秘話 
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4
業界的にはタブーじゃないのか
」
透明「いいのいいの


でも、これはあくまでも、
過去のデーターから出た統計的なものなのだから
100%ではないんだけど、一応参考になれば
」
昴「はぁ~

本当に知らないからな

」
透明「心配してくれてありがとう

さてと、それでは、私が調べ続けてきた
黄昏の刻の全貌を紹介しましょう
」
昴「


」
透明「
先ずは、黄昏の刻に起こる事
黄昏の刻で起こる厄として
一番多いモノは、
病気 です

もちろん大小様々なものがありますが、必ず一度は入る
と言われるほど、確率は高く、
死亡にいたるケースも
少なくはありません
特徴としては、急激に悪くなるようなものよりも、
時間をかけて悪くなっていく病気にかかることの方が
多いようで、放っておけば一生悩まされるような病気に
次に多いのは、
事故 ・
怪我 です

突発的なものが多いので、避けるのが難しいものですが

常に周りに気をつけ、
外に出る時には安全を意識した
行動が大切になってきますので、覚えておきましょう
どちらの災いも、大小様々な事柄が含まれているので、
全てが全て大きな事には繋がりませんし、とても些細な事
で済んでしまうこともあります
しかし、この2つに匹敵するくらい多い事柄が、少々やっかいな
問題になるかもしれません


それは、
対人的な障害 です

これは、黄昏の刻が直接関与しているかは分かっていませんが、
私がみている感じでは、
直接黄昏の刻の災いで対人問題が出て
くるものと、
黄昏の刻で災いを受け、心が荒んでしまったことで
対人問題が生じることの2パターンがあるように思えます

どちらにしても、
この年にモメてしまった関係は、
修復できないほどの問題となりやすいので、注意が必要です
(
これは、家族・親族間でも同じです
)
このお話を読んだ人は、その事を心にとどめ、
なるべく人とモメないように心しておいてください
」
昴「う~ん

これは、俺たちでも入るから
来年は注意しておかないとな~


妖精達にも影響があるのか

」
透明「うっ

さすがにそこまでは分からないけど、
注意しておくに越したことは無いとおもうよ

」
昴「そうか

」
透明「そして、
断罪期と
贖罪期の違いについてもお話します

これも前回の黄昏の刻のことなので、あくまでも参考程度に
なってしまいますが・・・。
断罪期に災いが訪れた人は、必ず贖罪期にそれ以上の災いを
受けると言われています
そう考えると、断罪期に災いを受けなかった人は、贖罪期に災いが
くる確率は低くなりますが、断罪期の災いよりも強い災いが
もたらされるということは、かなり強力だということでもあります

正直、断罪期に災いを受けなかったから大丈夫
という考えも通用するかどうかも分からないモノなので

安心はできませんが
なるべく断罪期に災いを避けることが、
この2年を上手に乗り越える方法でもあるので、
その旨覚えておいてください

」
昴「確かに、それは先生に聞いたことがあったな~


でも、厄の相乗作用って・・・


」
透明「さて、次に黄昏の刻の災いには、
どうしたら入ってしまうのか
説明しようと思います

もともと、黄昏の刻は、個人に狙いをつけて襲ってくる
ものではありません

黄昏の刻は、徳を多く積んでいても、
業を多く積んでしまっていても入りますし

良い人も悪い人も関係なく無差別に入るものなので、
生き方や生活の仕方などは一切関係してきません
それだけに、表現するとすれば

たまたまそこに居合わせたから災いに入ってしまった
という表現が一番シックリ来る表現だと思います

私も、黄昏の刻については色々と研究してみましたが、
一番わかりやすく具体的な表現としてお伝えするならば

地球全体に、ピンスポットのような災いスポットが無数に存在し、
大なり小なり縦横無尽に動いていて、そのピンスポットに入って
しまうことで災いを受けてしまうという表現が一番想像しやすい
と思います

ですから、家にいても外にいても、このピンスポットに入って
しまえば、
いくら家の風水がよくても、防ぐことはできません
もちろん、方向的に吉方位に旅行にいっても、そこでピンスポット
に入ってしまえば、災いを受けることになってしまいます

しかも一度入ったからといって、二度と入らないという訳ではなく
人によっては、一度ではなく年間何度となく入る場合もあるので
注意が必要です

そういう面でも、占いなどの知識も役に立たず、業界的にも
口外されなくなった理由となっています


残念ながら、ピンスポットの場所や前もって黄昏の刻を予想して、
行ってはいけない場所を特定することはできず、
正直、占い師泣かせな年です
」
昴「あ~あ

・・・でも、その表現だと
ルパン三世がサーチライトから
逃げてる絵を想像しちゃうんだけど

」
透明「おお

そんな感じ

」
昴「そんな感じって

それじゃ~、ルパンみたいに編み目を縫えば

」
透明「残念だけど、それはちょっと難しいかも・・・

そのピンスポットは、小さいモノも大きいモノもあるだろうし、
何よりも、視えないものだからね
」
昴「そ、そうか・・・ところで、
ひとつ気になるんだけど
黄昏の刻には、地震や自然災害とかもかかわってくるのか
」
透明「う~ん・・・わからない

」
昴「えっ

」
透明「私が調べたところでは、そういった
目立った現象は起きていない
あくまでも黄昏の刻は、
個人にかかる厄災としか認識
できないんだけど・・・

」
昴「・・・そっか

人間に害なすことが起こることで、
回り回って環境が破壊されたりすることもある・・・

それが原因で・・・ってことだよな

」
透明「まあ

あくまでも、想像の範囲からは抜け出ないけどね

もちろん、
そうならないように今回の記事で多くの人に
知ってもらうことが大切だと思ったんだ
」
昴「・・・伝わるといいな

」
透明「うん

さて、続き続き

黄昏の刻は、そのピンスポット

言い換えれば
災いの歪み
などという恐ろしいモノに、いかに
近づかず入らないか

が本当は、一番大切になるのですが

それを避けることは
皆無と言われています

ですから、私達は、
入らないようにすることを考えるよりも、
入ってしまった災いをいかにして防ぐか
という選択を迫られるワケです

災いさえ受けなければ、厄に入ったことにはならないからね
」
いよいよ次回ファイナル 
その災いの防ぎ方についてお話します 
続く ・・・。