掲げるモノの未来へ
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22透明「くすくす

何だかノリノリになってきたね

」
弦也「はい

自分が神様や仏様になれるとは
今でも想像できないですけど、
この世界の目的や理想の上にもう一段
根源となる高い目標があると思うと、
今の困難も必要な経験になっているのかなぁ

と
少し大きく物を見られる気がします

」
透明「そうだね

もちろん今の問題や目標を
解決し進んでいくことも大切なことだから
ちゃんと向き合うことが必要になる

ただ、ここで得られる経験は、君にとって
本当に大きい知恵と知識になるから
しっかりと向き合って欲しいんだ

自分自身で課してきた困難なら、
今の
自分の力を最大限活かすことができれば
乗り越えることができるということも
身を持って知ってほしいし、糧として欲しい

」
弦也「はい

肝に銘じておきます

あの・・・
仏様の世界も同じ感じなんですか

」
透明「そうだね

少し違うけど、仏界に関しては
ここでは全て話すことはできないんだ

(
ごめんなさい
やはりストップかかっちゃいました
)」
弦也「そうなんですか

」
透明「うん


ただ、これだけは言えるかな
人間は神仏を目指す
神となりし人は、天界で新たな生を受け
神として人界・自然界を守護する
そしてその
神も仏尊を目指し
司りし偉業をもって仏となる
人間でも神様でも、
仏の資格を得ると
輪廻から外れて仏界と言われる世界に入り、
仏界では、存在として一つの司りを修めた
仏様達が世界のバランスを担いながら
生活をしている

そこには、
一切の苦も争いも悲しみも無い
世界が広がっている
とまあ、こんなありきたりな言葉で納得できるか
わからないけど、最終目的地に入るなら
自分の目で確かめた方が感動も大きい だろうから、今はまだ、至上の楽園を
想像するだけで良いと思う

」
弦也「なんだか、凄い世界なんですね


」
透明「そうだね
素晴らしい世界としか言いようがないかな

」
弦也「輪廻から外れるということは、
もう
生死は関係なくなるんですか

」
透明「そういった概念は無くなるね

ただ、
この概念は今の人間にも当てはまるんだ

」
弦也「どういう事ですか


」
透明「輪廻を巡っているうちは、生死という
概念があるけど、これはあくまでも
タイムリミットと捉える方が正しい

一つの世界に滞在できる時間がある中で、
魂を昇華するのが目的だから生死という概念が存在し
転生を繰り返すのだけど、君に備わっている
魂というエネルギー体自体は、そんな
輪廻を
継承し続けることができる永久機関なんだよ

」
弦也「そっか

・・・そう考えると人の一生というのは・・・」
透明「
価値のあるものにしたいよね

」
弦也「・・・
価値のある一生・・・。」
透明「もちろん、これは弦也くんにとっての価値で良い

神仏にもこだわりがあって、司るものがある

それと同様に、弦也くんにもこだわりがあって、
目指す人物像を目標に突き進んで行ければ
この世界は十分価値のある世界となると思うよ

」
弦也「そうですよね・・・わかりました

自分がどこまで行けるかわかりませんが、
ちゃんとした生きる意味や、自分の人生の
価値を見直して頑張ってみます


」
透明「その意気

その意気

それじゃぁ~

最後にひとつだけ

君の人生に
1つの問いかけを残してみようかな

」
弦也「

」
続く・・・。
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