占い師の日記

お客さんの鑑定の話や業界の裏話などを紹介♪
風水/パワースポット/富学占などお役立ち情報も(^O^)/

五色の御霊・鑑定47ー6

2011年05月31日 01時00分35秒 | 鑑定46-鑑定48
 (ごしきのみたま)・6


恵那「で、でっ どうだったの


恵那ちゃん・・・興味津々だね~

やれやれ


透明「全く初めてのケースだから、

   私が正しいのかはわからないけど

   彼女の身体に内在する五色の御魂

   かなりバランスを崩しているみたい

小室「ごしき

透明「そう五色の御魂(ごしきのみたま)

恵那「うを~~~っ初用語登場


・・・・・・はぁ~


透明「五色の御魂っていうのは、

   人間を構成している気の種類


   静けさ・冷静さを司る 水の気

   情熱・動作を司る 火の気

   優しさ・尊さを司る 木の気

   品格・気高さを司る 金の気

   心の広さ・深さを司る 土の気

   この五つの気質が身体と心を

   円滑に動かすためのエネルギー

   なんだけど、この気質のバランスが

   上手く使いこなせないと人間は

   色々な意味で偏ってしまうんだ

恵那「ちょ、ちょっと待って

透明「なに

恵那「説明が早すぎる書き取れない

透明「・・・こいつ、外にホッポっていい

小室「・・・い、いや それは・・・

透明「と、とにかくこの五色のバランスが

   悪いと、色々な考えられないことが

   簡単に起こってしまう

   もともと人間は、不思議な生き物で

   こういう微妙なバランスを無意識に

   とりながら生きている凄い能力を

   もっているんだ


   逆に言えばこの五色を自分の意志で

   コントロールすることが出来れば

   もっと不思議なことが簡単にできる

   ようにもなってしまう

恵那「うそコントロールしたい

透明「・・・あのさ~ 恵那

   小室さんは困ってるんだよ

   もう少し静かにできんかね

恵那「あっ優香ちゃんごめんね

   つい興奮しちゃって


こちらには、謝りなしか~い

まったく



小室「ううん恵那ちゃんが明るいから

   救われるよ


小室さん、優しすぎ



透明「とにかく、小室さんのこの状態は

   確実に五色のバランスが崩れた

   ことで、起こっているといって

   間違いないでしょう

小室「ど、どうすればいいんですか

透明「まずは、五色のバランスを元に

   もどすのが先決だね


   それは、私がやるから安心して

   その後は、自分で行える五色を

   整える方法
を教えるから、しばらくは

   毎日やるといいよ

小室「有り難うございます



私は、再度小室さんの後ろに立ち

頭に手を乗せる・・・。


透明「もし、気持ち悪くなったりしたら

   遠慮なしに言ってね


小室「は、はい



先ずは、火の気を抑え水の気を

入れないとダメか・・・

五色の御魂修復作業開始



次回、彼女を襲った一連の流れを

説明します







                  続く・・・。
   








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五色の御霊・鑑定47ー5

2011年05月29日 01時00分11秒 | 鑑定46-鑑定48
 (ごしきのみたま)・5




透明「・・・・・。」

恵那「・・・ひそひそ・・。」

小室「・・・ひそひそ・・。」



ええ~い気か散る

恵那ちゃんは、小室さんに色々説明

しているようだが、集中している私に

とってはえらく気になる・・・



透明「(いかんいかん集中集中)」



彼女の木人図には確かに彼女が幽体離脱した

後の様子が視てとれる・・・。

かなり慌ててるな~


しかし、何で急に離脱するようになったんだ

う~ん・・・原因らしいものは特には無いな~

とにかく、彼女の身体が動き出した原因

わかれば、おのずと見えてくるのかもしれない

まずは、彼女の身体が動き出す状態を

視てみないと・・・。

私は、小室さんの身体が勝手に外に出てしまう

現場を探す
・・・。


透明「(あった)」


確かに彼女は、眠っている・・・

意識体が入っているのかまではわからないが

取り敢ず何か別のモノが身体を動かしている

様子は無い
・・・一体どういうことだ

・・・・・・・・・・・・・・・・・。

しばらく様子を視ていると、どうやら意識体が

帰ってきたそぶりが見える・・・。


透明「(んっこ、これって・・・。)」


小室さんの意識体が身体に帰ってきたとき、

私の目には彼女の身体がぼんやり光を放っている

ように視える

・・・・・・・・あれっなんだ

突然今まで放っていた光が弾けとんだ

・・・・・・・・これって意識体が帰ってきたって

ことなんだよな~

でも、意識は戻らない・・・。

さっきの光がはじけたせいなのか

・・・・・・これで終わり

初めてのケースで、何だかよけいこんがらがってきた

う~~~ん



透明「う~~~ん

恵那「何かわかった

小室「ゴクリッ

透明「う~ん・・・わからん

恵那「ええ~っなにそれ~

透明「でも、少し仮説はたてられたよ

恵那「どういうこと

透明「今、それを調べるから待っててよ


私は、席を立ち小室さんの後ろに立つ


透明「小室さん少し目をつむっていて

小室「は、はい
 


小室さんは肩をすくませながら目を閉じる

私は、彼女の頭に手を乗せて、自分の仮説が

正しいものなのかを調べはじめる
・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・やっぱり



透明「はい いいよ

小室「あっ はい

恵那「何かわかった

透明「うん わかったよ



次回、真相が明らかに






             続く・・・。









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五色の御霊・鑑定47ー4

2011年05月27日 01時00分47秒 | 鑑定46-鑑定48
 (ごしきのみたま)・4




透明「う~ん・・・

   小室さんが幽体離脱していることは

   間違いないみたいだね

   問題は、本体がその間勝手に外出して

   しまうということか

恵那「どういうこと

透明「うん、本来幽体離脱っていうのは

   意識体、いわば自分の意識の塊みたいな

   ものが外に飛び出すものなんだ

   だから、ちゃんと記憶も残るし

   意識的な行動もとれる

   逆に、本体にはその意識が無い

   状態だから、普通に考えると

   身体を動かすことはあり得ないんだよ

小室「・・・・。」

恵那「そ、それってどういうことなの

透明「最初は、小室さんが幽体離脱をしている

   こと自体が勘違いで、夢を鮮明に覚えていて

   身体が勝手に動いてしまう夢遊病的な

   ものだと思っていたんだけど、

   小室さんの話からすると、確実に

   幽体離脱の予備動作をこなしているから

   その線は無いっていうことになる・・・。

   後、考えられるのは、何らかの理由で

   幽体離脱中でも意識体が身体に少し

   残っている可能性と
・・・

恵那「・・・後は

透明「小室さんの留守中に身体を勝手に

   動かしている誰かがいる可能性がある


小室「えっ・・・こ、怖い

恵那「ちょ、ちょっと待って

   もしかしたら、意識が外に出てても

   ほらなんだっけ・・・。」

透明「・・・深層心理

恵那「そうその深層心理ってヤツが無意識に

   働いて動いてるだけかもしれないじゃん

透明「それは無いんだ

恵那「えっどうして

透明「本来、意識も無意識も意識体を通じて

   発動するもので、無意識っていうのは

   意識していないだけの状態で、意識は

   あるんだよ

   無意識におこなってしまったことでも、

   後から何であんなことしてしまったんだろう

   的な回想は出来るでしょ

   それは、意識があるからこそ無意識に

   何かが出来るというわけなんだ

   深層心理は、その意識体と直結している

   機関だから、意識体が身体の外に

   出てしまっている状態では、眠って

   しまっているのと同じ状態なんだ


恵那「じゃ、じゃあ・・・やっぱり・・・

透明「う~ん・・・今視ている状態では

   小室さんに何かが取り憑いていることも

   無いようだからわからないけど、

   その可能性も考えて調べてみないと

   いけないよね

小室「・・・こ、こわいよ~っ

透明「大丈夫私が何とかするから

   とにかく先ずは、小室さんのこと

   少し視させてもらうね

小室「は、はいお願いします



とにかく、先ずは原因を調べなくちゃ


さてと木人図アクセス


小室さんが何故幽体離脱をするように

なったのか

誰が彼女を動かしているのか

徹底的に調べてみます





         続く・・・。

   




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五色の御霊・鑑定47ー3

2011年05月25日 01時00分28秒 | 鑑定46-鑑定48
 (ごしきのみたま)・3



透明「それじゃ~、少しお話させてもらうね

小室「はい

透明「さっき、幽体離脱してる気がするって

   言ってたけど・・・。

   その時の状況を教えてくれるかな

小室「はい!・・・私が幽体離脱らしいことを

   するようになったのは、去年の秋頃から

   だったと思います・・・。

   最初は、身体が勝手に天井まで浮いて

   恐ろしくて、ジタバタしていたら

   勝手に身体に戻っていました

透明「そのときは、意識はちゃんとあったの

小室「はい

透明「なるほど~その後も幽体離脱のような現象は

小室「その後は、しばらくなかったんですが

   今年に入ってから、度々起こるように

   なってしまって

透明「そうですか・・・家の外に出るようになったのは

   いつぐらいから


小室「最初の2回くらいは家の中で終わったんですが、

   その後、勝手に外に出てしまって・・・

透明「なるほど今年に入ってどれくらいの頻度

   出ちゃうのかな

小室「う~ん・・・特に数えてはいないんですけど

   一週間に1・2度は・・・。」

透明「そ、それってかなりの頻度だよね

   そこまでくると、少しはコントロール

   出来るようになったんじゃない

小室「はい最近では行きたいところにいける

   ようにはなってきました

透明「幽体離脱中は、空を飛んでるの

小室「はいほとんどはそうです

透明「本体が外に出るようになったのは

小室「先月くらいからです

   朝起きると、家の外だったりして

   凄く怖くなっちゃって・・・。」

透明「幽体離脱は、自分の意志で出来る

小室「いいえほとんどが勝手にです・・・。

   でも、あっでちゃうっていうのは

   自分でもわかるので、出ないように
  
   抵抗はするんですけど、上手くいかなくて

透明「・・・・・・・・・・・・・・。

   (そこは、自分ではコントロール出来ないんだ・・・)

   なるほど~・・・最後に基本的なこと

   聞いていいかな

小室「はい

透明「身体から幽体が出るときの感覚を

   教えてくれるかな


小室「はい最初は、急に耳鳴りが起こって

   それが五月蠅いくらい大きくなって

   身体が震え出すような感じになります

   その後、突然ドンっという押された

   感覚に襲われて、外に出る感じです

透明「・・・ありがとう

   沢山質問しちゃってすみませんでした

小室「いいえ 私も上手く話せなくてごめんなさい




まいったな~

こりゃ~本当に幽体離脱してるみたいだ

本来幽体離脱をすることは、そんなに難しい

ことではない

私も必要なときには行うことはあるのだが、

彼女の言っていることは殆ど私が普段出るときの

感覚と似ている・・・。


幽体離脱をするときの条件は、

半分寝ていて半分意識がある状態を維持すること

つまり、意識が朦朧としている寝かけの状態で

一般的には気持ちの良い状態

それを眠りに落ちないように意識をたもたせていると

耳鳴りが強く起こったり、バイブレーションと呼ばれる

身体の中で起きる振動が感じられるようになり

耳鳴りやバイブレーションが高まることで

身体から意識体だけがはじき出される仕組みである




彼女の場合、完全に幽体離脱するための行程を

踏んでいる・・・。

さてさて、困ったぞ

出来れば夢遊病落ちの方が楽だったのだが





 


           続く・・・。
    
         





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五色の御霊・鑑定47ー2

2011年05月23日 01時00分01秒 | 鑑定46-鑑定48
 (ごしきのみたま)・2





透明「外に出てしまう

小室「は、はい

透明「それって・・・実体

   それとも・・・

小室「それが・・・わからないんです

恵那「私もさ~ それって幽体離脱って

   言うやつじゃないのかな~って

   思ったんだけど、ちょっと違う

   みたいなんだよね~

透明「どういうこと

小室「そ、それが・・・自分でも幽体離脱を

   しているような気がするのですが

   身体に帰ってきたとき、身体は

   家の外に有って、そのまま外で寝ていたり

   するんです
・・・

透明「えっ ちょ、ちょっとまって

   幽体離脱はよくある現象なんだけど

   幽体離脱中に本体が動いて勝手に

   外に出てるってこと


小室「はい・・・

透明「ええ~っ



ビックリした 本来幽体離脱をしているとき

いうものは、意識体が外に出ていることになる

つまり、身体自体は眠りについている状態で、

身体を動かす意識体が不在のときに

勝手に身体が動くということはあり得ないはず

いや まてまて、ここは柔軟に

実際にそれが起こっているということは、

何らかの理由で身体に意識体が残っているか

他の意識によって動かされているか

それとも、本当は幽体離脱をしておらず

意識自体が夢の中で、いわゆる夢遊病とよばれる

症状が出ている可能性もある


どちらにせよ、この状態は危険極まりない状態

よく、夢遊病などの意識のハッキリしていない

状態で外に出てしまい、事故や事件に巻き込まれる

ケースは結構多い

小室さんの場合もかなり危ない状態といえる




透明「う~ん・・・とにかく、真相究明が先だね

   小室さん 少し質問させてもらってもいいかな

小室「は、はい よろしくお願いします



私は、小室さんに幾つかの質問をぶつけてみる

ことにした

少なくとも、本当に幽体離脱を起しているのか

そうでないか
それだけでもわかれば、

解決の糸口も見えてくるだろう・・・。




次回、幽体離脱を軽くレクチャーです




              続く・・・。









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五色の御霊・鑑定47ー1

2011年05月21日 01時00分15秒 | 鑑定46-鑑定48
 (ごしきのみたま)



おはようございま~す透明で~す

皆さんは、自分の能力についてどこまでの

理解をしていますか


今回は、そんな人間の力の可能性を

引き出すお話です





透明「ふぁ~~~っ・・・ねむい


相変わらずやる気の薄い先生

昨晩、見ていたテレビで昔の映画をやって

いたのが運の尽き 

導入部を何げなく見てしまい、結局最後まで

見てしまう自分の不甲斐なさに後悔  

そんなおバカな寝不足で、まだ目が覚めていない



カラ~ンカラ~ン


透明「おっ 来た来た

   恵那ちゃん、いらっしゃ~い

   今日は、誰を連れてきたのかな

恵那「先生わかってるじゃん


そりゃ~君の行動ぐらいわかるよ


恵那「今日は、彼女なんだけど・・・。

   最近ちょっと不思議なこと

   あるらしくて

   ちゃんと視てあげてね

小室「は、初めまして小室優香(こむろゆうか)です

    よろしくお願いします



鑑定ファイル47


小室 優香さん・20歳・大学生


透明「こんにちは透明ですささっ どうぞ


不思議なことってなんだろう

まあ、取り敢ず話を聞いてみるか・・・って

やっぱり恵那ちゃんも鑑定室に入ってくるのね

・・・やりにくいんだけど


私達は鑑定室へ入り、恵那ちゃんは相変わらず

メモのご用意をはじめている・・・




透明「さて、先ずはその不思議なことというのを

   聞かせてもらえるかな

小室「実は私・・・。

   夜になると自然と外に出てしまうんです



外に出てしまう

彼女に一体なにが・・・。






                  続く・・・。







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WANTED・とある秋の昼下がり12

2011年05月19日 01時00分53秒 | とある秋の昼下がり
WANTED12





少し重い空気が流れていた・・・。

私達は帰る道の途中で小さな公園が

あることに気づく


 円「あれ~こんなところに公園

   あったっけ

透明「いや 無かったとおもうよ

 陣「俺達が小さかったころは、

   ここに古いアパートみたいなのが

   あった気がするんだけど

 円「ああ~っそうかも~

   時代は変わるんだね~

透明「あははっ 俺達も歳をとるわけだ

千鶴「・・・・。」

 円「千鶴 ちょっとおいで

千鶴「えっ



円は千鶴ちゃんの手をとり公園へ入ってゆく


 円「とうめ~いちょっと手伝って~

透明「


私は、円達のところへ近づく・・・。


 円「千鶴 ここに貴女が今出来る限りの

   力を使った魔法陣結界を作ってごらん

千鶴「えっ

 円「いいから早く、早く

千鶴「は、はい


千鶴ちゃんは公園の土地に木の枝で魔法陣を

描いて行く・・・。



千鶴「・・・ザレ・ペテロ・・・ザレ・・・。」



千鶴ちゃんの描いた魔法陣に力が注ぎ込まれてゆく



透明「へ~っ 凄いじゃないか~

 陣「うん なかなか


千鶴ちゃんが照れくさそうにはにかむ・・・。


 円「どう うちの弟子の実力

透明「うんこの歳でここまで出来るのは

   大したモンだよ

 陣「確かに千鶴ちゃん凄いじゃん

千鶴「もじもじ・・・。」



くすくす 照れてる感じが素直で可愛いね


 円「さ~て、私の弟子の力も見せられたし

   このままにしておけないから・・・。

   透明この魔法陣処理しちゃって

透明「・・・(なるほどそういうことね)

   もったいないけど、仕方がない

千鶴「えっ あ、危ないです

 円「まあ、見てなって



私は、魔法陣の前に立ち軽く人差し指

差し出す・・・。



透明「・・・風よ・・・・。」


人差し指が法陣の範囲に触れると同時に

つむじ風のような風が吹き、一瞬にして

土に描かれた魔法陣が崩れ去る・・・。



千鶴「

 円「どう兄さま先生の力は

千鶴「す、すごいか、かっこいい

 円「素直でよろしい陣ですらこの程度は

   やってのけるわよ

   千鶴今度は透明に崩されない魔法陣

   出来るように頑張ってごらん

   そうやって、他の先生にも協力して

   もらいながら己を高めてゆきなさい

   今はまだ、力の差は歴然だけど、

   きっと貴女なら私達を越えられると

   私は信じているから

千鶴「先生・・・はい

   私、頑張ります


夜風が気持ちの良い帰り道

それぞれが家路に着いたとき

携帯のメール音が鳴り響く



透明「円から



~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


透明へ


今日はありがとうね

悪役かわせて本当にメンゴでした~ペコリ

千鶴も反省出来たみたいだから、

これからも色々協力してやってね~

後日、みんなにはご飯でもおごるからさ



            プリティー円より

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


円へ


良い師匠してるじゃん

がんばれよ


          透明より


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~




弟子か・・・。

明日も楽しい一日が待っていますように





         
               







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WANTED・とある秋の昼下がり11

2011年05月17日 01時00分31秒 | とある秋の昼下がり
WANTED11




少しだけ空気がゆるむ

私は、千鶴ちゃんの瞳を覗き込んでいた



 陣「今後は気をつけないとね

   力の使い方を間違えると大変な

   ことになりかねないから

千鶴「はい

 円「・・・・・。」

透明「今後は無いな

 陣「

千鶴「えっ


私は、少し声を大きめに話をする


透明「今後は無いって言ってるんだよ

   力をもっていることに優越感

   抱いて、試しに人を実験台に使う

   ような人間を今後どうやって

   信用しろと言うんだ

   まあ、弟子も弟子なら師匠も師匠だよ

   この程度の弟子しか育てられないようじゃ

   師匠の器もしれてるよな~

   はなから円に師匠なんてムリムリ

   期待するだけ無駄だったということだよ

千鶴「

 陣「と、透明そりゃ~言い過ぎ

透明「うるさいお前、ことの重大さがわかってない

   ワケじゃないだろう

   さっきからナニヘラヘラしてるんだ

 陣「お、俺だって

 円「透明が正しいよ

 陣「

千鶴「

 円「透明 私は千鶴の師匠として失格です

   本当にご迷惑をお掛けしました


円が深々と私に頭をさげている・・・。



千鶴「ま、待ってください

   先生は、先生は悪くありません

   私が、勝手に・・・。」

 円「千鶴 あなたはいいから

千鶴「せ、先生

透明「 お前はこれからどうするつもりだ

 円「もし許されるなら、私が責任をもって

   千鶴が自分の力で生きて行けるように

   だけは育ててあげたいと想ってる

   今回のことは、私がみんなに罪滅ぼしを

   必ずするから、もう少しだけ時間を

   くれないかな


千鶴「・・・先生・・・

透明「・・・・・。」

 陣「と、透明

透明「わかったそのかわり、もし次に

   お前の弟子が道を踏み誤ることが

   あったときには、俺は全力で

   お前達を潰すから覚悟をしておけ

 円「透明・・・ありがとう

 陣「・・・

千鶴「ぐすっぐすっ・・・先生~

   ごめんなさいごめんなさい


千鶴ちゃんは、円に抱きつきながら泣いていた

さっきのゾクゾク感は無いみたいだな

ちゃんと反省出来たということか


彼女は、心の何処かで大人を

ばかにしてしまっていた


それはきっと自分自身の力に翻弄され

辛く孤独な毎日の中でつちかってきた

交渉術のせいであろう・・・。

自分を見て欲しい自分は皆と変わらない

心を開いて欲しい腫れ物をさわるような

ことをしないで欲しい
・・・


彼女の瞳を覗き込んだときに奥底にある

そんな感情が溢れていることに気づく・・・。

だからこそ、周りの人に受け入れてもらえる

自分自身を作り出し、言葉の使い方を覚え

自然に自分の言葉が相手を動かせる力を

もってしまっていることに慣れてしまう


そうしている内に、自分が望むものとは違う、

人を見下し利用してしまう自分

出来上がってしまったのだろう

それが、返って人と自分の距離を作って

しまう原因になるとは思わずに
・・・。



透明「(くすくす確かに円の小さい時に

   よくにてる だからこそホオって

   おけなかったんだね

   でも、ちゃんと千鶴ちゃんは円に

   だけは心を開いてるのがよくわかる

   少し安心かな
)」



そんなこんなで、食事を終えた私達は

少し夜風にあたりながら近くの公園に

差し掛かった
・・・。





           

               続く・・・。










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WANTED・とある秋の昼下がり10

2011年05月15日 01時00分31秒 | とある秋の昼下がり
WANTED10




私達は、昔師匠によく連れて行ってもらった

焼き肉屋さんに移動する
・・・。

しかし今回は移動が多いな~



 陣「よ~し食べるぞ~っ

 円「千鶴やったね今日は陣先生の

   おごりだよ~っ

 陣「えっお、お前

千鶴「わぁ~い陣先生ありがとう~

 陣「おおっまかせろ~

   千鶴ちゃん好きなだけ食べていいからね~

千鶴「は~いうれしい~っ



・・・陣・・・でも、さすが円とその弟子

陣の扱いが絶妙だ・・・きっとこれからも

カモられるに違いない・・・

数分後・・・



 陣「・・・・・

千鶴「すご~いこんな美味しいお肉

   初めて~



机の上には、特上カルビ・特上ロース・特上タン

特上ハラミ・特上ミノ
・・・特上のオンパレード

しかもこれ、何人前だ



 陣「こ、こんなに注文して大丈夫

千鶴「は~い千鶴成長期ですから~

   こんなに注文してくれるなんて

   陣先生~だ~いすき~っ

 陣「だ、大好き も、もっと食べたい

   ものあったら、じゃんじゃんたのんで

   いいからね

 円「・・・・・

透明「・・・・・



端から見ると、お店の女の子に貢いでいる

オヤジの光景


はぁ~・・・少し落ち着かせるか・・・。



透明「陣 ニコニコ

 陣「なんだい 透明くん

透明「(あんまり浮かれてると、彼女にチクルぞ)」

 陣「えっ (そ、それだけは)」



一気にテンション下降中・・・

まったく上がったり下がったり忙しいヤツだ

さて、そろそろ円も動くかな



 円「千鶴 少し食べるの止めて聞きなさい

千鶴「はい

 円「千鶴あなた、師匠の私に何か言うことないの

千鶴「

 円「はぁ~・・・千鶴 最近私が教えた

   魔法陣を乱用しているでしょ

千鶴「・・・あっ 忘れてた

 円「忘れてた

千鶴「円先生が新しい魔法を試すときには

   先生のキョウダイの方に試していたと

   聞いていたので・・・

   彼らなら死んだりしないからって・・・。」

 円「・・・あ、あははははっ

透明「

 陣「

 円「そ、それでも、相手に断りもなくしては

   ダメでしょ 私が試すときにはちゃんと

   相手の了解を得てやってるんだから


おいおい一度たりとも了解をとってもらった

覚えはないんですけど


千鶴「す、すみませんでした

   わ、私・・・他の人に使ったら

   怖いから・・・つい・・・


つい で殺されかけたらたまらんのだけど・・・



 円「とにかく魔法は危険なものだとあれほど

   いったでしょ


   彼らは、私のモルき、きょうだいなの

   もし、試してみたいことがあるなら

   それ相応の礼儀があるでしょ

   ちゃんと謝りなさい


円さん今、モルモットとおっしゃりたかったんじゃ~


千鶴「ご、ごめんなさい兄さま先生

   私、全然知らなくて・・・。

   魔法を覚えて、力が使えるようになって、

   嬉しくて・・・本当にごめんなさい


ゾクッ・・・また・・・。


 陣「ま、まあ、知らなかったんなら仕方ないよ

   今度試したいことがあるときは、俺に言いなさい

   少しくらいなら付き合ってあげるから

千鶴「は、はいありがとうございます陣先生



ゾクゾクッ

やっぱりこの子・・・。





               続く・・・。








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WANTED・とある秋の昼下がり9

2011年05月13日 01時00分56秒 | とある秋の昼下がり
WANTED




陣「と、透明ちょっと

透明「



何故か陣くんに30メートル程拉致られる私・・・。


 陣「(と、透明 見たか)」

透明「(はぁ何を)」

 陣「(ば、ばかお前あの子を見て

    何も感じないのか
)」

透明「

 陣「(チョ~~~可愛いじゃないか)」

透明「(はい お、お前、それを言うために

    わざわざ俺をここまで拉致ったのか
)」

 陣「(うわ~っどうすんだよ~おい)」


ダメだ 完全にいかれてる

でも、確かに・・・。


千鶴ちゃんは、円や陣が言っているように

下手なアイドルよりも可愛いいかもしれない

クリクリとした瞳が黒というより

黒紫色の光を放ち、逆に吸い込まれる感覚に陥る

どのパーツをとっても絶妙なバランスで構成

されていて、正直この2人が浮かれてしまう

気持ちもわかるが・・・。


 円「陣透明何やってるの

 陣「お、おう

透明「ごめんごめん

 円「千鶴 この二人が前から話ていた

   私のキョウダイ 透明と陣ね

千鶴「はじめまして兄さま先生~

   私、千鶴と申します

 陣「に、兄さま

透明「・・・先生・・・


おいおい、本当に妹キャラ全開だぞ

何だか嫌な予感・・・

チラリと陣くんを見る私・・・。


 陣「は、はじめました~~~

   わ、わたす、 あっう、うん

   たらおお、俺は

   申す者です

   以後、お見知りおいてくだされ



やっぱり・・・支離滅裂

はじめました 何を

何故そこでたらお お前はフグ田家の回し者か~

それに、いつの時代の人間だ~

それすら間違ってるし


透明「こんにちは 私は透明です

   千鶴ちゃんは、いくつなの

千鶴「はい今年で17歳になりますニコッ


ゾクッ・・・んっなんだ



 円「ところで千鶴この後少し時間ある

千鶴「はい大丈夫です

 陣「き、奇遇ですね~お、僕達も時間あるんです

 円「はぁ~ 陣どったの


・・・やれやれ

完全に本来の目的忘れてるよ


 円「千鶴お腹すいてない

千鶴「お腹ペコペコで~す~

 円「それじゃ~、ご飯食べながら話しようか

千鶴「やった~どこいきます~う

 円「どうしよっか~

透明「千鶴ちゃんは、何が食べたい

千鶴「私は・・・兄さま先生のお薦めで

   千鶴好き嫌いない子ですからにこっ


・・・か、かわいい


 陣「うおおおおっそれじゃ~

   あそこ行こうあそこ

透明「

 陣「昔よく先生と行った焼き肉屋

千鶴「わ~ぁ~千鶴焼き肉だいすき~っ

 陣「おお~っグッチョ~イス~ッ



じ、陣・・・お前はどこまで飛んで行くんだ 

しかし、この子、大人の扱いが上手すぎる

これも円が教えたことなのか




次回、焼き肉屋トークです





                 続く・・・。



   




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WANTED・とある秋の昼下がり8

2011年05月11日 01時00分09秒 | とある秋の昼下がり
WANTED




さてと・・・次はこっちの問題だな


 円「・・・・・。」

透明「円・・・どうするんだ

 円「うん・・・

   ちょっと、千鶴に連絡してみる


円は、珍しく真剣な顔をして携帯を取り出す


 陣「(それにしてもよ~円の弟子って

    どんな子なんだろうな~
)」


・・・・・・興味が違うところにいってないですか


 陣「(やっぱりさ~円みたいに自己中なのかな~

    円を師と仰ぐ位だから、変わり者なのかな~

    歳はいくつ位なんだろう うう~っ

    気になる~~~っ
)」


・・・じ、陣くん 楽しそうだね

陣のワクワク感はおいといて

連絡をとった円がこちらに戻ってくる・・・。



 円「・・・待ち合わせした

 陣「そ、そうなの~ 

   あのさ~ ま、円の弟子って

透明「 ストップ・・・円大丈夫なのか

 円「う、うん・・・

透明「まっ ここは、円師匠のお手並み拝見と

   いきましょうか

 円「ぶ~っ 人ごとだと思って



私達は、円の弟子との待ち合わせ場所に

向かうことにした


弟子をとると言うことは、一概に偉くなったとか

憧れの対象的な存在に自分がなったという

モノでもない

もちろん、偉業を成し遂げその技術や知識を

後世に残して行きたいという想いからくる

自己満足的な考え方とも違う


少なくとも私達キョウダイの考えの中では

そう言う認識をもった者はいないと思う

円が弟子をとるということは、

その子にとって、円の知識や術、もちろん

円自身の教えが必要な理由があるということだ


それは、その子が生きて行くための絶対条件と

直結している可能性が高い

その分、円側の立場に立ってみれば、

その子の人生を左右する大きな責任と重圧が生じる

と言っても過言ではない

円もそれだけ覚悟をもって弟子をとったのだと想う

その事をわかっているからこそ、珍しくさっきから

何か考え込んでいるように見える




 陣「待ち合わせってここでいいのか

 円「うん 後、5分くらいで来ると思うよ

透明「し、しかし、ここって

 円「うん 女子高

 陣「円の弟子って

 円「この学校に通ってる女子高生だよ

 陣「ええ~~~っ

透明「 何でそんなに驚いてるんだ

 陣「だ、だって 女子高生だぞ 女子高生


・・・お前・・・完全におっさんだな


しばらくして・・・



??「おね~さま~

透明「


遠くの方から声がする・・・。


??「おね~さま~~~


や、やばい 聞き間違いじゃないみたい

学校の校舎から、必死で走ってくる子が一人

この子が円の弟子・・・。


 陣「

 円「こら~っ外では先生と呼びなさい

千鶴「きゃっごめんなさい円先生


外ではって・・・


千鶴ちゃん登場

円の弟子は一体どんな子なのか

次回 陣くん壊れます・・・。



         続く・・・。










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WANTED・とある秋の昼下がり7

2011年05月09日 01時00分14秒 | とある秋の昼下がり
WANTED



透明「誰なんだ

 円「ふえ~ん・・・千鶴だよ~っ

透明「千鶴

 陣「誰それ

 円「・・・・・・。」

透明「誰なんだその千鶴って

 円「・・・・・・・・。」

 陣「はぁ~

 円「私の弟子だよ~~~っ

 陣「

透明「で、弟子~~~~っ



驚愕した 円が弟子をとっていたなんて

初耳な上に、こいつの弟子って


 陣「お、お前いつ弟子なんてとったんだ

 円「だから言いたくなかったんだよ~~~っ

透明「そ、そういう問題じゃ~~~

 円「だって、凄く可愛い子なんだよ

   ちっちゃくて、お目々もクリクリしてて

   まさに、妹キャラ全開


   お姉さんが守ってあげた~いって感じで

   萌えまくりなんだよ~~~っ


透明「・・・・・。」

 陣「・・・・・。」

 円「あっ

透明「・・・お前の趣味まではトヤカク言わんけど

 陣「お前、そう言う・・・

 円「違うわ~い本当に小さいころの私みたいで

   力に振り回されてて・・・かわいそうで・・・

   なんだか、放っておけなくて・・・

透明「はぁ~・・・まあ、お前が弟子をとるなんて

   余程の理由なんだろうけど、

   その弟子が可愛いなら

   なおさら間違いは正さないといけないんじゃないのか


 円「・・・・うん・・・・

透明「とにかく、弟子の責任は師匠の責任でもある

   お前が責任をもって、俺達にかけられている

   魔法陣を除去しろ

 円「・・・わかった・・・


し、しかし、驚いたな~

あの自己中全開世界は自分の為に回っていると

本気で信じている円が弟子をとるなんて




10分後・・・



 円「はぁ~っ・・・終わったよ

   これで、響も目を覚ますとおもうから

   瑠璃に電話してあげて

透明「了解



プルルルルルッガチャ


瑠璃「と、透明どうだった

透明「円じゃなかったよ

瑠璃「よ、よかった~

透明「今、円がデスペルしてくれたから、

   響に声をかけてみて

   普通に起きるはずだから

瑠璃「うん ありがとう


それから瑠璃は、響の病室へ行き

響に声をかける
・・・。


 響「う、う~ん・・・おはよう

   あれっ ここどこ

瑠璃「ひ、ひびき~っ

透明「(ホッ よかった)」

瑠璃「透明響が起きたよ~っ

透明「よかった後で詳しいことは話すよ

   病室で携帯もマズイだろうから、

   いったん切るぞ


さてさて


透明「響、起きたって

 陣「よ、よかった~っ

 円「・・・・・・。」

透明「・・・・・・後で自分の口で瑠璃には

   説明しとけよ


 円「わかった・・・ごめん・・・


円、本当に弟子を大切にしてるんだな~

いつもの円なら、誤魔化して終わりなのに

あやまるなんて

でも、ここからが円の正念場かも


次回、千鶴ちゃん登場

円師匠の対応が問われる




            続く・・・。










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WANTED・とある秋の昼下がり6

2011年05月07日 01時00分01秒 | とある秋の昼下がり
WANTED



前回の円が・・・ の続き



 陣「こら~っまて~っ


円さん・・・逃走中・・・  


透明「おいおい 一体どうなってんだ

   魔法陣見るやいなや・・・。」


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

数分前・・・


透明「円 どうした

 円「ああ~っ

   私、し、仕事ひとつ忘れてた~~~っ

   ちょ、ちょっと、仕事いってくるね~っ

透明「あっおい・・・逃げた

 陣「ちょっとまて まどか~~~っ


陣が追いかける・・・  

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


円の慌て振りをみると、あいつ何か知ってるって

ことだよな~


でも、あんなに慌てた円を見るの初めてかも


透明「・・・・・・。」


そろそろかな

私は、瑠璃家の横にある道まで歩いてゆく


透明「・・・来た。」


爆走中の円を発見

後ろから来る陣に意識をとられ、目の前の

私に気づかない・・・。


透明「ハイキャッチ

 円「ぐえ~っ


あえなく御用の円さん・・・


透明「陣くん、お疲れ~っ

 陣「ハァハァハァハァ

 円「いや~っはなして~っ

   大きな声でさけぶわよ~~~っ

透明「お前な~っ いい加減にしろ

 円「ふえ~~~~~ん勘弁して~

 陣「ハァハァ・・・勘弁して欲しいのは

   こっちの台詞だよ~~~っ


一悶着が終わり、あらためて円を問いただす



透明「まどか~っお前何か知ってるよな~

 円「し、しらないしらない

 陣「・・・・・。」

透明「じゃあ、何で逃げた

 円「そ、それは

透明「知ってるよな~

 円「ううっ・・・多分

透明「どういうことか、説明しようね

 円「・・・はい・・・

透明「この魔法陣は、お前が描いたんじゃ

   ないよね


 円「あ、当たり前じゃないこんな雑な

   魔法陣、私が描くわけないでしょ~っ

透明「・・・この文字と形式はなに

 円「・・・文字は、神霊文字精霊文字を混ぜた

   新しい光霊文字と呼ばれるもの・・・。」

透明「この文字・・・お前が組み合わせた文字

   だよな~

 円「ギクッ

透明「この形式は

 円「・・・この形式は、サイコロと同じ・・・

   二次元法と三次元法を組み合わせて

   構成したもの・・・どの面範囲からも

   同じ信号を送れるように構成した

   多面体魔法陣・・・。」

透明「これも、お前が構成式を作ったものだよな~

 円「ギクッギクッ

 陣「どういうことだよ

透明「最後の質問・・・これを描いたのは誰だ

 円「そ、それは・・・



次回真犯人の名前が明らかに




            続く・・・。




        





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WANTED・とある秋の昼下がり5

2011年05月05日 01時00分47秒 | とある秋の昼下がり
WANTED



とある喫茶店

野郎が二人お茶をススっている



 円「おっまたせ~っ

   さびしんぼ諸君待ったかな~

 陣「俺は寂しくない

   茜ちゃんもいるし 彼女もいる

透明「・・・・・ちょちょっと待て

   お前、誰と比べて反応してるんだ~っ

 円「あれっ 陣じゃんどったの


見事なまでのスルーっぷりだね~


 陣「まどか~っお前なんてことして

透明「ス、ストップまだ何も

   決まったわけじゃないんだから

 円「

透明「ま、円 最近なにか新しい実験とか

   してないか

 円「へっ 実験



・・・やっぱり円の仕業じゃない・・・

こいつは性格に問題があっても私達に嘘を

つくようなことはしない


 陣「・・・違う・・・みたいだな

透明「うん

 円「ちょ、ちょっと~っ

   何がどうなってるのよ~っ

透明「じ、実は・・・


私は円が怒り出さないように、上手に今までの

ことを説明する・・・。


 円「はぁ~っそれで私を疑ったワケ

透明「い、いやっそういうワケじゃなくて

   あそこまで見事な魔法陣は、円以外に

   描けないかな~って思っただけなんだ

 円「そっか~まあ、私の魔法陣は芸術的

   だからね~



はぁ~っ単純でよかった


 陣「(お前、円の扱いうまいな~)」

透明「(お前が直接的すぎるんだよ)」

 円「もしもし何ヒソヒソやってるの

 陣「い、いや~っ円じゃなかったら

   一体誰がそんなことしたのかな~って

 円「そうよね~ 何でこんなことしたんだろう

   それに、私達キョウダイに喧嘩を売るなんて

   そんな命知らずいるんだ~

透明「そ、そうだね (特に円にね)」

 円「それに・・・響に手を出すなんて許せない

   必ず締め上げて、吸い尽くしてやる~っ

透明「(す、吸い尽くす

    何だか、色々なことを想像してしまう

    犯人が哀れに想えてきたぞ・・・)」

 陣「よ~しやってやる

透明「(ノリノリだな~)」

 円「とにかく、先ずはその魔法陣を見て

   みないことには始まらないから、

   瑠璃の家に行こう



やっとのことで円と合流した私達は

もう一度瑠璃の家へ



 円「ここね~っどれどれ

   ・・・・・・・・・・・

   ・・・・・・・・・

透明「・・・どうした

 陣「

 円「・・・・・・・・



円が真っ青な顔をしている

こいつが、こんな顔をするなんて


次回、円が・・・




          続く・・・。

   

  
 
        



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WANTED・とある秋の昼下がり4

2011年05月03日 01時00分33秒 | とある秋の昼下がり
WANTED



 円「もっしも~~~し お~い

透明「ま、円

 円「ナニナニ透明珍しいじゃ~ん

透明「お、おう 元気か

 
何を言ってるんだ私は


 円「はへっ 何言ってるの

   元気に決まってるじゃ~ん

透明「と、ところで・・・今、ヒマ

 円「な~に~っデートのお誘い~

透明「ば、ばかか

 円「あはははははっ 相変わらずだね~

   でも、寂しい人生の透明くんの頼みなら

   しかたがない

   たまには付き合ってあげようか~

   一時間1万円だけど


お、お前、さっきの話聞いてたのか


透明「切る

 円「あはははははっ冗談よ~

   ところで本当に何なの

透明「少し話したいことがあるんだけど、

   今から出てこれるか

 円「う~ん・・・今の仕事終わってから

   だったらいいよ

透明「何時に終わるんだ

 円「そうだね~、適当にパパッて終わらせれば

   30分くらいかな~

透明「適当に仕事をしないで下さい

 円「それじゃ~、2時間後くらいかな


ほ、本当に適当に仕事をしようとするな~


私は、2時間後に円と待ち合わせをするように

約束をとりつける・・・。

しかし、今の感じだと円の線は薄い気がする


私達は、円との約束の前にもう一箇所

調べておきたい場所に向かった・・・



 陣「ただいま~っまあ、入れよ

透明「おじゃまっ・・・うわっ


陣くん宅・・・


 陣「ああ~っ

   茜~っ大丈夫か~

 茜「・・・・・。」

透明「あ、茜ちゃん・・・ひ、久しぶり

 茜「・・・みゃ~っ



陣の家には、猫の茜ちゃんが住み着いていた

私は玄関で昼寝をしていた茜ちゃんの尻尾を

踏んづけてしまったのだが・・・動じてない


3年前、茜ちゃんが陣宅に移り住んでから

何を食べさせたらこうなるのか

巨大な生物へと進化をとげている・・・



透明「・・・陣・・・もう少し茜ちゃんの

   体調とか気にした方が

 陣「バカ言うな茜ちゃんが食べたいって

   言ってるのに食べさせないなんて

   俺には出来ない

透明「・・・さいですか・・・はぁ~

 茜「みゃ~っ

 陣「それより透明 茜ちゃんを踏みつけるとは

透明「わ、わるかったよ

   (それだけ巨体だと玄関マットにしか見えんよ)」


茜ちゃんはさておき・・・。

私達は陣の家を外から調べてみる



透明「・・・やっぱり

 陣「き、気づかなかった


陣宅の裏にはやはり先ほどのような魔法陣が

描かれていた


透明「・・・でも、これさっきの魔法陣とは

   違う形式だよな~

 陣「えっ

透明「一体どうなってるんだ



確認が終わり、私達は一路

円との待ち合わせ場所に向かう・・・



謎が深まって行く






             続く・・・。



 
        





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