エピソード・ゼロ (私が私である為に・・・。)
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22
ドッペルゲンガー
ドッペルゲンガー(ドイツ語) 英語でいえば
double
要するに
自分そっくりの分身のことである。
ドッペルゲンガーは「
生きている人間の霊的な生き写し」を意味するとされ
ドイツの伝説では、ドッペルゲンガーを見た者は
数日のうちに必ず死ぬ
ともいわれている。
しかしこの現象は西洋だけの伝承ではなく、中国にも「
離魂病」として
登場し、さらに日本でも、江戸時代の「奥州波奈志」という本には、
奥州の実話として「
影の病」という話が載っている。
本来、ドッペルゲンガーは、
自分の姿を第三者が違うところで見る
または
自分で違う自分を見る現象
のこととされており
自ら自分のドッペルゲンガー現象を体験した場合には、
「
その者の寿命が尽きる寸前の証」という民間伝承もある。
実際にそのような例が数例あったということで、
昔から恐れられていた現象でもある
近年の研究では脳の
側頭葉と頭頂葉の境界領域に
脳腫瘍がある患者がドッペルゲンガーを見るケースが多いと言われており
脳領域的にみても、
身体のイメージを司る部分の障害として機能が損なわれ
自己の肉体の認識上の感覚を失い、あたかも肉体とは別の
「
もう一人の自分」
が存在するかのように錯覚することがあると言われている
しかし、その実、
第三者が遭遇したドッペルゲンガーに対しての
見解は不明瞭で、この現象の真意には現代でもまだまだ解き明かす
ことが出来ない
謎が多く秘められているとされている
透明「ドッペルゲンガーって、あの

」
師匠「そうそう


」
円「え~っ

だってドッペルゲンガーって、
自分自身と遭遇することじゃないの

」
師匠「まあ、大半はそんな感じで言われてるけど
ちょっと認識が違うんだよ
」
陣「

」
昴「
じゃあ、あの闇の塊はドッペルゲンガーって
ことですか
」
師匠「うん

」
瑠璃「え~

な、何だかイメージ違うんだけど・・・。」
美莉「ドッペルゲンガーって一体


」
流奈「じゃあ、あのドッペルゲンガーって、
誰のなの

」
怜「・・・
多分・・・
みんなの・・・。」
師匠「
ピンポ~ン
大正解
」
陣「



」
透明「どういうことですか


」
師匠「
お前達、そもそもドッペルゲンガーって何だと
思ってる
」
美莉「そ、それは~・・・

」
円「う~~~ん・・・


」
陣「



・・・
だ~~~っ
あ、あのさ~
ドッペル何とかって
何なんだよ~

」
all「
ええ~っ

」
昴「・・・お前・・・知らないの

」
陣「おう

」
師匠「・・・・・・・

」
円「・・・ま、まあ

陣くんだから

」
美莉「そ、そうだね

」
怜「はぁ~

」
流奈「本当に知らないの

」
陣「
本当に知らん

」
瑠璃「さ、さすがね

」
透明「ま、まあ
後で詳しく話すから

」
陣「
そ、そうか~
わかった
」
師匠「ゴホン

ま、まあ、とにかくだ
ドッペルゲンガーって言うのは・・・。」
闇を構成したドッペルゲンガー
一体この現象の正体とは・・・。
続く・・・。
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