いちの響と全の理
・23(
ここでの話は、あくまでもこの世界で
人が幸せになるための、ひとつの真理として
聞いておいてください
上手く皆さんに伝えられるか不安ですが
これからの人生を進む皆さんの参考に
なれればと思っています
)
透明「平澤くんがさっき言っていた
どうやったら意識レベルを上げられるのか
その答えになるかはわからないけど、
大切な心構えを伝えておくね

」
平澤「はい

よろしくお願いします

」
透明「これは、ある意味人間が当たり前に
幸せになれるこの世での法則的なもの だから絶対に覚えておいた方が良いよ

」
平澤「なんか、凄そうですね・・・

」
透明「それじゃぁ~

話すけど

この世界では・・・。」
やりたい事、したいことは
やりたいだけ何でもやっていい
平澤「えっ


」
透明「たった一度の人生だもの

やりたいと思ったことをやらない
というのは損だし、やらなければ
心残りを生むだけだけじゃない

」
平澤「た、確かにそうですけど

」
透明「まあ、この言葉だけ聞くと、
色々と考えてしまうよね

もちろん全ての人が
無秩序にやりたいことを
すれば、纏まりのない世界になるかもしれないし、
争い事も増えてしまうかもしれない

そのことが切っ掛けでネガティブな意識に
なる人も増える可能性もある

だけど、この世界の理はこうやって構築されていて
人生を好きなように生きることができる世界に
今の君は生きているのも事実なんだ

」
平澤「

・・・・。」
透明「クスッ
平澤くんの中のネガティブさんは
ちょっと受け入れ難いかな

ただ、もし自分がやりたいことをやって生きながら
本当の意味での幸せとポジティブな意識を保てる
方法があるとしたらどうかな

」
平澤「そ、それは、理想ですし、そんな方法が
あるなら知りたいです

」
透明「そうだよね

じゃあ、その
簡単な方法を教えてあげるね

」
平澤「えっ

」
透明「それはね

」
少しでも多くの人たちが
喜んでくれることを探し行うこと
平澤「

」
透明「自分のやりたいことの中で、この条件を
満たすものがあるのであれば、それを
全力でやること


もしそれができれば、人は必ず幸せになれる

そして、多くの人をポジティブにすることも
自分の意識を高めることすらできるようになる

」
平澤「確かに・・・それなら
独りよがりな生き方には
ならないです

」
透明「まぁこの条件と合致しないやりたいことが
あったとしても、もちろんそれは全然
悪いわけではないから間違えないでね
ただこの世界は、自分のやりたいことで
他の人も嬉しくなれたり幸せになれると、
それが自然と
正しい道筋となるように
できているんだ

もちろん自分だけでやりたいと思うことも
経験として大切だから、それも
ドンドンやっていい
ただその場合は、絶対に逆のことだけは避けること

つまり、
その行為や行動が、誰かの
迷惑にならないことが大切なんだよ
」
平澤「なるほど

でも自分のやりたいことだけやって
上手くいくものなのでしょうか

・・・これも僕のネガティブな意識なのかも
しれないですけど、自信がなくて

」
透明「まあ、上手くいくかどうかは
その人のやり方次第かな

」
平澤「えっ


」
透明「あははっ

無責任に聞こえちゃったかな

でも、ぶっちゃけ、
人生という短い期間で
やりたいことを我慢しても、
この世界で
得られるはずのチャンスや経験を逃す
だけ でしかなかったりするものだから
勇気をだして取り組むのは悪いことじゃない

それに
時として我慢を美徳とするのは逆に
独りよがりになってしまうこともあるんだ

もちろん、我慢も大切なものだよ

だからそれが悪いというわけでは無くて、
要は何でも使い方次第ということだから
間違えないようにしてね

」
平澤「・・・そう言われると・・・
そうかもしれないですね・・・。」
透明「あははっ

でもね、これって
なかなか難しいことなんだよ

」
平澤「えっ

」
透明「やりたいことを何でもやっていいと言われて
君はすぐにそのことができるかな

」
平澤「そ、それは・・・確かに難しいです

」
透明「何でもそうだけど、やるためには、それなりに
必要なモノというのもあるでしょう

例えば、時間や人脈、お金なんかもそうだよね

」
平澤「確かに・・・。」
透明「でも、それを
やりたいと思うことは君の自由
そしてそのことは、いつしか君の
大切な目標
にもなって、そのことを
実現させるために
必要な努力へと変換されて行く 
本来目標というのは、こういった「やりたい」
「したい」という単純な興味からくるもの
なんだけど、実際に人生を謳歌している人、
意識レベルを高く保っている人の殆んどが、
これらを自然と理解していていたりするんだ

そして
こういった生き方をしようと決めると
必ずそれに付随したものもが後からついてくる こともその人たちは良く知っている

大切なことは、
その考えを否定しないこと
失敗したって良いんだよ

この世界は失敗することですら大切な経験となり
成功への道筋がドンドン鮮明になってゆくものだからね

」
平澤「何だか・・・聞いている内に感じたんですが・・・
この世界は優しい世界なんですね

」
透明「そうだよ
この世界は君に優しい世界なんだ
ただ、そのことを受け入れられないのは
ネガティブな自分の意識だけだったりもする

そのことに気づけたなら、自分の人生を
謳歌しないとモッタイナイからね

」
平澤「クスッ

そうですね

実は、最初に
やりたいことをやっていい
と
先生に言われたとき、なぜだか安心というか
気持ちが楽になった気がしました

」
透明「それは良かった

少しでも気持ちに響いてくれていたのなら
話して良かったよ

さて、ここまでは良いかな

後2つ

大切なことを聞いておいて

」
続く・・・。
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