

透明「コンはデジタルキメラといったところか


怜「あっ

透明「いやいや、そんな安易に考えられる
存在じゃないぞ

瑠璃「どういうこと

透明「よく映画とかでAIが世界を滅ぼす的なものが
あるだろ


瑠璃「

透明「コンには感情が無い・・・しかし
感情があるような素振りを見せている

これはコンがその場に適応した行動を
最適化して起こしているモーションなんだよ

つまり、その場にそぐう最適解を
導き出しているんだ

そこには感情といったものはなく、
ただただ適応を繰り返していることになる。」
瑠璃「それじゃぁ~さっき怜に甘えるような行動も
感情ではなくその場に最適な行動ということ
」
透明「そうなるね
」
怜「・・・ちょっと、悲しい・・・
」
透明「だが、怜も視ただろう
」
怜「・・・うん・・・。」
透明「もしコンがこのまま最適解を出し続け、
行動パターンを記憶し続けたら、
いつの日か人間や世界に対する不適合を
排除することを最適解として行動する
可能性がある
そこには感情という
ストッパーが存在しないから、
止める手立てはないんだ
そして、コンを構成しているのは
昴のゴーレムとしての術式だけではなく
人に仇なすために構成された呪や
呪いにも似た術式が混ざりあった混合物。
遅かれ早かれ、今言った懸念は
高い可能性で起こると思うんだ・・・。」
怜「・・・・・。」
瑠璃「あ、あのさぁ~
それって・・・
」
怜「コン・・・処分するの
」
透明「だから~ぁ~
何でそうなるんだよ
」
怜「だって・・・。」
透明「本当に・・・私のこと勘違いしていないか
コンを処分するというのは
今の私の選択肢にはないよ
それに今私達がコンを調べているのは
どうやったらコンが助かるか
を考えているんじゃないのか
」
瑠璃「そっか
透明だもんね
」
透明「いや
・・・その理解もちょっと
わかんないけど・・・
」
怜「・・・コン・・・助けられる
」
透明「その為に仏様にご相談することになるけど、
助かる可能性をある程度は提示できないと
交渉も難しい・・・。
実際、もしコンがそういった方向に
歩みを進めたら、私達でも止めることは
多分不可能だと思う・・・。」
瑠璃「ええ~~~~~っ
透明でも止められないの
」
透明「う~ん
・・・正直、自信はない
」
響「ごめんね~

透明兄ちゃん
どうなった
」
少し落ち着いた響くんが戻ってくる。
ただただ適応を繰り返していることになる。」
瑠璃「それじゃぁ~さっき怜に甘えるような行動も
感情ではなくその場に最適な行動ということ


透明「そうなるね

怜「・・・ちょっと、悲しい・・・

透明「だが、怜も視ただろう

怜「・・・うん・・・。」
透明「もしコンがこのまま最適解を出し続け、
行動パターンを記憶し続けたら、
いつの日か人間や世界に対する不適合を
排除することを最適解として行動する
可能性がある

ストッパーが存在しないから、
止める手立てはないんだ

そして、コンを構成しているのは
昴のゴーレムとしての術式だけではなく
人に仇なすために構成された呪や
呪いにも似た術式が混ざりあった混合物。
遅かれ早かれ、今言った懸念は
高い可能性で起こると思うんだ・・・。」
怜「・・・・・。」
瑠璃「あ、あのさぁ~


怜「コン・・・処分するの


透明「だから~ぁ~


怜「だって・・・。」
透明「本当に・・・私のこと勘違いしていないか

コンを処分するというのは
今の私の選択肢にはないよ

それに今私達がコンを調べているのは
どうやったらコンが助かるか

を考えているんじゃないのか

瑠璃「そっか


透明「いや

わかんないけど・・・

怜「・・・コン・・・助けられる

透明「その為に仏様にご相談することになるけど、
助かる可能性をある程度は提示できないと
交渉も難しい・・・。
実際、もしコンがそういった方向に
歩みを進めたら、私達でも止めることは
多分不可能だと思う・・・。」
瑠璃「ええ~~~~~っ

透明でも止められないの

透明「う~ん


響「ごめんね~


透明兄ちゃん


少し落ち着いた響くんが戻ってくる。
透明「そういえば、響は今見たコンの正体というか
存在自体を視てどう思った

響「えっ



響にも経験として考えさせてみる

響「う~ん・・・。」
続く・・・。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
禍津宵の刻・6 更新しました

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