呪
VS 呪符師
・21
多々羅「オン
マユキ・・・ソワカ
」
「ギギャ~ッ
」
次々に鬼を調伏してゆく多々羅さん
神にこの場を任せられた為か、
普段とは違い、真剣に立ち回っている
彼は本来、天才の部類に入る呪符師だ
しかし、ある時を境にその目を自ら
閉じてしまった・・・。
それは、彼を本当の息子のように愛した
偉大なる師の死因と大きく関係している
彼は、確かに修行をおこたり、使える属性を
増やすことをしないが、彼の師が教え育てた
属性だけは、どんな呪術師も呪符師も敵わない
多々羅「ナメるなよ・・・
」
人間離れした身のこなしと冷静な洞察力
相手の裏をかく動きが子鬼を翻弄し、
最小限の体力と呪力で鬼を次々と退けてゆく
こういった技術は、私も参考にすることが多い
多々羅「まったく
・・・いつまで・・・。」
多々羅さんの安定した闘いを横目に、
秋葉大権現は、隠形鬼の調伏を進めてゆく
最初、秋葉大権現を召喚した時に感じたのは、
正に猛き神の魂
しかし、その調伏の仕方は私が考えるよりも
静かで、優しいものであった
秋葉大権現は、隠形鬼の柱に手を触れ、
隠形鬼の心に溶け込んでゆくようだった
そして、その姿は、隠形鬼の心に寄り添う
ような言ノ葉を紡ぐもの・・・。
権化「何故に、悲しむ・・・。
何故に、苦しむ・・・。」
隠形鬼「ぐううううっ・・・すく・・・い・・・
」
権化「救われたい・・・救われないことが恐ろしいか
」
隠形鬼「恐ろしい・・・口惜しい・・・
」
権化「そうか
・・・ならば、我が救うてやろう
」
隠形鬼「・・・信じぬ
・・・恨む・・・憎む・・・
」
権化「勘違いをするでない
・・・救うのは我だが、
救われるのはお主ぞ
」
隠形鬼「
」
権化「この世の救いは、相合なり・・・
救おうとする者、救われようとする者の
相合なくして、救いとは言わん
救おうとする者ありも、救われようと
する者なくば、相合ならず
救われようとする者ありも、
救おうとする者なければ、相合はならず
救いの手をはらい疑うもならず
救われたくも救うにあたいしなきもならず
故に、我がお主を救うが、救われるか
否か
お主の御霊しだいぞ
暗き寂しき場に隠形するを良しとし、
まだ、お主は求めるか
恐れるか
」
隠形鬼「オオオオオ~ッ・・・我・・・
救われたし
・・・我・・・救われたし・・・・
」
権化「相(あい)は愛(あい)にて、
合(ごう)は神(ごう)にて、
愛神とならん
よう耐えた
・・・よう待った
・・・。
我の手を取り、いざ、陽光の照らす世へ
」
隠形鬼の手が、秋葉大権現の気に触れ融合されてゆく・・・。
神の鑑定
形は違えど、最高の鑑定を目の当たりにした私は
自然と涙が溢れていた・・・
それと同時に、私の身体から神の御霊が解き放たれ、
私と多々羅さんを包み込む
続く ・・・。
昴と透明先生のお店
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多々羅「オン


「ギギャ~ッ

次々に鬼を調伏してゆく多々羅さん

神にこの場を任せられた為か、
普段とは違い、真剣に立ち回っている

彼は本来、天才の部類に入る呪符師だ

しかし、ある時を境にその目を自ら
閉じてしまった・・・。
それは、彼を本当の息子のように愛した
偉大なる師の死因と大きく関係している

彼は、確かに修行をおこたり、使える属性を
増やすことをしないが、彼の師が教え育てた
属性だけは、どんな呪術師も呪符師も敵わない

多々羅「ナメるなよ・・・

人間離れした身のこなしと冷静な洞察力

相手の裏をかく動きが子鬼を翻弄し、
最小限の体力と呪力で鬼を次々と退けてゆく

こういった技術は、私も参考にすることが多い

多々羅「まったく

多々羅さんの安定した闘いを横目に、
秋葉大権現は、隠形鬼の調伏を進めてゆく

最初、秋葉大権現を召喚した時に感じたのは、
正に猛き神の魂

しかし、その調伏の仕方は私が考えるよりも
静かで、優しいものであった

秋葉大権現は、隠形鬼の柱に手を触れ、
隠形鬼の心に溶け込んでゆくようだった

そして、その姿は、隠形鬼の心に寄り添う
ような言ノ葉を紡ぐもの・・・。
権化「何故に、悲しむ・・・。
何故に、苦しむ・・・。」
隠形鬼「ぐううううっ・・・すく・・・い・・・

権化「救われたい・・・救われないことが恐ろしいか

隠形鬼「恐ろしい・・・口惜しい・・・

権化「そうか


隠形鬼「・・・信じぬ


権化「勘違いをするでない

救われるのはお主ぞ

隠形鬼「

権化「この世の救いは、相合なり・・・

救おうとする者、救われようとする者の
相合なくして、救いとは言わん

救おうとする者ありも、救われようと
する者なくば、相合ならず

救われようとする者ありも、
救おうとする者なければ、相合はならず

救いの手をはらい疑うもならず

救われたくも救うにあたいしなきもならず

故に、我がお主を救うが、救われるか


お主の御霊しだいぞ

暗き寂しき場に隠形するを良しとし、
まだ、お主は求めるか


隠形鬼「オオオオオ~ッ・・・我・・・
救われたし


権化「相(あい)は愛(あい)にて、
合(ごう)は神(ごう)にて、
愛神とならん

よう耐えた


我の手を取り、いざ、陽光の照らす世へ

隠形鬼の手が、秋葉大権現の気に触れ融合されてゆく・・・。
神の鑑定

形は違えど、最高の鑑定を目の当たりにした私は
自然と涙が溢れていた・・・

それと同時に、私の身体から神の御霊が解き放たれ、
私と多々羅さんを包み込む

続く ・・・。







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