

透明「さてさて、話を戻すけど、
魔法陣にも2つの魔法陣があることが
わかったよね
」

勝田「はい
」

透明「もちろん、この2つの魔法陣も枝分かれ
して、もう少し複雑な魔法陣の構成が
何百通りと存在するのだけど、
これは口では伝えきれないから、大まかに、
形状だけで力を持つ・形状魔法陣
力の流れを指示する・魔導法陣
の2つを覚えておいてくれれば良いと
思うんだ
」

恵那「おお~
魔導法陣~


魔導って、魔法を導くから魔導って
言うんだ~

魔法の力の流れを導くか~



かっこいい~~~
」

変なところに、食いついたぞ

透明「ま、まあ、もう少し分かりやすいように、
この二つの魔法陣を現代風なものに当てはめると

形状だけで力を発する形状法陣は、
風車と水車になるかな

これは、外から受ける力

つまり、熱や光、風や重力というような
自然の力を動力として受取り動くというわけ

そして、複雑な魔法陣である、魔導法陣は、
正に電気配線とか機械の基盤と同じで、
動力を自然からとったり、気の力で動かすにしても、
配線が正しく繋がっていなかったり、
力の流れる方向が正しくなければ、
魔法陣としての効果は出てくれないものなんだ
」
力の流れる方向が正しくなければ、
魔法陣としての効果は出てくれないものなんだ

勝田「風車と電気配線

何だか、わかりやすいです
」

透明「ということで、魔法陣には、大まかに2つの
基本構成があることは分かってもらえたと
思うのだけど
それじゃぁ~、この魔法陣に

呪文を使うのは何故なのか

説明していくね
」

恵那「それそれ
それが聞きたかったんだ~
」


透明「さっきも言ったように、今回教えた魔法陣は
形状魔法陣だったから、形が持つ力を利用
したのだけど、通常、呪文を用いる魔法陣
というのは、もう一つの魔導法陣の方
」
というのは、もう一つの魔導法陣の方

恵那「わかった
呪文は、電気回路の電池の役割を

するんでしょ
」

透明「ブブ~ッ
ハズレ~
」


恵那「ええ~っ
でもさっき、魔導法陣は動力を


正しく流すって言ってたじゃん
」

透明「クスクス
確かに言ったけど、呪文そのものが
動力とは言ってないよ
」

動力とは言ってないよ

恵那「あっ
」


透明「魔法陣の動力となるものは、自然の力や生命力
みたいに、純粋で単純な力を使用することが多い

普段、2人が使っている電池なんかも、
それ単体では、ただ蓄電した電力を放出する
ためだけにあるでしょ
ためだけにあるでしょ

魔導法陣もそこは同じなんだよ
」

恵那「それじゃぁ~、呪文って
」

透明「どんな機械でも、電力を効率よく、
機械全体に適量流すための制御装置
というものがある
機械全体に適量流すための制御装置
というものがある

要するに、呪文というのは、その動力となる
ものを、どこに、どれだけ分配し、魔法陣を
効率よく動かすための絶対的な指示書
まあ、口頭だから指令や命令に近いものに
なるんだ
ものを、どこに、どれだけ分配し、魔法陣を
効率よく動かすための絶対的な指示書

まあ、口頭だから指令や命令に近いものに
なるんだ

そして、その指示は、声という音波の流れで
制御しているから、同じ魔法陣なのに、
呪文一つで、その魔法陣が持っている
限りの役割を変えることもできるんだよ
」
限りの役割を変えることもできるんだよ

恵那「マジか
それじゃぁ~
同じ魔法陣で



何個か魔法が使えるってことなんだ

それに確実に、魔法陣の動力は、呪文が
力の源だと思ってた
」
力の源だと思ってた

透明「まあ、一般的な考えだと、そうなっちゃうのは
わかるけどね



ただ、こうやって考えると、魔法陣という
ものは、自然の摂理を上手に利用した、
とてもシステマティックな代物だということが
わかるでしょ
」

勝田「本当に、機械やプログラムみたいですね
」

透明「そうだね

昔の人は、まだ科学がという分野がなかったから、
自然から受けるエネルギーをこういった形で
上手に利用する方法を考えたのだろうね
」
上手に利用する方法を考えたのだろうね

恵那「ねぇねぇ
それじゃぁ~、中に書いてある

図形とかには、法則はないの

図形が方向を指示したりするのは理解したけど、
魔法陣って、ベースとなる形ってあるじゃん

あれも、適当なの
」

透明「いや
中に書いている図形にも、それなりに

意味があるよ
」

続く ・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

