占い師の日記

お客さんの鑑定の話や業界の裏話などを紹介♪
風水/パワースポット/富学占などお役立ち情報も(^O^)/

ゆらぎのとき・20

2024年06月29日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき20


しばらくして・・・

子猫を観察していた私は、違和感に気づく


透明「あれ

 陣「どうしたの

透明「いや・・・んっ

 昴「何だよ

透明「・・・・この子、こんな目の色だったっけ

昴&陣「


子猫は毛並みが真っ白で、手足の先と耳、額に

少しグレーの毛が生えている
・・・私の記憶では

瞳も黒く周りが水色だったと思うのだが・・・。


透明「この子、オッドアイだったっけ


改めて子猫の瞳を見てみると、左が水色

右が緑がかった黄色になっている・・・。


 昴「へぇ~オッドアイか~

 陣「まだ、小さいのに珍しいねぇ

透明「そうなの

 昴「確かにオッドアイは白描に多いけど、

   それでも少ないし、子どもの内は珍しい

透明「ふ~ん・・・ちなみにこの子って

   猫の種類は何になるの

 陣「う~ん・・・見た目はミヌエットに近いけど

   少し違う気もするからミックスかもしれないね

透明「(すぐに名前が出てくるとか、すげーなぁ)


そんな猫知識を二人に聞きながら、本題に入る


 昴「それで、どうするんだ

 陣「透明、この子飼ってあげられるの

透明「う~ん・・・正直、乗りかかった船だから

   私が飼ってもいいんだけど・・・。」

昴&陣「・・・・・


何で、シュンとしてるんだよ


透明「猫って、家主が家を空けることが多くても

   平気なもの

陣&昴「

 昴「それは、駄目だ

透明「えっ

 陣「猫は一般的に家につくから、放ったらかしでも

   大丈夫なように言われるけど、実際は寂しがりで

   誰もいない状況はストレスが高いんだよ

透明「そうなの

 昴「そうだよ

透明「う~ん・・・そうなると、ちょっと困ったぞ



          続く・・・。



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ゆらぎのとき・19

2024年06月27日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき19


先生に抱えられた子猫は、少し落ち着いた様子

私達もほっとひと安心

子猫を受け取り、先生にお礼を伝えた後、

カウンターで会計を待つ・・・。


子猫「ミ~ッ

透明「良かったねなんかさっきよりは楽そうだね

 昴「お、おい、お前は会計あるだろ

   俺が抱っこしておいてやるよ

 陣「い、いや、俺が抱っこしておくよ

透明「・・・・・・

   (何でこいつら、猫のことになるとバチバチなんだ)」

看護「透明さん


看護師さんに呼ばれた私は、子猫を箱に戻して

カウンターへ・・・。

直接子猫を渡してもらえなかった二人は

微妙な顔
をしていた


透明「すみませんおいくらですか

看護「えっと、12万5千円になります

透明「


えっええ~~~~っ

さ、さっき言ってた金額よりも高~~~いぃぃ


透明「ちょ、ちょっと待ってくださいね


私はカバンの中にある全ての金銭を探ってみる。


・・・封筒にある家賃分光熱費代生活費

持っていた金額を合わせると・・・


透明「(マジかちょうど12万5千円

   私、何か呪われてるんか
)

   あ、ありました・・・はい


手持ちのお金を全て吐き出し、清々しい顔を見せる透明

しかし、心の中は大号泣


透明「(はぁ~・・・しばらく、カップ神様の

   お世話になるしかないな・・・。

   まあ、この子の命が助かったと

   考えれば、安いものか
)」


そんなこんなで、一行は私の家へ帰る・・・。


透明「ただいま~


元気なく挨拶をし部屋へ・・・。

さっきから、猫バカ二人は当たり前のように

子猫から視線を外さない
・・・。


透明「あのさ~結局お前たち何しにきたんだ

 昴「なっ

 陣「ひ、酷いよ透明~

透明「えっだって、病院にはどちらにしても

   連れて行くつもりだったし、そう考えると

   お前たちの存在理由って・・・

 昴「いや存在まで否定するか

 陣「酷すぎるよ~

子猫「ミィ~・・・ミィ~・・・

昴&陣「


あの~話の最中なんですけど・・・

子猫の鳴き声に一気にボルテージを上げる二人


透明「はぁ~・・・どんな状況だよ・・・


ドタバタ騒ぎはまだまだ続く・・・



          続く・・・。



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ゆらぎのとき・18

2024年06月25日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき18


先生「え~っと・・・飼い主さんは・・・。」


二人が私を見る


透明「は、はい私です

先生「う~んと、この子は予防注射

   済んでいますか

透明「えっい、いや、まだだと・・・。」

先生「まだ済んでいないようでしたら、

   予防注射はしておいた方が良いと思います

   それとこの子の今の状態は、強い脱水状態

   風邪をひいているようです

   この子の大きさだと命取りだったので

   早く連れてきて良かったです

   治療としては、水分補給剤と風邪の注射も

   しておいた方が良いと思いますが、

   どうしますか

透明「あっこの子が元気になるなら

   全て施していただけますか

先生「えっと・・・結構かかりますが・・・。」

透明「えっあっおいくらぐらい・・・

先生「前後はあると思いますが、

   8万~10万くらいは

透明「


えっえっマジですか

私は2人を見るが目を合わせようとはしない


こいつら、なに死んだ魚みたいな目みたいになってるんだよ

く~~~~っ・・・・し、仕方がない


透明「わ、わかりました・・・よろしくお願いします


そう言うと、先生も納得して治療に入る・・・。


透明「おいおいおいおい

  そ、そんなにかかるものなのか

 昴「ま、まあ、救急だしな・・・

 陣「そ、そうだね注射とかは結構高いよね

透明「・・・・・・・

 昴「・・・・・・・

 陣「・・・・・・・


わかってます出す気はないですよね

はぁ~~~~~っ・・・なんでいつも


私は何故か家賃を払おうとお金を下ろしていた為

手持ちはあった



透明「(これだよなぁ~

   なんでいつもこういうタイミングで

   ちゃんと用意してあるんだよ~トホホ
)」


猫ちゃんの命には変えられない

私は一人、ヘンな覚悟をすることに


そこから1時間・・・。

施術室から先生に抱えられた子猫が返ってきた



            続く・・・。



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ゆらぎのとき・17

2024年06月23日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき17


透明「はいはいよろしくお願いします


電話を切った私は直ぐに病院に行く準備をする


透明「昴


準備を終えて後ろを振り返ってみると、

何故か仲良く小さな箱を

持ち上げている二人の変人
・・・


透明「・・・神輿か・・何かですか

昴&陣「いやどっちが抱っこするかで

    争った結果だ気にしないでくれ

透明「・・・・・・・・・。

   (・・・息ぴったりかよ)」


そんなわけで一行は救急病院へ

病院に着くと、看護師さんが出迎えてくれた


看護「今日はどうされましたか


私は看護師さんに説明をするが、説明の途中から

看護師さんの顔が険しくなった・・・。


看護「あの~・・この子を看るのは良いのですが

   一応お伺いしますが、この子をちゃんと

   飼っていただけるということでよろしいですか


透明「あっ


一瞬言葉に詰まった

確かに何の覚悟もなく、ただ助けることしか

考えていなかった
私は、この子の面倒を

最後までみれるのだろうか


私が言葉に詰まっていると


昴&陣「大丈夫です


猫マニアツインズが割って入る


看護「・・・・わかりました

   それでは治療について先生にお伺いして

   きますので、こちらで待っていてください

   猫ちゃんはお預かりしますね


そう言うと、看護師さんは子猫を連れて

中へ入っていった・・・。


透明「お、おいあんなこと言って大丈夫なのか

昴&陣「大丈夫

透明「お、おう


なんだ、この迫力は


 昴「まあ、なんとかなるだろ

 陣「そうそう

透明「はい

   何か案があるんじゃなかったのかよ

 昴「まあ、お前がちゃんと飼うか

   最悪は俺か陣もいるからな、

   あれだけ可愛ければ、貰い手を見つける

   こともできるし、大丈夫だと思うぞ

透明「そ、そういうものなの

 陣「うん


まあ、スペシャリストの2人が言うなら

そういうものなのだろう・・・。


しばらくして、病院の先生が中から出てくる


次回、先生の口から衝撃の言葉が



          続く・・・。



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ゆらぎのとき・16

2024年06月21日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき16


私の家へ入った2人は、すぐさま子猫を探す


透明「(・・・構図がヤバすぎるんだが)」


小さな箱を取り囲む変人2人

今にも子猫を襲おうとしている図にしか

見えないのだが・・・



透明「おいそんな前のめりだと

   子猫が怖がるだろうが

子猫「ミュゥ~

昴&陣「はうっ


今まで近すぎるぐらい覗き込んでいた2人は

子猫の小さな鳴き声を聞くやいなや

両手で顔を抑えながら仰け反りはじめる・・・。


透明「・・・・・・言われなくても

   撃退されてて草・・・・


この後、興奮気味の2人を静止しながら

猫マニアの2人に状況を聞いてみる・・・。



透明「やっぱり、病院に連れて行ったほうが

   良いかなぁ

 昴「う~ん・・・一度連れて行った方が

   良いんじゃないか

   たぶん、栄養失調気味なのと、

   風邪をひいてる可能性もあるから

 陣「透明何か食べ物あげた

透明「い、いや慌ててたし、私が家に着いて

   すぐお前たちが来たから、まだ何も

   少し気を充填したけど・・・・。」

 陣「そっか透明お皿借りるよ


そう言うと陣は、自宅から持ってきたであろう

猫用のミルクを皿に移して子猫の前に持ってくる


透明「・・・・・飲まないね

 昴「ばか飲まないんじゃなくて

   飲めないかも
しれないだろ貸せ

透明「


いきなりミルク皿を取る昴くん・・・。

おもむろに懐からスポイトを取り出す


透明「(何でそんな所にスポイトが入ってるんだ)」


昴は手際よくスポイトにミルクを移し、

子猫の口にそっと差し入れた・・・・。


子猫「ゴクゴク・・・。」

透明「あっ飲んでる

昴&陣「・・・


あのさぁ~

・・・その見たことのない至高の顔するの

やめてもらっていいですか


何だか私だけが取り残された空間にいるような

気がするのだけど

ここ私の家なんですけど・・・。


透明「はぁ~・・・とにかく近くの

   救急病院に連絡してみるよ

私はその場を2人に任せてネットで探していた

病院に連絡してみる・・・・。



         続く・・・。



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ゆらぎのとき・15

2024年06月19日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき15


なんとか家に着いた私は、子猫の状態を

調べるために、一度空き箱に毛布を敷き

そこに子猫をゆっくりとおく
・・・。


透明「少し調べてみるか・・・・。」


私は霊力を視覚へと送り、子猫の気の流れを

視てとる
・・・。


透明「(かなり気が弱い・・・というか、本来

   子猫って、どれくらいの気質量なんだ

   気の流れも弱々しいし・・・これって

   普通なのどうなの
)」


かなり困惑しながらも、一生懸命子猫に

気をあてながら、救急病院をネットで調べる



っと、その時

ドタドタドタドタ


物凄い急いだ足音が近づいてくる


ドンドンドン

「透明オレオレ


家の玄関をうるさいくらい叩く奴がいる


透明「オレオレ詐欺は間に合ってます

 陣「ち、違うよ俺だよ陣だよ

   留守電聞いてぐふっおま・・・。

透明「


何か外で陣くん転んだような音が・・・。


 昴「おい透明早く開けろ


なぜに陣が昴に交代した

理由がわからんまま私は扉を開ける


透明「・・・・・・何でお前たち、

   人ん家の玄関先で取っ組み合ってんだ


 陣「だってこいつが突き飛ばして

 昴「トロトロしてるから邪魔だったんだよ

透明「・・・・ていうか、お前たちさぁ~

   私の電話、わざと取らなかっただろう

陣&昴「あっ・・・えっ・・・と・・・

透明「・・・言いたいことはあるが、取り敢えず

   みてやってくれって痛っオイ


そう言うと、今度は私を押しのけ部屋に入る

猫バカ2人組・・・。



          続く・・・。



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ゆらぎのとき・14

2024年06月17日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき14


私は、辺りを見渡してみる・・・


カサカサ


透明「


向かいの草むらに何かいる

恐る恐るそこに近づいてみる・・・。


透明「えっ


草むらの中には小さな猫が倒れていた・・・。


透明「えっえっど、どうしたの


私は両手に乗っかる程の大きさのその子を

拾い上げ、怪我が無いかチェックする



透明「・・・・・・・。」

子猫「みゅう・・・ ・・・。」

透明「う~ん・・・怪我はないみたいだけど

   かなり衰弱している・・・。

   困ったなぁ~

   こんな時間じゃ獣医さんもやっていないし

   救急なら見てもらえるか


私は自分の服を一枚脱ぎ、その子を包んで

一度家に連れて帰る
・・・。


透明「(困ったなぁ~・・・猫の知識なんて

   ほとんどないから、今どういう状態かも

   見当がつかない・・・
)」


私は、子猫をあまり揺らさないように

携帯を取り出し電話をかける・・・。


透明「・・・・・・・・・・・・

   くっ出ない

   取り敢えず留守電に入れておこう

   う~ん・・・頼りないけど、もう一人

   ・・・・・・・・・・・・

   おいおいこっちも出ないのかよ

   仕方ない、こっちも留守電に入れておくか

   どっちかが気づけば、連絡してきて

   くれるだろう



私は急いで家へ帰る・・・。



          続く・・・。



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ゆらぎのとき・13

2024年06月15日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき13


とある日の夜のこと・・・

私は仕事帰りに少し寄り道をしていた


透明「う~ん・・・・う~ん


ショウウィンドウを眺めながら

一人悩みまくるオッサン



透明「ああ~っどっちにしよう


眼の前には、季節のいちごがフンダンに使われた

ショートケーキシュークリーム

夢のような世界が広がっていた

透明「ここのケーキ屋さん、珍しく
  
   瑠璃が勧めてきた
からなぁ~

   かなり期待できるはず

   う~ん・・・うう~~~~ん

みゅう・・・・。」

透明「んっ

   ・・・・・気のせいか

   あ~っショートケーキかシュークリームか

   ううううう~~~んどっち


(誰に聞いてるんだか・・・)


透明「よしここは日頃のご褒美

   2つとも買っちゃえ

   あっ・・・いちごプリン・・・。

   強敵だ~~~~っ

後から考えると、ショウウィンドウに張り付いた

自分を想像すると、かなりキショイ絵面だった


結局、悩みに悩んで・・・。


透明「す、すみません

   苺のシュークリームと、旬の苺プリンを

   お願いしま~す

店員「は、はい・・・かなり悩まれていましたね

透明「あっす、すみません

店員「いえいえではこちらで

   うちのクリーム系は美味しいですよ

透明「(なんだと

   や、やはりショートケーキが

   正解だったのでは
)」


そんなわけで、色々と後悔を残しつつ、

プリンとシュークリームを持って

ルンルンで帰路に


みゅっ・・・。」

透明「


あれまた何か聞こえてたような



          続く・・・。



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ゆらぎのとき・12

2024年06月13日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき12


透明「え~っと・・・確かここに・・・。

   あったあった


私は魄鬼を送る為に、簡易聖域を作る・・・。


透明「よしOK

   魄鬼くんこっちきて


簡易聖域には、榊4本を七五三縄(しめなわ)

と結び、四角で囲んだ聖域を作る
・・・。

この七五三縄は、神社で(陣くんを脅して)

いただいてきた神様に奉納済みのものなので

簡易的なものであれば聖域を作るのも簡単だ


私はその中に粗塩をひと盛と生米、日本酒を供え

魄鬼くんを座らせる
・・・。



透明「よし準備完了

魄鬼「

透明「今から、君を家に返すから、

   何があっても動かないでね

   (・・・繋げるは、月読命様・・・)」

魄鬼「う、うん・・・。」


簡易聖域の前に座り、印を結ぶ透明先生

そこから、長い祝詞を読み上げる・・・。



透明「掛巻も 畏き 月弓尊は 

  (かけまくも かしこき つきゆみのみことは)

   上絃の 大虚を 主給ふ 

  (じゃうげんの おほぞらを つかさどりたまふ)

   月夜見尊は 

  (つきよみのみことは)

   圓滿の 中天を 照給ふ 

  (ゑんまんの ちゅうてんを てらしたまふ)

   月讀尊は 

  (つきよみのみことは)

   下絃の 虚空を 知食す 

  (げげんの そらを しろしめす)

   三神三天を 知食と 

  (さんじんさんてんを しろしめせと)

   申す事の由を 聞食て 

  (まをすことのよしを きこしめして)

   祈願 圓滿 感応 成就 

  (きぐゎん えんまん かんおう じゃうじゅ)

   無上 靈法 神道 加持 

  (むじゃう れいほう しんだう かぢ)


   ・・・・・・・おいでませ


簡易聖域の中に柱が立つ

優しく眩い光が魄鬼を覆ってゆく・・・。


魄鬼「


徐々に光は魄鬼を抱きかかえる月読命様のお姿に


月読「・・・・よく耐えましたね・・・。

   ・・・・お家へ帰りましょう・・・・
。」


優しい声がこだまする


光は徐々に魄鬼を覆いゆっくりと空へと昇ってゆく・・・。


魄鬼「・・・*****・・・・


魄鬼は昇ってゆく際、私を見て手を伸ばし

何かを言っていた
ように視えたが、聞こえなかった・・・。


しばらく印を組み続けていた私は、

七五三縄がちぎれるのを見て印を解く・・・。


透明「ふう~っ

   ・・・お別れの挨拶できなかったな

   月読命様にも後で神社に行ってお礼しなくちゃ


何となく寂しい気持ちを抱えつつ、

術者としての責任を果たす


透明「う~~~~ん今日は疲れた

   帰りは少し奮発して、美味しいものでも

   食べて帰るか


何だかんだで巻き込まれ体質の透明先生

さて、明日は何が巻き起こるのやら


ゆらぎのとき・1話 完


      2話へと続く・・・。



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ゆらぎのとき・11

2024年06月11日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき11


透明「まぁ、月と言ってもこの階層じゃないけどね

魄鬼「

透明「君たち魄鬼は、月の影の魂魄から

   生まれいずる精霊に近い存在


   もともと月はどの階層にも存在していて

   神々の住まう神界にも月がある


   本来、魂魄は神界から漏れ出した

   独自のエネルギーの欠片なんだ

   この世界の月はひとつのゲートとして

   神界にもっとも近い場所でもある

魄鬼「

透明「おっと難しかったね

   まあ、簡単に言うと故郷に帰る感じかな

魄鬼「・・・故郷・・・も、もし・・・おで・・・

   帰ったら・・・消えちゃう・・・


透明「ううんそのままだよ

   君のように魂魄が集まり、魄鬼として

   自律した子たちは、そちらの月で

   仕事をもらいながら暮らしている


   きっと君にも仕事が割り当てられて

   仲間と楽しく暮らしてゆけると思うよ

魄鬼「・・・なかま・・・おで・・・かえる


月の兎の伝承

兎は徒とも呼ばて、月の使徒として

月が担う大きな役割をはたしている

月から溢れる魂魄の欠片は大地に降り注ぎ、

生命を支える大切な気質となり、私達の世界にも

欠かせないエネルギーでもある


神々の世界の月には、その欠片を生み出すため、

魂魄の元となるものを杵で突き砕き、あらゆる世界へ

それを供給してくれている者達がいる


きっと、この子も・・・


透明「わかった

   (本来であれば、主が送るものだが、

   ここは我慢してもらおう・・・
。)」


私は一度鑑定室から出て、準備を始める




          続く・・・。



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ゆらぎのとき・10

2024年06月09日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき10


他人事・・・のはずなのに、どうしても

魄鬼のことを考えてしまう

術者は召喚したものを最後まで

責任を持って対応すべきである

・・・しかし、もしこの子を

術者が受け入れることをしなかった時、

この子は路頭に迷い、本当の鬼になって

しまう可能性もある・・・。

そう考えれば、放っておくことはできない


透明「・・・・・・・・・・・・・・・。

   (はぁ~・・・嘘だな・・・。)」


結局私は・・・せっかく芽生えた感情が

傷つくのを見ていられないだけ
なのかもしれない


透明「(この子は、主の元に帰りたいのかなぁ)」

魄鬼「

透明「もう一度聞いて良いかな

   君は主の元に帰りたい

魄鬼「・・・・わからない・・・・。」

透明「

魄鬼「・・・主・・もうおでいらないかも・・・


そっか・・・

この子なりに考えていたのかもしれない

あのコインが売り出されたのが15年程前

そう考えると、この子は少なくとも10年以上は

一人ぼっちで過ごしてきた
のだと思う

それだけの時間を影に潜み、夜な夜な主を探して

いたのだとすると胸が締め付けられる・・・

その上、主は探しに来てくれてはいないとなれば

薄々理解しているのかもしれない・・・。


透明「そっか・・・それじゃぁ、君たちの

   本来いる場所へ一度帰るかい

魄鬼「・・・いるばしょ

透明「そう魄鬼が生まれ帰る場所

   そこには、君と同じ魄鬼が住んでいて

   ひっそりと暮らしている・・・。

   君にとっては、お母さんの元に帰る感じかな

魄鬼「・・・おかあさん・・・。」


魄鬼にとっては記憶の無い世界・・・。

迷うのも無理はない


魄鬼「それって・・・・どこにあるの


私は指を一本立てて、上を指差す


透明「君のいるべき場所月だよ

魄鬼「・・・・月・・・・



         続く・・・。



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ゆらぎのとき・9

2024年06月07日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき


透明「魄鬼くん主の元に帰りたい

魄鬼「えっ・・・・おで・・・捨てられた

   ・・・主・・・おで・・いらない・・・


透明「う~ん・・・説明が難しいなぁ~

   ・・・少し聞いてくれる

魄鬼「

透明「多分だけど、魄鬼くんの主は魄鬼くんが

   いらなくなったから捨てた訳じゃ無い

   思うんだ

魄鬼「

透明「う~んと・・・このコインが媒体になって、

   魄鬼くんは、コインに月の魂魄の欠片が

   集められたことで生まれた
のだけど、

   このコインの効力は、一度術式が発動すれば

   術も集めた魂魄もコインには残らないんだ

   つまり、今の魄鬼くんは自律型の魄鬼として

   存在していて、術者でもコインから術式が

   消えた上に魂魄の気配が消えてしまっていると、

   魄鬼がいなくなってしまったと勘違いして

   しまう
ような代物だったんだよ

魄鬼「

透明「つまり魄鬼くんの主は君がいなくなったと

   勘違いしてコインを捨ててしまった
可能性があるんだ


あくまでも可能性ではあるが、その線が濃厚な気がする

まさか、魄鬼が生を受け、知性を得ると

自律型になる事実を知らなかったのかもしれないな

魄鬼自身も月の出ている日にしか行動しないため、

常に主の影に潜んで夜を待っていたのだと思う

厄介なのは、術式が消えてもコインが

媒体の役目をしてしまったこと


自律型になったとはいえ、一度コインを媒体として

生まれてしまった魄鬼は、自分の存在が消えることを恐れ

コインの側を離れることをためらってしまったのだと思う・・・。


透明「(わざわざコインを私の所にまで持ってきたのが

    何よりの証拠だもんなぁ~・・・かわいそうに
)」

魄鬼「お・・・おで・・・捨てられてない・・・

   ・・・あ・・主・・・捨てて・・・ない


透明「うん捨てたわけじゃないと思うよ

魄鬼「おで・・・どうしたらいい


魄鬼は使命を与えられて存在する

その使命がゆらぎ、存在理由を見失ったとはいえ、

素直な子どものような返しに少し戸惑ってしまった

もし、この子を主の元に返すことができたとして

術者は果たして受け入れられるのだろうか



         続く・・・。



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ゆらぎのとき・8

2024年06月05日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき


透明「えっいないって・・・。」

魄鬼「おで・・・主・・・捨てられた・・・。

透明「


捨てられた術者に


透明「ちょ、ちょっと待って

   その主って、亡くなったとかじゃなくて

魄鬼「ううん・・・媒体・・・捨てたの・・・

   川にポンて・・・
。」

透明「おいおいどういうことだ

   んっいや、待てよ・・・・。」


このコインって、何か重大な欠陥がなかったか

その事でタイさんと大喧嘩した気がする・・・。


透明「ちょ、ちょっと待ってて

   君の話を聞く前にちょっと確認したい

   ことがあるから消えないでね


私は急いでタイさんに連絡する・・・


タイ「おうどうした

透明「ちょっとタイさんに聞きたいんだけど、

   前に売ってたあのコインって、まだある

タイ「はぁ~コイン何いってんだおめぇ~


私はタイさんに事の経緯を説明する・・・。


タイ「おいおい、マジか

透明「マジだって

   ・・・それで聞きたかったんだけど、

   あのコインって、術式に特化して

   作られてたんだよね

タイ「う~ん・・・確かそうだったなぁ

透明「もし召喚術式を用いた場合、媒体としても

   使えたんだよね

タイ「そう・・・だったと思うぞ

透明「ちなみに、術を解くことや召喚解除って、

   やり方あったっけ


タイ「んっ・・・・・・・・あっ

透明「だよねぇ~

   そういった解除方法が設定されてなくて、

   安易な方法で術を解除する形だったから

   私がディスって喧嘩になったんだよね

タイ「うっま、まあ、あん時は

   ・・・そうだった気もするなぁ~


バツ悪そうに誤魔化すのやめてもらっていいですか


透明「確か・・・・。」

タイ「そうだよ自然消滅するから

   解除はいらないとか言ってたよ

透明「はぁ~・・・今考えても

   何考えてんだか・・・。」

タイ「仕方ねぇ~だろ

   作ったやつがそういったんだ

透明「わかったわかったもうそのことで

   言い争いする気はないから

   ってことは、使ってた術者さんて

   ほとんどの人が、術を込めた後は、

   自然消滅すると思ってほっぽらかし


   ていたということだよね

タイ「そうなるなぁ

透明「召喚術も同じ説明だった

タイ「そもそも、召喚術に関する解除の

   記載なんてなかった気がするぞ

透明「やっぱりか・・・わかったありがとう

   後は私がなんとかするよ

タイ「お、おい俺もそいつガチャッ


どうせ、見てみたいとか言うと思ったので

早々と電話を切る透明先生・・・


透明「さてと・・・こりゃ~大変そうだ~

魄鬼「



            続く・・・。



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ゆらぎのとき・7

2024年06月03日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき


眼の前に黒い影のようなものが

ぬ~っと現れる・・・。


透明「やっと出てきた

   ・・・・言葉話せる


その黒い影は、頭らしき部分を

コクリと曲げる・・・。


透明「このコインで縛られた・・・。

   そんなところかな



透明「それじゃなきゃ、こんなに不安定に

   存在するのも理解できないからね

   君は・・・魄鬼(はくき)かな

魄鬼「・・・う・・ん・・・。」


やっぱりな~・・・・当時、この業界で

かなり流行ったもんなぁ~


魄鬼(ハクキ)

正式には死魄鬼(シハクキ)と言い、月の影から

生まれる魂魄の欠片を集めて使役する

式神とは違う第二の使役対象
として一時期、

この界隈で使役するものが多かった・・・。

この魄鬼は式神とは違い、自分の気質を与える

必要がなく、満月の日に必要な魄を与える

ことで契約を更新することが出来たため、

かなり術者にとってはメリットが大きい

しかしそんな魄鬼も、新月の日には

動けなくなる致命的な弱点があり、

その上、大気の霊に近い存在のため、

知恵や感情も持ち合わせてはないことから

必要な教育を施し、仕事をこなして

もらわなければならない手間もあった
せいか、

今では使役するものも少ない・・・。


透明「(・・・この子・・・感情や知恵も

   ありそうなところを見ると、誰かに

   使役されてたんだよなぁ~
)

   ・・・・君の主はどうしたの

魄鬼「・・・・・・いない・・・。」

透明「



         続く・・・。



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ゆらぎのとき・6

2024年06月01日 08時00分00秒 | 鑑定ファイル143(ゆらぎのとき)
ゆらぎのとき


透明「う~ん何となく話の流れが視えてきた


私はもう一度コインを取り出し、

そのコインに簡単な術式をハメ込んでみる

このコインは、自分が使いたい術式を

コインに保管することができるもので、

すぐに術を行使したいときに便利な

術者専用のアイテムだ

ただ、このコインには弱点があり、

私達は使うことがなかった・・・。


透明「(そういえば売り出し当初、

    不良品って言って、タイさんに

    激怒されたっけ・・・
)

   ・・・・・・・・・・・・・・・

   ・・・・・・・・・・・・・・・

   ふむっ・・・やっぱり入らないか


このコインの弱点それは、一度入れ込んだ

術式は更新されることなく、新しい術式を

当て込むことができない仕様

その上、値段も高い上に最初に入れた術式も

一度だけしか使うことができないことが判り、

今ではタイさんのお店でも扱っていない


透明「一度使った術式はもう霧散されてるから

   新品と勘違いしたけど、簡単な術式も

   入らないところをみると、これ一度使って

   放置されたものだな・・・

   そうなると


私は、コインを握りしめこの手紙を

寄こしたものに問いかけてみる


透明「お~い出ておいで~

   近くにいるんだろ~


・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・。


透明「お~~~~い

   このコインに関して困ったことが

   あるんだろ~

   出てきてくれないと何もできないぞ~


・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・


透明「シャイかシャイボーイなのか

   トゥシャイシャイボーイか~~


意味のわからんキレ方をしていると・・・


お・・・お・・で・・・。」

透明「

   (な、何か出てきた~~~~)」



          続く・・・。



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