シークレットき～じ～っ♪

シークレットき～じ～っ


透明「みなさ～ん

　　　今回は久しぶりのシークレット記事です

　　　というのも、皆さんにかなり有益な記事

　　　を用意したのですが、今回お話しする

　　　内容は、この世界の真理に繋がるもの

　　　なので、シークレット記事にさせてもらいました

　　　パスワードの取得は誰でもできますが、

　　　今回の話は本来、公にできないもの

　　　やっと神仏にも公表する許可を得たものなので、

　　　皆さんには《情報を自ら取りに行く》

　　　という、ちょっとした行動を起こして

　　　いただければと思います

　　　ということで、次回の更新記事からは

　　　パスワードが必要になりますので、

　　　下の取得フォームから進んでいただき

　　　パスワードを入手して記事を楽しんで

　　　いただけたらと思いま～す

　　　それでは、次回

　　　皆さんの生きている世界のルールに迫る

　　　シークレット記事を楽しみにしていてください

　　　きっと皆さんが幸せになれるヒントが

　　　隠されていると思いますよ～～」


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【占い師の日記】パスワードGETだぜ

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一つの真理・１



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識の世界・２６

識の世界・２６


谷津根「ヨモギの効果の抽出と浄化の塩か

　　　　良いのではないか

　　　　後は、実際に破壊された識の世界を

　　　　回復させる方法だが」

透明「まあ、実際は識の世界自体が破壊された

　　　わけじゃなくて、識の世界に蓄積された

　　　経験や知識がバラバラにされて表層との

　　　情報伝達が無茶苦茶になっている感じだから

　　　ここは、瞑想法を使って、識の世界で

　　　バラバラになってしまった情報を

　　　再構築するのが早いでしょ」

谷津根「しかし、そんなに簡単には・・・」

透明「確かに時間はかかるけど、少しずつおこなうことで

　　　確実に識の世界を正常化させることができると

　　　思うから、試して損はないと思うよ」

谷津根「ちなみに、今現在病状が出ているものには

　　　　効果があると思うか」

透明「もちろん前提として、今回のような世界の言葉や

　　　自らの負の感情などで脳が誤作動している場合は

　　　効果があると思うけど、直接的に脳の損傷がある

　　　場合などは、完全に回復するとは言えない・・・

　　　ただ、今回わかったことで、この病気の根源には

　　　識の世界があることは間違いないから、

　　　これをやることで識の世界が正常化されて

　　　病状が緩和が見込める可能性もある

　　　どちらにせよ、誰でもできて効果のある

　　　瞑想法を考えてみるから少し時間頂戴」

谷津根「わかった・・・。」



瞑想法

透明「さて、皆さんにはさっそく

　　　瞑想法を伝授したいと思います

　　　この方法は最初は難しく感じるかもしれませんが

　　　徐々に慣れてゆきますので、今自分の

　　　年齢の回数だけおこなってみてください」


やり方

まず、リラックスできる楽な格好でおこないます

部屋には沈香の香を焚いていただきたいので

お線香などを少し焚いて、部屋に薄っすらと

沈香の香りが残っている状態にしておきましょう

部屋の明かりは少し薄暗いのがベストですが

これは絶対ではないので、自分が集中できる

明るさでおこなってみてください

用意ができたら、あぐらをかいて座りましょう

(座禅ができる人は座禅でおこなってもOK)

目は半分瞑って(目の前の床が１メートル程度見えるくらい)

両手を丹田(へその下辺り)に置き、呼吸は

鼻から吸って口から吐く腹式呼吸をしておいてください

次に、心の中でよいので次の言葉を読んでください


「かけるかける、よすがの御霊(みたま)

　　我、回想(かいそう)を欲す

ルテン・テンカ・マシュエイ・ソワカ」


これは直接識の世界に入るものではありませんが

識の世界と繋がる新しい呪文です

呪文を読んだ後、少し目が回る感覚があるかも

しれませんが、しっかりと呼吸をすることで

すぐに元に戻りますので安心して続けてください

ここまで終わったら一呼吸いれて落ち着いた状態で

心の中で強く次の言葉を叫んでください


「０歳テンカ」


この時も少しフラッとする感覚があるかもしれませんが

気にせず呼吸をし、感覚が安定してきたら

ゆっくりと目を開けて終了です

以上がこの瞑想の一連の流れですが、

先程「０歳テンカ」と叫んでもらった０歳の部分を

次回の瞑想では「１歳テンカ」に変えていただき、

最終的には、自分の年齢になるまで回数を重ねて

おこなってください


注意事項

この瞑想は、一日一度しかおこなえないため、

毎日おこなうか、都合の良い時におこなって

いただければ良いと思います

瞑想中、邪魔が入ったり上手く集中できない時は

一旦中断し、時間を置いてから、やり直したり

日を変えておこなっても良いので、その際は

その時におこなうはずだった年齢をもう一度

おこない続けていただければと思います 

(例えば、８歳テンカをおこなおうとした時に

瞑想を中断したとしても、０歳からやり直し

する必要はなく、 次は８歳を一連の流れでおこない

「８歳テンカ」と言って完了していただければOKです )

それとこの方法は、症状が無い方でも識の世界を

強化できる方法でもあるため、皆さんにとって

予防や、能力アップにも繋がりますので

是非おこなってみてくださいね


透明「というのは、どうだろう」

谷津根「お、お前、呪文を１から構築したのか」

透明「そうだけど

　　　一度体感したことだから、理解するの

　　　そんなに難しくないよ」

谷津根「だとしても一瞬で・・・

　　　　ま、まあ、それがお前の能力の一端でもあったな

　　　　これは、我々も使っても良いのか」

透明「もちろん誰でも使えると思うよ」

谷津根「早速、試してみよう」

透明「あっでも、能力の高い人は

　　　めまいする感覚が強いから気をつけてね」

谷津根「お、おうわかった」

透明「さてと・・・谷津根ちゃん

　　　あらためて、今回は本当に助かったよ

　　　ありがとうございました」

谷津根「ふっ・・・まあ、こちらも仕事は

　　　　キッチリしてもらうから、気にするな」

透明「はははっ・・・そうでした」

谷津根「しかし、お前の能力は本当にうちに欲しいな

　　　　まあ、今回は諦めるが、気が変わったら

　　　　連絡してこい優遇するぞ」

透明「あははっその話はまた、別の機会で」

谷津根「ふっまあいいさて、帰るか」

透明「うん」



みなさ～ん今回は心配をおかけしてしまいごめんなさい

沢山のコメントをみて、本当に私は幸せ者だと

あらためて感じました

私にとって皆さんは、本当の家族だと思っています

これからも家族のためになる情報を沢山お伝えして

一緒に幸せになりたいと思っているので、

今回の予防法や治療法も是非試してみてくださいね

(世界の言葉については、確証を得たら

　皆さんにも情報共有しますからね)



　　　　　　　　　　完



～・～・～・～・～・～・～・～・～・～

＞宇唯音さん

自分の誕生日まで１度終わらせた後に

次の誕生日を迎えておこなう場合は、

なったばかりの年齢でおこなっていただいて

問題ないので、試してみてくださいね

～・～・～・～・～・～・～・～・～・～

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識の世界・２５

識の世界・２５


谷津根「第六チャクラは直感や五感などの

　　　　感を司るチャクラなのは知っているだろ」

透明「うん」

谷津根「特にチャクラは、自然の摂理に近い

　　　　身体の機関として自然界との繋がりが

　　　　非常に強いものなんだ」

透明「確かに、自然の中に入るとチャクラが

　　　活性化するから、自然界との繋がりは

　　　感じるよね」

谷津根「では、これは知っていたか」

透明「」

谷津根「根・土幹(どかん・土台の部分)・幹(みき)

　　　　芯・枝・葉・実これぞ植仏(しょくぶつ)

　　　　人はその根塊、木にして気を宿すものなり

　　　　お前の視ている木人図しかりだ

　　　　第一チャクラは根のもの百合根など

　　　　第二チャクラは大地を掴むもの蒲公英など

　　　　第三チャクラはエネルギーを送るもの葱など

　　　　第四チャクラは生み出すもの心臓や

　　　　ハートに近い形を持つ大蒜など

　　　　第五チャクラは取り入れるもの循環を促す薄荷など

　　　　第六チャクラは感じるもの香りの強い蓬など

　　　　第七チャクラは繋がるもの大地と天の恵みで

　　　　育つ実をなすもの、胡麻などと相性が良い」

透明「へぇ～初めて聞いた

　　　あっでも、確かに人と植物の構成は似ているよね

　　　そっか～そう言えば、ハッカのスーッとする

　　　香りを嗅ぐと少し気持ちがスッキリするし、

　　　昔、師匠の家でよくヨモギの香りがしてたのも

　　　こういった事が関係していたのかもしれないなぁ～」

谷津根「まあ、これはほんの一例だが、

　　　　自然界とチャクラはいたるところで

　　　　繋がっているものなんだよ

　　　　そういうことを踏まえて、第六チャクラを

　　　　癒やし、感を安定させるには、こういった

　　　　自然の恩恵を使うのが一番簡単な方法だ」

透明「それじゃぁ～ヨモギ風呂なんてどう」

谷津根「良いんじゃないか

　　　　ヨモギそのものを食するより効果的で

　　　　チャクラに直接働きかける効果もある」

透明「それじゃぁ～効果的なヨモギ風呂の

　　　入浴方法を考えてみようか」



第六チャクラを癒やす


透明「みなさ～ん

　　　今回のお話はちょっと、こんがらがって

　　　しまうような内容で申し訳なかったのですが

　　　本題はここからです

　　　実際に変革期に入り、世界の言葉の変調や

　　　世界情勢、国内情勢が安定していない世の中で

　　　普段から知らず識らずのうちに精神的な緊張が

　　　続いてしまっている方も多く、色々な弊害が

　　　起こり始めています

　　　これらの弊害は皆さんの感覚を司る第六チャクラにも

　　　影響を及ぼしているため、今回紹介する方法は

　　　是非、皆さんにおこなっていただきたいと

　　　思いますので参考になさってみてくださいね

　　　それでは、いってみましょう～」


ヨモギ風呂の作り方と入浴方法


作り方

まず、生のヨモギを８～１０本程用意します

それを流水でよく洗い、汚れを落としてから

鍋に１リットル程の水を入れて水から煮立たせていきましょう

鍋の水が沸騰したら弱火で１０分ほど煮立たせ、

ヨモギを取り出し、残った煮汁をお風呂に入れましょう

このとき、粗塩を大さじ３杯ほど入れてヨモギ風呂の完成です

(市販の乾燥ヨモギを使う場合は、乾燥したヨモギを

ティーパックなどバラバラにならない袋に４０グラムほど入れ

風呂に沈め、１５分ほどしたら粗塩を大さじ３杯いれて

入浴するようにしてくださいね

あと、市販のヨモギの香りだけがする入浴剤などでは

効果が望めませんので注意してくださいね)


入浴方法

ヨモギ風呂は、チャクラと深層心理にしっかりと

香りと効能を届かせる必要があるため、あまり熱いお湯ではなく

少し長めに入れる温度にお風呂を設定し

６分以上つかっていただけると良いと思います

(実際に効果が高かったのが６分以上でした)

入浴の際は、最初に身体を洗わず、かけ湯などで

表面上の汚れを軽く落として入浴し、入浴し終わった後に

身体などを洗うようにしてくださいね

もちろん身体を洗った後に再び入るのはOKです



透明「みなさ～んどうでしたか

　　　そんなに難しいものではないのですが、

　　　知らないうちに疲弊しているチャクラを癒やすには

　　　非常に良い方法なので、是非おこなってみてください

　　　ヨモギ風呂のオススメ頻度は、３ヶ月に一度が

　　　オススメなので、参考にしてみてくださいね」



　　　　　　　　　　続く・・・。



～・～・～・～・～・～・～・～・～・～

＞はるじおんさん

第六チャクラを癒やすヨモギ風呂は

最低３ヶ月に１度、という認識でいて

いただければ良いと思います

良薬も使いすぎれば毒になることもあるので、

頻度を上げるにしても、週１回ぐらいにし、

様子をみていただいた方が良いと思います

人によっては反動が来る場合もあるので

１度おこなった際に好転反応のようなものが

出るようであれば、やはり３ヶ月程度の

時間を空けていただいた方が良いので

ご参考になさってみてくださいね

～・～・～・～・～・～・～・～・～・～





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識の世界・２４

識の世界・２４

私達は、師匠のお墓に手を合わせ、

一旦、墓地を離れる・・・。


谷津根「取り敢えず、ここらのベンチで良いだろう」

透明「流石に墓地だと落ち着かないもんね」


そんなこんなで缶コーヒーを片手に、

今回の事をまとめてみることに・・・。


谷津根「さて、今回の一連の流れをさらって

　　　　対処法を考えるか」

透明「そうだね

　　　まずは、世界の言葉が私の深層を破壊しようと

　　　したことだけど、これは世界の言葉が

　　　依り代とする場所を失ったことで暴走した

　　　と考えるのが妥当かもしれない・・・。」

谷津根「本来であれば、第六チャクラを経由して

　　　　深層階の第五層にある願望に世界の言葉が

　　　　アプローチするのが順当な流れになっていた

　　　　ようだが、第六チャクラに潜入できなかった

　　　　世界の言葉は、第七チャクラを経由することで

　　　　深層の第五層と第六層の間にある識の世界に

　　　　侵入してしまい、行き場を失った世界の言葉が

　　　　暴走し、識の世界を破壊するに至った

　　　　という訳だな」

透明「正直、今回のことで識の世界という階層が

　　　存在することが知れたのは大きな収穫ではあったけど、

　　　まさか、経験や知識の詰まった識の世界の破壊が

　　　心身症や統合失調症を併発させるとは

　　　考えてもみなかったよ・・・。」

谷津根「第六階層から先は不可侵階層とされている

　　　　領域だからな

　　　　世界の言葉でも侵入できない領域だった為に、

　　　　間の識の世界を発見できた・・・しかしそう考えると

　　　　第七チャクラへの我らの認識も改める必要があるな」

透明「そうだね人間にはまだまだ知らないことが

　　　沢山隠されているのかもしれないね」

谷津根「ふむっ・・・問題はこの世界の言葉が

　　　　第七チャクラに侵入できないようにする方法・・・。」

透明「それと、破壊されてしまった識の世界の復活方法だね」

谷津根「一番簡単な方法は、第六チャクラを

　　　　疲弊させないことか

　　　　第六チャクラの疲弊に伴い、世界の言葉の

　　　　侵入が阻害されなければ、こういったことは

　　　　起こらなかったと考えるのが妥当だからな」

透明「そもそも、世界の言葉を受けないように

　　　することは出来ないのかなぁ」

谷津根「それは無理だろう」

透明「」

谷津根「お前、何となく世界の言葉の正体に

　　　　気づいているのではないか」

透明「う～ん・・・

　　　予想の範疇からはまだ出てないけどね・・・。」

谷津根「まあ、そこは口に出せない何かがあるのだろ

　　　　お前が確証を持った時に教えてもらえば良いから

　　　　今は聞かんが、そういった人の想像を超えた

　　　　存在である以上は、今の時点で防ぐことはできんだろう」

透明「た、確かに

　　　確証が持てれば方法もあるんだろうけど

　　　今はまだ難しいか・・・。」

谷津根「今は・・・か・・・。

　　　　まあ、お前らしい考えだがあまり無理をするなよ

　　　　現時点で、世界の言葉が順当な経路で侵入する程度では、

　　　　人への不利益は発生していないのだからな」

透明「そうだね

　　　となれば、とにかく第七チャクラへの

　　　侵入を防ぐことに集中しよう

　　　んで、谷津根ちゃん

　　　深層心理のスペシャリストとして、

　　　何か良い方法は無いかなぁ」

谷津根「おい丸投げか

　　　　まあ、無いこともないが」

透明「おっ流石」

谷津根「まったく

　　　　まあ、第六チャクラを癒やし

　　　　正常に戻す方法はいくらでもある」

透明「その中でも、誰でも簡単にできる方法を

　　　教えてよ」

谷津根「そうだなぁ～」



次回、解決法です

　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・２３

識の世界・２３


谷津根「可能性として考えられるのは、

　　　　第六チャクラの疲弊

　　　　つまり、第三の目の能力を

　　　　使いすぎているのではないか」

透明「げっ」

谷津根「通常、能力が有る無しに関わらず

　　　　感を司る第六チャクラは、眠っている時間や

　　　　緊張状態が緩和した時に、自然と閉じるもの

　　　　もし、お前が常に能力をONの状態に保ち、

　　　　休ませることなく使い続けていたなら、

　　　　丹田にある気質が枯渇してチャクラの

　　　　オーバーヒートが起こる可能性がある

　　　　そうなれば、普段第六チャクラを経由していた

　　　　世界の言葉は、第六チャクラに侵入できなくなり、

　　　　その近くである第七チャクラを経由する方法を

　　　　とった・・・ということなのではないか」

透明「ううっ・・・心当たりがありすぎて

　　　反論できない」

谷津根「この第六チャクラの能力は、普段の生活でも

　　　　知らない内に使われている大切なチャクラだ

　　　　直感や感覚的に何かを考えるときにも

　　　　このチャクラが気質を使いエネルギー循環を起こすから

　　　　人の不思議な能力が何となくでも使えてしまう・・・。

　　　　もちろん、こういったチャクラを使っている時は
　　　　
　　　　緊張状態となるため、普通は集中力が途絶え、

　　　　非常に疲れた感覚になり、ストッパーがかかる

　　　　チャクラの限界値は人それぞれだが、

　　　　いくら鍛えたお前と言えど、人である以上は

　　　　必ず限界があるはずだ

　　　　それを超えて使っていることは驚愕に値するが

　　　　それは単なる自爆行為としか思えん」

透明「ううっ耳が痛い・・・。

　　　最近、結界の仕事とか、異常に能力を

　　　使い続けなければならないことが多かったから、

　　　いつでも使えるように、スイッチを切り忘れて

　　　いたかもしれないそれに私の場合、

　　　能力の常時発動が癖になっているから」

谷津根「そうか・・・お前は視力が・・・。

　　　　視力のカバーで能力を随時発動しているとしても、

　　　　眠る時間などでスイッチを切ることもできただろう

　　　　それに、お前ほどの器があれば、視力を維持する程度の

　　　　能力維持ではオーバーヒートは起こらなかったろう

　　　　そう考えても、お前は能力を使いすぎなんだよ」

透明「(い、いや寝る時間も無いくらいだったんだけど

　　　でも、心配してくれている谷津根ちゃんには言えないな・・・。)

　　　ご、ごめん以後気をつけるよ」

谷津根「まったく」

透明「でも今の話で、こういった事象の防ぎ方は

　　　なんとなく分かったよ」

谷津根「」

透明「最近多い、心身症や統合失調症のような病気も、

　　　この第七チャクラが大きく関わっている可能性が高い

　　　谷津根ちゃんの言っていた仮説は、確実に合っていると

　　　思うから、あとは今後そういった被害にあう人を

　　　減らす為の方法を考えないといけない

　　　今回のことにチャクラが関わっているとなれば、

　　　能力の有る無しに関わらず、人間である以上、

　　　被害が広がる懸念は避けられない・・・。

　　　近年、世界や国内の情勢が悪化して、

　　　人心も乱れていることが多いから

　　　常に感覚が緊張状態にある人は多くなっている・・・

　　　そう考えれば、今回のような世界の言葉が

　　　起こす弊害がこれからどんどん増えてゆく

　　　可能性も高くなるからね」

谷津根「はぁ～・・・自分のことよりも人のことか・・・。

　　　　まあいいとにかく原因がわかったのであれば

　　　　お前は、これにこりてチャクラの扱いを

　　　　１から考え直せ」

透明「わかったありがとうね」

谷津根「しかし・・・まさか、ここで

　　　　世界の言葉の弊害を体感するとは・・・

　　　　逆に言えば、この事が手遅れになる前に

　　　　気づけたのは良かったのかもしれんな

　　　　私も帰ってから、皆にこのことを伝えて

　　　　対処するように勧告することとしよう」

透明「うんそうだね

　　　あっ谷津根ちゃんまだ時間大丈夫」

谷津根「」

透明「ついでに今回のような事に対しての対応策

　　　一緒に考えてくれないかなぁ」

谷津根「ふん・・・まあ良いだろう」


次回、今回の事象をまとめてみます



　　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・２２

識の世界・２２

私達は桜の深層部分まで深くシンクロしてみる・・・。

そこには、先程と同じように光の塊のような

ものが存在し、その光が電気信号のように

メッセージを発しているように感じる・・・。


透明「(この光が雷光のような電気パルスとすれば、

　　　さっき考えていた１つの脳という考えも

　　　あながち間違いじゃないのかもしれない)」


この電気パルスのような光はどこから

少し深く潜り探ってみる・・・。



透明「・・・・・・・。

　　　(ふ、深い・・・これって、

　　　地球の中央に向かって繋がってないか

　　　ということは、地球自身の言葉

　　　いやいや、そもそも地球の意思って

　　　こんなに複数に分裂するか

　　　大陸別でメッセージが違う時点で

　　　それが地球のものと繋がりにくい・・・

　　　となれば地下の世界・・・まさか)」

谷津根「おい透明」

透明「」


あっちょっと深く潜りすぎた


谷津根「メッセージの出処は二の次だっただろう

　　　　本題を忘れて深く潜れば、帰ってこれなくなるぞ」

透明「ご、ごめん集中する」


怒られちゃった

確かにここで世界の言葉を掘り下げる必要はない

それよりも、私への侵入経路を探らなくちゃ


透明「・・・・・・・・あった」

谷津根「」


世界の言葉と私が繋がっている一本の線・・・。

その線は私の脳天にあるチャクラから侵入し、

私の深層にまで伸びているように感じる


谷津根「ふむっ・・・・おかしい・・・。」

透明「えっ」

谷津根「私に繋がっている世界の言葉は、第六チャクラ

　　　　つまり眉間にあるチャクラを通って深層に入っている

　　　　しかし、お前だけ第七チャクラである

　　　　クラウンチャクラに繋がっている」

透明「えっみんな違うの」

谷津根「今、私の知る人間との繋がりも確かめてみたからな

　　　　多分、お前だけが第七チャクラに侵入

　　　　されている状態とみて間違いないだろう。」

透明「つまり、これが識の世界に繋がる原因」

谷津根「そう考えるのが有力だろうな・・・。」

透明「う～ん・・・世界の言葉は地の底から

　　　出ているようだったのに、何で第七や第六に

　　　わざわざ入ってくるんだろう

　　　第一チャクラの方が効率が良いのに・・・。」

谷津根「いや今はそこじゃないだろ

　　　　しかし、第七チャクラに侵入しているとなれば

　　　　宇宙や天からメッセージを受け取ったと錯覚しても

　　　　おかしくないのかもしれん」

透明「クラウンチャクラは、宇宙と繋がる場所だし、

　　　悟りのチャクラと言われているからね

　　　自分が悟りをもって、神からメッセージを受け取った

　　　と思っても仕方がないのかもしれないなぁ」

谷津根「さて、ここからが本題だが、お前が何故

　　　　第六ではなく第七チャクラに侵入されているのか

　　　　を調べなければならない」

透明「そうだよね

　　　でも私のチャクラ・・・別に壊れているわけじゃないし、

　　　一体何が原因なんだ」


　　　　　　　　　　　　続く・・・。




チャクラについて関連記事鑑定１７(血の代償)

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識の世界・２１

識の世界・２１


谷津根「どういうことだ」

透明「私達は、今回の事象を心配しすぎて

　　　悪い方向に捉えすぎてしまっている

　　　かもしれない・・・。

　　　少し整理してみてもいいかな」

谷津根「」

透明「さっきの恐れ・悲しみ・繋がりを考えれば

　　　もう一つメッセージをつなげることもできる

　　　繋がりを見直し、恐れや悲しみに立ち向かえ

　　　というイメージにも取れないかな」

谷津根「」

透明「師匠が昔よく言っていたんだけど、人間って

　　　良くも悪くも自分の都合の良い方向へ

　　　物事をシフトさせることができる強さがある

　　　って言っていたんだけど、確かにその力は

　　　理解できるから、今回のようなメッセージでは

　　　その人その人の都合に合わせた解釈が起こると思わない

　　　だから世界の言葉自体をそこまで懸念する

　　　必要は無いのかもしれない」

谷津根「ふむ・・・一理あるな・・・。」

透明「それよりも懸念されるべきは、

　　　今回のように、世界の言葉が深層の

　　　５階層と６階層の間にあった

　　　識の世界に侵入したという事実が

　　　問題な気がするんだよ」

谷津根「どういうことだ」

透明「つまり、私がそうであったように、

　　　識の世界には今まで培ってきた知識や

　　　経験という人間にとって最も大切なものが

　　　仕舞われていて、それを世界の言葉に

　　　破壊される恐れがある・・・。

　　　そこには、その人の怖れや後悔、自責の念

　　　などに対抗し乗り越えてきた体験や学びも

　　　仕舞われていると考えたらどうだろう」

谷津根「・・・つまり、今回新しく発見された

　　　　識の世界に、何らかの理由で世界の言葉が

　　　　入り込み、今まで自分を支えてきた知識や

　　　　それを乗り越えてきた経験を破壊したことで

　　　　精神に異常が起こり始めていると考えられるのか

　　　　その為に、五階層にある怖れや後悔、自責の念が

　　　　呼び起こされ、幻聴や幻覚にも繋がって行く

　　　　うむっ腑に落ちる・・・。」

透明「そう考えれば、この桜の木がどの経路を通って

　　　私の識の世界に侵入してきたのか

　　　そして、識の世界に侵入させない

　　　ようにするにはどうすれば良いのか

　　　を先ずは考える必要がある

　　　世界の言葉は、第五階層に入る分には

　　　願望にしか張り付かないと想定すれば、

　　　解決の緒は識の世界にあるんじゃないかなぁ」

谷津根「透明もう一度、桜を探るぞ」

透明「そうだねもしこの想定が正しければ

　　　これから起こる災いを防ぐ手立てにも

　　　なるかもしれない」


私達は、もう一度桜の木をくまなく調べることに・・・。



　　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・２０

識の世界・２０


谷津根「そんな状態のお前に何て言ったんだ」

透明「あははっ師匠らしい考えなんだけど」


～・～・～・～・～・～・～・～・～


師匠「おっまえ勿体ない考え方してるなぁ～」

透明「えっ」

師匠「お前のその心の内にある黒い感情は、

　　　今までお前が視て失望してきた人間達と

　　　違いはあるのかなぁ～」

透明「」

師匠「人間は心の内にある想いも含めて人間てな

　　　どんな想いがあるにせよ、人は必死で生きている、

　　　それはお前も同じなんじゃないのか」

透明「・・・・それは・・・。」

師匠「くくくっ・・・あはははははっ」

透明「」

師匠「捨てちまえ捨てちまえ

　　　そんなくだらんもんは」

透明「くだらないって」

師匠「黒い気持ちというのは、思った以上に

　　　お前の心や頭を満たしてしまう

　　　お前の心の中に残していても

　　　キャパがもったいないだけだ

　　　これから沢山の事を学び、実りのある

　　　人生を歩むお前は、頭と心のキャパを

　　　空っぽにしてもらわんと私が困る

　　　お前には頭空っぽにして沢山詰め込んで

　　　もらいたいことが山積みだからな

　　　ということで私の為に捨てといてくれ」

透明「そ、そんな簡単に」

師匠「良いじゃないかぁ～

　　　私が困るからヨロシク」

透明「み、身勝手ですか」

師匠「あはははははっ身勝手上等

　　　私の身勝手に巻き込まれた人が幸せになれたなら

　　　それは身勝手でも許されると思わんか

　　　だから私は、自分の身勝手にも自信を持ってるんだ

　　　どうだ凄いだろう」

透明「・・・くくくっ何ですかそれ

　　　でも・・それって・・・良いですね」

師匠「だろ～」

透明「自分のしたいことで人が幸せになる・・・。」

師匠「人が幸せになる時、そこには表も裏も無くなるからな

　　　いちいち今みたいに悩む必要もない

　　　ということで早速、お前は頭を空っぽにして

　　　修行開始だ～」

透明「ええ～～～っ

　　　切り替え早すぎですよ～～～」


～・～・～・～・～・～・～・～・～・～


谷津根「あはははははっ相変わらずだなぁ～

　　　　しかし、お前の師匠には敵わんな」

透明「でしょ～

　　　まっ、ということで、私は無理をして

　　　気持ちを押し込めているわけじゃなくて、

　　　その記憶が深層にあったとしても

　　　それを含めて自分だと言い切れるから

　　　そんな感情には流されないと思うよ

　　　でも逆に識の世界というものを侵食されたことで

　　　その記憶が蘇ったという可能性はあるのかもしれない」

谷津根「まあ、この仮説は私の取り越し苦労だったようだな」

透明「心配してくれてありがとう」

谷津根「しかし、そうなると・・・。」

透明「ねぇ識の世界を発見して思ったんだけど

　　　もしかして、私達の根本的な解釈が

　　　１８０度違ったりしてないかな」

谷津根「どういうことだ」



　　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・１９

識の世界・１９


透明「もし、谷津根ちゃんがそう感じている

　　　のであれば、そんな気持ちが私の深層に

　　　残っているのかもしれないね・・・。」

谷津根「やはり・・・。」

透明「でもねそれはきっと、幼い頃の

　　　私の記憶だと思うんだ」

谷津根「幼い頃の記憶」

透明「私は、幼い頃この能力の為に色々と

　　　ツライ思いをしてきた・・・。

　　　それってただ単に普通の人が視えないモノが

　　　視えたからということだけじゃなくて、

　　　人の複雑な想いが感覚的に分かってしまうことで

　　　幼い心が耐えきれなかったものだと思う・・・。」

谷津根「・・・そうか・・・私は幼い頃から

　　　　そういった世界に身をおいていたから

　　　　お前達のような思いをすることは

　　　　少なかったからなお前のそういった

　　　　複雑な感情はわからないのかもしれん・・・。」

透明「まあ、谷津根ちゃんみたいな環境だと

　　　逆に子供では受け止められないことも

　　　ありそうだから、どっちが良いのかは

　　　わからないけどね」

谷津根「ふっ・・・。」

透明「沢山の大人がどういった感情で

　　　自分に接してきているのか

　　　友達と思っていた子が、内心

　　　何を思っているのか

　　　全ての世界が嘘で塗り固めれていると

　　　一人で思い悩んだこともよくあったよ」

谷津根「・・・・。」

透明「それでも、生きるために必死にあらがっていた時、

　　　ある大人の人が、悩んでいる私に気づいてくれて

　　　話を聞いてくれたんだ・・・。」

谷津根「ほ～っ・・・良い人がいたんだな」

透明「その人は学校の先生で担任ではなかったのだけど

　　　理解者を得たと思った私は、自分の心の内を

　　　さらけ出してしまったんだ

　　　自分の視える世界のこと、人の秘めた想いのこと

　　　今まで言えなかったことを受け止めてもらおうと

　　　必死で話していたのを覚えてる・・・。」

谷津根「・・・・。」

透明「でも、黙って聞いてくれていたその人は

　　　第一声・・・。

　　　『お前、気持ち悪いな』

　　　と言って、説教を始めたんだ・・・。

　　　そんな妄想をしているから友達ができないとか

　　　大人のことをバカにしているとか、世の中の

　　　何も知らないにの予想だけでものを言うなとか、

　　　将来、ろくな大人になれないぞとかね・・・。」

谷津根「」

透明「まあ、そのときはショックで、

　　　自分が何で生きているのか

　　　自分は頭がおかしいんじゃないかとか、

　　　幼い頭で色々と考えて自分が悪いと

　　　自分を傷つけまくって、死んでしまおう

　　　と思うことも多くなっていたんだ」

谷津根「・・・・。」

透明「でもそんな時、師匠と出会ったんだよ」

谷津根「フッ・・・なるほどな・・・。」

透明「最初は、軽いノリの師匠にも疑心暗鬼で

　　　すぐには信用できなかったんだけど、

　　　師匠はそんな私を見て・・・。」



　　　　　　　　　　　続く・・・。



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識の世界・１８

識の世界・１８


透明「どうしたの」

谷津根「いや、これは考察としてだが、

　　　　世界の言葉が人の精神を壊してしまう

　　　　実例が多くなっているのは知っているよな」

透明「うん

　　　世界の言葉が深層心理に働きかけるのは

　　　第五階層の怖れや願望、後悔や自責の念など

　　　過去に体験した事柄に対して抱いた感情で、

　　　その影響で世界の言葉と自身の体験が混ざって

　　　幻聴や幻覚が構成され、精神が耐えられなくなり、

　　　精神疾患や統合失調症などの症状を起こして

　　　しまっている・・・。

　　　通常は、世界の言葉のそのままのメッセージが

　　　願望部分に張り付いて流行りなどが出来上がる

　　　程度の影響しかないけど、受け取り手によっては

　　　悪い影響を受けてしまうというのが今現在

　　　分かっていることだよね」

谷津根「そうだ

　　　　そしてこの世界の言葉が、恐れや後悔、

　　　　自責の念などと先に混ざり、変化し、

　　　　それが願望として表面化、幻覚や幻聴に

　　　　結びつく理由は現時点では分かっていない・・・。

　　　　お前が言っていた「順番が回ってきた」

　　　　と言っていたのは、我らの業界にも

　　　　この影響を受ける者が出てきたということから

　　　　使われるようになった業界用語のようなものだが、

　　　　私の見立てでは、こういった状況になる者の

　　　　特徴として、能力が衰えたものが過去の能力と

　　　　現状での能力の格差を受け入れることができずに

　　　　世界の言葉にその者の願望が強く影響したことで

　　　　起こる現象という認識があったのだが・・・。

　　　　能力が衰えるどころか向上しているお前が

　　　　こういった影響を受けたとなれば、

　　　　その考えは改めなければならないな」

透明「う～ん・・・能力が衰えてくれるのは

　　　私としては苦しめられることの方が多いから

　　　願ったりなんだけど、やっぱりそういう

　　　わけじゃないんだ・・・。」

谷津根「まあ、この現象が普通の生活を送っている

　　　　人々にも増えているところを見ると、

　　　　私の考えは偏っているのかもしれん」

透明「確かに、こういった特徴的な仕事をしている人

　　　だけが影響を受けているわけじゃないからね

　　　でも、そうなれば世界の言葉が願望以外と

　　　結びついてしまう人というのは、何が原因で

　　　起こるんだろう・・・」

谷津根「それなんだが

　　　　お前は薄々感じているのではないか」

透明「えっ」

谷津根「上手く伝えられるかわからんのだが、

　　　　お前・・・もうこの世を去りたいと

　　　　思っていないか」

透明「」

谷津根「世界の言葉が願望以外の怖れや後悔、

　　　　自責の念と結びつき、表面化したとなれば

　　　　お前はどこかで「誰か助けて」という

　　　　悲痛な想いに常に苛まれているのではないか」

透明「」

谷津根「お前は今まで多くの人を救ってきた・・・

　　　　しかし、お前の苦しみは誰が救ってくれるんだ

　　　　お前だって人間だ、苦しい時、悲しい時、

　　　　助けて欲しいと強く願うことだってあるだろう

　　　　もしかすると、お前の中には常に孤独に抗おうと
　
　　　　する気持ちや、支えて欲しいと欲する気持ちが

　　　　渦巻いているのではないのか

　　　　お前は、それをどこかで諦め必死に強くあろうと

　　　　振る舞い続けているのではないか

　　　　そして、どこかでもう疲れたと・・・。」

透明「谷津根ちゃん・・・私は大丈夫だよ」

谷津根「・・・そんな悲しい顔をして言う言葉か」

透明「心配してくれてありがとう

　　　・・・でも、聞いてくれる」

谷津根「」


次回、透明の想いです・・・。


　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・１７

識の世界・１７


透明「・・・・。」

谷津根「・・・・。」


世界の言葉に触れた私達は、しばらく

呆然とその場に立ち尽くす・・・。


谷津根「少しまとめてみようか」


谷津根さんの言葉にハッと我に返る透明先生


透明「そうだねちなみに谷津根ちゃんには

　　　なんて聞こえた」

谷津根「やはり世界の言葉は断片的だったが、

　　　　恐怖、悲しみ、繋がりとだけ確認できた。

　　　　通常、世界の言葉は１つのキーワードで

　　　　できているはずだ

　　　　複数のキーワードが出ているとなれば

　　　　メッセージとして受け取れなくもない」

透明「う～ん・・・これって、全ての人に

　　　常に伝わっているんだよね

　　　そうなると、刷り込まれてしまったら

　　　受け手の解釈によって、繋がりに対する

　　　恐怖や悲しみって解釈になってしまうから

　　　マイナス感情を増長したり、孤独感が

　　　生まれやすくなってしまうと考えられる」

谷津根「ただ、ひとつ解せないのは、

　　　　お前に送られてきたメッセージだ」

透明「」

谷津根「お前はよく分かっていなかったと思うが、

　　　　私がお前の深層に関与した際に

　　　　受け取った世界の言葉・・・いや、

　　　　世界の言葉にのって届いた想念は

　　　『助けて・・・わたしはここにいる』

　　　　だったんだ」

透明「えっ

　　　そんな具体的なメッセージだったの

　　　・・・・助けて・・・私はここにいる

　　　それって、やっぱり似ているようだけど

　　　世界の言葉とは逆というか・・・。」

谷津根「世界の言葉は、人と人を分かつようなもの

　　　　恐怖や悲しみといったネガティブな言葉に

　　　　繋がりという大切なものが含まれている

　　　　しかし、お前へのメッセージは、

　　　　その繋がりを求めるようなものだった

　　　　助けを乞い自らの存在をアピールしている」

透明「それってお墓にいる人達が自分の存在を

　　　分かってほしいと想っている気持ちが

　　　世界の言葉にのって私に届いたという

　　　ことなのかなぁ～」

谷津根「そうとも言えないぞ」

透明「えっ」

谷津根「逆に、世界の言葉に感化された人の想念が

　　　　逆流してお前に伝わってきているという

　　　　考え方もできる」

透明「あっそっか」

谷津根「それと・・・これは言い難いが・・・」

透明「」


何故か珍しく谷津根ちゃんが口ごもっている



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識の世界・１６

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桜の木に手を当て、深く深く桜の内観へと

降りてゆく


透明「(何だこれは・・・)」


通常、植物には意思というよりは生命力と

言う名のエネルギーが渦巻いている・・・。

そのため、その強いエネルギーに人の思いや

想念といったものが集まってくる傾向がある

ことは知られている

そしてこのエネルギーの強さによって

植物の強さや個性などが判断され、

その時の機嫌なども分かったりするのだが

この桜にはそれよりも強い別のエネルギーが

複数渦巻いているように感じられる・・・


谷津根「そもそもこの子は、生きているのか」

透明「」


確かに、桜自身の生命エネルギーが

ほとんど感じられない

この子は、それとは別のエネルギーに

動かされているようにさえ感じてしまう


透明「・・・どうなってるんだ」

谷津根「う～ん・・・こんなのは

　　　　視たことがない・・・。」


それでも、私達はこの桜の秘密を探り続ける


桜の内部を探り続けていると何やら不思議な光を

感じる場所へ到達する


透明「谷津根ちゃん視えてる」

谷津根「ああ・・・この光・・・間違いない」

透明「世界の言葉・・・。」


そこに存在する強い光の塊は、桜の根を通して

幹の中央に送られているエネルギーの塊

私はその塊に触れてみる


言葉「・・・恐怖・・・悲しみ

　　　　　・・・繋がり・・・。」

透明＆谷津根「」


谷津根ちゃんが言っていた１と２の可能性が

まさかの形で混ざっていることが瞬時に理解できた


透明「こ、これは・・・。」

谷津根「マズイことになったな・・・。」


最悪のシナリオが二人の頭の中に描かれてゆく。



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識の世界・１５

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透明「う～ん・・・

　　　何の変哲もない桜だけど・・・。」

谷津根「確かにな・・・どれ・・・。」


そう言うと、谷津根さんが桜の木に手を当てる


谷津根「・・・・・」

透明「」

谷津根「透明この桜・・・とにかく

　　　　お前も直接探ってみろ」

透明「う、うん」


私も谷津根さんに続いて桜に触れてみる。


透明「」


何と表現すれば良いのか

桜から伝わってくるのは、禍々しいまでの

人の強い感情・・・桜の内部に色々な

想念が渦巻いているように感じる


透明「な、何だこれ」

谷津根「これはかなり気持ちが悪いものだな

　　　　やはり、お前の深層にメッセージを

　　　　送っていたのは、この桜で間違いないだろう」

透明「で、でも本来、世界の言葉は

　　　断片的なメッセージしか送られて

　　　こないでしょそれなのになんで私には

　　　しっかりとした意思というか

　　　メッセージが送られてきていたんだろう」

谷津根「う～む・・・可能性としては

　　　　２つ考えられるな

　　　　１つは、この場所との関係

　　　　もう一つは、世界の言葉の変化」

透明「そうか、１つ目の可能性としては、

　　　この墓地という場所が世界の言葉に影響して

　　　私の深層に届く時に変化したということだね」

谷津根「ああ

　　　　お前も気づいていると思うが、

　　　　世界の言葉は正に想念による伝達意識体・・・

　　　　その想念がどこから来ているのかは

　　　　未だ謎に包まれているが、少なくとも

　　　　今回のことで、各所に電波塔となる

　　　　中継地点が存在していることがわかった

　　　　その中でも電波塔となっている場所に溜まった

　　　　別の想念も何らかの合致で、特定の人物や

　　　　範囲に影響を及ぼしている可能性がある

　　　　という仮説が立てられる・・・。」

透明「つまり１つ目の可能性で考えれば

　　　私に影響を及ぼした想念は世界の言葉とは関係なく、

　　　あくまでも世界の言葉の伝達性能を利用して

　　　この場所にある電波塔に溜まった別の想念が

　　　送られてきた・・・ということだね」

谷津根「まあ、そう考えるのがシックリくる

　　　　というだけだがな」

透明「う～ん・・・かなり複雑なシステムだなぁ

　　　それと、もう一つの可能性

　　　・・・これは考えたくないけど、

　　　世界の言葉自体が変化して、断片的なものから

　　　人間に影響力の強いメッセージ性をはらむものへと

　　　変化した可能性があるということか・・・。」

谷津根「昨今の世界情勢や日本の国民感情などを

　　　　加味すれば考えられないことでは無いが

　　　　もしそれが本質であれば、これからの世界は

　　　　恐ろしいものになる可能性すら出てきてしまう」

透明「・・・まあ予想しかできない今の状態では

　　　考えても答えは出ないから、とにかく

　　　この桜をもう少し深くさぐってみようよ」

谷津根「そうだな」

私達は改めて桜に溜まった想念を調べることにした



次回、謎が深まってゆきます



　　　　　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・１４

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師匠のお墓をお参りした後


透明「谷津根ちゃん先生の墓が発信源って

　　　どういうことなの」

谷津根「私も驚いたのだが、正確には墓そのもの

　　　　というわけでは無いようだ・・・。」

透明「えっどういうこと」

谷津根「私もおかしいと思ってな

　　　　よく調べてみたのだが、どうやら

　　　　その波長は墓の真下から発せられている

　　　　つまりは、アレだ」


谷津根さんが指差した方向には

大きな木が立っている・・・。


透明「桜の木・・・」

谷津根「よく思い出してみろ

　　　　お前の深層世界で暴れていたのは

　　　　何だった」

透明「あっそう言えば、木の根のようなものだった」

谷津根「つまり、あの桜の根がこの下にも伸びていて

　　　　桜の想念がお前の師匠の墓を通じて

　　　　繋がりの強いお前に伝播したと

　　　　考えるのが正しいのかもしれんな」

透明「も、もしそれが正しいとしてもありえるの

　　　世界の言葉って、全ての人に同じメッセージが

　　　伝達しているものだよねぇ

　　　あんな桜の木一本が発信源だなんて・・・。」

谷津根「まあ、これは憶測でしかないが、

　　　　あの桜は、あくまでも電波塔の１つ

　　　　なのではないか　私の調べでは

　　　　世界の言葉は各大陸で違うらしい。

　　　　日本は日本の言葉の蔓延があり、

　　　　アメリカ大陸にはその大陸の言葉が

　　　　別で蔓延していると聞く

　　　　そう考えると、このような主となる木の根が

　　　　世界の言葉を運んでいると考えるのも

　　　　あながち間違いではないのかもしれん・・・。」

透明「・・・なんかコレって脳の構造に似てない」

谷津根「・・・た、確かに・・・。」

透明「地球を巨大な脳と想定すれば、伝達する

　　　無数の木の根がシナプスや伝達帯に

　　　なっていて、大陸はそれぞれ脳の前頭葉や

　　　側頭葉みたいに分かれていて・・・。」

谷津根「・・・・・」

透明「・・・・」


各々想像を膨らませて黙りこくる二人


谷津根「う～む・・・まだまだ謎が多い・・・。

　　　　とにかく先ずはあの桜を調べてみよう」

透明「そ、そうだねここで考えてるだけじゃ

　　　何もわからないもんね」


そういうと私達は墓を見下ろす桜に近づいてゆく



　　　　　　　　続く・・・。

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識の世界・１３

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透明「はぁはぁはぁはぁ」


結局、ここから少しの睡眠を選択すると

怠くなってしまうとふんだ私は

頭をスッキリさせるために

いつものトレーニングコースへ


透明「はぁはぁ・・・やっぱり徹夜明けだと

　　　シンドいなぁ～でも、やっぱり

　　　朝のトレーニングは気持ちがいい

　　　ここ数日は調子が悪くて、家トレ程度しか

　　　できなかったから余計に感じるなぁ～」


軽くトレーニングをした後、

支度をして仕事場へ

午前中の鑑定を終えた頃、

谷津根さんから連絡が入る


透明「もしもし」

谷津根「調子はどうだ」

透明「おかげさまで、体調戻ってきたよ」

谷津根「少しは休めたかくくくっ」

透明「さっき寝る時間が無いって分かってて

　　　ゆっくり休めって言ったでしょ

　　　相変わらず意地悪だなぁ～」

谷津根「くくくっまあ戯れだ許せ

　　　　ところで、仕事は何時までだ」

透明「後２人で今日は終わるけど、

　　　どこで待ち合わせればいい」


私は谷津根さんから待ち合わせ場所を聞き驚く


透明「な、何で」

谷津根「それは行ってみないと分からん

　　　　とにかく、そこなら１５時くらいには

　　　　着けるな」

透明「う、うん・・・」

谷津根「では、後ほどな」


そう言うと谷津根さんは電話をきる・・・。


透明「どういうことだ何で・・・・。」


私に大して発せられた世界の言葉の発信源・・・。

それは思ってもいない場所だった


午後３時


待ち合わせ場所についた私は、谷津根さんを

簡単に見つけることができた


透明「谷津根ちゃんお参りしてくれたんだ」

谷津根「まあ、場所が場所だったからな」

透明「しかしまさか、ここが・・・。」


私達の目の前には、立派なお墓が・・・。


透明「先生お酒持ってきましたよ」


我が師の墓・・・。

なぜ、ここが世界の言葉の発信源に

なっているんだ

謎が深まってゆく・・・。



　　　　　　　　　続く・・・。

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