


円「それで、どうすんの

視たところ単純な呪詛みたいだけど
」

透明「そうだね~
でも、この呪詛の構成だと

四元素、つまり火・水・地・風の構成で
ひとセットだから、後、3つは隠れてる
ことになる

まったく
隠れたり、隠したりするのが

好きなヤツだなぁ~
」

円「う~ん
・・・アレって、地の呪詛だよね
」


透明「多分
」

円「ということは、呪いにかかると、身体の構成
で言えば、骨がボロボロになるってこと
」

透明「そうだね
まあ、すぐには成らないけど

徐々に身体からカルシュウムが分解されて
骨がもろくなる・・・

火は肉や内臓を、水は血液と脳を、
風は免疫や成長を阻害することになる
」

円「よく先生が言ってたけど、単純な構成ほど
恐ろしいって
」


透明「確かに、これほど人間を効率よく破壊する
呪詛は無いかもしれないね
」
呪詛は無いかもしれないね

円「透明
もうどう処理するか決めてんでしょ


教えなさいよ
」

透明「う~ん
・・・そうだね


俺は、円を信じてるから
」

円「はい
」

透明「お前のデスペランサーとしての能力は一流だよ
」

円「な、なに今更いってんの
って



透明
何してるのよ~ 
」



私は、伊能の仕掛けた呪詛溜まりに近づいて行く・・・

円「ば、ばか
ちょ、ちょっと


止まりなさいよ~ 
」


透明「円
動くな


お前の仕事は、まだ後だから
」

「キィ~ン
」

頭の中で金属音の様な音が鳴り響く・・・。
透明「(くっ
・・・ひとつ目
これは、水か
)」


これは、水か

血液が熱を帯び、頭がボーッとするのがわかる・・・

「キィ~ン
」

透明「(ふたつ目
・・・これは、火だな
くっ
・・・結構回りが早い・・・。)」


くっ

心臓の鼓動が一気に早くなる・・・

透明「(くっ・・・どこだ
・・・地を最後にしなくちゃ
)」


私は、視えている助祖溜まりの周りを歩く・・・。
「キィ~ン
」

透明「(よし
・・・風だ
)」


どんどん、身体から力が抜けて行く・・・

「パキィ~ン
」

透明「(こ、これで、最後・・・地だ
)」

四つの呪詛を一気に受けた私は、その場に倒れ込む

円「透明~~~~っ
」

朦朧とする意識の中、円が必死の形相で近づいてくるのが
見えたが、その後から記憶が定かではなかった・・・。
円「待ってなさいよ
私が今すぐ解いてあげるから


絶対、後遺症を残したりしないから
」

果たして、円の呪解は間に合うのか 

続く ・・・。
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