




私たちは、いよいよ建物の中に入る





一番先頭に私、次に漆原さん、最後に円

最悪を考えてもこの並びなら、漆原さんを
守ることはできるだろう

漆原「そ、それにしても暗いですね

円「・・・・・・

透明「円は、ちゃんと後方に警戒して
おいてくれよ

円「わ、わかってるよ~


一行は、先ほど私が進んだ部屋まで到着

ここからは、未知の領域となる・・・。
透明「漆原さん


漆原「は、はい

なんだか、本当にお化け屋敷に
入ってきた感じですね・・・。
さっきから足がガクガクしてます

円「透明



漆原「


さすが、危機管理能力に長けてるね~

私より先に察知するとは・・・。
透明「確かに、異常に霊圧が高くなってきてる

ちょっと待ってて

私は、カバンの中から聖水と石灰を取り出し
床に結界を敷く・・・。
透明「円


円「うん

漆原「

透明「よしっと


・・・霊面なる清き白式よ、我の気色を
もってここに零の式術を施す

四角は死角となり縦は横、横は縦とならん

ジュヤク・コウボウ・シュヤク・キン・・・。」
円「サンキュー透明


透明が先に行って様子みてくるから、
それまでこの四角から出ちゃダメだよ

漆原「は、はい


透明「そんじゃ~、いってくるね

私は、彼らをを残し先へ進む・・・。
50メートルくらい来たか

多分、ここがこの施設の中央にあたる場所なのだろう

結構ひらけたその場所には、中央にそびえる
大きな木が一本

上を見上げて見ると、吹き抜けになっていて
天井のガラスが割れている・・・。
私は、その巨木に手を触れてみる

透明「なるほど

成長できたワケか・・・。
それとも、地下で水を吸い上げる仕組み
なのかな

どちらにしても、健康な宿り木だね

・・・聞こえてるんでしょ

出ておいでよ

私は大きな声で話しかける

すると・・・。
??「ガサガサ


??「ワサワサ


透明「・・・・・・・。
(1,2,3,4,5,6,7,8・・・。
結構いるな~

今のところ襲ってくる気配はないけど
気をつけておいた方がいいかも・・・。)」
しばらく時間が流れる・・・

??「そこにいたらダメだよ

透明「

??「危ないよ


透明「

急に背筋が凍る感覚に襲われる

私は、とっさに物影に隠れ九字を切り結界を敷いた

透明「(何だ



物影に隠れながら、辺りを覗き込む

透明「(な、なんだあれは

目を疑う光景が目の前に

次回


心臓の悪い方は、注意して読んでくださいね


続く・・・。
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