

私は、恐る恐る言葉を選びながら
鬼子母神様にうかがう・・・

透明「あの~
大母様
」



大母「んっ
なんじゃ
」


透明「つかぬ事をお伺いしますが

この宿に対して、あるいは、この宿の
主人に対して、何か・・・
」

大母「んっ
なんじゃ~
私がこの宿や主人に
仏罰を与えておると言いたいのか
」


仏罰を与えておると言いたいのか

透明「あっ、いやっ、その・・・はい・・・
」

大母「くくく・・・くくくっ
あはははははっ
」

あはははははっ

透明「
」

大母「お前は、ほんに直接的なヤツじゃなぁ~ 

しかし ・・・ひかえよ
」

透明「うっ



(し、心臓が潰されそう
)


も、申し訳ございません
」

大母「我を見くびるでないわ
あやつと同じように考えておるのだろうが、
我はあやつ程、心胆低くはないぞ
」

あやつと同じように考えておるのだろうが、
我はあやつ程、心胆低くはないぞ

透明「軽率な発言
誠に、申し訳ございませんでした
」


大母「ふん
・・・まあ良いじゃろう、今回だけは大目にみよう
」


透明「あ、ありがとうございます
」


あ、あぶねぇ~



大母「それにな
この宿には、小さいながらも、
別場所に我の祭壇を用意しておる
場が変わろうが、我を頼るものを罰したりはせん
」

別場所に我の祭壇を用意しておる

場が変わろうが、我を頼るものを罰したりはせん

透明「そうだったのですか

気付かず、本当に申し訳ありません
」

大母「まあ、お前が聞きたいことは、わかっておる
この宿にかかる怨念のことであろう
」

この宿にかかる怨念のことであろう

透明「えっ
知っておられたのですか
」


大母「当然であろう
」

透明「やはり、この宿には怨念がかかっているのですね

私が視た限りでは、見つけることができなかった
のですが・・・・一体、どこに
」


大母「お前がわからないモノを、我がわかるわけもない
」

透明「えっ
どういうことですか
」



大母「つまり、この場には、そんなものは無いと
言うことじゃ
言うことじゃ

それに、我もおるのじゃぞ
たまにとは言え、我が逗留しておるときに、
そんなものがあれば、我の力で吹き飛ばしてくれるわ
」

たまにとは言え、我が逗留しておるときに、
そんなものがあれば、我の力で吹き飛ばしてくれるわ

透明「た、確かに・・・
」


う~む~
・・・一体どうなっているんだ
意味が分からなくなってきたぞ



意味が分からなくなってきたぞ


続く ・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

