

透明「成実さん

決めてるんですか

成実「えっ

本当は先生が良いならそれが
一番いいんだけど~

透明「も、も~う



真面目に話してるんですから~

成実「くすくす


笑顔・・・安らぎ・・・
でも、対価をすり替えている・・・
自分では気がついてないんだ


成実「ねえ、先生

お金もっていて、私と浮気して
くれそうな人いない


透明「う~ん



・・・紹介しましょうか

成実「えっ



動揺、恐れ、不安、倦怠・・・。
喜びは入ってない、やっぱり本心じゃない

自分を埋めることへの執着・・・。
「つまらない・・・。」
さっきの言葉が引っ掛かる・・・。
透明「あっ

ないかも


成実「そ、そうなんだ


私、こうみえて結構面食いなんだから~

透明「あははっ


安堵、欲求、自己防衛・・・。
うん


後は・・・。
透明「成実さん

もらえる分しか無いんですか


成実「えっ


私も昔は働いてたから、結構貯金は
あるんだよ

透明「なるほど~

気はないということですよね

成実「うん

主人の仕事を手伝ってるんですもの!
その分のお給料を生活費でもらって
るんだと思ってるから

透明「確かにその通りですね

成実さんなら、旦那様の仕事を
手伝わなければ、働き口なんて
引く手あまたですもんね


成実「そ、そう・・・よね・・・。」
やっぱり、その話になると・・・。
彼女の表情は、先ほどとは打って変わって
無表情になる

その様子は、目鼻立ちのくっきりとした
美しい人形が、椅子に座らせられている
ようでもあった

透明「(彼女の苦しみか・・・。
おし


後は、木人図で視た情報と照らし合わせて

さあ、本格的に彼女を救おうか

次回

彼女の欲求と心の闇が顔を覗かせます

続く・・・。
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