここ、ここ、ここも、そこも


」




櫻井「
」

透明「色々な箇所が、欠けていたり、割れていたり、
穴があったり、ヒビが入っています
穴があったり、ヒビが入っています

特に、向かって右側にこれが多いんです

墓石の場合、向かって右が男性、左が女性の
子孫との繋がりが強く、ご先祖様からのメッセージも
これらの方へ出てきたりもするんです
」

櫻井「そ、それじゃぁ~
」

透明「そうですね
左側に比べ、圧倒的に右側の方に、

ヒビや欠けが多い・・・それも、頭を示す上方部分に
」

櫻井「

こ、これは、どうすれば良いのでしょうか

墓石を変えなければいけませんか
」

透明「本来は、その方が良いのですが、墓石もかなり
高価なものですから、ここは
」
高価なものですから、ここは

陣「それじゃぁ~、直して行くね~
」

櫻井「
」

円「ちょ、ちょっと
私は・・・。」

透明「円は、この後、円にしかできない
大仕事が残っているから、ここからは、
大仕事が残っているから、ここからは、
休んでいて
」

円「ほ、本当に

そ、そうよね
この後が控えてるもんね
」


まあ、どうせ円じゃできないし
ここで円のご機嫌
回復しておくとしよう・・・。

回復しておくとしよう・・・。
陣は、慣れた手つきで、粗塩などを駆使し、
お墓のヒビを埋め、欠け部分を盛り、
割れた箇所と穴を詰めてゆく・・・

陣「ふ~っ
終わった~
」


透明「さすが、陣くん
」

円「ほんと
意外だわ
」



陣「俺って、ほら
神主じゃん
」


櫻井「えっ
そうなのですか
」



そりゃ~、見えないよなぁ~



陣「そうなんですよ~

仕事上、ペーペーなんで、よく水汲み場とか、
色々と、応急処置はやらされたんで、
慣れっこなんですよ~
」

透明「まあ、今、陣がお伝えしたように、
これは、あくまでも応急処置ですので、
数ヶ月でまた、欠けたりすることもあります

もちろん、お掃除をこまめに行っていただければ、
もう少し、保つとは思いますが、もし、また
欠け割れが生じた場合は、墓石屋さんなどに
頼んでも、キレイにしてくれますので、
覚えておいてくださいね
」
頼んでも、キレイにしてくれますので、
覚えておいてくださいね

櫻井「は、はい
」

透明「次は・・・お塔婆ですね

お塔婆は、木でできていますので、どうしても
カビや腐りが出てしまいます

あまり、そのままにしておくと、これもやはり
家系の運に影響が出てしまいます

古くなったお塔婆は、お寺さんに言って、
処理してもらい、新しいお塔婆をいただくかどうかは、
処理してもらい、新しいお塔婆をいただくかどうかは、
相談していただけたらと思います
」

櫻井「わかりました
」

陣「じゃあ、この古いお塔婆だけ、抜いておくね
」

透明「よろしく

さて、最後の1つですが・・・。」
次回、最後の問題を暴きます 

続く ・・・。







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ヒビや欠けは何となく良くないは事は想像できましたが・・・
玉砂利{超びっくり}
本家のお墓が思いっきり玉砂利仕様です{グズン}{涙}
本家なので私が口出しできるかどうか・・・
梵字、お経・・・うーん、どうしよう{ショック}{汗}
最後の一つも、とても気になります。
明後日の更新が待ち遠しい{汗}
そして今日は本が届くので、
家に帰るのも待ち遠しいです{ラブ}{ルンルン}
いつも、ありがとうございます。お墓の話し、とてもためになります。
これからも、よろしくお願い致します。(╹◡╹)
透明先生とご兄弟様達の健康と幸せを、お祈り致します。\\\٩( 'ω' )و ////
治療中であるのにもかかわらず働きますね~。脱帽です。
お墓の事勉強になります。実家に帰れば仏壇にお参りしていますがお墓まで行かないですね。
お正月に墓参りに行こうと思いました。
ちなみに陣さんのこともっとお仕事とか、
興味津々です。(*^^*)
今回も目から鱗な話がが満載ですね!!
うちのお墓山登らないと行けないから、なかなか行けなくなりつつあり心配( ゚д゚) 大事にしなくては!!
ありがとうございます!
わざわざ新しくする意味とか全く理解できませんでしたけども…そういう事か…!!(・・;)
掃除…大事なんですね…(と自室を見回して見ないふり…(^_^;))
キツネ鳴声と言ったら?『 』
机を叩く音を表現すると?『 』
世界に広げよう、友達の……『 』
回りくどい(^_^;)
コンクリートの行……で、すでに打ちのめされていますも、はがしようがないからなあ……
むしろ、訪れる度に思う、草ぼうぼうの、うちの手前のお墓……親族の方々、誰も来ないのかな、大丈夫なのかな
うちのお墓の道のり上、多少は刈って人が通れる程度にはするんですけど、だんだん雑草生えるスピードと量が……
墓石もそのうち見えなくなりそうで……ひとさまのお墓だけど、墓相のことを思うと、なんだか心配なお墓は一杯あるなあ
そういえば、人の手がかからなくなる空き家って、荒れるのも早いですよね……
円さん、慣れない力仕事、大変でしたですね💦
その分、善行で美しさに光り増しますよ❤(*^▽^*)
そして陣さんの
『俺ってほら、神主じゃん?』←本日のお気に入り台詞(笑)
玉砂利はだめなんですね。私の母は草が生えないように、除草剤を夏場撒いてましたが、だめなんですかね?
今回のお話は大変もためになります。φ(..)💦