

守護「おんしは、人のサガやモノの道理を
何を持って判断しておる
」

透明「
・・・と申しますと
」


守護「おんしの価値観じゃ
」

透明「私は、人間を素晴らしい存在だと
想っています
」
想っています

守護「なにゆえじゃ
」

透明「人は、多くの複雑な感情を持ち、
あらゆる状況に対応できる知恵を
持っています

もちろん、知恵を持たぬ者も中には
いますが、それでも必要な時に
必要なものを学ぶこともできます

皆、幸せを体現するために、様々な想いを
具現化しようと努力し励み、行動する・・・。
人は良欲ありて幸福を得んものとして
最良の選択を導き出す力をもっています
最良の選択を導き出す力をもっています

私は、そんな人間を人としてのサガや
モノの道理を通して判断できるほど
偉くもなければ、その様な眼も
もちあわせていません
」
モノの道理を通して判断できるほど
偉くもなければ、その様な眼も
もちあわせていません

守護「では、間違いを犯す者も判断できんと
」

透明「私も人間ですから

ですが、これだけは言えると想っています

人は道を間違え、苦行を強いられることも
あります

そこには、その事柄に至った理由と想いがあると
私は想っています

もちろん、全ての事柄が許せるモノでは無いことは
重々わかっていますが、少なくとも、取り返しの
きく事柄に関しては、そこから得る知識や経験を
知恵に変えて、そこから抜け出すための努力に
変えることができますから
」
変えることができますから


守護「くくくっ
おんしは雄弁じゃな


おんしが信用に値することはわかった

・・・此度のことも話してよいということもな
」

透明「いたみいります
」

守護「奈津にとって、われは7代前の先祖となる

しかし、こやつは連綿と続く最上の名を
穢し絶えさせることを選びおった
」

透明「・・・それって、どういう意味ですか
」

守護「わからんか
・・・奈津は最上家の家長となる

存在であったんじゃ・・・。
しかし、その性格は到底、家督を継げるに
値しないものじゃった・・・
」

透明「・・・・・・。」
ここからしばらく、守護霊様の話を聞き、
言葉を交わしながら、私なりに守護霊様の話を
まとめてみた・・・
まとめてみた・・・

守護霊様曰く・・・。
最上奈津ちゃんの家は、連綿と続く旧家で
その土地一帯を統べる豪族だったらしい・・・

そのお家は今でも地域に影響を及ぼすほどの
力を持っており、そこには長女である奈津ちゃんと
妹さんの2人が産まれ、男子には恵まれなかった
とのことだった・・・。
そして、奈津ちゃんはしきたりの強い家に反発

かなりヤンチャな友人と共に、あまりよろしくない
遊びを頻繁に行なっていたらしい



そして、18歳の時に・・・妊娠・・・。
家族には言わずに子供を堕ろすことになる

それからは、危険な遊びに拍車がかかり、
使用してはいけないモノにも手を出し

内臓の機能不全がおこり、そのことが大元となり
色々な病気を併発

19歳の若さでこの世を去ることとなった・・・。
透明「死因は・・・病気か・・・
」


守護「おんしにも、わかるであろう

守護たる我がどんなに導こうとも
それを無視し、自ら死に往かんとした
こやつの諸行は、自害としか言えんのじゃ
」
こやつの諸行は、自害としか言えんのじゃ

こりゃ~、相当根深いな~ 



続く ・・・。







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