


乙坂「う~ん
・・・モテるのって、

案外、難しいものなんですね
」

透明「あっ
いや
私の言い方が、難しくして


しまっているだけかもしれない

ごめんね

もう少し簡単に話をしようか
」

乙坂「はい
」

透明「乙坂さんが、人からモテたい
というのは、

人に望んでもらいたいということなんだ

つまり、乙坂さんは、沢山の人に自分の持っている
良さを理解してもらわないとならないということ

その為に必要なのは、大げさにアピールをすること
ではなくて、君自信から出てくる生き方や雰囲気が
大切になるということなんだ
」
大切になるということなんだ

乙坂「私から出てくる生き方・・・雰囲気・・・。
う~ん
・・・難しいですね


まだ、わざとらしくアピールする方が楽な気が
します・・・
」

透明「そうだね

でもね、人が人を望むというのは、その人にある特定の
魅力を感じるからなんだ

その魅力は千差万別だから、人によって違うけど、
一番大切なことは、モテようとせずに、
多くの人に寄り添う気構えがあるかどうか
多くの人に寄り添う気構えがあるかどうか

にかかってくる
」

乙坂「えっ



モテようとしないで、人に寄り添うって・・・。
あれっ
モテたいから、人に関わって行くのでは
ないのですか

ないのですか

モテようとしないで
えっ
えっ
」




くすくす
ここはまだ、わからないかもしれないな・・・。

透明「よし
もっと砕いていこう


それじゃぁ~、乙坂さんがモテる為に、沢山の人に
自分をアピールして、必死に周りに取り入ろうと
したとしよう
自分をアピールして、必死に周りに取り入ろうと
したとしよう

さて、そんな自分を客観的に見てどう思う
」

乙坂「ちょ、ちょっと、気持ち悪いです・・・・
」


透明「そうでしょ
意外と自分がモテようと行動すると

周りから見ると、変な状況になってしまうものなんだ

もちろん、それに乗ってきてくれる人もいるかも
しれないけど、乙坂さんの望んでいる、自分を望んで
くれる人って、そういうことで乗ってくる人では
無いんじゃないのかな

それに、もしここで乗ってきた人とお付き合いを
することになれば、無理をしている乙坂さんを
一生見せ続けなければならなくなると思うんだ
」
一生見せ続けなければならなくなると思うんだ

乙坂「た、確かに、それはちょっと・・・
」

透明「でしょ
ということで、核心に入るけど、

モテたいと想う人は、モテたい気持ちはあっても、
それを全面に出すことはもちろん、人に望むことは
しないことが大切になる
」
それを全面に出すことはもちろん、人に望むことは
しないことが大切になる

乙坂「あっ
」

透明「何となくわかってきたかな

モテたいという気持ちは、決して悪いことではない

でも、それを表にだして行動すれば、相手に対して
自分を望んでくれ
という自分の望みにしかならないんだ


相手に望みを突きつけ、相手が望んでくれるというのは、
非常に難しいこと

モテる人になるというのは、相手が望むものを受け止めるだけの
柔軟性や器が必要になるものなんだ
柔軟性や器が必要になるものなんだ

望むことを強要すれば、相手は受け入れることしかできない

そうなれば、相手が君に望むことは伝わらないと認識される

さっきも言ったように、モテるというのは、相手に望まれること
であって、望みを受け取ってもらうことでは無いんだ
」
であって、望みを受け取ってもらうことでは無いんだ

乙坂「はぁ~
凄い納得
・・・私は、モテたいと望んでいるだけで、


相手の望みを受け入れる気はなかったかも・・・
」

透明「こういう柔軟性や器を、人間の格と言うんだ

君の格は
どこにあるかな
」


人が持つ格というもの・・・
次回、格について考えます

次回、格について考えます

続く ・・・。







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