四角四面(＋□＋；)・鑑定６０ー９

四角四面(+□+;)・９




透明「ではでは、どんどん続けましょう」




落ち着き呼び込みアイテム

千輪術衣式・氷扇

(せんりんじゅつころもしき・ひせん)



材料・　色紙(青)　　　　　　一枚

　　　　　　ミネラルウォーター　一本



作り方

先ず、ミネラルウォーターを１００ミリリットル

ほど何かの容器に入れ、冷凍庫で凍らせます

この時、最低３日は触らずにおいておいて下さい

３日後に冷凍されたミネラルウォーターを

冷凍庫から出し、そのまま溶けるまでおいて

おきましょう

次に青色の色紙を適度な大きさの正方形に

切って行きます

この時必ずハサミを使いましょうね

(正方形の大きさは、最低一辺が３㎝以上のものに

　なるようにしましょう)

色紙が切れたら、先ほど溶かしたミネラルウォーター

の水を指で色紙の両面にまんべんなくぬります

色紙が軽く湿る程度になったら、湿った状態のまま

色紙の上に右手を置き、詠唱します


四面(しめん)なる器(き)より

　　　　こぼれし霊水(りょうすい)は

　　万物(ばんぶつ)に従(したが)い、高(こう)きより

　　　　低(ひく)きに流(なが)れ

　　　　　理(ことわり)をあらわすものなり


ここまで終わったら、後は色紙を自然乾燥して

氷扇の完成で～す

(色紙を乾燥させるときは、天日干しなどせず

　風通しの良い部屋の中で乾燥させてください。)



使い方

氷扇は、自分自身が落ち着きを保つためや

冷静さを得るためにも使える御守りです

七恵さんのような場合には、上の部屋の人を

落ち着かせるために使いましたので、七恵さんの

家の天井に画鋲で氷扇を貼るようにしてもらいました

もちろん方向的に確定している相手がいる場合は

その方向に向けて貼っていただいても良いですし

相手が理解ある方であれば持っていてもらうのも

良いかもしれませんね

持ち方は、財布以外ならどこでもOK

身につけなくても、１メートル以内の側であれば

効果は期待できます


氷扇の効果期限は１０日間

少々短いですが、根気よく作ってみてください

古い氷扇やいらなくなった氷扇は、影衛と同様

粗塩をかけてそのまま捨てていただければOKです






透明「みなさ～んいかがでしたか

　　　なかなかレアなアイテムなので、

　　　状況に応じて作ってみてくださいね～

　　　ちなみに、千輪術ってナニと思われた

　　　方もいらっしゃるかもしれませんが

　　　今はまだ詳しくは書けないので

　　　気にしな～い気にしな～い

　　　いつの日か、説明出来る日を楽しみに

　　　していてくださいね

　　　それでは、今日も一日皆さんに良いことが

　　　訪れますように

　　　透明から愛を込めて

　　　今日も元気にファイトーオーッ」






　　　　　　　　　　　完








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四角四面(＋□＋；)・鑑定６０ー８

四角四面 (+□+;) ・８ 

透明「みなさ～んお待たせしました

　　　それでは、アイテムレシピ公開で～す」

ターゲット回避アイテム

千輪術衣式 ・影衛 

(せんりんじゅつころもしき・かげえい)

材料 ・　半紙　　　一枚

　　　　　　筆ペン　　一本

作り方 

まず、半紙を人形にハサミで切ります

(大きさは大きくても小さくてもOKです。)

この時、必ずハサミを用いてくださいね

次に筆ペンで自分の名前を切った人形に

書いてください

(名前も大きさや書く場所は自由です！)

そこまで出来たらその人形を両手で挟み

次の言葉を詠唱しましょう

たては黒(くろ)、

　　　四角(しかく)は死角(しかく)にて

 　　　　　　　　万物(ばんぶつ)を得(え)んとす

一度詠唱が終わったら、最後に自分の名前を書いた

面を筆ペンで真っ黒に人形全てを塗りつぶしてください

それを日陰で干しておき、乾いたら完成です

使い方 

影衛は、本来自分自身が身につけて持つ

 ことが出来る御守りです

プラスティックケースなどに入れてポケットに

持っておくこともOKです

(お財布の中はNGで～す)

今回の七恵さんのような場合は、相手のいる方向が

定まっているので、お隣の家のある方向に向かって

自分の家の壁に画鋲などで影衛を貼っておくことで

効果は期待できます

影衛は、相手の負の感情や発散型の感情などをかわし

相手の焦点を自分から外させるものと考えておいて

 もらえれば良いと思います

ただし、相手の感情が負のものではなく、愛情からくる

言葉や叱咤激励など、期待や応援などの感情が

 含まれているものには反応しませんのでその時は

ありがたく言葉を頂きましょうね

それと、記事にもあったように相手が言わなくなった

からと言って、相手を怒らせるような行動はNGです

感情が激情に変わってしまうと流石に効果は期待無い

可能性がありますので注意です

効果は約一ヶ月 

一ヶ月したら新しい半紙でもう一度作ってみてください。

古い影衛やいらなくなった影衛、作り途中で失敗して

しまったものなどは、一度粗塩をふりかけてから

 そのままゴミ箱け捨ててしまってください

透明「さ～てターゲット外しはOK

　　　次いってみよ～う」



　　　　　　　　　続く・・・。




～・～・～・～・～・～・～・～・～・～

＞礼さん

作りかけの影衛は、放置しても

特に問題ないですし、新しい影衛を

使っていただければ大丈夫ですので

見つけたら、続きをおこなうか

処分していただけたらと思います

～・～・～・～・～・～・～・～・～・～

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四角四面(＋□＋；)・鑑定６０ー７

四角四面(+□+;)・７




透明「おしこれでOKかな」

七恵「ありがとうございます」

透明「まあ、これで基本的な事からは

　　　解放されると想うけど、最後に

　　　ひとつだけいいかな」

七恵「」

透明「今回のことでもわかると思うんだけど、

　　　対人関係っていうのは複雑に感じる

　　　ものだよね

　　　でもね、ひとつだけ覚えておいて

　　　欲しいんだ

　　　対人関係の基本は冷静さと想う気持ち

　　　だと私は考えています」

七恵「冷静さと想う気持ち・・・。」

透明「確かに実害を受けている七恵さんから

　　　すれば、冗談じゃないと想うことも

　　　多いと思うんだけど、その実相手は

　　　そこまで迷惑をかけていることに気づいて

　　　ないことも多いんだ

　　　さっきの外国の方なんかもそうだけど、

　　　七恵さんは隣に憤慨して強い口調で抗議

　　　しに行ってしまったよね」

七恵「うっ・・・は、はい・・・」

透明「相手からすれば、怒っている七恵さんの

　　　気持ちに同調して防御しようとして

　　　しまったんだと思います

　　　これだと怒りの連鎖が止まらない、

　　　もう一人のお隣さんも七恵さんが外国の方に

　　　したような対応が始まりだったと思うけど、

　　　その時の七恵さんの対応は認めることで

　　　防御してしまったことで相手の想いを

　　　受け止める形になってしまったんだと思います」

七恵「そ、そうかもしれません

　　　でも、どうしたら」

透明「こういう場合は共に問題を解決しようと

　　　する意志を持つことです

　　　一方的な感情をぶつけるのでは無く

　　　一方的な感情を受け止めるのでもなく

　　　お互いの想いを理解して冷静に対処出来る

　　　関係を築くように努力してみてください

　　　上の人にも怒りをあらわにせずに冷静に

　　　七恵さんが困っていることは伝えておくことも

　　　大切だと思います

　　　もちろん、今回のようにターゲットになって

　　　しまったり、相手が冷静じゃない状態であれば

　　　こういうアイテムに頼ることもありだと思いますが、

　　　そうなる前に対人関係を円滑にする努力も

　　　ひとつの学びになる

　　　七恵さんにとっては、人生において学ぶべき

　　　チャンスが訪れたと認識してみてください

　　　ピンチの中にこそ多くの学びが詰まっている

　　　ものです」

七恵「くすくす先生らしいですね

　　　わかりました今回はアイテムを使わせて

　　　いただきますが、その後からは自分なりにも

　　　学べるように頑張ってみます

　　　先生私もいつか先生みたいに常に前向きに

　　　考えられるように頑張ってみます

　　　本当にありがとうございました」




七恵さんはアイテムを握りしめ

意気揚々と帰っていった・・・


対人関係は複雑なもの


確かに今の社会では複雑化しているような気がします

しかし、今も昔も人は一人では生きて行けないものです

そして今も昔も変わらないものは、手を取り合う意志が

人とのつながりを作るものだと私は想います

どうか、それだけは忘れないでくださいね



さ～て、ガラにもなく偉そうなこと言っちゃいましたが


いよいよ次回


アイテムの作り方公開で～す





　　　　　　　　　　　続く・・・。　　








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四角四面(＋□＋；)・鑑定６０ー６

四角四面(+□+;)・６




透明「それじゃ～、最後に上の人だけど」

七恵「どうしましょう

　　　何だか、立て込んでいる様子ですし

　　　文句を直接言っても、家族間での

　　　揉め事に他人が入るワケにはいかないし、

　　　毎日ただごとじゃない暴れっぷりだし」

透明「う～んでもね多分このまま行くと

　　　上の人いなくなると思うよ」

七恵「えっほ、ほんとうですか」

透明「うんただ、今すぐというワケじゃ

　　　ないし長引くと２年はかかるかも・・・。」

七恵「え～っそ、そんなにもたないですよ～」

透明「だよねぇ～」



しばらく黙り込む二人・・・。



透明「(取り敢ず、さっき考えてたモノ

　　　使ってみるか・・・。)」


私は、またまたアイテムを作り出す


透明「で・き・た～」

七恵「」

透明「これは、相手を落ち着かせるアイテム

　　　なんだけど

　　　効果としては短いから自分で作れる

　　　ようにしよう今、作り方を教えるね」

七恵「は、はい」

透明「あっそっか

　　　さっきのターゲットから外れるモノも

　　　使用期限はあるし、二つとも教えて

　　　おく方がいいかも」

七恵「い、良いんですかそんなに教えていただいて」

透明「えっうんいいよ

　　　確かにこう言うモノって教えてしまうと

　　　商売あがったりなんだろうけど、

　　　知識って使うべき状況や使うべき人がいて

　　　はじめて役に立つものじゃない

　　　だったら、使いたい人が使うからこそ

　　　価値のあるものになるんだと想うんだ」

七恵「・・・教えていただくのに何なんですけど

　　　先生、商売人向きじゃないですね」

透明「グサッあ、あははははっ

　　　それを言われると痛い」



私は七恵さんに両方のアイテムの作り方を教え、

最後に大切な話をする・・・。







　　　　　　　　　　　続く・・・。












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四角四面(＋□＋；)・鑑定６０ー５

四角四面(+□+;)・５





しばらく考える透明・・・


透明「(基本的には、相手のイライラを

　　　ぶつけられているワケだし、普通

　　　簡単にはぶつけてこれるものでも

　　　ないよな～

　　　クレーマー的な人だとしても、

　　　ワザワザ面と向かって文句を言うのは

　　　勇気がいるはずだし

　　　相手からすれば七恵さんが言いやすい

　　　相手と認識しているわけだ

　　　となると、やっぱり言いにくい

　　　もしくは、当たり所という認識から

　　　外すことの方が得策かもしれないな)」

七恵「・・・・・。」

透明「七恵さん取り敢ず今からお隣さんの

　　　対策アイテム作るから、ちょっと待ってて」

七恵「は、はい」



私は、机の中から色々と取り出し、

ターゲットから外れる為のアイテムを

組み立てて行く・・・。




透明「ほいできた～」

七恵「これは」

透明「これは、相手の意識から負の感情を

　　　ぶつけられないようにするアイテム

　　　要するに当たり所回避アイテムって

　　　言った方がわかりやすいかな」

七恵「こ、これで大丈夫になるんですか」

透明「まあ、大体はね

　　　七恵さんの場合、周りに気を使いながら

　　　生活しているから、本来何か言われる

　　　筋合いは無いはずだけど、お隣さんは

　　　文句が言える材料を探しているよね

　　　これは、七恵さんがその人にとっては

　　　文句を言いやすいからなんだ

　　　このアイテムは、そんな相手の中にある

　　　七恵さんのイメージを払拭してくれるもの

　　　これでお隣さんはよっぽどのことがない

　　　かぎり言いだしにくくなると思うよ

　　　ただしまあ、無いとは思うけど

　　　言われなくなったからと言って、

　　　周りに迷惑をかけるようなことは無し

　　　相手の感情が抑えきれない状況では

　　　これは効果を発揮してくれないと思って

　　　おいてね」

七恵「は、はい」

透明「まあ、最低限のルールさえ守っていれば

　　　大丈夫だから、安心していいけどね」

七恵「ありがとうございます」




私は、七恵さんにアイテムの使い方を説明する

もちろん皆さんにも記事の最後にお教えしますね


さ～て、あとひとつ

何とかせねば・・・。






　　　　　　　　　　　　続く・・・。









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四角四面(＋□＋；)・鑑定６０ー４

四角四面(+□+;)・４



七恵「やっぱり、厄介なんですね」

透明「まあ、取り敢ず状況を説明するね」

七恵「はい」

透明「まず、隣の口うるさい人なんだけど、

　　　確かにかなり神経質なタイプみたい

　　　ただ、本来はそこまで色々言ってくる

　　　タイプでもないんだ」

七恵「えっ」

透明「この人は今、家族間での問題を抱えて

　　　冷静じゃ無いみたい

　　　それと、もうひとつ問題がある」

七恵「問題」

透明「実は、七恵さんが困っている上の部屋

　　　の人なんだけど、どうもお隣の人は

　　　その騒音も七恵さんの部屋から聞こえて

　　　きているように感じているみたいなんだ」

七恵「え～～～～っ」

透明「そんなワケで、先ずは誤解を解かないと

　　　いけないんだけど」

七恵「わかりました一度そのことについて

　　　話してみます」

透明「うんそれがいいね

　　　ただ、それだけだとまだちょっと

　　　足りないんだ」

七恵「えっ」

透明「多分、上の人のことをお隣さんに話して

　　　誤解を解いたとしても、お隣さんのイライラ

　　　が七恵さんに向いてる限りは何かと苦情を

　　　言ってくると思う

　　　七恵さんはお隣さんからすると言いやすい

　　　タイプに見られているんだと思う」

七恵「そ、そんな～」

透明「そんなわけで、そこは私が何とか考えて

　　　みるから、取り敢ず一度誤解だけは

　　　解いておいてください」

七恵「わかりました

　　　・・・・・先生何とかなりますか」

透明「何とかしないといけないからね」

七恵「よろしくお願いします」





さて、ターゲットを外す方法

もしくは、相手を落ち着かせる方法

といったところか・・・。

どちらがいいものかう～～～ん





　　　　　　　　　続く・・・。

　　　


　



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四角四面(＋□＋；)・鑑定６０ー３

四角四面(+□+;)・３





透明「う～～～～ん」

七恵「先生どうでした」

透明「七恵さんが言ってた通りだね

　　　ちょっと非道いかも・・・。」

七恵「そうでしょ私、このままだと

　　　ノイローゼになりそうで・・・。」

透明「ビルの管理会社とかには相談しました」

七恵「相談したんですけど、管理会社としては

　　　そこまで言えないらしくて・・・。」

透明「そ、そっか賃貸と違って分譲だもんね

　　　管理会社の責任からは外れてるワケか・・・。」

七恵「私、どうしたら・・・」

透明「う～ん」


さて、困ったぞ

直接文句を言っても聞いてくれるような

環境でもないし・・・。



透明「先ずは、少し整理してみましょうか

　　　隣人のトラブルとしては複数同時に

　　　起こりすぎていて、七恵さんからすれば

　　　全てが問題だと思うのですが、

　　　私からみると、この３つは全て別物

　　　なんだと思います」

七恵「別物」

透明「先ず、外国の方ですが

　　　その方は外で何かをつくっていることが
　　　
　　　悪いこととは想っていません

　　　この場合、その方からすると習慣の一部

　　　であることが否めませんから、逆に苦情を

　　　言っているのは七恵さんと言うことに

　　　なります」

七恵「で、でも」

透明「もちろんわかっています

　　　ただ、先ずは冷静に整理しましょう」

七恵「は、はい」

透明「もし、七恵さんのお店のご近所さんが

　　　パンの臭いが嫌だと苦情を言ってきた場合

　　　七恵さんはどうしますか」

七恵「ええ～っそ、それは・・・どうしようも

　　　ないですし、理解していただくしか・・・。」

透明「そうですよね

　　　きっと、その外国の方も習慣性の中で行われて

　　　いることに対しては、同じ事を想っていると

　　　おもいます」

七恵「・・・それじゃ～我慢するしかないんですか」

透明「そうでもないですよ」

七恵「へっだって」

透明「七恵さん七恵さんのお店の苦情を言ってきた

　　　人がもしパン屋さんの常連さんだったら

　　　或は仲の良い友達やお世話になっている人

　　　だったらどうします」

七恵「・・・それは・・・何か解決出来ないか

　　　考えるとは想います・・・。」

透明「まあ、そういうことです

　　　もし、隣の外国の方と仲良くご近所付き合い

　　　出来れば、お隣の方も七恵さんの申し出を

　　　少しは考えてくれるんじゃないかな

　　　苦情よりはお願いの方がどの国の人でも

　　　気分が良いし、出来るならお店の宣伝がてら

　　　売れ残ったパンでも持って行ってあげれば

　　　仲良くなれると想いますよ」

七恵「なるほどわかりましたやってみます」

透明「さてと、外国の方はこれで大丈夫だけど

　　　後２つはちょっと厄介かもね」






さ～て、次に行きますか






　　　　　　　　　　続く・・・。










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四角四面(＋□＋；)・鑑定６０ー２

四角四面(+□+;)・２



七恵「実は・・・最近引っ越しをして」

透明「そう言えば家を新しく購入するって」

七恵「はいマンションなんですけど

　　　見晴らしもよくて凄く気に入って

　　　いたんですけど・・・」

透明「気に入っていた」

七恵「それが・・・うちと同時期に隣を

　　　購入した人が、外国の方で・・・。」

透明「」

七恵「最近、ベランダで何かをつくっていて

　　　その臭いが・・・」

透明「それって、お隣に言ったの」

七恵「それが、自分の家なのだから

　　　口出しするなと・・・。」

透明「え～っ」

七恵「実は、それだけじゃなくて・・・。

　　　外国の方と逆の方向のお隣が、とにかく

　　　色々と文句を言ってくる方で・・・。」

透明「えっ」

七恵「それに・・・上の階の人が、やたらと

　　　うるさくて・・・何だかいつも口論

　　　していて、夜中までうるさいんです」

透明「な、なんですかその環境は」

七恵「せんせい～どうしよう～

　　　ただでさえ人より寝るのも起きるのも

　　　早い商売だから、大切な睡眠時間を

　　　とられたら私やっていけない・・・」

透明「ま、まあ、落ち着いて

　　　とにかく状況を視ましょう」



私は、すぐさま七恵さんのおかれている状況を

視ることにした



木人図にアクセス

七恵さんの木人図から今おかれている環境及び

近隣の様子を視てとる・・・。




透明「・・・・・・。」



・・・・・・・・・・・ちょ、ちょっと

これって・・・・・非道いな～・・・・

七恵さんが言っていた通りか・・・・。



さて、どうしたものか







　　　　　　　　　　続く・・・。









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四角四面(＋□＋；)・鑑定６０ー１

四角四面(+□+;)



　　「カランカラン」


？？「先生こんにちは」


　　「カランカラン」


？？「こんにちは～せんせい～

　　　ちょっと聞いてください」


　　「カランカラン」


透明「いらっしゃ～い」


　　「カランカラン」


透明「次の人どうぞ～」



今日も朝から大忙しの透明です



透明「さてと、後一人かな

　　　次は・・・・・。」



鑑定ファイル６０


渡　七恵(わたり　ななえ)さん


４５歳・パン屋さん



七恵「先生これ、お土産です」

透明「おおこれ、七恵さんが焼いたパン」

七恵「ええお店の残りで申し訳ないのですが」

透明「いえいえ助かります

　　　ささっ中に入って」


七恵さんは、パンを作って２０年

近所でも評判の腕と味で売っている

パン職人さんです



透明「うわ～おいしそ～～～っ

　　　ありがとうございます」

七恵「いいえ」

透明「あれっどうしたの

　　　何だか今日は元気ないけど」


七恵さんは、普段どんな時でも元気印の

チャキチャキした人なのだが、今日はやけに

元気がない・・・。


七恵「あははっらしくないですね

　　　すみません・・・。」

透明「何かあったの」

七恵「実は、ちょっと困ったことが・・・。」



いつも元気な七恵さんがここまで

落ち込むなんて・・・。

一体何があったんだ





　　　　　　　　　続く・・・。







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飛び出せ！釣り○○～っ！！・鑑定５９ー１２

飛び出せ釣り○○～っ・１２




日が落ち始めたころ・・・



桜田「ふあ～っよく寝た～」

透明「・・・・・・」

桜田「あれ先生どうした」

透明「どうしたじゃな～いぃぃぃっ」



一人膨れっ面の透明・・・

やっと起きた桜田さんに文句を言いながら

説明をはじめる



桜田「そ、それじゃ～」

透明「もう大丈夫ってことです」

桜田「でも、何で今までダメだったんだ

　　　先生みたいな連中が何人も来たのに」

透明「それは多分、順番をまもらなかったから

　　　だと思います」

桜田「順番」

透明「取り敢ず一連のことを説明すると、

　　　このダムが出来る前にこの地域に

　　　住んでいた人の中で、ダムで村が

　　　沈むことに抵抗していた人達が

　　　いたんだと思います

　　　その人達は、ダム工事がストップする

　　　ように呪術を生業とした者にある種の

　　　呪をかけてもらい、抵抗しようと考え

　　　ていたようですが、抵抗虚しくダムは

　　　完成してしまった

　　　もちろん、ダムをつくる間にも色々

　　　あったとは思いますが、さすがに

　　　多勢に無勢だったのでしょうね」

桜田「まあ、その当時は土地の住民よりも

　　　権力のある人間の意見が通った時代

　　　だからな昔はよく聞いたはなしだよ」

透明「そんでもって、問題になってくるのが

　　　この呪術

　　　当時にかけられた呪は解除されずに

　　　残ってしまい、呪自体がかけた人間と

　　　同じような人格形成をしてしまう

　　　呪自体が生きているような状態ですから

　　　この土地に残る怨念や想いを吸収し

　　　怨霊として呪の原動力を構成してしまう

　　　ことは多々あることです」

桜田「・・・う～ん

　　　よくわかんねぇ～けど、要するに

　　　昔かけられた呪いみたいなのが残って

　　　いたってことか」

透明「はいそういうことです」

桜田「それじゃ～ますますわかんねぇ～

　　　それを何とかしに来たのに呪いに

　　　負けちまった連中は、何してたんだ」

透明「そこなんですが、多分皆さん呪を

　　　除去しようとして逆に祟られたんじゃ

　　　ないかと・・・」

桜田「」

透明「今回使われた呪は、後世まで祟るもの

　　　こういう種類の呪には解除する手順が

　　　あるんです

　　　先ずは、その呪をかけた者に呪を解除する

　　　承諾を得て、その後に呪の原動力になって

　　　いるものを除去する

　　　最後に呪のかかったものを破壊して終了です

　　　もし、この順番を間違えるとちゃんと

　　　おまけがついてきてしまうように出来てる

　　　ものなので、見事に祟りをくらってしまう

　　　ということです」

桜田「・・・そ、そうなのか・・・。

　　　何だか背筋が寒くなるはなしだな～」

透明「まあ、それも手順を踏んだうえで解除

　　　出来てますから、もう気にせず働けますよ」

桜田「そうか先生ありがとうな

　　　社員の安全が確保出来れば、こらから

　　　進ませることが出来る

　　　本当に助かったよ」




私は一連の話を終わらせ、やっと一息

桜田さんや社員の皆さんに別れを告げ

またもや永津くんのバイクの後ろに


「ドルルルルルルッ」


相変わらず凄い爆音



永津「先生今日は本当に

　　　ありがとうございやした

　　　もし、時間があるなら、どこでも

　　　お連れしますけど」

透明「・・・海が見たい・・・。

　　　な～んて」

永津「わかりました海ですね」


「ドルルルルルルルッ」


透明「い、いや冗談冗談」

永津「それじゃ～行きますよ～

　　　しっかりつかまっててください」

透明「(や、やばいバイクがうるさすぎて

　　　聞こえていない)

　　　いや、そうじゃ無くて家に」

永津「しゅっぱ～～～～っ」

透明「ひえ～～～～～～～っ」




最後まで、厄日な透明先生でした・・・



透明「・・・海の音が聞こえる・・・」






　　　　　　　　　完






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飛び出せ！釣り○○～っ！！・鑑定５９ー１１

飛び出せ釣り○○～っ・１１



しばらくして永津くんの元に戻った私は、

すぐさま核石のところに走る・・・



透明「あったあった

　　　え～っと・・・これをこうして

　　　確かここをこうすれば・・・

　　　・・・・・・・・・・・・・

　　　・・・・・出来た～終了」

永津「もしかして」

透明「うんもう大丈夫だよ

　　　これで事故も病気も怪我もしなくなる

　　　一件落着ってところかな」

永津「ありがとうございます」

透明「取り敢ず、桜田さんのところに戻って

　　　今回の一件について説明するよ」

永津「はい」




私達は、一路プレハブへ・・・。

プレハブの前には何故か桜田さんが立っていた

多分、私達のことを心配してくれていたのだろう

私は手を振りながら桜田さんのもとへっ



桜田「×○△！！＠：＊＋×！」

透明「」



・・・・・桜田さん・・・ただ単に酔って

豪快に嘔吐されていただけなのね



桜田さんが落ち着くのを待っている私・・・。


はぁ～なにやってんだか



しばらくして、顔色真っ青な桜田さんが

話し出す



桜田「せ、せんせい・・・俺はもうダメだ

　　　これもそれが原因なんだろう」

透明「・・・違います

　　　それはただ酒に酔っているだけです」

桜田「いいんだよ気を使わなくても・・・。

　　　俺ゃ～わかってんだ

　　　先生は優しいんだな」

透明「・・・・だぁ～～～っ」



透明先生御乱心中



ペットボトルの水をたらふく飲ませ

酔いがさめるまで待つことに・・・。



桜田「ぐ～っ・・・が～っ・・・」

透明「・・・寝・・・た・・・・。」




先に進ま～～～～～～ん

一体いつになったら説明出来るんだよ～

次回・・・ふぁいなるです




　　　　　　　　　　続く・・・。








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飛び出せ！釣り○○～っ！！・鑑定５９ー１０

飛び出せ釣り○○～っ・１０




老婆「・・・・・・・。」



凄い睨まれ方



透明「この呪は媼(おうな)のモノか」

老婆「・・・誰だ・・・。」

透明「とう世かような呪見事です」

老婆「フンッ同門か」

透明「邪道なれど同呪をいただきし

　　　若輩者です」

老婆「名を言わんが正道か・・・。

　　　何用だ」

透明「この地にかけられし呪の破罫の

　　　お許しを頂きたく」

老婆「フンッ約定ぞ」

透明「その約定満了にて・・・。」

老婆「・・・フンッ力押しでも淘汰出来る

　　　ものを・・・なるほど、理を踏むか」

透明「媼の呪なれば・・・。」

老婆「我の申し見事

　　　破罫を許そう・・・しかし、この約定主

　　　どうおさめる」



「ざばっ」



突然水面から人の影のようなモノが三体

ボートを転覆させんとユラしはじめる



透明「この方々が約定主ですね」

老婆「否これは主にして霊にあらず」

透明「怨霊ですか」

老婆「いかにも・・・。」



ボートは今にも転覆しそうなくらいゆれている

・・・ようにみえるだけ

実は、こういうモノは得てしてそう見せて

バランス感覚を狂わせて、慌てた自分自身で

転覆してしまうことが大半

私は狂わせられた三半規管を正すため、耳の裏を

強く叩く


ボートは、風にゆれている程度にもどる・・・。



さて、怨霊絶つべし

私は、怨霊を鎮めるべく九字を切り

場を正し経を詠唱する・・・。


１０分くらいたったか

先ほどまでボートをゆらしていた黒い影は

徐々に薄くなり、消滅してゆく・・・。



老婆「・・・見事・・・。」



釣れた老婆も消えて行く・・・。



取り敢ず一段落

次は、核石の処分だ





　　　　　　　　　続く・・・。









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飛び出せ！釣り○○～っ！！・鑑定５９ー９

飛び出せ釣り○○～っ・９





透明「準備OKそれじゃ～いってきま～す」

永津「えっえっ兄貴

　　　一人でいくんスか」

透明「うんそうだけど」

永津「冷たいじゃないスか～俺も最後まで

　　　お供させてくださいよ～」

透明「でもこれ、一人乗り用だし・・・。」

永津「ああ～～っ何で二人用を買わな

　　　かったんですか～～～」

透明「何でって、このボート選んで来たの

　　　永津くんだよ」

永津「ええ～っそ、そう言えば・・・。

　　　でも、二人乗りって書いてたと

　　　おもったんスけど・・・」



な～んて買うときに変えちゃったんだけど



永津「・・・・・。」

透明「そういうワケだからさ

　　　何かあったら助けに来てよ

　　　君から見える位置にはいるからさ」

永津「わかりました

　　　もし転覆しても、俺が泳いで助けに

　　　いきますから安心してください」



あははっ男らしいこと

でも、気持ちだけは取っておくからね


そんなこんなで、ボートは貯水池の真ん中へ・・・。



透明「さてと、さっき縛ってもらった石に」



私は、先ほどの石っころに念を込める

入れる念は、核石と同じ呪法

これで大物がかかるはずだ



「ぽちゃん」



優雅に釣り糸を垂らす透明先生・・・。




透明「・・・・・・・・・

　　　・・・・・・・・・

　　　・・・・・・・・」



風が徐々に強まってきている

ボートもユラユラと不規則に動きだす



透明「・・・・・・・・・

　　　・・・うっき、きもち

　　　わ、わるい・・・」



実は船酔い体質な透明です・・・。




「ぐぐぐぐぐぐっ」



透明「きたっ」



石ころ餌に早速大きなあたり



透明「う～んしょう～んしょ」



どんどん糸をたぐり寄せる



「ざば～っ」



透明「」



釣り糸の先には石ころ餌を握りしめている

ずぶ濡れの老婆・・・。

もちろん、この世の者ではない





さてと順序通り行きますか





　　　　　　　　続く・・・。








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飛び出せ！釣り○○～っ！！・鑑定５９ー８

飛び出せ釣り○○～っ・８





永津「・・・

　　　コレなんスか」

透明「核石」

永津「かくいし」

透明「うん呪術系の元になるもの」

永津「呪術」

透明「簡単に言えば呪いのエネルギー源

　　　てところかな

　　　今回のことは、自然現象じゃない

　　　ってことだよ」

永津「ええ～～～っ

　　　そ、それじゃ～、誰かが呪いを

　　　かけたってことですか」

透明「そうなるね

　　　でも、この核石・・・。」

永津「」



私は、核石を入念に調べる・・・。

透明「(術式は修道系か・・・修験者の一派

　　　ってところかな・・・トレース開始)」

核石にかかる術式を自分の頭にコピーする・・・。



透明「なるほどね

　　　永津くん取り敢ず一度プレハブに

　　　もどろうか」

永津「えっこ、この石このままで

　　　いいんですか」

透明「うん今は、触らない方がいい

　　　モノには順番があるからね」

永津「」




私達は、一度プレハブへ・・・。



透明「桜田さん少しお話きいてもいいですか」

桜田「おう先生なんだいきなり」

透明「すみませんこのダムっていつ頃出来た

　　　ものなんですか」

桜田「う～ん、よくは知らねぇ～けど・・・。

　　　もう５、６０年は経ってるんじゃねぇか」

透明「このダムが出来る前って、村か何かありました」

桜田「ああ～っ確かあったと思うぞ

　　　名前は忘れたけどな」

透明「もうひとつこのダムで水難事故とか

　　　あったりします」

桜田「ああ結構な数の水難事故はあったと思うぞ

　　　水難って言っても、大体が池に落ちて

　　　ドザエモンが上がった話ばかりだけどな」

透明「なるほど・・・わかりました

　　　ありがとうございます

　　　あっついでに、ここら辺で釣り道具が売ってる

　　　場所ってありますか」

桜田「はぁなんだよ、先生釣りでもするんか」

透明「はい多分大物が釣れると思うので」

桜田「」

永津「釣り具屋なら俺が案内しますよ

　　　でも、何で今釣りなんですか」

透明「まあまあ、モノには順序ってものがあるんだよ」

永津「」



私は、永津くんのバイクに再びまたがり釣り道具屋さんへ

必要なモノを買いそろえた私はダムに戻り、

簡易的なゴムボートを膨らませる・・・。



永津「あ、あの～」

透明「なに」

永津「釣りするんですよね～」

透明「うん」

永津「・・・餌とか買ってないっスけど」

透明「ああ餌はいらないんだ

　　　この石を釣り糸に巻き付けて縛ってくれる」

永津「へっは、はい」



釣り糸の先には小さな石っころ

一体何を釣る気なのか・・・。





　　　　　　　　　　続く・・・。








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飛び出せ！釣り○○～っ！！・鑑定５９ー７

飛び出せ釣り○○～っ・７





永津「あにき～っすいやせん

　　　何だか、簡単に兄貴を呼んじゃって、

　　　本当に兄貴に何かあったら俺・・・。」

透明「ううん大丈夫だよ

　　　桜田さんも社員の人も皆いい人だよね

　　　その人達が何かあるといけないから

　　　永津くんが私を呼んだのは正解だと

　　　思うよ

　　　とにかく、先ずは影が逃げたダムを

　　　調べてみるよ

　　　永津くんも危ないから、プレハブに

　　　入ってなさい」

永津「いいえ俺行きます

　　　兄貴だけ危ない思いさせられませんから」



い、いや、返って足手まとい・・・って言っても

ダメだろうな～・・・はぁ～・・・仕方ない



透明「それじゃ～、私からは決して

　　　離れないように

　　　まあ、手伝ってもらえることもあるかも

　　　しれないからね」

永津「はい」




私達は、ダムの方へ歩いて行く・・・。

先ほどよりは霧も消えてきているが、

まだ遠くまでは視界がきかない状態だ

プレハブから歩いて１００メーターくらい、

ダムの貯水池にさしあたる・・・。



透明「う～ん・・・向こう岸までは見えないか」

永津「こんなに霧が出るのも久しぶりです」

透明「少し、貯水池の周りを歩いてもいいかな」

永津「了解です」


私達は池の周りを見て回る・・・。



永津「あにき～さっきから何か探している

　　　みたいですけど・・・」

透明「あっう、うんちょっとね

　　　少し予想たててたから、探してみようと

　　　思って」

永津「何をですか」

透明「う～ん、まあ、気にしないでいいよ

　　　ただの予想だから

　　　それより永津くんは、池の方をみておいて

　　　何か影のようなものが動いたらすぐに

　　　教えてくれるかな」

永津「わ、わかりました」



永津くんは池を睨みつけながらガラ悪く歩いている

私は、予想のモノを探す・・・

しばらくして・・・・。



透明「」


急に足を速める私・・・。


永津「ちょ、ちょっとまってくださいよ～

　　　あにき～っ」

透明「あった」





私が求めていたモノ

それは・・・・・。





　　　　　　　　　　　　続く・・・。

　　　







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