


透明「桐子ちゃん
遅くにごめんね




眠くない
」

桐子「・・・・・。」
透明「もし、眠くなったら寝ちゃっていいから、
少しだけ、お話させてね
」

桐子「・・・・・。」
透明「桐子ちゃんは、この園に来てまだ一か月
しか経ってないけど、何か嫌な事とか
慣れないことがあったら、ここにいる
恵那先生に相談してね
」
慣れないことがあったら、ここにいる
恵那先生に相談してね

恵那「恵那先生 ・・・
」

お~い
一人で喜ぶな~


桐子「・・・・・・。」
私は、桐子ちゃんの表情、呼吸、動きを細部まで
観察しながら話を続ける・・・。
透明「桐子ちゃんは、どんな遊びが好きかな

体を動かすのがいい

それとも、お絵かきとかかな

やっぱり、女の子だから、お人形
」

桐子「ピクッ ・・・・。」
やっぱり、お人形に反応した

私は、言葉を続ける・・・。
透明「遊びがいいかな

もし、足りないものがあれば、恵那先生か
加瀬先生に言ってくれれば、用意するから
遠慮なく言ってね
」
加瀬先生に言ってくれれば、用意するから
遠慮なく言ってね

桐子「・・・・・・。」
恵那「・・・・・・
」

恵那さ~ん
・・・先生と呼ばれるたびにニコニコするの

やめませんか



やはり、お人形に反応はしたけど、後は変わらないか

ということは、お人形が欲しいとか、お人形で遊びたいとか、
子供としての欲求と直結しない可能性がある・・・。
さて・・・。
透明「そういえば、まだちゃんと自己紹介してなかったね

私は、透明と言います

この園には、たまにお手伝いにくるのだけど、
本当の仕事は、占い師という仕事をしているんだ

桐子ちゃんは、占いって知ってる
」

桐子「
・・・・・。」

んっ

透明「占い師っていうのは、人が幸せになるための
お手伝いをする仕事なんだよ

沢山の人とお話して、その人の少し先を一緒に考えたり、
過去をみて、色々なことのつながりを考えたり
する仕事なんだ
」

恵那「ちょ、先生
桐子ちゃんには、まだ難しいんじゃ
」



私は、恵那ちゃんの言葉を静止し、紡ぎ続ける・・・。
透明「だから、桐子ちゃんの未来を幸せにしてあげる
お手伝いもできると思う

もし、桐子ちゃんが幸せになりたい時には、
いつでも相談してね
」
いつでも相談してね

私はあえて、解釈の難しい言葉を並べてみる・・・。
この子は、常にお婆様と一緒にいたはず

それならば、きっと難しい言葉にも免疫があって、
頭の中で考えを巡らすはずだ

桐子「・・・・・・・
」

うん
読み通り


色々なことを考え出したぞ・・・。
さてと、少し桐子ちゃんの考えを読んでみようかな

次回、桐子ちゃんの思考が意外な方向へ ・・・。
続く ・・・。







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