

私達は直ぐさま円に連絡を入れる

「プルルルルルッ・・・プルルルルルッ

透明「・・・出ない


陣「や、やっぱり円が


透明「い、いや


円がやった証拠がなければ
あいつに一生言われ続けることに
なる可能性もある

陣「


透明「一生モルモットになりたいか


今まで見たことが無いほど首を振る陣くん


透明「とにかく、あいつが行きそうなところを
当たってみないと

陣「な、なあ


あいつ結構瑠璃の家に入り浸ってたぞ

透明「そっか


「プルルルルルッ・・・ガチャ

透明「あっ


瑠璃「とうめ~いぃぃぃ


どうしよ~う


透明「えっ




瑠璃「響が・・・響が起きないの~


透明「な、なに~っ

それからは、大泣きしている瑠璃が何を
言っているのかわからない状態


透明「と、とにかく今からそっちに行くから

今どこだ

なんとか聞き取れた病院名をたよりに私達は
急ぎ瑠璃の待つ病院に駆けつける



陣「瑠璃


瑠璃「まだ、起きない・・・

きっと長い間泣き続けたんだろう

目が腫れて真っ赤になっている・・・。
透明「お医者さんは

瑠璃「原因はわからないって・・・。
でも、命には別状はないから
安心してくれって・・・。」
透明「そ、そうか、よかった

陣「・・・ひ、ひで~っ

・・・ゆるせない


透明「陣、落ち着け



本当に狙われているのかもわからないん
だから

そう言っている私の本心もやるせない気持ちで
いっぱいだった


瑠璃「どういうこと

私達は瑠璃に今まであったことを説明する・・・。
瑠璃「・・・・・・。」
透明「まだ、何もわかっていないんだけど

陣「・・・・・・。」
瑠璃「・・・で、でも、円なら響に手を出す
ようなことはしないよ

陣「お、俺だってそう想いたいよ

透明「とにかく、円を捕まえないと話が
進まない

それに、一度瑠璃の家を調べさせてくれ

私達は、瑠璃に家の鍵を借り一路
瑠璃の家に向かった・・・


一体何が起こっているんだ

続く・・・。
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