


千鶴「うう・・・くっ・・・ 。」
千鶴ちゃん・・・苦しそうだ・・・

私は、円に提案する

透明「円
千鶴ちゃんの右に回って念を抑えて


私は、左から抑えるから
くれぐれも、

千鶴ちゃんに見つからないようにね
」

円「う、うん
わかった
」


二人は、千鶴ちゃんを挟むように陣を取り、
詠唱を始める・・・。
透明「オン・バ・・・・・。」
円「シリク・エード・・・・。」
二人の術師の詠唱で、徐々に千鶴ちゃんの意志が
勝ってゆく・・・

千鶴「ハァハァハァ・・・
」

円「(千鶴
頑張れ
)」


透明「(もう少し・・・・。)」
深い霧が晴れるように、念の渦は収束してゆく・・・。
千鶴「ハァハァ
・・・ふ~っ・・・
」


よし
何とか収まったみたいだ




私は、向こうに見える円に合図を送る

円は、堰を切ったように千鶴ちゃんの居る場所に
走りだす





円「ち、ちづる~~~~っ
」

千鶴「し、ししょう
」

透明「ゾクッ・・・
」

円「千鶴
大丈夫
」


千鶴「・・・・・。」
何だ
何故か嫌な予感がする


私も千鶴ちゃんの側へ・・・



透明「・・・・千鶴・・・ちゃん
」


千鶴「く、来るな ・・・。」
円「えっ
」

千鶴「く、来るな~~~っ
」

周囲にドス黒い気が立ち込める

私と円は、異変に気づきその場を飛び退く

千鶴「来るな
来るな
来るな~~~っ
」



円「千鶴
落ち着きなさい
」


透明「マズイ、一歩遅かった

さっきのは、収束じゃなく集束だったんだ
」

円「そ、そんな
」

透明「円
気をつけろ
くるぞ
」



一瞬、風が止む・・・。
魔導連結回路・風切(かぜきり)、千鶴ちゃんの観似手は、
風を基本とする魔術を自由に操る
風を基本とする魔術を自由に操る

一瞬でも気を抜けば、八つ裂きにされかねない

円「千鶴
」

スパッ

円「
」

円の服の一部が切り裂かれている

透明「ひえ~っ
日本刀かよ~っ
」


円「・・・・・ブチッ
」

えっ
今、一瞬何かが切れたような音が・・・。


円「ち~づ~る~っ
師匠である私に刃を向けて

ただで済むと思っているのか~~~~っ
」

透明「おいおいおいおい

」



何で、お前まで切れてんだよ~~~っ

さながら、怪獣大戦争・・・。
さ、流石に、このままじゃヤバイかも 

続く ・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

