

透明「こんなに大きな核石見たことない
」

円「・・・それが呪の媒体となって
永遠の呪がかかっていたんだよ
」

透明「な、なるほど
・・・そりゃ~時間が経っても

力を失わないわけだ・・・
」

円「・・・透明・・・ありがとう ・・・。」
透明「なんの
でも、教えてくれないかな
」


円「・・・うん・・・・・・。」
円は、静かに話し出した・・・。
円「この家は、私の両親が残してくれた家なのは
知っているよね
」

透明「う、うん
」

円「私の家系は、もともと陰陽師に縁がある
家系だったの・・・。」
家系だったの・・・。」
透明「・・・・・。」
円「私が、あんたと初めて会った年の一年前

まだ、小学生だった私は、両親がこの書に
魂をのみ込まれるところを視ちゃったんだ・・・
」


透明「
」

円「両親は、意識を失い・・・そのまま衰弱して・・・

黄泉戒陀の書はその後、どこに行ったのかわからなく
なっていたんだけど、多分、両親が亡くなって
仕事の関係者がもっていったんだと思う・・・。」
透明「そうだったんだ
・・・もういいよ


話すの辛いだろ
」

円「ううん
大丈夫


その後、お父さんと交流のあった先生が私の身元を
引き受けてくれて、私は成長することができたんだ
引き受けてくれて、私は成長することができたんだ

この仕事も、そんな先生への恩返しと、両親を殺した
この書を探す為に引き継いだって言うわけ
この書を探す為に引き継いだって言うわけ

ちょっと、不純でしょ
」

透明「そんなことない
円は、ちゃんと先生の仕事を

受け継いでるじゃないか
」

円「ありがとう・・・はぁ~
でも終わっちゃった~


何だか、ひとつの大きな目標を失うと、
気が抜けちゃうものね
」

透明「・・・・・。」
円「次は、何をしようかな~

でも、先生への恩返しは未だ終わってないから
この仕事は続けるけど・・・。」
透明「今は、無理しなくていいんじゃない

少し、時間をかけて考えればいいよ

今まで、縛られていたものから解放されたなら
円はもう自由なんだからさ

自分の為に生きなきゃね
」

円「よし
決めた
」


透明「はやっ
」


円「やっぱり、世界征服しかない 

」



透明「おい
せっかく良いこと言ったのに、

台無しじゃないか~~~っ
」


円「あははははっ
」

たくっ
まあ、円は円か・・・


この後、私達は泰蔵さんの待つお店に戻る・・・

タイ「おお~っ
帰ってきたか~


早速飲みに行こうぜぇ~
」

円「ちょっと待った
」

タイ「あん
」

円「タイちゃん
この石買ってくんない
」


タイ「・・・・

じょ、嬢ちゃん、コレ
」


円「核石~
紫水晶の核石だから、結構需要あると

思うんだけど~
」

タイ「そ、そうだな~
・・・パチパチパチ


これでどうだ
」


そろばん弾いてるし・・・

円「う~ん・・・パチッ
これでどう
」


タイ「う~~~ん
・・・痛いとこついてくるな~


よし
正月だ
これで手を打とうじゃないか
」



円「タイちゃん、さっすが~
」

そろばんをのぞき見る・・・マジか



タイ「それじゃ~、後で振り込んでおくからな
」

円「うん
ありがとう
」


タイ「でも、嬢ちゃん
いつもうちで買い物した後

価値のあるものを持ってくるけど、どこで手に
いれるんだ

ま、まさか、家財を売ってるんじゃ
」


円「ぐすっ
・・・そうなの
・・・だって、魔道書って


高いから・・・・
」

タイ「そ、そうだったのか



・・・・・・良し
これからは、うちも儲け無しで


嬢ちゃんに協力してやる

あんたの師匠の仕事でもあるからな
」

円「ありがと~う
タイちゃん 


円、うれし~~~~い
」

タイ「おう
任せろ
」



泰蔵さん・・・何だか、不憫になってきた



この後、円から聞いた話・・・黄泉戒陀の書を買った
値段の倍の価格で核石が売れたとのこと・・・
値段の倍の価格で核石が売れたとのこと・・・

結局、もうかってるじゃないか~~~~っ 



はぁ~
やっぱり円は円・・・変わらないか・・・




そんなバタバタな、挨拶まわりでした~ 

完
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