天の才覚身の才量・３３

天の才覚身の才量・３３


吉田「私は・・・親として、尊斗が幸せに生活

　　　できるようになってもらいたいと思っています

　　　そのためにも尊斗の能力は、平均的で良い

　　　と思っていました・・・。

　　　実際、尊斗には障害があると勘違いしていたので

　　　普通に生きてゆけるのであれば、それ以上

　　　高望みはしない気持ちでした

　　　でも、先生のお話を聞いていて、

　　　少し考えさせられました・・・。

　　　属性もスキルも、尊斗の人生にとって必要だから

　　　与えてもらえたものなんですよね」

透明「そうですね」

吉田「それなら、その才能を潰すようなことはせずに

　　　足りない部分を補足して、尊斗が生きやすいように

　　　してあげるのが、親の努めなんじゃないか

　　　と今は思っています

　　　私は教師生活の中で、無理をして潰れてしまった

　　　子供達を沢山見てきたせいで、頭が堅くなって

　　　いたのかもしれません

　　　私の中の普通と、尊斗の普通を同じもの

　　　として考えることで、尊斗の可能性を

　　　潰してしまう事の方が、今は怖いです」

透明「親というのは、子供の為を思って色々な事に悩み

　　　与えられるものを与えようとします

　　　これは物や環境だけでなく、考え方などもそうです

　　　しかしこれは、子供を愛し想えば想うほど

　　　自分の中の正しさを押し付ける結果に

　　　なることもあります

　　　その感情は決して悪いことではないのですが、

　　　盲目になりすぎると、何事も見失うものが

　　　増えてしまうものでもあるんです

　　　今までの吉田さんは、自分の息子ということを

　　　意識しすぎて、尊斗くん本人を見ることを

　　　忘れてしまっただけだと思います

　　　でも今の吉田さんは、ちゃんと尊斗くんと

　　　向き合おうとしている

　　　それは親として、母として立派なことです

　　　今の吉田さんであれば、上手に尊斗くんの

　　　スキルを伸ばし育ててあげることができると

　　　思います

　　　足りない属性は、属性の司る事柄を意識的に

　　　触れさせてあげれば、これだけ凄いスキルを

　　　持っている尊斗くんなら、すぐに覚えて、

　　　属性の器を広げることができると思いますよ」

吉田「先生本日は本当にありがとうございました

　　　先程先生にお話いただいた、尊斗の属性とスキルを

　　　もう一度見直して、尊斗の才能を潰さないように

　　　足りない部分を考えて、尊斗と一緒にスキルを

　　　伸ばして行こうと思います

　　　・・・あの、先生」

透明「んっ」

吉田「もし、私なりに尊斗と向き合って

　　　スキルが伸ばせたと感じたら、また

　　　尊斗のスキルを視てもらえますか」

透明「もちろん尊斗くんだけじゃなく

　　　一緒にスキルを伸ばすなら

　　　吉田さんのスキルも視てあげるよ」

吉田「あははっちょっと恥ずかしいですけど、

　　　自分の能力や才能を知るのは、本当に大切な

　　　気がしますので、その時はよろしくお願いします

　　　それまでは、しっかりスキルを鍛えてきますね」

透明「あははっ楽しみにしてるね」


この後、少しだけ確認事項を話し、

吉田さんと尊斗くんは帰っていった


人間の可能性を広げる方法は、色々な方法があります

スキルもその一つ

自分の能力だけでなく、才能や才量を知り

育てることは、皆さんの人生を豊かにし、

上手に乗り越えてゆく決め手にもなるものです

スキルは絶対に皆さんを裏切らない皆さんだけの武器です

このお話の中にあったスキルの育て方を参考に

楽しみながらスキルを伸ばしていって、

是非、豊かで楽しい人生を送ってくださいね


透明「さ～て私も吉田さんに負けないように

　　　頑張らないと～～～」



　　　　　　　　　　　　完



透明「はぁ～～なんとか間に合ったぁ～～

　　　皆さんからの多くのリクエストがありました

　　　スキルに関する法具

　　　本日ご紹介できるようになりました～

　　　勉強にもなるので是非みなさんチェック

　　　してみてくださいね～～

　　　月一で法具をご紹介する予定でしたが

　　　遅くなってスミマセン」

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天の才覚身の才量・３２

天の才覚身の才量・３２


透明「ユニークスキルは、残念ながら

　　　イベンタリーとエクストラとの

　　　関係のようにはいかなくて

　　　生まれ持った才能になるため、後から

　　　自発的に発現することはありません」

吉田「そうですか・・・残念・・・」

透明「ただ別の方法であれば、可能性はあります」

吉田「えっあるんですか」

透明「まあ、現実的ではないですけどね」

吉田「」

透明「本来、スキルというものは、

　　　(神を模写して作られた)脳に隠された

　　　潜在的な才能です

　　　そう考えれば、脳を持っている以上、

　　　潜在的なスキルを引き出すことさえできれば

　　　誰でも持つことができるもの

　　　というのが理論上、成り立ちます

　　　ただ、そのキッカケを掴める人というのは

　　　本当に一握りで、キッカケさえあれば

　　　発現することは不可能では無い・・・

　　　というだけです」

吉田「その切っ掛けって・・・」

透明「これはあまり口外できないのですが

　　　ある場所には、それらを引き出すことができる

　　　特殊なオーパーツが保存されています

　　　もちろん、それを管理する者も・・・。

　　　まあ、ここは深く話せませんが

　　　そういったオーパーツを使うにも資格があって、

　　　それこそ選ばれた人にしか使わせてもらえない

　　　というのが現状なのですけどね

　　　(はぁ～古い考えだよなぁ～)」

吉田「そ、その話、今日イチそそられるんですけど」

透明「あははっそこは、あまり触れないで

　　　ということで、ユニークスキルに関しては

　　　生まれ持った才能という認識をしておいた

　　　ほうが良いと思います

　　　それにユニークが無くても、他のスキルの

　　　レベルを引き上げさえすれば、ユニークに

　　　匹敵するほどの才覚を発揮してくれますので

　　　まずはそれらのスキルを引き上げる努力を

　　　する方が良いと思います」

吉田「そうですねわかりました」

透明「さて、そろそろ時間も無くなってきちゃったので

　　　もう一度、吉田さんの意見を聞きたいのですが、

　　　吉田さんは尊斗くんのスキルをどうしたいですか」

吉田「・・・・・私は・・・・。」



　　　　　　　　　　　続く・・・。

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天の才覚身の才量・３１

天の才覚身の才量・３１


吉田「エクストラスキルも獲得する方法が

　　　あるんですか」

透明「これに関しては、確実とは言えませんが

　　　可能性はあります」

吉田「」

透明「先程、エクストラスキルのお話をした時に

　　　エクストラを支えているのは

　　　イベンタリースキルだとお伝えしたと

　　　思います」

吉田「あっはい覚えています」

透明「つまり、イベンタリースキルを３つ

　　　それぞれのレベルが最低でも７以上にして

　　　安定して使われていると、エクストラスキルが

　　　発現することがあると言われています」

吉田「なるほど

　　　そう繋がるんですね」

透明「ちなみに、もう一度復習すると、

　　　再現力には、想像力と行動力、記憶力

　　　器用さには、判断力や注意力、向上心

　　　予見力には、理解力や記憶力、注意力

　　　創造力には、好奇心と理解力、想像力

　　　発想力には、向上力や想像力、判断力

　　　統率力には、判断力と向上心、理解力

　　　指導力には、行動力と理解力、判断力

　　　発信力には、記憶力と理解力、行動力

　　　共感力には、注意力と判断力、理解力

　　　交渉力には、行動力と向上心、判断力

　　　遂行能力には、向上心と行動力、記憶力

　　　展開力には、想像力と好奇心、向上心

　　　認識力には、注意力と理解力、想像力

　　　こういったスキルが誘発剤になり、

　　　エクストラスキルを発現させる材料に

　　　なることもあります

　　　ちなみに、これらのエクストラスキルを

　　　成長させる方法は、そのスキルを使いこなす

　　　というのが一番わかり易いのですが、

　　　実はエクストラを支えているこれらの

　　　イベンタリースキルを使い続けることでも

　　　成長させることができるんです

　　　そういう意味でもイベンタリースキルは

　　　基本のスキルとして非常に大切なものと

　　　なります

　　　こうしたことからも考えられるように、

　　　エクストラスキルは、生まれながらに

　　　持っていなかったとしても、稀にですが

　　　大人になってからイベンタリースキルが向上し

　　　現れることもあるので、最初から持っていなかった

　　　としても諦めるものでもないんです」

吉田「も、もしかして

　　　私でも身につくことがあるんですか」

透明「もちろんです

　　　絶対とは言えませんが、可能性はちゃんとあります

　　　私なんかも会得できなかったエクストラスキルは

　　　いくつもありますが、足りないスキルを

　　　こういった方法で会得できたものもあるので、

　　　尊斗くんだけじゃなく、吉田さんも一緒に

　　　スキルを育ててみてください」

吉田「なんだか、嬉しいです

　　　ちなみにユニークスキルはどうなんですか」



　　　　　　　　　　　続く・・・。

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天の才覚身の才量・３０

天の才覚身の才量・３０


お待たせしました～続きです


好奇心

好奇心は、経験が非常に大切

特に体験するというのは、

好奇心を拡大させてくれます

これは、もちろん常にどこか新しい場所で

やったことのないものをやり続けるというもの

良いのですが、それに固執する必要はなく、

住んでいる街などで普段歩いたことがない道を

進んでみたり、普段は興味を持っていなかった

空を眺めたり、風を感じたり、新しい食べ物を食べたり

するだけでも効果はあります

ただしこれらのことは、ただ行うというのではなく、

その時に感じた感情や思いを認識することが大切で、

そこで感じたことや体験を日記に書いたりすると

自分の好みがわかったり、興味が見えてきたり

するため、好奇心が強くなってゆきます


向上心

向上心の中には、競争力も含まれています

そのため自分を引き上げるという意識よりも

自分が納得のいく結果を出すことが求められます

勉強で努力し成績の順位を上げる

運動会で１等になるなど色々とありますが、

やりたくない事で競争するのはなかなか難しい

と思うので、お子さんであればゲームなど

結果がわかりやすいもので向上心を引き上げる

のも良いと思います

人と比べるというのは、時としてリスクも生じる為、

軽い気持ちでできる、成功体験を積むこと

(成功体験の量)が、向上心のレベルを引き上げて

くれますので、色々な方法を試してみてくださいね


行動力

行動力は、やはり行動することが一番です

ただし、ただ身体を使う、頭を使うというのは

かなりハードルが高いのも事実です

行動力の中には設定力というものが含まれていて

これが目標設定とも繋がり、目標が定まれば

自ずと行動に結びつくものになります

もちろん、行動力のレベルが低いうちは

この目標設定も苦手になってしまうので

最初は、簡単に毎日続けられる習慣を

身につけることが良いと思います

こういった習慣性は、行動力ありきのものになり、

自然と自分が決めた事を実行に移しやすくなります

そして、この習慣にする事柄には、目に見えた

結果が伴うことも大切になるため、必ず続ければ

得られるものを用意し続けてみてください

(軽いダイエット・欲しい物を買う為の節制なども

　これにあたります)

これも成功体験の量がレベルを押し上げてくれますので

沢山、自分で決めた目標をやり遂げてみてくださいね


注意力

注意力には、認識力が含まれています

注意力を育てるには、違和感を得ることが大切で、

これは誰かに手伝ってもらうと育てやすくなります

例えば、普段の家や部屋など、自分がいない時間に

少しだけ物を動かしてもらっておくと、家に戻った時に

ちょっとした違和感を覚えるようになります

これは記憶を頼りにするのではなく、

感覚的なものを大切にしてください

何が変わったかそこに固執する必要は

ないのですが、認識が違う感覚があったら

答え合わせをしてもらえると、その認識した

感覚が正しいことを身体が覚えてゆきます

最初は大きく動かし、わかりやすい状態から始め、

徐々に細かくしていくと、スキルのレベルも上がってゆく

と思いますので、楽しみながら育ててみてくださいね




透明「イベンタリースキルは、こんな感じで育てると

　　　良いと思います」

吉田「少し意外でした

　　　もっと難しいことをしなければならない

　　　と思っていたので・・・」

透明「あははっ

　　　確かに意外かもしれませんね

　　　本当はもっと専門的に難しいやり方も

　　　あるのですがこれくらいのものでも

　　　継続しておこない続けるというのは

　　　意外と大変な面もあるので

　　　やはり、楽しみながら出来る方が良い

　　　と思います」

吉田「私・・・普段ゲームとかやらせないように

　　　しているのですがゲームでもこういった

　　　スキルが上がったりするんですね・・・」

透明「まあ、何でも使い方次第ですよ

　　　もちろん、短絡的に時間を使うようなゲームの

　　　やり方は良くないですが、興味のあるもので

　　　向上心を得ていくのも、ひとつの手段ですから

　　　覚えておいてください

　　　さて、次はエクストラスキルですね」



　　　　　　　　　　　　続く・・・。

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天の才覚身の才量・２９

天の才覚身の才量・２９


吉田「スキルは使わないとレベルが下がったり

　　　消滅したりもするんですよね

　　　もし私みたいに、子供に色々と押し付けて

　　　しまって、萎縮するようなことがあると

　　　スキル自体も使われなくなってしまう

　　　こともあるのでしょうか」

透明「そうですね

　　　ただ、萎縮してスキルを使わなくなる

　　　というのとは少し違うかな」

吉田「」

透明「先程はスキルを悪い方向へ使った場合の

　　　話をしたけど、その悪い方向へ使った結果を

　　　誰かに否定されたとしたらどう思う」

吉田「えっえ～っと

　　　・・・自信を失うかと・・・あっ」

透明「つまり、スキルを使って導き出した答えすら

　　　否定されれば、否応なしに自信を失うでしょ

　　　こういった自己否定が続けば、スキルを

　　　使うことすら怖くなり、レベルが下がるだけでなく

　　　有益なスキルが消滅してしまうこともあります 」

吉田「なるほど・・・確かに・・・。

　　　あ、後、属性を上げるのは難しいのは

　　　何となくわかったのですが、無いスキルを

　　　会得したり、スキルのレベルを上げることは

　　　できるのでしょうか」

透明「それはもちろんできます

　　　尊斗くんの場合は、今でも有能なスキルを

　　　持っていますが、ここに向上心や行動力が

　　　少し上がれば、もっと能力を引き上げ、

　　　使うことができるようになると思いますよ」

吉田「その方法って・・・聞いても良いですか」

透明「もちろんです

　　　それじゃぁ～、まずは

　　　イベンタリースキルの上げ方を説明しますね」

吉田「お願いします」


イベンタリースキルの種類

理解力　判断力　想像力　記憶力

好奇心　向上心　行動力　注意力　など


イベンタリースキルの上げ方

イベンタリースキルは人に必ず備わっているスキルです

その為これらのスキルは、継続性によりそのレベルを上げる

ことが一番の近道と言われています

(これらの方法は、自分がそのスキルをどれくらい

持っているかを見るのにも役に立ちます

この方法が楽にできたり、普段からやっていたり

 していた場合は、レベルが高い可能性があります)


１つずつレベルアップのやり方を説明してゆきますね


理解力

理解力であれば、文学書や小説など情報が沢山

詰まった本などを、簡単な物から難しい物へと

自分の理解が及ぶレベルで読み続けることで

向上させることができます

これは人によりますが、一日一冊、本の内容を

理解しながら読み続け継続することが大切で、

理解力１をレベル２にするには

１００冊程度の本を理解しながら読めれば

上がると思います

レベル２から３に上げるにはその３倍、

３から４へもレベル３の３倍が目安と

されていますので、普段から本が好きな方には

良い方法だと思います


判断力

判断力は瞬発力にも繋がり、瞬時に事柄を

判断することで引き上げられます

オススメは、間違い探し

最初は簡単なもので良いので、時間を決めて

違う箇所を探し当てるようにしましょう

最近では大人の間違い探し等の書籍もあるので

これを継続的におこない、短い時間で判断できる

ようになれば、レベルは自然と上がってゆく

と思います

想像力

想像力は、頭の中に思い描いたものを絵にかいたり、

文字が書けるお子さんや大人の方は自分だけの物語

などを主筆するのも良いかもしれません

ここで大切なのは、終わりを決めずに書くこと

最初から終わりを決めなければ、永遠に書くことも

想像し続けることもできますので、沢山書いてみてください

もちろんこれも継続が大切なので、テーマに飽きたら

次の絵や小説を書き始めても良いので試してみてくださいね

記憶力

記憶力は、やはり記憶を呼び起こすことが大切で、

オススメはトランプの神経衰弱です

最初は２枚をめくり伏せてやる通常の神経衰弱を

おこない、何手で全てを取れるかをはかります

一度覚えたものを忘れなくなってきて慣れたら、

今度は４枚の数字が合わないと取れないルールにして

同じようにおこなってみてください

最初の２枚めくりを忘れなくなれば、レベル１から２

４枚でもできるようになればレベル３です

それ以降は、トランプ自体を増やして

枚数を大きくしていくと良いと思います


(次に続きま～す)



　　　　　　　　　続く・・・。

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天の才覚身の才量・２８

天の才覚身の才量・２８


透明「まず考えなくてはならないのが、

　　　一番最初に吉田さんが懸念していた

　　　食べ物をすぐにこぼしたり、

　　　あまり人の話を聞かなかったり、

　　　忘れ物が多かったり・・・・。

　　　あと、あまり人の目を見ないで話す

　　　とかでしたよね」

吉田「は、はい」

透明「これらの行動は、尊斗くんの属性が

　　　関わっています

　　　ただ、これはあくまでも今の数値での

　　　ケースだから、あまり深く考えすぎないで

　　　聞いてくださいね」

吉田「」

透明「まず、こういった数値を視てしまうと、

　　　尊斗くんの高い属性値に気を取られがちに

　　　なりますが、ここでは逆に低い属性に

　　　注目してください

　　　例えば意欲を司る繭気の火や常加の火炎が

　　　低い点を見ると、今の尊斗くんは細かい事に

　　　興味を持つのが苦手なのだと思います

　　　そのうえ、人間関係を構築する繭気の風、

　　　愛情を司る聖衣のラファエルも、能力の高い

　　　空・夜影・ガブリエルに比べると、

　　　かなり低く感じてしまい、バランスが悪く

　　　コミュニケーションを取ることも苦手に

　　　なっている節もあります

　　　そういったことも加味すれば、尊斗くんは

　　　夜影の思慮深い部分と天空の自由性が

　　　際立ってしまい、色々な事を考えて

　　　自分の中で完結することが多く、それを

　　　上手く表現できないでいるのかもしれません

　　　もちろん、尊斗くんはまだ幼いので、

　　　これから色々な経験をし、属性もスキル値も

　　　変わってゆくとは思いますが、人間というのは

　　　一度感じてしまった感覚から離れるのが

　　　上手くないので、今の状態が続くのは

　　　あまり良くないかもしれません

　　　ちなみに、最悪のケースもお伝えしますが、

　　　このままの状態で、何かに固執する意欲や

　　　人間関係に興味が持てなくなると孤独感や

　　　偏った割り切り方をして物事を斜に見てしまう

　　　可能性があり、変に自分を納得させてしまい、

　　　誰かと心を通わせることすら億劫になって

　　　しまうこともあるかもしれません

　　　そして、このバランスの悪さを尊斗くんが

　　　継続し、そこにスキルを使うようになって

　　　しまえば、状況が悪化する恐れもあります」

吉田「えっど、どういう」

透明「まあ、これはあくまでも最悪のケースですので

　　　そんなに不安にならずに聞いてもらいたいのですが、

　　　もし、吉田さんがこういった尊斗くんの

　　　特性を知らずに、頭ごなしに尊斗くんを

　　　矯正しようと躍起になってしまうと、

　　　尊斗くん自身が親の顔色を常に意識して

　　　対応するためにスキルを使うようになり、

　　　人間関係というものをそういう我慢をするものと理解、

　　　記憶し、その度に器用に立ち回ることが正しいと

　　　最適解を出してしまうようになると思います

　　　こういった我慢で変えてしまった意志というのは

　　　そうそう長く続けることはできないため、

　　　どこかで大きな反発が起こるかもしれません」

吉田「そ、そんなわ、私はどうすれば」

透明「だからこその、スキル認識です

　　　スキルは本来、その人の能力(属性)を

　　　最大限活かす為の補佐的な才能です

　　　この才能は、良い悪いという概念はなく、

　　　どんなスキルでも必ず役に立つもので、

　　　スキルの使い方次第では、人生や状況を

　　　一変させる力すら持つものになります

　　　先程もお話したように、属性というのは

　　　生まれ持った能力として、なかなか上げるのは

　　　難しいものなのですが、スキルがあれば

　　　効率よく属性を育てることができるのも

　　　スキルの特徴です

　　　先程お話したように、尊斗くんの弱点を補う

　　　のであれば、属性の火・風・火炎・ラファエルが

　　　もう少し高ければ、色々なことに興味を持ち、

　　　人との付き合い方や、そういったことの必要性も

　　　しっかりと認識できるようになります

　　　では、その足りない属性をどのように上げてゆくのか

　　　これは今ある尊斗くんの武器であるスキルを

　　　上手に使わせてあげることです

　　　幸い尊斗くんは、そういったスキルに恵まれています

　　　スキルを使い、属性が司っている事柄の大切さを

　　　優しく教えてあげれば、理解が早く記憶力にとどめ、

　　　器用にそれを使えるようになる

　　　その上、最適解を導き出すスピードも早いとなれば

　　　今ある属性の器に入る気質を満たすことができます

　　　属性の器は、常に満杯状態が続くと溢れさせないように

　　　器自体を成長させようとしますので、

　　　器レベルを上げるスピードも早いと思います」

吉田「そっか・・・私は尊斗に教える時は

　　　いつも頭ごなしに怒って覚えさせようと

　　　してしまっていたと思います

　　　それが逆に尊斗のスキルを悪く使わせてしまう

　　　のかもしれないのですね

　　　親としてだけでなく、教師として大切なことを

　　　忘れていた気がします」

透明「いやいや自分の子となれば

　　　大体の親御さんはそんなものですよ

　　　今は、自分を責めるのではなくて、自分の子に

　　　親として何をしてあげられるのか

　　　だけを考えれば良いと思いますよ」

吉田「先生もう少し聞いてもいいですか」

透明「」


　　　　　　　　　　　続く・・・。

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天の才覚身の才量・２７

天の才覚身の才量・２７


吉田「それって・・・」

透明「確かに今の尊斗くんの属性とスキルを

　　　考えると、吉田さんが思っている普通

　　　という認識からは外れています

　　　ただ、それはあくまでも吉田さんの

　　　考える普通になってしまうので、

　　　それが尊斗くんにとって正しいかは

　　　私でもはかりかねます」

吉田「・・・・。」

透明「まぁまずは、このスキルと属性との関係を

　　　説明しますので、その後に今後のことを

　　　考えても良いかもしれませんね」

吉田「は、はい・・・」

透明「まず、尊斗くんの主属性は、

　　　空・夜影・ガブリエル

　　　どの主属性も高く、この年齢でこの値は

　　　桁違いと言えます

　　　そこに、エクストラとユニークまで

　　　持っている状況となれば、天才の域に

　　　達しています

　　　しかし、これらの高い属性やスキルが

　　　あったからと言って、生きやすいか

　　　については全く別物になってしまいます」

吉田「」

透明「まあ、昔よりは個人の尊重は考えられる

　　　ようになりましたが、まだこの世界は

　　　自分とは異質なものに対する抵抗が根強く

　　　残っているので、正直に言うと尊斗くんの

　　　能力では生きにくさを感じるのも事実だと

　　　思います」

吉田「や、やっぱり・・・」

透明「そういった点を考えながら説明していこうと

　　　思いますが、ここからは自分の息子というより

　　　一人の人間の事と考えて話を聞いてください」

吉田「は、はい・・・」

透明「彼の能力である繭気属性は空で６レベル

　　　肺臓　骨　大腸　金運が高く、

　　　司る部分の病気にもなりにくく、

　　　運的にも金運があるので、自分のやりたい事を

　　　しっかりとおこなえば、どんなことでも

　　　収入に繋がり困ることは少ないと思います

　　　もともと繭気属性は自然と使われる能力なのですが、

　　　ここにスキルの恩恵があれば、より鮮明に

　　　能力を活かすことができると思います

　　　彼のスキルは、理解力４、記憶力５が高く、

　　　エクストラの器用さ４、ユニークの並列思考２

　　　まであるので、何事も器用にこなし、

　　　自分のやりたい事が自ずと収入に繋がるので

　　　そういった面では苦労することは少ない

　　　と思います

　　　そして次に常加属性ですが、主属性は夜影

　　　それに追従して天空が高く、それぞれ

　　　夜影７、天空６となっていて、

　　　水氷も年齢的には４と高い

　　　簡単に能力を説明すれば、非常に洞察力が高く

　　　思慮も深い、そしてそれを活かす冷静かつ

　　　合理的で無駄のない考え方を持っているため、

　　　一見、頭の堅い人物に見えてしまいますが、

　　　ちゃんと頭が堅くならない自由な思考があるため、

　　　周りからは頼れる人物として注目されると思います

　　　その上、聖衣属性のガブリエルが主属性として

　　　あるため、知識や情報を取り込むスピードも早く

　　　情報精査がかなり得意となり、彼の人生の

　　　武器となってくれます

　　　それほどの能力がある上に、スキルの恩恵もあり、

　　　状況の理解が早く、大切なことを常に記憶し、

　　　必要に応じて行動できる器用さ、常に最適解を

　　　導き出せる並列思考が属性を支えるため

　　　何事においても後手に回ることが少なく、

　　　常に先手を取れるようになります

　　　そういう意味では、彼の属性能力を活かすスキルを

　　　彼はすでに獲得しているということになりますね」

吉田「そ、そんなに凄いんですか」

透明「はいこれは自信を持って言えますが、

　　　彼の能力と才能は段違いです」

吉田「・・・・でも、何だか違和感が・・・」

透明「そうその違和感が大切です」

吉田「えっ」

透明「それを感じられるのは、ちゃんと私の話を

　　　一人の人間の能力として外から捉えて

　　　くれている証拠です

　　　もし親として息子凄いとしてだけ見てしまえば、

　　　その凄さに喜んでしまって、そういった違和感に

　　　気づかなくなってしまいますからね」

吉田「あっ・・・確かに・・・でも多分これは

　　　そういったものではなくて、能力が凄すぎて

　　　現実と思えなかっただけのような気も・・・」

透明「あははっいや、それで良いんですよ

　　　今説明した能力と才能は、これを

　　　全て使えた場合に起こることです

　　　しかし今の尊斗くんは、まだこれだけの

　　　能力を活かせるほど大人ではありませんし

　　　使えていないという現状があります

　　　つまりこの能力にも弱点があるということです」

吉田「弱点」

透明「まぁ弱点というよりは、この能力と才能の

　　　アンバランスな部分というものなのですが・・・。

　　　ここからは、そういったバランスについても

　　　お話しします」



　　　　　　　　　　続く・・・。

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天の才覚身の才量・２６

天の才覚身の才量・２６


透明「それでは早速、尊斗くんの

　　　インテリジェンス・スキルを視てみましょう」

吉田「お、お願いします」

透明「尊斗くん」

尊斗「・・・・・」


あれ寝ちゃった・・・。


吉田「た、尊斗」

透明「吉田さん起こさなくて大丈夫です

　　　小さな子からすれば退屈な時間でしょうから

　　　このまま寝かせてあげてください」

吉田「す、すみません」

透明「それじゃぁ～早速」


私はスヤスヤ眠っている尊斗くんの属性を

もう一度視る

スキルをはかるには、まず属性の存在する空間を

捉えなければ視ることができない

これは、なんとも形容しがたいので、皆さんも

想像していただければと思うのですが・・・。

属性の器は、棚に置かれ並んでいるものではなく

ある空間に全ての器がフワフワと浮いて存在している

この空間はいくつもの膜が十二単のように折り重なり

構成されていて、水風船のような形状なのだが

この膜が、核となる属性の器を守っています

そして、この空間を構成している膜の一つ一つこそが

インテリジェンス・スキルと言われ、膜の中には

スキルのもつ効果が属性に浸透して使われている

という構成になっています

そして、このスキルつまり膜にも厚みがあり、

この厚みが厚ければ厚いほどスキルのレベル高く

属性の能力を最大限活かせるようになっている

という、かなり便利な構造になっているのです


透明「(相変わらず、凄い構造式で出来てるよなぁ～

　　　こんなに不安定に視えるのに、かなり

　　　強固な作りなのだから不思議だ・・・。)」


私は、尊斗くんの属性を包み込んでいる膜の種類、

厚みをはかりながら、尊斗くんの持つ

インテリジェンス・スキルを書き出していく・・・。


尊斗くんのインテリジェンス・スキル


・イベンタリースキル

理解力 ４・判断力 １・想像力 ２・記憶力 ５

好奇心 ２・向上心 １・行動力 １・注意力 １


・エクストラスキル

器用さ ４　

創造力 １　　

共感力 １

認識力 １

・ユニークスキル

並列思考 ２


透明「(うわ～っ予想以上に高いし多い

　　　その上、かなり偏ってしまっているから

　　　一般的な生活に溶け込むには、それなりに

　　　矯正して行かないといけないかも・・・)」

吉田「ど、どうでしょうか」

透明「スキルとしての才は申し分無いのですが、

　　　後はどのようなバランスを考えるかですね・・・。」



　　　　　　　　　続く・・・。

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天の才覚身の才量・２５

天の才覚身の才量・２５


吉田「・・・・・」

透明「(情報が多すぎて、そろそろ

　　　 混乱してきちゃったかな)

　　　とりあえず一旦、今までのことを

　　　まとめてみましょうか」

吉田「あっぜ、是非、お願いします」


ここで一旦、スキルの情報をまとめて

皆さんにも、理解を深めてもらおうと思います


最初におこなった質問は

　志向や価値、目標を見るためのもの、

　その人が何を優先して考えているか

　判断基準の大本はどういったものか

　などを見るためにおこないました

　これは非常に重要で、志向的意識や価値観

　などがコダワリとなり、自分の才能などを

　活かしているか潰してしまっていないか

　が見て取れるものになります


属性に関しては、過去の記事にもあるように、

　その人が持つポテンシャルつまり器の大きさ

　という認識をしっかりと持っておいてください

　そのポテンシャル(器)の大きさが大きいほど

　その属性の器に入る気質が多くなり、

　自ずとその器の司る能力を引き出しやすく、

　能力の高い充実した生き方ができるようになります

　例えば、属性の器が３であれば３００の能力値を

　使えるようになり、６であれば６００の能力値が

　使えるようになるため、器の大きさで人生の

　可能性を広げることができます

　この器の能力値は、自然と使われることが

　多いのですが、意識して最大まで使うには、

　ある程度の人生経験や学びで培った知識も

　必要になります

　しかし、これとは別に、こういった属性を

　生まれつき効率よく発揮し、最大まで最速で

　使えるようにすることができるのものが才と言われ、

　その才にはスキルと呼ばれる複数の才能が存在します

　(個人が持つスキルの量を表すのが才量となり、

　

　スキルレベルが高いものは天賦の才と呼ばれます

　この天賦の才が、自分の意識下で使えるようになる

　つまり覚醒すると、そのスキルは才覚と呼ばれ、

　自分の意志で自在に操れる才能となります)

インテリジェンス・スキル(全てのスキルの総称名)には、

　イベンタリースキル、

　エクストラスキル、

　ユニークスキルの３つが存在し、

　各スキルには１～１０段階までのレベルが存在します

　(人間界では、ユニークスキルだけは

　　　　　１～５段階までしかありません)

　インテリジェンス・スキルは、色々な方法で

　成長させることが可能です

スキルは他にも多数存在しますが、ここで紹介

　しているスキルは属性の器に影響を与えるもので、

　属性の能力を上手く引き出し、補佐することができます


インテリジェンス・スキルは単体の才としても

　非常に優秀なスキルで、属性との総合性だけでなく

　普段の生活にも大きな力をもたらしてくれます


イベンタリースキルは、基本の才となり、

　持っていない人はいませんしかし、

　使わなければレベルが落ちることがあります


エクストラスキルは、持っている方と

　持っていない方がいらっしゃいます

　もしエクストラスキルを持っていたとしても

　使うことがなければ、消滅することもあるので

　注意が必要です


ユニークスキルは非常に強力で、持っている方は

　かなり少ない希少なスキルです

　ユニークスキルは持っているだけで天賦の才

　と言われ、スキルを使い続け覚醒させれば

　天才と呼ばれる才能の使い方ができるようになります

　しかしこのスキルも使わなければ消滅することがあります


昔ブログで紹介し、おこなっていただいた

　潜在能力BOX・性格性才能BOX・BADBOXは

　スタートステータスと言われ、生まれた時に

　持ち合わせていた強みとなる才能や能力です

　これらは変わらず得意不得意なものになりますが、

　やはり普段から自分の強みとして認識し使わなければ

　レベルが下がってしまうこともありますので、

　自分の才を知っておくということは大切です



透明「という感じかな」

吉田「ありがとうございます

　　　何となく頭が整理できました」

透明「じゃあ、そろそろ、今の尊斗くんのスキル数値

　　　を視て、色々と考えて行きましょう」



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天の才覚身の才量・２４

天の才覚身の才量・２４


透明「それでは、最後にユニークスキルに

　　　ついてですが、このユニークは、

　　　他のスキルに影響されず、逆に

　　　他のスキルに影響を及ぼすものになります」

吉田「」

透明「ここでお話ししたユニークスキルは

　　　並列思考ですが、このスキルは全ての

　　　事柄を同時並行に進ませることができる

　　　かなりレアな能力になります」

吉田「これって、聖徳太子のエピソード

　　　みたいなものですか」

透明「そうそう

　　　聖徳太子は１０人からの話を同時に聞く

　　　ことができたなんて話もありますが、

　　　これはこのスキルかはわかりませんが

　　　可能性としては高いと思います

　　　ちなみに吉田さんは量子コンピューターって

　　　知っていますか」

吉田「えっ量子コンピューターって

　　　最近話題に出てくるアレですか」

透明「アレです」

吉田「う～んと・・・・私はあまり

　　　デジタルは詳しくなくて・・・。」

透明「実は、この量子コンピューターの開発には

　　　この並列思考が関わっています」

吉田「」

透明「従来のコンピューターは、一般の人間の

　　　能力と同じで、一つの答えを導き出すのに

　　　何度も同じ道を通り、答えを求めるように

　　　できています」

吉田「」
あ
透明「例えば、ＡからＢの地点まで移動するとします

　　　吉田さんはＡ地点からスタートし、

　　　Ｂ地点を目指しますが、ＡからＢまでは

　　　沢山の脇道が存在し迷路のようになっている

　　　と考えてみてください」

吉田「は、はい」

透明「Ａ地点をスタートし、最初の分かれ道に

　　　到着した吉田さんは、左の道を進みます

　　　しかし左の道は行き止まりになっていて

　　　吉田さんは来た道を戻ることとなりました

　　　分かれ道の地点まで戻った吉田さんは

　　　先程選ばなかった右の道に進みますが、

　　　今度は３つの分かれ道にぶつかります

　　　吉田さんは３つのうち真ん中を通りますが、

　　　またその道は行き止まり

　　　引き返して３つの分かれ道まで戻り、次は左へ

　　　左の道は何故か最初のＡ地点に繋がっていて

　　　振り出しに戻されてしまいました・・・。

　　　どうですかかなり効率悪いですよね」

吉田「ううっ・・・なんだか想像しただけで

　　　ゲンナリします」

透明「しかし人間はこの道のように目標に向かって

　　　進んでは戻り、進んでは振り出しに戻るような

　　　生き方をして一歩ずつ進んでいるんです

　　　まあ、これは体を使った例えですが、

　　　考え方などもそうです

　　　一つの正しい答えに近づくために、

　　　いくつもの枝分かれした道を手探りで進み

　　　答えを導き出す・・・これは私達人間

　　　には当たり前のことで、この考えを元に

　　　既存のコンピューターは開発されていて

　　　物凄いスピードでその道を行ったり来たりして

　　　答えを導き出すんです

　　　今まではこのスピードが早ければ早いほど

　　　優れていると言われていましたが、

　　　先程お話した量子コンピューターは

　　　そういった概念を吹き飛ばします

　　　量子コンピューターの場合、ここでは量子くん

　　　としますが、Ａ地点からＢ地点に向かう際、

　　　枝分かれした道では、左の道に量子くん１号が向かい、

　　　右の道には量子くんの分身量子くん２号が向かいます

　　　そして量子くん２号が向かった先には３つの枝分かれがあり、

　　　量子くん２号は左、量子くん３号は真ん中、

　　　量子くん４号は右の道へと進みます

　　　つまり量子コンピューターというのは、

　　　物事を同時に進ませ、最短で答えを導き出す

　　　恐るべきスペックのものなんです

　　　そしてこの量子コンピューターに使われているのは

　　　特定の人間が持つ並列思考そのものなんです」

吉田「そ、そんな凄い能力って・・・」

透明「このスキルを持っている人は、他の人とは

　　　考え方も世界の見え方の違ってきてしまうため、

　　　なかなか人には理解されにくい部分もある

　　　かもしれませんが、常にあらゆる可能性を

　　　同時に考えて正しい道を導き出すことが

　　　できるこの能力は、まさに天才の持つスキル

　　　と言えますよね

　　　つまり、ユニークスキルである並列思考は

　　　全てのスキルや属性の能力を同時に使う

　　　ことができる能力唯一無二のスキルです

　　　達人が長年修行して得た境地をたったの一年で

　　　習得してしまうように誰もが導き出せなかった

　　　答えを何の気なしに導き出してしまうように

　　　このユニークスキルは全ての事柄の最善を

　　　導き出すことができる能力 になります」

吉田「そ、それが、尊斗にあるんですか」

透明「はい

　　　ですが、このユニークもレベルがあります

　　　使わなければ、無くなりはしませんが

　　　眠ってしまうスキルでもあります

　　　そういう意味でも、尊斗くんの将来を考えて

　　　育て方を決めなければならないということです」



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天の才覚身の才量・２３

天の才覚身の才量・２３


透明「先程のようなエクストラスキルは

　　　物を作り出すことに特化していましたが、

　　　他の統率力や指導力、交渉力や共感力なんかは

　　　周りの環境や人に強いスキルになります

　　　それ以外の予見力は先を読む強いスキルで

　　　現状を正しく把握し、次に起こる可能性を

　　　絞り込み、導き出す力になります

　　　そして発信力は、自分の考えや作ったものなどを

　　　世界に発信、宣伝する能力もありますし、

　　　人の心に印象を残すことができるスキルでも

　　　あるので営業などでも役に立つスキルですね

　　　このスキルを持っている人は、よくカリスマ

　　　と呼ばれ、通販番組でカリスマ販売員と

　　　呼ばれる人は必ず持っていたりします

　　　そして遂行能力

　　　これは続けることができる能力

　　　そんなの簡単と思うかもしれませんが

　　　実はこれは本当に難しいもので、

　　　遂行し続けるというのは相当の精神力と

　　　覚悟がいるものなんです

　　　これを苦痛なく遂行し続けられるこのスキルは

　　　ストレスを溜めにくく、やり甲斐をもたらし

　　　物事の効率を最適化することができるスキル

　　　でもあります

　　　そして展開力

　　　これは既存のものを新しくリニューアル

　　　させることができる能力

　　　頭の柔らかさが際立ち、どんなものでも

　　　再度展開することで、まったく新しい使い方や

　　　意味あいに作り変えることができるスキルです

　　　ちなみにこのスキルは、物だけでなく

　　　人の考え方や生き方すら展開することが

　　　できるので、アドバイザー的な能力とも

　　　言われています

　　　最後の認識力は、すべての事柄を把握し

　　　バランスを調整できる能力でもあります

　　　見落としがなくなり、色々なことを関連付けて

　　　考えられるので、凄く便利で優秀な能力です」

吉田「はぁ～っ

　　　色々なスキルがあるんですね」

透明「ちなみに先程話したように、このスキルは

　　　目的意識がハッキリし、イベンタリーとは違い

　　　成功までの勝ち筋が見えやすいスキルですよね

　　　このスキルに属性の才能をプラスしただけでも

　　　かなり才能を開花させられますし、天賦の才を

　　　超える覚醒ができるものだと思います

　　　ただ、ここでも大切になってくるのは

　　　イベンタリースキルです」

吉田「えっ」

透明「エクストラスキルを使いこなすためには

　　　基本となるスキル、イベンタリーの能力は

　　　非常に役立ちます

　　　例えば、再現力や創造力、発想力を最大限

　　　使いこなすなら、作り出すモノの理解や

　　　頭の中で出来上がりをトドメておく想像力は

　　　あった方が良いですし、こういったものを

　　　後押しする好奇心もあると良さそうに

　　　思いませんか」

吉田「確かに・・・」

透明「再現力には、想像力と行動力、記憶力

　　　器用さには、判断力や注意力、向上心

　　　予見力には、理解力や記憶力、注意力

　　　創造力には、好奇心と理解力、想像力

　　　発想力には、向上力や想像力、判断力

　　　統率力には、判断力と向上心、理解力

　　　指導力には、行動力と理解力、判断力

　　　発信力には、記憶力と理解力、行動力

　　　共感力には、注意力と判断力、理解力

　　　交渉力には、行動力と向上心、判断力

　　　遂行能力には、向上心と行動力、記憶力

　　　展開力には、想像力と好奇心、向上心

　　　認識力には、注意力と理解力、想像力

　　　(影響の高い順番になっています。)

　　　こういったものがエクストラスキルと

　　　相性が良く、スキル同士で支えることが

　　　できるので、イベンタリースキルも

　　　大切なのがわかると思います」

吉田「凄く勉強になります

　　　でも、本当にどのスキルも意味がある

　　　大切なものなんですね・・・。

　　　先生は、これを全て意識して鑑定

　　　されているんですか」

透明「あははっ

　　　まぁ職業病と言いますか、全てではありませんが

　　　ある程度は視て考えています

　　　ただこういったものは、いきなり覚えろと言っても

　　　混乱してしまうだけなので、徐々にで良いので

　　　感覚的に理解して行くのが良いかもしれませんね

　　　それに、実はこういったスキルは、皆さん

　　　普通に使いこなしながら生活をしているので

　　　なんとなく理解できるようになると

　　　そんなに苦痛なく頭に残る知識になりますから

　　　是非興味を持ってみてくださいね」

吉田「はい」

透明「さて、最後はユニークですね」



(少し情報が多いので、混乱してしまう方も

いらっしゃると思いますので、ここで一旦

属性とスキルの関係は切り離していただき、

スキルとスキル同士の関係だけを

しっかりと学んでみてくださいね

属性とスキルの関係などは、まとめて

最後の方で分かりやすく説明しますので

 安心してくださいね～)




　　　　　　　　　　　続く・・・。

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天の才覚身の才量・２２

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透明「先程お話したようにイベンタリースキルは

　　　基本のスキルとして、大切な役割を担って

　　　いるのですが、ここにエクストラスキルが

　　　備わってくると、かなり効率が良くなります

　　　エクストラスキルの特徴は、正解を導き出す

　　　目的意識が強いこと」

吉田「目的意識」

透明「つまり、属性の才能を正しく導くために

　　　必要な方向性を示唆してくれる能力

　　　というものになります」

吉田「」

透明「もう少し分かりやすく説明すると、

　　　このエクストラスキルで、その人の

　　　才能を活かすための勝ち筋が見える

　　　ようになります

　　　例えば、再現力

　　　これは物事を寸分違わず再現する能力

　　　この能力を使えば、色々な物や事象を

　　　完璧に模写することすら出来てしまいます

　　　このスキルは、物だけでなく感覚なども

　　　再現できるため、世に言う「絶対音感」

　　　などは、この再現力のスキルがなければ

　　　成立しないものです

　　　ちなみに、この能力にイベンタリーの

　　　想像力や記憶力などが付けば、イメージ

　　　したものですら再現できるようになり、

　　　同じエクストラスキルの器用さや創造力、

　　　発想力などがあれば、新しいものや考え、

　　　今ではデジタルの世界でも才能を発揮

　　　することができると思います」

吉田「す、凄い

　　　あ、あの・・・勉強不足で申し訳ないのですが、

　　　この再現力と創造力って違うものなんですか」

透明「確かに似てますよね

　　　再現力は、頭の中でそのものの形などを

　　　完全に把握できる能力で、創造力というのは

　　　その物の構造を理解する能力と考えてみてください」

吉田「」

透明「つまり、再現力というのはデザイナー的スキル

　　　最終形態を確実に捉える能力となり設計する力

　　　と考えていただければ良いと思います

　　　創造力は職人的スキル

　　　そのものを最終形態に持ってゆくためのパーツの

　　　組み立てを寸分違わずおこなうことができる

　　　腕利きの大工さんのようなスキルで

　　　空間感知の能力に長けていたり、

　　　考え方などの組み立てにも使えるスキル

　　　でもあります

　　　ちなみに、発想力と想像力も似ているように

　　　感じるかもしれませんが、発想力というのは

　　　閃きに近いもので、形として頭に描くのが

　　　想像力と認識しておいてください」

吉田「なるほど・・・でもこれって同時に

　　　器用さがないと実際にモノを作ったり

　　　色々できなくないですか」

透明「あははっ

　　　自分一人でやるならそうでしょうね」

吉田「あっ」

透明「こういったスキルを持っている人の中でも

　　　器用さが無い人もいます

　　　その人は、それを理解してくれる

　　　器用さの強い能力のある人と組めれば

　　　鬼に金棒です」

吉田「私ったら全て自分一人でおこなう

　　　ことしか考えていませんでした」

透明「気持ちはわかりますよ

　　　ただ、この世の中はそういったスキルをもった

　　　色々な人達が協力して成り立っていたりする

　　　ものでもありますから、自分の得意不得意を知り

　　　足りない部分を色々な形で補えるように

　　　考えることも大切なことでもあります

　　　そういう意味でも、自分の足りない部分を

　　　認識できるかどうか 

　　　これが重要になってきますよね

　　　足りないというのは悪いことではなく、

　　　足りないからこそ、それを埋める

　　　努力ができたり協力し合えたりするもの 

　　　ですから、まずは自分を知ることが大切なんです」

吉田「確かにそうですよね・・・。」

透明「さて、他のエクストラスキルも見てみましょう」



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天の才覚身の才量・２１

天の才覚身の才量・２１


透明「まず、イベンタリースキルは、

　　　殆どの人が持っている能力

　　　これは、生きるために必要なスキル

　　　と言われています

　　　このスキルは、意識して使うというよりは

　　　自然と使われるスキルなのですが、

　　　イベンタリーにも強弱があるため、

　　　得意不得意は出てきてしまいます

　　　私が今まで視てきた方の中には、

　　　この全てのスキルが７以上という

　　　ツワモノもいましたが、その方は

　　　やはり生き方が上手く、割りと何でも

　　　できるタイプの人だったのですが、

　　　エクストラスキルがあまり無かったので

　　　苦労されていることも多かったようです」

吉田「つまり、イベンタリースキルがいくら高くても

　　　成功できないということなんでしょうか」

透明「いえいえ誤解しないで聞いてくださいね

　　　このイベンタリースキルがあることで、

　　　導入とされる最初の一歩が踏める力となります

　　　このスキルがなければ、基礎となる能力が使えず、

　　　いくらエクストラスキルやユニークスキルを

　　　持っていても、上手く使えませんし、

　　　スキルとして機能しなければ、才能である

　　　属性を活かすことも成長させることも

　　　できなくなってしまいますから

　　　このスキルは、本当に重要なんです

　　　ですので、このスキルが強いというのは

　　　自力があるということなんです

　　　ただ、このイベンタリースキルには

　　　各々少し弱い部分があります」

吉田「弱い部分」

透明「それは、正解を導き出す直接的な

　　　要因では無いということです

　　　つまり、このイベンタリースキルは

　　　補佐としてのスキルであり、これを全て

　　　高い水準で持っていても、常に正しい答えを

　　　導き出すことができるというものではない

　　　ということです」

吉田「正解・・・・あっ確かに

　　　えっでも判断力は」

透明「判断力というのは、その場で決断することが

　　　できるという胆力の強さに近いものです

　　　その判断が正しいかどうかというのは

　　　また別のものになります」

吉田「そ、そっか・・・判断力というのは

　　　正解と直結しているわけじゃないんですね」

透明「しかし判断力がなければ、どちらも選べない

　　　成功も失敗も得ることができない分、

　　　経験としての学びも無いということに

　　　なってしまいますし、属性の才能を活かすにも

　　　このスキルは大切なものです

　　　ちなみに、理解力や想像力、記憶力なども

　　　優秀なスキルですが反面、使い方次第では

　　　思い込みが強くなったりすることもあるので、

　　　状況が良くも悪くも出てしまうこともあります

　　　好奇心や向上心も気持ちばかりが先行して

　　　周りが見えなくなってしまうこともありますし、

　　　行動力だけでは猪突猛進になることもあります

　　　そこに注意力が付いてくれば、そういったことが

　　　少なくなるとは思いますが、注意力だけが

　　　強すぎても動けないという場合もありますから

　　　イベンタリースキルもバランスが大切になってきます」

吉田「確かにそう聞くとイベンタリースキルのバランスで

　　　かなり生き方が違ってきますね・・・。」

透明「イベンタリースキルは、必ず全てのスキルが

　　　備わっているものなのですが、だからこそ

　　　どのスキルがどのくらいのレベルで存在しているのか

　　　何が強くて何が弱いのかによって、

　　　生き方や考え方などが変わってくる

　　　基本となるスキルと言われています

　　　これは後で詳しくお話ししますが、

　　　これらのスキルは、属性の才能にも

　　　影響してくるので、しっかりと覚えて

　　　おいたほうが良い基本知識になります」

吉田「そっか・・・た、尊斗のような属性では

　　　どうなんでしょう」

透明「もし、尊斗くんの天空の強さに、

　　　行動力や好奇心だけが強く出てしまえば

　　　かなり無茶をしてしまう可能性がありますね

　　　それに主属性である夜影に、注意力が強く

　　　影響しても引っ込み思案な子になってしまい

　　　才能が損なわれることもあるので

　　　注意が必要かもしれません」

吉田「も、もしエクストラスキルが備わっていたら

　　　そういったことも解消されるのでしょうか」

透明「そうですね

　　　エクストラスキルの種類にもよりますが、

　　　これらの心配は解消されることが

　　　多いかもしれません

　　　では、次にエクストラスキルについても

　　　お話ししますね」




　　　　　　　　　　　　　　続く・・・。

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天の才覚身の才量・２０

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透明「もちろん、簡単とは言いませんが、

　　　難しく考える必要は無いものだと思います

　　　要するに、これらのインテリジェンス・スキルは

　　　有ればあるだけ、その人の可能性を高めてくれる

　　　便利なモノです

　　　たとえ自分の属性が低くても、そのポテンシャルの

　　　上限まで一気に引き上げさえしてくれれば

　　　能力をフルに使えるようになりますし、

　　　属性の力を１００％引き出せれば、

　　　属性自体の器を成長、進化させることにも

　　　繋がりますので、かなり自分の人生を

　　　有利に進ませてくれるものなんです」

吉田「な、なるほど・・・スキルはあって

　　　損は無いというものなんですね・・・。

　　　ちなみにこのインテリジェンス・スキルって

　　　どういったものがあるんですか」

透明「あっそうですよね

　　　本当は、それを先に話すべきだった

　　　う～んと・・・全部出せるかわからないですけど、

　　　まずは属性に大きく関わってくるスキルだけ

　　　挙げていきましょうね」



インテリジェンス・スキル


イベンタリースキル

　(必ず備わっているスキル)

理解力　判断力　想像力　記憶力

好奇心　向上心　行動力　注意力　など


エクストラスキル

　(特定の人に備わっているスキル)

再現力　器用さ　予見力(予測力)

創造力　発想力　統率力　指導力　発信力

共感力　交渉力　遂行能力　展開力　認識力　など

ユニークスキル

　(稀に備わるスキル)

並列思考　など



吉田「結構あるんですね」

透明「いやいや　これはあくまでも

　　　一部にすぎないですよ

　　　人間には隠された能力なんてもっとあるし、

　　　私が使っている霊力や五感を司る能力、

　　　それ以外にも超能力と言われるような能力も

　　　存在しているけど、こういうものは

　　　属性には直接関わってこないから、

　　　ここでは省いて進めますね」

吉田「そうなんですね・・・ちょっと

　　　そっちの能力も聞きたい気もしますけど

　　　まずは属性ですからね」

透明「くすくす吉田さんらしくなってきたね

　　　まあ、そういう話は次の機会にして

　　　さっそく、これらのスキルについて

　　　話してゆきましょうか」




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天の才覚身の才量・１９

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透明「わかりました

　　　ただ、一つ誤解しないでくださいね」

吉田「」

透明「インテリジェンス・スキルというのは、

　　　全ての属性を下支えするスキルになるので

　　　この特定の属性だけを使えるようにする

　　　モノというわけではありません」

吉田「と、言うと・・・」

透明「先程お話した器用さ

　　　器用な人は何でも器用にこなすイメージがあるでしょ

　　　つまり、器用さというものが高ければ、

　　　全ての属性の司る意味あいに対して器用

　　　ということになります」

吉田「あっそういうものなんですね」

透明「ですから、尊斗くんの属性の中で

　　　高い数値を示している属性にも

　　　このインテリジェンス・スキルは

　　　適応されるということになります

　　　もちろんインテリジェンス・スキルの中には

　　　属性的にあまり使われないインテリジェンス・スキルも

　　　存在しますので、上手く理想の能力を導き出すことは

　　　できますが、よ～く尊斗くんの属性の特性を見て

　　　伸ばすべきスキルを考える必要があるということは

　　　覚えておいてくださいね」

吉田「・・・・なるほど・・・。」

透明「それと、もう一つ注意点として

　　　覚えておいて欲しいのですが・・・

　　　これらのインテリジェンス・スキルは

　　　全ての人が持っているわけではありません」

吉田「えっ」

透明「先程例でもお話したように、スキルレベルが０

　　　つまりそのスキルを持っていない人も多いんです

　　　この場合、欲しいスキルを身に宿すには

　　　生半可な方法では身につかず、

　　　長い年月をかけてスキルを得る

　　　努力が必要になります」

吉田「えっそれって・・・どうすれば・・・」

透明「もちろん、身につかない場合もありますが、

　　　スキルを効率よく得る方法は存在します

　　　その場合、スキルは１からのスタートになるので

　　　スキルレベルを上げるには時間を有しますが、

　　　スキルは無いよりも確実に１でもあったほうが

　　　生きやすく、自分の思い描く生き方を

　　　作り出すことができるようになります

　　　それに今お伝えしたように、スキルも成長はします

　　　その成長のさせ方もありますから、そこは

　　　最後にお伝えするので安心してください」

吉田「ち、ちなみに、このスキルというのは

　　　属性と同じように生まれながらに

　　　持っているものなのでしょうか」

透明「インテリジェンス・スキルは、生まれて

　　　すぐに発揮されるものもありますから

　　　生まれた時から持っているものは

　　　非常に強いものだったりもしますが

　　　後発的に得られるものもあります

　　　ただ、これも誤解されることが多いので

　　　覚えておいて欲しいのですが、

　　　このインテリジェンス・スキルだけが異常に高く、

　　　属性自体は２とかの子もいます

　　　その為、幼少期に他の子とは一線を画し、

　　　素晴らしい才能を発揮し、若いうちに大成する子も

　　　いるのですが、逆にインテリジェンス・スキルが

　　　生まれた時は１や２で、属性自体は７という

　　　非常に高い数値の子や、最初スキルが無く

　　　高い属性を発揮できずにいて、大人になって

　　　から必要なスキルを得ることができ、徐々に

　　　頭角を表してゆく子などもいるんです

　　　よく早期型や大器晩成型などと呼ばれる人は

　　　これが元となっていたりするんです」

吉田「おお～っ

　　　す、凄くわかりやすかったです

　　　でも、この属性とスキルのバランスって

　　　何だか、難しそうですね」

透明「う～ん・・・そんなことは無いですよ」

吉田「えっ」



　　　　　　　　　　　続く・・・。

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