縁(えにし)の園 ・2
しばらくして・・・ウルサイのが
ようやく帰って行った
透明「はぁ~・・・やっと帰ったけど・・・」
揚羽「・・・そろそろですかねぇ~」
六羽「くる~くる~」
私達の懸念・・・それは、この部屋に運ばれ、
意識がちゃんと戻った時から起こったこと・・・。
「いや~~~っ今日も賑やかだったねぇ~」
透明「き、きた」
揚羽「ううっ」
六羽「おばちゃ~ん」
バ霊「ちょっと~聞いてよ~
さっきね~302号室の浅川さんがねぇ~
急に発作を起こしちゃって、大変だったのよ~
あっ別に、私は大変じゃないんだけどねぇ~
それでさぁ~、井川先生が飛んできて、もう大変で
看護婦のしいちゃんもあいちゃんも、居ないもんだから、
くどくどくどくど・・・・。」
さっきね~302号室の浅川さんがねぇ~
急に発作を起こしちゃって、大変だったのよ~
あっ別に、私は大変じゃないんだけどねぇ~
それでさぁ~、井川先生が飛んできて、もう大変で
看護婦のしいちゃんもあいちゃんも、居ないもんだから、
くどくどくどくど・・・・。」
透明「・・・・・」
揚羽「・・・・・」
六羽「大変だ~~~ 」
特に説明はいらないと思うが・・・おばはんの霊 である・・・。
実は、私がこの部屋に入ったとき、意識が無かった私を
不安そうに見ていた式神お二人様を元気づけてくれたのが
このおばはんの霊・・・ここでは、総称してバ霊とさせて
もらうがとにかくこのバ霊さん・・・喋ることが大好きで
昼夜問わず、私が起きている時間は、ずっと喋っている
昼夜問わず、私が起きている時間は、ずっと喋っている
正直、かなり迷惑なのだが式神達がお世話になって
しまったのと、私が目覚めた時に、二人がお世話になった
御礼を伝えた際・・・。
バ霊「いや~っこんなにハッキリと、私の事視えてる人
初めただわ~嬉しいわ~
でも~、こんなおばちゃんの話なんてつまんない
わよねぇ~
お邪魔しちゃ悪いわよねぇ~」
初めただわ~嬉しいわ~
でも~、こんなおばちゃんの話なんてつまんない
わよねぇ~
お邪魔しちゃ悪いわよねぇ~」
透明「いえいえウチの二人がお世話になってしまって、
本当に感謝しています
私が入院中は、気兼ねなく遊びにきてください」
バ霊「あらっそぉ~お
おばちゃん、嬉しいわ~それじゃぁ~、お言葉に
甘えて、たまに寄らせてもらうわねぇ~」
おばちゃん、嬉しいわ~それじゃぁ~、お言葉に
甘えて、たまに寄らせてもらうわねぇ~」
というわけで・・・断るに断れない状況の三人
バ霊「あっそういえば
透明ちゃんがこの病院に来た次の日にね
205号室に、小さな男の子が入院してきたのよ~
本当にかわいそうでねぇ~」
透明ちゃんがこの病院に来た次の日にね
205号室に、小さな男の子が入院してきたのよ~
本当にかわいそうでねぇ~」
透明「・・・その子って、何の病気なんですか」
バ霊「あらっ気になる~気になるわよねぇ~ 」
透明「(うわっ自分から話題振っちゃったよ~
しかも、その絵に描いたような切り返しが、
ウザさ満点なんですけど~~~~っ)
しかも、その絵に描いたような切り返しが、
ウザさ満点なんですけど~~~~っ)
え、ええ・・・・。」
バ霊「実はねぇ~その子、原因不明の病気らしいのよ~
でもね・・・これは、おばちゃんの予想なんだけど
あの子、きっと、何かに取り憑かれてるのよ」
でもね・・・これは、おばちゃんの予想なんだけど
あの子、きっと、何かに取り憑かれてるのよ」
透明「(あんたに取り憑かれている状態に近い私に
その話は・・・んっ取り憑かれている)
その話は・・・んっ取り憑かれている)
そ、その話もう少し詳しく、教えてください」
バ霊「あ、あらそ~ぉそれじゃぁ、私が見たことだけ
話すわねぇ~」
話すわねぇ~」
ナゼだろう・・・その話が気にかかる・・・ 。
続く ・・・。
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