



透明「さてと、次は懺悔かな
」

加苅「ざ、懺悔ですか
」


透明「うん
加苅さんは、結果的に業が深かった
から、情状酌量がつかないわけだよね

から、情状酌量がつかないわけだよね

ということは、自分の中にも思い当たる
事柄はあるんじゃないのかな
」

加苅「うっ
・・・そういわれると・・・
」


透明「もちろん、今から今までしてきたことを
全て懺悔しろとは言わない

ただ、自分自身が自分を謀り、相手を謀った

あるいは、謀ったのではないか
と思う

ことくらいは、思い出せるんじゃないかな



このやり方は、本来は人間の時に行って
おくと良いのだけど、人生を振り返るときに、
おくと良いのだけど、人生を振り返るときに、
懺悔表というモノを作って、書いておくことで、
己の未熟さや罪の重さを量ることができるから、
徳を積む為にも有効な方法になる

でも、加苅さんの場合、ノートを今から作れないから、
核心部分だけを懺悔して欲しいんだ
」

加苅「ううっ
・・・でも、どうやって・・・。」

透明「それじゃぁ、私が質問するから、真実だけを答えて
くれるかな
」

加苅「わ、わかりました
」

透明「それじゃぁ、最初に
今まで人を謀ったと思うことは
あるかな
」

あるかな

加苅「そ、それは
・・・はい・・・
」


透明「加苅さん
私は、あくまでも中立だから、

包み隠さず話していいからね
」

加苅「は、はい
・・・沢山あります・・・
」


沢山あるんだ



透明「それじゃぁ、その謀った結果はどうだった

結果的に問題が無く、良くなったことと

結果的に悪くでたこと

どちらが多かったかな
」

加苅「う~ん
・・・半々かな
」


透明「でも、加苅さんは、その人を謀ったかもしれないと
想っていたんだよね
」

加苅「は、はい
・・・でも、多分・・・結果が良かったから、

良いかなぁ~と思っていたと思います
」

透明「なるほど
それじゃぁ、結果が悪かったときは、

どう思った
」

加苅「・・・正直、失敗した
と思いました・・・。

でも、それは相手がちゃんとしていなかったから
だと、相手にも自分にも言い聞かせていました・・・
」

透明「でも、罪の意識はあったんだよね
」

加苅「は、はい
・・・正直、確信はないことばかりでした


でも、上手く行くこともあったので、やはり私には
人を導く才能があると信じていました・・・いや、
信じ込ませようとしていただけかもしれないです
」

透明「そうですか
」

加苅「あの~っ
」


透明「はい
」

加苅「せ、先生は・・・ご自身が人を救う為に、この仕事を
されているんですよね
されているんですよね

それは、自分の力が修行とかで、確固たる力だと
知っているからですか
」
知っているからですか

透明「ううん
違うよ
」


加苅「
」

透明「私は、自分が人を救うなんて大それたことは、
一度も考えてないよ
」
一度も考えてないよ

加苅「えっ
」


透明「私は、救われる為のお手伝いができればと
思っているだけだよ
」

加苅「で、でも
」


透明「さっきも、見たでしょ
」

加苅「
」

透明「和重くんは、自分自身で先の展望を導いて
見せたよね

それは、あくまでも自分の力で
考えで
勝ち得た


結果なんだよ

私は、そんな人たちの糧でありたいと想っている

私の知識や、経験、能力は、あくまでも求める人が
それに触れ、人生をより良く生きる為の智慧として
糧とし、学びとなり、自らの力で幸せを勝ち得る
指針であれば良いと考えているだけなんだ
それに触れ、人生をより良く生きる為の智慧として
糧とし、学びとなり、自らの力で幸せを勝ち得る
指針であれば良いと考えているだけなんだ

まあ、付け加えて言うならば、私はそのことでご飯が
美味しく食べられているから、少し申し訳ないと
思う気持ちもあるのだけどね
」

加苅「そ、そんな・・・。」
透明「加苅さんと私は違うから、別に加苅さんの考えが
間違えているとは言わないけど、加苅さんが
自分や人を謀っていた意識があるのであれば、
そこには賛同できない
そこには賛同できない

ただ、ひとつ教えてくれるかな

加苅さんは、人を導き何を得たの
何を得たかったの
」


加苅「そ、それは・・・
」

続く ・・・。







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