

潤くんとお母さんが話し始めたタイミングを
見計らい、前もって潤くんの守護霊様に
呼びかけしておいたのが幸いしたようだ

同調が切れると同時に守護霊様が潤くんの
手を取り、あの世に戻って行く潤くんを
確認することができた・・・これで一安心

透明「はぁはぁ


もう少し長く繋げられたら
良かったのですが・・・

母親「・・・透明さん

本当にありがとうございました

母親の顔に生気が戻っている

透明「想いは伝えられましたか

母親「はい

透明さん・・・あなたは神様ですか

透明「キョトン



そんな大それた者じゃないですよ

ただ、本当に申し訳ありません

母親「えっ

透明「嘘をついていました


私は潤くんの会社の先輩ではないんです

母親「えっ


透明「はい


今回色々とありまして、潤くんと
知り合いになり、潤くんの想いを
伝えるお手伝いをするために
嘘までついてしまいました

本当に申し訳ありませんでした


母親「いいえ

嘘までつかせてしまい、申し訳ないのは
こちらの方です

透明「もう、大丈夫ですか

母親「はい

って言っていましたから、私も潤に
恥ずかしくないように生きてゆきます

もう大丈夫そうだな

この後、少し話をして母親の生きる意思を
しっかりと感じとった私は、安心して家路につく

透明「はぁ~





足元フラフラ、右肩ズキズキの透明先生

透明「っん


何か忘れているような

・・・ああああ~~~~っ

怒涛の出来事で、楽しみにしていた
買い物袋の中のカップ神様達が
いなくなっていることに今気づく・・・。
透明「いや~~~~~っ


今日一の叫び声を夜の闇にこだまさせる
透明先生なのでした~・・・

完







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