



透明「・・・・・・それじゃ~
俺、帰るから
」


これ以上、難を背負いたくない私は
円とユマさんを


車から降ろし、帰ろうとする・・・が・・・

透明「何で、こうなるんだよ~~~~っ
」


何故か、強制的に円の自宅へ拉致される・・・

千鶴「円せんせ~い
お帰りなさ~い
」


透明「
」

千鶴「あれっ
にぃ様せんせ~い
どうしたんですか
」



透明「(うわ~っ
魔女が増殖した~
)」


絶体絶命を予感する透明先生・・・

円「千鶴
紹介するね


こちら、ユマちゃん
ヨーロッパから来た

魔法使いの卵ちゃんだよ
」

ユマ「は、はじめました
」

何を 



・・・・また、噛んだよねぇ~

この子は緊張すると噛む癖でもあるのか

まあ、この後、場の空気が和んだことは事実なのだが・・・。
円は千鶴ちゃんに今までの経緯を話す

千鶴ちゃんは、自分と同じ立場のユマさんに共感したのか
非常に嬉しそうだった

透明「ところで、千鶴ちゃん



結構、遅い時間だけど、ここで何してたの
」

千鶴「えっへん
私、最近小さい仕事を受けているんです
」



透明「えっ
マジで
」


千鶴「てへへっ
でも、まだ小間使い的な仕事ですけどね
」


透明「いやいや
それでも立派なことだよ
」


千鶴「わ~い
褒められちゃった~
」


透明「それじゃ~、今までここで仕事してたの
」

千鶴「はい
」

円「そう言えば、仕事は終わったの
」

千鶴「そ、それが~・・・
」

透明「
」

千鶴「ちょっと、失敗しちゃって
」

円「失敗
」

千鶴「え~っと
自分では対処が難しかったので、

部屋を封印して閉じこめてあります
」

円「そうなんだ~
」


透明「いやいやいやいや
何だその軽いノリは~





閉じこめるってどういうこと
」

千鶴「え~っと
魔導書の整理と書き写しをしてたんですが、

魔導書を書き写す際に、自然と呪文を口に出して
いたみたいで・・・。
いたみたいで・・・。
召喚しちゃいました
テヘッ
」


透明「・・・(テヘッ
じゃな~~~い
)」



円「だったら、使い魔にしちゃえばいいじゃない
」

千鶴「う~ん
・・・実は、もう持ってる使い魔で・・・


召喚したのは良いのですが、帰し方がいまいち
わからなくて
」
わからなくて

円「あははははっ
そうなんだ~
」


千鶴「はい
」

透明「あははははっ
じゃないだろう
どうするんだよ
」



円「はぁ~
面倒だから、透明が帰しておいて
」


透明「お、お前
いい加減に
」


円「あっ
ちょっと待った
」


透明「
」

円「良いこと考えた~
」

透明「
」

円は、話に圧倒されているユマさんの近くへ・・・。
円「ユマちゃん
魔法具持ってる
」


ユマ「は、はい
」

ユマさんは、さっき私に向けた小さい杖
みたいなモノを

円に見せる・・・。
円「へぇ~
鍵型の魔法具か~


珍しいねぇ~
」

ユマ「私の師匠が、私の誕生日にくれたんです

でも、まだ上手く使えなくて・・・
」

円「そりゃ~そうよ
だって、この魔法具には

主格が入ってないもの
」

ユマ「主格
」

円「そう
力の源となるモノ
つまり、魔法具の
性格や意思となる使い魔がいないってこと


性格や意思となる使い魔がいないってこと

本当にタイミングがいいね~
」

透明「円
ま、まさか
」


次回!ユマさんに円からの試練が 

続く ・・・。







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