占い師の日記

お客さんの鑑定の話や業界の裏話などを紹介♪
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見えざる心・鑑定48ー22

2011年07月30日 01時00分41秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心22




透明「さてと、難しい話はここまで

   それじゃ~実際に症状が出たとき

   の対処方法を話して行こうね

泰之「待ってました

透明「この病気の恐いところは、

   症状が出たときから、終息までの

   時間が読めないこと

   症状や度合いにもよるけど、

   短くても30分~2時間長いと1週間

   症状が持続してしまうことすらある

   その中でも、症状が複合して起こる

   せいで、休むヒマを与えてくれない

   ことも特徴的だよね

   こんな時、本当に辛くて自暴自棄に

   なってしまう人は多いと想うのだけど、

   唯一、その症状をリセット出来る方法が

   あるんだ

泰之「えっ

透明「それは、症状が出る前から起こる

   緊張を和らげたり、症状が出ている

   状態でも緊張状態をリセットすることが

   出来る方法 要するに、

   セロトニンを強制的に出すこと

泰之「で、でも・・・出ないから

   苦しいんじゃないの

透明「セロトニンは出ないわけじゃない

   出しにくいだけなんだよ

泰之「そ、そうなの

透明「その方法は幾つかあるんだけど、

   一番簡単な方法から話していくね

 泰之くんは、武者震いって知ってる

泰之「武者震いってあのブルッてくるやつ

透明「そう最近武者震いしたときある

泰之「そ、そう言われると考えたことないけど

   あまり記憶にはないかな~

透明「実は、うつ病の人って、

   武者震いをすることが

   極端に少なくなるって知ってた

泰之「えっ 初耳だけど・・・それって

   何か関係あるの

透明「大ありなんだよ

   本来武者震いというのは、極度の緊張

   から来るとされているんだけど、

   実は緊張するから出るものではないんだ

泰之「

透明「本来人間は、極度の緊張状態を

   維持することを身体が危険とみなし

   緩和しようとするものなんだ

   武者震いと言われている動作は

   その緊張を解くために起こる動作で

   緊張しているからというよりは、

   緊張を緩和するために行う行為

   と言う訳なんだよ

泰之「そ、それって

透明「気がついたみたいだね

   要するに、武者震いは脳内の

   ノルアドレナリンを分解するために

   セロトニンを強制分泌させる行為

   として行われるものなんだ


   うつ病ではない人の場合、

   緊張状態が持続する前に、自然と

   セロトニンが分泌され、武者震いを

   起こすことなくノルアドレナリンは

   分解されて行くものなんだけど、

   それが出来ないうつ病の人は、

   この武者震いを強制的に起こすしかない

   もし、この強制分泌をすることが出来れば

   症状を一発で緩和することすら出来るんだ

泰之「マジで

透明「マジで

   例えば武者震いが出るシチュエーションを

   上げれば、寒い場所に長くいるときとか

   トイレを我慢してやっとトイレに行けた

   ときなんかにも起こるよね

   それは、それまで緊張状態を我慢して

   いた状態だからこそ身体が強制的に

   分泌をうながすために起こす行為だという

   ことはわかると思うんだ

泰之「確かに・・・。」

透明「だからといって、こんな自分を追い込む

   ような方法を常に行うことは身体にも

   心にも良くない

   そういう意味ではもっと簡単な方法がある

泰之「

透明「それは、お風呂

泰之「えっお、お風呂

透明「そう、お風呂
  
   突然だけど泰之くん君はお風呂に入る

泰之「えっま、まあ、入るけど・・・

透明「シャワーですませてない

泰之「

透明「やっぱりうつ病の人に結構聞いて

   みたんだけど、大半の人はお風呂に

   つかることをしていない人が多くて

   シャワーですませているみたい

   もちろんその中でもお風呂には

   つかるけど、カラスの行水程度とか

   あまり熱くないお風呂に入るって

   言う人が大半なんだ

   まあ、理由はそれぞれなんだけどね

泰之「それって、どう関係するの

透明「お風呂の文化は、古来からある

   先人の智恵なんだよ

   とかく忙しい人は、お風呂に入ることを

   時間の無駄とか思うようだけど、

   もともとこのお風呂は、身体を清め

   自分だけのスペースを確保でき、

   一日の心と身体を休める方法として

   凄く合理的なんだ


   お風呂につかると、身体の緊張が

   ほどけて行くでしょ

   その時に、武者震いが起こったり

   しない

泰之「そ、そう言えば

透明「もちろん、お風呂もカラスの行水程度

   やぬるま湯に入るのでは、効果は

   ないけど、少し熱めのお風呂に

   首までしっかりつかる
ことが出来れば

   脳が強制的にセロトニンを分泌させようと

   武者震いを起こすはずだから、

   試してごらん

泰之「わ、わかった

透明「それさえできれば、一日の苦しみから

   簡単に解き放たれることを感じられる

   はずだから、かなり楽になると思うよ

泰之「それって、どんな症状でも

透明「まあ、ほとんどOKかな

   私が体験してきた症状全ては

   お風呂に入ってセロトニンが分泌

   されただけで、一瞬で楽になったから

   大体の症状には効くはずだよ

泰之「今日からやってみる

透明「正し、お風呂の入り方の注意がある

泰之「

透明「武者震いが起こる条件として、

   お風呂に先に入ること

   人によっては身体を先に洗ってから

   入る人もいるのだけど、それは

   さけておいて

   身体が徐々にお風呂の温度になれて

   しまうと脳は強制分泌を起こさない

   可能性が高いんだ

   それと、周囲に人がいないこと

   あまり雑音や話し声がしない中で

   自分だけの時間を作っておいた方が

   分泌は起こせるから、伊崎さんも

   協力してあげてくださいね

伊崎「は、はい

透明「ここまでは、大丈夫かな

泰之「うん

透明「それじゃ~、もう一つ覚えておいて

   欲しいのだけど、この条件で

   しっかりとお風呂に入っても

   セロトニンが出ない人もいる

泰之「えっ

透明「それはね・・・。」




先人の智恵である生活習慣には

ちゃんとしたワケがあるものです

現代人はとかくそれを忘れがちに

なってしまうが、もう一度思いだす

ことも学びのひとつです

皆さんもお風呂にしっかり入って

一日の疲れをとるようにしましょうね




次回

セロトニンが出ない人とは

そして、それ以外の方法

お話しますね




         続く・・・。   



この鑑定ファイルを最初から読む場合は

こちら鑑定ファイル48(子を想う主婦)









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見えざる心・鑑定48ー21

2011年07月28日 01時00分27秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心21





泰之「ねえ、先生

   ひとつ聞いていいかな

透明「なに

泰之「先生の言ってることは自分が

   感じることと凄く近いから

   何だかス~ッと心に入ってくるけど、

   実際、医者やカウンセラーが言っている

   ことって、どこまでがあってるの

透明「えっう~ん、そうだな~

   お医者さんやカウンセラーの人が

   言ってることは、決して間違いじゃ

   ないと想ってるよ


泰之「えっそうなの意外

透明「もちろん、私が君に話していることは

   お医者さんやカウンセラーの人とは

   逆の方向を言ってるように聞こえる

   かもしれないけど、それは私がうつ病

   だから言えるんだと思う

   お医者さんやカウンセラーは、

   今は何も考えずに休みなさいとか

   無理をするなとか言うと思うけど、

   それは確かにその通りなんだ

   一般的にうつ病は心の疲れや

   トラウマになるようなダメージを

   癒す必要があると言われているから

   その言葉はそこから生まれてきた

   ものなんだと思う


   もちろん、本当にそうできれば

   うつ病は治ると思うよ


泰之「そ、そうなの

   ・・・・・・でも

透明「泰之くんの言いたいことはわかる

   それが簡単に出来ないから

   うつ病なんだよね


   でもね、もしこういう先生達が、

   闘いなさいなんて言ったら、

   大変なことになっちゃうよね

   だから、お医者さんやカウンセラーの

   答えとしては、それがベストアンサー

   なんじゃないのかな

泰之「あっなるほど

   そういうことか

   確かに、そうできれば

   うつ病は治るワケだもんね

   最終地点としては正しいワケだ

透明「それに、病院でもらう薬もつかい方次第

   では、効果のあるものだと思ってるしね

泰之「そうそれも聞いてみたかったんだけど

   よく、薬が合わないとか効かないとか

   聞くんだけど、薬でうつは治るものなの

透明「う~んその答えとしてはNOかな

   もともとお医者さんが処方している

   薬は症状を抑えるためにあるもので、

   うつ病そのものを治す為には存在して

   いないんだ


   ただ、私が使い方次第と言ったのは、

   うつ病の症状が出たときに、どうしても

   我慢が出来なくなるときってあるでしょ

   その時は、薬に頼って症状を緩和させる

   ことも有りだとは思う

   でもまあ、抗鬱剤はチョット意識が

   朦朧とするかもしれないけど

   疲れちゃって闘えないときもあるからね

   ただし、間違えないで欲しいんだけど、

   薬はあくまでも症状を抑えてくれるもの

   として、しっかり認識しておいた方が

   いいんだ


泰之「どうして

透明「薬は頼りすぎれば依存を起こす可能性

   があるからなんだ

   うつ病の人は症状の恐さをよ~く知って

   いるよね

   だからこそその症状を緩和してくれる

   薬は絶対的な信頼をおけるものになって

   しまう

   もし、薬に対して依存してしまえば

   薬がなくなったり少なくなっただけで

   逆に恐怖感や不安感が増大して症状を引き

   起こすことにつながってしまうんだ


   本来薬は、症状を抑えている間に、

   心のエネルギーを溜め、心の傷を

   癒す時間を作るためにあるものなんだ


   だから、もし薬に依存してしまえば

   薬があることで安心してしまい、

   本来やらなくてはならない自分自身

   と向き合い、自分を守るために闘う

   ことすら出来なくなってしまう

   この状態を続けてしまえば、症状は

   悪化してゆく一方で、根本解決に

   行き着かなくなってしまうもの

   なんだよ

泰之「な、なるほど確かにそうかも・・・。」

透明「だから、薬はあくまでも症状を緩和する

   ものであって、治すためのものではない

   ことを忘れてはいけない

   正直なところ、お医者さんもカウンセラー

   さんも、最終的にはうつ病を治せるのは

   患者さんだということをわかっているん

   じゃないのかな

   薬は依存するものではなく、自分の時間を

   稼いでくれる良きパートナーとして使う

   ことが大切なんだと思うよ


泰之「俺は、薬飲むことに正直抵抗あるな~

   ・・・ちなみに・・・先生は

透明「

泰之「薬飲んでるの

透明「たははっ偉そうなこと言っちゃった

   けど、飲んでないんだ

泰之「え~っどうして

透明「ほら、私の場合、症状の構成もちゃんと

   体感して理解しておかないと

   いけないから

   でも、抗鬱剤も一度試しておきたかった

   から飲んだことはあるけどね


泰之「な、なんだか先生の人生って

   大変なんだね

透明「あははははっ

   ま、まあ、だからといって自分なりの

   解決方法はあるから
、泰之くんにも

   ちゃんと教えてあげるよ

泰之「解決方法

透明「うんどんな症状にも効果のある

   簡単な方法をいくつか教えるから

   薬に頼る気持ちがないなら、

   覚えておくといいよ





少し話がそれてしまいましたが・・・。

次回、私なりの解決方法

紹介して行きますね





          続く・・・。

   
   









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見えざる心・鑑定48ー20

2011年07月26日 01時00分44秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心20





透明「これは、ちょっと言いづらいんだけど

   その姿勢を貫けたとしても、今出ている

   症状は、乗り越えなくちゃならないんだ


泰之「えっ

透明「それはね、本能が一度出してしまった

   症状は、いくらその後、本能と理性が和解しても

   それを乗り越えるまでは終わらないものなんだ

泰之「そ、それじゃ~どうすれば

透明「・・・・・。   

   これから私が言うことは

   うつ病を経験している者として

   話す言葉だから間違えないで

   よ~く聞いて欲しいんだけど、

   きっと、泰之くんにとっては

   少しきつく聞こえるかもしれない

   それでも良いかな

泰之「う、うん

透明「それじゃ~言うけど・・・。

   その症状を乗り越えるためには、

   闘うしかない

泰之「えっ

伊崎「

透明「正確には、闘う意志と

   乗り越える覚悟を持つこと


   普通なら、うつ病の人には使っては

   いけない言葉だけど、私も経験者として

   ハッキリ言える答えはこれしかないんだ

   ただし、間違わないで欲しいのは、

   この闘いは、あくまでも自分を守るための

   闘いであること


   本能と理性が和解すれば、必ずその後の

   症状は来なくなる

   だからこそ、今の症状に対してだけは

   自分を守るためだけに闘って欲しいんだ

泰之「・・・でも、そうかもしれませんよね

   何となく先生の言っている意味は

   わかります

   自分の症状と向き合えるのって、

   自分しかいませんもんね



本当にこの子は頭の良い子だ

正直、このことを言うことは、うつ病である

私ですら言いにくいこと・・・

しかし、うつ病を患っている人は

常に症状と闘い続けているのが現状です

ただ、その闘い方の方向が見えずに

間違った闘いをすれば、症状は悪化してしまう

闘う理由は、あくまでも症状を乗り越えつつ

本能と理性の方向を正して行くこと


いつも、終わりのない闘いを強いられて

いるうつ病の方には、終わりのある

闘いをして欲しいのです

そのためには、ただ症状と闘うのではなく

自分を守り乗り越える為の闘いが

大切になってきます



透明「泰之くん、辛くない

泰之「う~ん・・・少し辛いかな

   でも、ただ症状から逃げようと

   していた時と比べれば、大分

   楽かもしれないです

透明「そっか 君は強いね

泰之「いやいや 先生に言われると

   ちょっと


透明「くすっあのね泰之くんは

   少し勘違いしているかもしれないから

   これは、しっかり受け取って欲しいんだけど、

   君が引きこもっていることは

   決して逃げているワケじゃない


泰之「

透明「こんなこというと、誤解されそうだけど

   ある意味引きこもりは治療環境には

   うってつけなんだ


   さっきも言ったように、本能は、

   外界を拒絶している

   君が引きこもったのは、その本能に

   歩み寄った証拠なんだよ

   ただ、そこから先は、何をしたら良いのか

   わからなくなってしまう人も多いけど、

   今の環境は間違いなく自分を治そうと

   理性が本能と歩み寄った結果だから

   大切なことなんだよ

泰之「引きこもりを肯定されたのはじめて

   やっぱり先生は変わってるよ

   でも、そう言ってもらえると

   気持ちが楽になるかも・・・。」

透明「いやいや本当のことだよ

   だからこそ、自分のパーソナルスペース

   を持っている今の内に、うつ病との

   向き合い方をしっかりと心に刻んで

   実際に症状を乗り越え治療してゆければ、

   うつ病は必ず治るから、今の状況を

   大切にした方が良いとおもうよ

泰之「そっか・・・でも、向き合い方は

   何となくわかったけど、実際に

   どうすれば症状を乗り越えられるの

透明「そこは、任せてよ

   症状を緩和したり、根本的な病状を

   治してゆく方法は沢山もってるから


   これからが私の真骨頂だよ




今回の内容は、私がこの病気を患っていなければ

言えない言葉だというのは理解している

しかし、本来はこの答えが一番うつ病の人

には大切なことなのかもしれない

闘うということは、パワーが必要

ではあるのだが、己の症状と闘うということは、

普段からうつ病の人がしていることでもある

ただ、症状が出ることを恐れ

病と向き合うことを忘れてしまうことで、

病は進行してしまうのも事実


大切なことは、ただ闘い抗うことではなく、

自分自身を守るために、本能に従い

受け入れ、病を知り、病と闘う気持ちが

正しいうつ病との向き合い方
なのだと

皆さんには覚えておいて欲しいと

想っています

今回の記事は、うつ病の方に酷な話だとは

想うのですが、この病気は必ず治ります

それまでは、孤独な闘いを強いられますが

この病気で悩み闘っている人は大勢います

ですから、決して1人ではないということ

だけは忘れないでくださいね




次回からは、いよいよ

症状を緩和させる方法や症状を根本的に

治していく方法に入って行こうと想います








        続く・・・。

   

   







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見えざる心・鑑定48ー19

2011年07月24日 01時00分06秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心19






透明「さて、この病気での対価

   理解出来たかな

泰之「うん

透明「それじゃ~、いよいよ

   この病気と向き合い

   治して行く方法
を話して

   いくからね

泰之「お、お願いします

透明「先ずは、この病気の本質を理解して

   病気と向き合うことが先決だから

   そのことを話してゆくね

   もともと、うつ病は理性と本能が

   せめぎ合っているものだと言うことを

   知っておいて欲しいんだ


泰之「理性と本能

透明「そう泰之くんの本能は、自分でも

   気づかないうちに、外界を拒絶して

   君を守ろうとしている


   それは、君にストレスを与え、

   心のエネルギーを消費させまいとする

   防衛的本能からくるものなんだけど、

   うつ病を患ってしまう人の大半が

   理性でその警告を無視し続けてしまうんだ

   そのために、本能と理性は常に闘い続け、

   最終的に脳の機関がダメージをおってしまい

   うつ病は発症する・・・。

   しかし、うつ病が発症してもなお、

   その癖は治らず、うつ病を患っている間も

   理性は本能に逆らい続けてしまう

   そこで、本能は理性に言うことを

   聞かせようと、強力な助っ人を

   手に入れる・・・。

   それが、身体機能

   このことで、本能は身体の痛みや

   苦しみを出すことで理性に言うことを

   聞かせようと働き出す

   これが、症例というものの正体って

   ところかなってなワケで、今君は、

   理性だけで本能&身体の連合軍と

   常に闘っている状態なんだ


泰之「あっそれは何となくわかるかも・・・。」

透明「くすっそれじゃ~もともと、

   本能と理性は何で闘うことになったのかな

泰之「えっえ~っと・・・あっ

透明「気がついた

   本能は、君が理性で無理をしようとすると

   交戦しようとするそれは症状となって

   襲ってくるわけだ

   今の状態での縮図は、理性が外界に味方して

   本能が身体や心を守ろうとしている縮図

   だよね


泰之「・・・確かに・・・。」

透明「理性があるということは、ときとして

   自分を苦しめる原因になることもあるんだ

   考えるという行為がそれにあたるね

   だからといって、理性的であることは、

   一般常識的にみても大切なルールを

   守れることにつながってくる

   それはそれで大切なことなんだけど

   本能は身体を味方につけてしまっている

   から、容赦なく症状を出してそれを

   させないようにアプローチをしてくる

   このままだと、2対1で理性に分が

   悪いことは一目瞭然

   だからこそ、理性は守ってきたはずの

   外界に助けを求めるのだけれども、

   外界は、助けをよこしてはくれない


   そこで、理性は孤立してしまうわけだ

   でも、信じていた外界や一般常識、

   大切にしてきたモノがいつか助けを

   出してくれると信じて待ち続け

   いつか来る助けを期待して

   耐える闘いを続けてしまう

   もちろん、誰かが助けてくれるので

   あれば良いけど、もし助けが来なければ

   この状態はず~っと続いてしまう

   それって、何か変じゃないかな

泰之「・・・それって・・・いつまでも

   終わらないような・・・

透明「そうだよねうつ病のシステムを

   冷静に考えたら、この方法は終わりが

   見えないものだよね

   ここで、ちゃんと理解して欲しいのは、

   本能も理性も、本当は自分自身の味方

   だってこと


   そりゃ~そうだよねどちらも自分だもの

   ただ、本当に自分に優しいのは

   どちらの方かわかるかな

泰之「そ、それは・・・本能です

透明「ご名答~ちゃんとわかってるじゃない

   今の状態は、本能と理性が別々の道を

   歩いてしまっている状態

   本当に大切なのは、本能に理性が歩み寄る

   ことなんじゃないかな

   もし、自分の心が今日はやる気が出ない

   とか、しんどいから休みたいという

   信号を送ってきたら、理性で否定せず

   受け入れることが本能と理性を和解させる

   ことにつながるものなんだ

   この病気は、その根本となる部分を

   ちゃんと理解して、病気を治すために

   どういう自分自身の行動が大切なのかを

   感じて、病と向き合うことが大切なんだ

   これからは、そのことをしっかりと踏まえて

   自分の本心に合わせる比重を少しずつ

   増やしてゆけるように、心がけてごらん

   きっと、症状が徐々に緩和してゆくことが

   わかるはずだから

泰之「・・・わかりました

   でも、もし理性がなくなったら・・・

透明「大丈夫うつ病になる人が、理性的に

   動かなくなっても、100%本能的には

   なれないものだよ

   元々それだけの精神力をもっているのだから、

   譲れない部分は譲らないはずだし

   それでも、譲れるところが少しでも多くなれば、

   必ず症状は緩和して行けるから

泰之「わかりました何とかやってみます

透明「それと、これだけは覚えておいて

泰之「




うつ病との向き合い方

もう少し続きます
・・・。









           続く・・・。











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見えざる心・鑑定48ー18

2011年07月22日 01時00分09秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心18




伊崎さんの側にそっと寄りそう

泰之くんがいる
・・・。

彼もまた、母親の優しさや小さい頃の

楽しかった想い出を想いかえして

いるのかもしれない・・・。



私はそっと、言葉を紡いでゆく



透明「泰之くん、お母さんは泰之くんの

   理解者になろうとしてくれてる

   最初は難しいかもしれないけど

   きっとお母さんなら出来ると

   私は思う

   次は泰之くんの番だよ

泰之「は、はい

透明「うつ病の話は、大体理解出来て

   来たと思うけど、ここからの話は

   この病気とどう向き合うのか

   どうやって治してゆくのか

   そこの点について話して行きたいと

   想うんだ

   でも、その前にひとつ大切な

   話をしなくちゃならない

泰之「な、何でしょう

透明「まあ、これはうつ病を患っている

   人にとっては希望になる話だから

   あまり構えないで聞いてくれれば

   良いよ

泰之「は、はぁ

透明「泰之くんにとって、うつ病って何

泰之「えっ・・・うつ病って・・・

   苦しいし痛いし・・・嫌なもの

透明「今はそうだよね

   でも、その苦しみや痛みを今は

   少し置いといて、うつ病になってから

   自分が変化したことないかな

泰之「変化したこと・・・

   でも、これは違うのかな~

透明「いいよ何でも言って

泰之「う~ん・・・ハッキリとは言えないけど

   何となく、人の考えてることがわかる

   というか・・・感じるというか・・・。」

透明「うんそれはね、強感知能力って

   言うんだよ

泰之「キョウカンチ

透明「そう強感知能力つまり人の考えが

   手に取るようにわかる能力

   例えば、今日お母さんが何かを隠して

   いたことは、何となくでも理解出来て

   いたよね

泰之「・・・隠し事してるときは

   いつも何となくわかるから

透明「そうだねでも、今日は自分に関わる

   ことで、隠し事をしているということが

   わかっていたんじゃない


泰之「あれっそういえば・・・。」

透明「うつ病という病気は本当に不思議な

   病で、症状を取っ払って考えると

   とてつもない能力に目覚めている

   ことに気がつく

   さっき言っていた天候や気圧の変化

   で体調が崩れる理由はこの感知能力が

   異常に高まっているからなんだよ

泰之「・・・そ、そうなんだ・・・。」

透明「私も、この病気になってから驚くこと

   ばかりなんだ

   この前なんて、テレビの通販番組で

   北海道の蟹を売ってたんだけど、

   その時の映像が、生きた蟹を釜ゆでに

   している映像だったんだ


   そのとき、何故か蟹の気持ちが流れ

   込んできて、凄く苦しくなったことが

   あったんだよ

   ちょっと、普通じゃ考えられないこと

   だけど、そんなことはしょっちゅう

   起こっているんだ

泰之「そ、それ、もの凄くわかる

   俺も、この前蟻が他の虫を運んでる

   のをテレビで見たとき、凄く苦しく

   なって、何とも言えない気持ちに

   なったの覚えてる

透明「この強感知能力は、ある意味人の

   もっとも大切な本能の部分にある

   能力と言われていて、昔の人は

   この能力を自然と使って生活していた

   ものなんだ

   昔は、天候とかも自分の感覚で

   予想出来ていたって言うしね

泰之「す、凄い・・・でも、そのことについて、

   冷静に考えることなかったかも・・・

透明「私はね、こう考えるんだ

   この病気は、昔誰もが持っていた

   能力を、もう一度目覚めさせて

   くれているものなんじゃないのかな

   って

泰之「でも、どうして

透明「これは、私の知っている方が言っていた

   ことなんだけど(神様なんだけどね)

   この時代は、ひとつの区切りを迎えて

   いるって

   人間は、環境や社会、もちろん精神性の

   あり方により進化を遂げてきた生き物

   なんだけど、今がその進化の時期

   入っているらしいんだ

   環境や社会、人の精神性が大きく変わって

   この世界のあり方が変わってきている・・・。

   だからこそ、人間は過去に持っていた

   能力をもう一度引き出し、能力を進化させる

   準備に入っているのかもしれない

   よくちまたで、この世界が変化して

   ステージアップするようなことを言っている

   人達がいるのだけど、それは、少し違う

   のだと私は想っている・・・。

   世界が変わったとしても、人は変わらないもの

   人が変わってはじめて世界は変わるんだと

   私は想ってる

   うつ病と言う病気は、精神感知領域(五次元)的

   思考を共有するスキルを身につける前段階に

   他ならないものなんじゃないのかな

泰之「・・・む、難しい・・・

   要するに、俺達は進化の過程でこうなってる

   ってことなのかな


透明「その通りこの能力は、強さ弱さはあるけど

   病気が治っても引き続き持ち続けることの

   出来る能力なんだ


   人の心を的確に感じることが出来るという

   ことは、その実、その心の嫌な部分を

   感じてしまうことでもある

   だからこそ、うつ病の人は人と触れることを

   避けてしまい、引きこもり、自分だけの

   パーソナルスペースを持とうと考える

   でもね、人の嫌な部分、ネガティブな部分は

   自分にもあるものなんだだからこそ

   その気持ちがどこから来て、どういう

   感情変化を起したからそうなったのか

   君にならわかるはずだよ

   この能力を使いこなすこと

   これがうつ病と向き合い、治す為に必要な

   ひとつの課題だということは覚えておいて

   欲しいんだ

   君はあくまでも、進化の先駆者である

   自覚を持っておくと良いと想うよ

泰之「・・・進化か・・・

   何だか面白い考え方だね

   それを言っていた先生の知り合いも

   面白い人だけど、それをちゃんと

   理解している先生も面白いね

   何だか、そう考えると少し

   希望がもてるかも

透明「この能力を自在に使いこなし

   病気の症状を治して行ければ

   この能力は必ず後で役に立つ

   ある意味、素晴らしい力の代償と

   して、この病気があるのかも

   しれないよね

泰之「あははっ本当は、こんな能力より

   症状がなくなってくれたほうが

   いいけど、折角苦しんでるなら

   何かしら得られたほうが良いのかも

透明「うんその通り

   苦しんだ分の対価としては今は

   割に合わないように感じるかも

   しれないけど、苦しみから抜けた

   後に、この能力の凄さは開花して

   行くものだから、楽しみにして

   おくと良いと想うよ

泰之「うん




この病気の意味・・・。

私の見解が全てではないが、

この病気と長年付き合ってみて

本当に人間の能力の高さに驚かされっぱなし

なのも事実です

苦しみの後には必ず得るモノがある

このことだけは今尚苦しんでいる

人達に希望として伝えて行きたいと

私は想っています





           続く・・・。










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見えざる心・鑑定48ー17

2011年07月20日 01時00分29秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心17





透明「それはね伊崎さんが

   本当の意味での理解者

   成り得たときだけ

   言葉の壁を越えることが

   出来るんです

伊崎「本当の意味での理解者・・・。

   それは、どうすれば

透明「その方法とは、献身的になれるか

   なれないかにかかってきます


伊崎「献身的

透明「・・・・・・・・・・・・・・

   正直これが一番難しいことなのかも

   しれないのですが
・・・

   よく、自分は献身的に相手に

   尽くしていると考えている人は

   大勢いると想います

   でもその実、裏を返せば

   その献身性も自己満足でしか無い

   場合が大半
で、相手を気遣っている

   自分が大切であったり
、相手が

   望んでいることを勝手に想像して

   行ったり、その上それをアピール

   してしまうようなことも、

   自分の心を満たすために行っている

   ことにつながってしまうんです

   そういう想いのなかで相手を気遣う

   行動は、それを相手が感謝してくれず

   気持ちが伝わっていないことがわかると、

   相手を責めたり、自分を可哀相などと

   自己卑下する原因になり
、相手に

   対しての献身性からは程遠いもの

   となってしまいます

伊崎「・・・それ、私かも・・・

透明「厳しい言葉に聞こえてしまうとは

   想うのですが・・・

   でも本当は、それが人として

   当たり前なのかもしれません

   人は自分を大切に出来るからこそ

   周りの人を大切に想える原動力が

   生まれるものなんです


   それでも、うつ病の人は自分よりも

   周りの人や信念を大切にしてきた

   人だから、相手にもそれを望んで

   しまうのかもしれませんね


   だからこそ、泰之くんにも

   周りの人は自分が想っているよりも

   泰之くんを見ていないという

   ことを理解してもらい

   伊崎さんには、本当の意味での

   献身性を理解してもらおうと

   想っているんです

   双方が歩み寄れば、今出来ている

   隙間は埋まるはずですからね


泰之「・・・確かに・・・。」

透明「大切なことは、本当の意味での

   献身性をもって、行動すること


   そこには、見返りや想いの押しつけ

   の無い自分自身をカヤの外に置いた

   状態での対応が求められて来ます

伊崎「・・・出来るでしょうか

透明「やろうと想えば出来ますよ

   言葉では難しく感じるかも

   しれませんが、貴女はもうそれを

   経験していますから

伊崎「

透明「今から大切なことを言います

   よ~く聞いて、感じてください

   献身的というのは、相手に合わせる

   ことでは無く、自分自身が相手のために

   変わることを言うんです


   相手に合わせるという行動は、

   決して悪いことでは無いのですが

   それは、あくまでも合わせているだけで

   共感しているわけではないんです

   自分自身が変わるということは

   己との闘いです。

   うつ病の人もそれを救おうとする人も

   己と闘うからこそ、共感しあえる仲になる


   それが、本当の意味での理解者になりえる

   信用となることを覚えておいてください

伊崎「・・・相手のために変わる・・・。」

透明「そうです伊崎さんは一度、経験して

   いるはずですよ


伊崎「えっ

透明「それはね

   伊崎さんが泰之くんを産んだときです

伊崎「

透明「伊崎さんは、泰之くんを産んで母親に

   変われたじゃないですか


   その時には、この手の中にある温もりを

   大切に大切に育てようと自分自身を

   子供のために変えてきたはずです

   それは、献身的な愛情に他なりません

   今だって、同じなんですよ

   言葉もしゃべれない、何も出来ない

   赤ちゃんだからこそしてきたわけじゃない

   それは、大切な守るべき存在だからこそ

   出来た温かい優しさからくるものだった

   はずです


   だからこそ、母親はその想いを想い出す

   ことで、理解者と成り得るんです

   経験者ですからね

伊崎「・・・・・ぐすっ・・・ううっ・・・

泰之「・・・母さん・・・。」





これで、伊崎さんは泰之くんの理解者に

大きく近づけたかな

もちろん、これからが本番だが、

伊崎さんなら大丈夫だろう

うつ病の人を支えるということは、

その人をどれだけ大切に想えるか

にかかってくる

それは、もちろん母親じゃなくても

出来ることです

合わせるという行為は、大切な行為だが

その行為の裏が見えてしまえば、

相手を傷つけてしまうことに

つながることもあります

それは、自分を変えるという想いには

程遠く、本当の献身ではないのです

大切なことは、本当の意味での献身性を

知り、実行する姿勢です


うつ病の人は、献身的に接してくれた

ことで、病気が治るわけではありません

しかし、献身的になろうと努力し

うつ病の人のために変わろうとしてくれている

その人の姿を見ること、感じることで

うつ病を治す特効薬になりえることもあります


それは、自分と同じように闘ってくれる

人がいるという安心感と孤独感を埋めるに

値する行動だからだと私は想っています







                 続く・・・。











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見えざる心・鑑定48ー16

2011年07月18日 01時00分41秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心16






透明「さて、伊崎さん

   大分うつ病への理解が広がったと

   想いますが、ここからは泰之くんの

   本当の意味での理解者になってもらう

   ために、知っておいて欲しいことを

   伝えて行きます

伊崎「は、はいお願いします

透明「今の時点で、泰之くんの苦しさや

   痛みを理解できましたか

伊崎「えっあっ、た、たぶん・・・

透明「くすっ いいんですよ

   本音で言ってください。」

伊崎「・・・正直、そこまでは理解出来て

   いないと思います・・・

透明「それでいいんですよ

伊崎「

透明「理解出来ないなら、理解できないって

   ハッキリと泰之くんに伝えてあげて

   ください

伊崎「えっ

透明「失礼かもしれませんが、正直うつ病の人は

   理解出来ているか理解出来ていないか

   くらい、簡単に見抜いてしまいます

   本当は理解出来ていないのに、理解して

   いる振りをされることは、うつ病の人に

   とって、偽善に見えたり、余計孤独を

   感じたりする切っ掛けになってしまい、

   心を揺さぶられる原因になるんです

   だったら、わからないものはわからないで

   いいんです

   そう言ってあげて、それでも彼の力に

   なりたいと、彼の気持ちに近づこうとして

   あげられれば、必ず泰之くんも心を開いて

   くれますから

泰之「あ、あの~・・・俺、部屋から出てようか

透明「ううんちゃんと聞いていて

   これも泰之くんにとって、治療に

   つながることだから

泰之「そ、そうなんだ・・・

透明「伊崎さんわからないものはわからない

   でいいんです

   そこに、理解しようという姿勢があるか

   ないかだけなんですよ


   大切なのは、今はわからないけど、

   理解しようとする姿勢が感じられるか

   それは、泰之くんの心が感じ取って

   くれるはずです

   お母さんのその献身的な想いは

   うつ病の特効薬になりかねないほど

   大切なことなんです

伊崎「・・・ごめんね、泰之・・・

   ・・・お母さん、今はまだわかって

   あげられないけど、必ず理解出来る

   ように、努力するから・・・

   今は、まだ言えないかもしれないけど

   もしして欲しいこととか

   こうして欲しいとがあったら

   言ってね・・・

泰之「・・・母さん・・・。」

透明「泰之くんお母さんにこう言わせた

   自分を責めたりしちゃだめだよ

泰之「

透明「うつ病の人は、大抵相手にさせて

   しまった気遣いを、自分のせいにして

   心を乱してしまうことが多いけど、

   それは違うんだ

   人の想いは、感じること

   そうさせたのは自分ではなく、

   そう想ってくれた人の想いを

   大切に、自分の心の栄養にして

   ゆかなければ、それこそ失礼に

   なるんだよ

泰之「・・・わかった・・・

   母さん・・・ありがとう・・・。」

伊崎「



伊崎さんは、泣きそうな気持ちを抑え

ながら、私の方を向く・・・。

私はその想いを汲み取り、話を進める



透明「よく、うつ病の人に言ってはいけない

   言葉がある
と言われているのは

   知っていますか

伊崎「はいこの前先生に言われてから

   少し勉強してみました

透明「多分、伊崎さんの読んだ本には

   こんなことが書かれていたんじゃ

   ないですか



うつ病を患っている人に言ってはいけない言葉



・頑張れ ・負けるな ・わかるよ

・つらいよね ・何して欲しい

・きっと良くなるよ ・何でも言って

・何々してあげようか ・マイナスな言葉

・少しは良くなった ・ごめんね 

・心を強くもて ・また~ ・だんまり

・次どうする(後日)

・苦しんでいるとき

(大丈夫 どこが痛いの 苦しいの)

              …etc.




透明「こんな感じですかね

伊崎「確かに、そんな感じでした

透明「これは、正しいんですけど

   説明不足です

伊崎「えっ

透明「簡単に言えば、この言葉が

   何故いけないのかっていうことが

   抜けちゃってるんです

   伊崎さんがこの本を読んだとき、

   この言葉を言ってはいけない

   理由を理解できましたか


伊崎「あっ・・・出来てません・・・。」

透明「それじゃ~、この言葉をかけられた

   ときのうつ病の方の言葉を代弁

   してみましょうか

伊崎「

透明「よ~く感じてくださいね



うつ病の方の代弁


・頑張れ       

(頑張れないんだよ)

・負けるな 
     
(どうやったら勝てるの)

・わかるよ      

(あなたに何がわかるの)

・つらいよね     

(私のつらさの何がわかるの)
 
何して欲しい   

(助けてよ~)

・きっと良くなるよ  

(わかったような口きかないで)

・何でも言って    

(言えるわけないじゃない)

・何々してあげようか

(押しつけないで) 

・マイナスな言葉   

(これ以上追い詰めないで)

・少しは良くなった 

(見てわからないの)

・ごめんね      

(何にあやまってるの)

・心を強くもて    

(もうこれ以上無理だよ)

・また~     

(好きでこんな状態じゃないんだよ)

・だんまり      

(不安になるから何か言って)

・次どうする(後日) 

(その日調子が良いかわからないの

 ごめんなさい決められない
)

・苦しんでいるとき  

大丈夫       

(大丈夫に見える)    

どこが痛いの

(見てわからないの)

苦しいの

苦しく見えない)





透明「こんな感じかな~

   泰之くんどう

泰之「バッチリです

伊崎「・・・こ、これって・・・凄い

   確かに、これはうつ病を知らない

   人が言ってはいけない言葉ですね

透明「まあ補足説明だけど、ただ使っては

   いけない言葉だけを覚えても、

   意味を成さないことはわかるよね

   この言葉がどういう力をもっているのか

   しっかり感じて理解しなければ、

   ただ言わなければいいというモノでは

   ないと言うことです

伊崎「凄く、勉強になります

透明「それに、この言葉でわかることが

   もう一つあります

伊崎「

透明「それは、自分の気持ちを優先させないこと

伊崎「自分の気持ち

透明「このような言葉には、裏の感情がついて

   まわって来ます

   その根本は心配からくるものだとは

   想うのですが、うつ病の人はその裏の裏

   まで感じてしまうんです

   それは、言葉を言っている本人ですら

   気づかないほどの本質的感情

   自己満足のための言葉です。」

伊崎「

透明「これも失礼に聞こえたらゴメンね

   例えば、何して欲しい

   何でも言って、何々してあげようか

   少しは良くなった ごめんね、

   大丈夫どこが痛いの苦しいの


   と言った言葉の裏には、相手を理解

   したいと想う優しさの他にも

   己の想いを押しつけてしまう言葉

   自分自身の気持ちを満足させるために

   聞いてしまう言葉
が含まれているんです

   その言葉を使う周囲の人は、あくまでも

   相手を思いやる言葉として伝えている

   つもりでも、うつ病の人はその裏にある

   言葉の意図を的確に捉えてしまい、

   そのことで体調を崩してしまうことも
 
   あるんです

   それ以外の言葉は、もちろん上辺だけの

   言葉として捉えられてしまうので、

   論外なのですが言葉の意図をよく

   考えなければ相手を苦しめてしまう

   口撃と成り得ますので、注意が必要です

伊崎「そ、そうですね

   ちゃんと理由を聞くと、凄く良く

   わかります・・・でも・・・。」

透明「確かに、こうやって考えると

   かける言葉が見つかりませんよね

   でもね、この言葉を言っても

   良い方法もあるんです

伊崎「

透明「それはね





うつ病を患っている人にとっては

当たり前のこと・・・。

しかし、その人を心配している周囲から

すれば、非常に難しいこと・・・。

私は、本当の意味で周りの人が

うつ病の方と向き合う方法を

伊崎さんに伝えてゆく
・・・。






               続く・・・。

   



   






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見えざる心・鑑定48ー15

2011年07月16日 01時00分14秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心15





透明「さて、症状を非道くしてしまう

   原因についてはわかってもらえたと

   思うのだけど、実際に症状が悪化する

   経路も理解しておこう


泰之「経路

透明「うんこの病気は、感情コントロール

   が一番大切になってくるものなんだ

   例えば、気圧などは見えない原因だけど、

   目に見えてストレスを受けるもの

   に対しては、感情が先行して

   症状を悪化させてしまう

   簡単に言うと他者の言葉や行動

   その他にも騒音や臭いなど

   自分自身を嫌な感覚におとしめる

   ストレスに対しては、先ず自分自身の

   感情が危険信号を出して症状を

   引き出すシステムになっている


   感情が危険を知らせ感覚が危険を回避

   しようと身を引き締め、その行動に

   伴い脳がアドレナリンを分泌して

   自分自身を守ろうとする

   でも、危険回避が終わっても

   ノルアドレナリンがその状態を

   維持してしまう

   病気を患っていない人も、アドレナリンの

   分泌までは同じ経路をたどって行く

   のだけど、うつ病の人は、そこから先の

   ノルアドレナリン分泌から違ってきて

   しまうんだ


   本来は、ノルアドレナリン分泌が起これば

   危険回避終了後、セロトニンの分泌により

   それを分解することが出来て、

   その緊張状態を緩和してくれるのだけど、

   セロトニンがなかなか出てくれないのが

   うつ病の特徴的な症状だから、

   常に緊張状態が続いてしまうよね

   これが、続くことで各症状へのアプローチ

   が起こり、苦しみや痛みを引き起こして

   しまうというワケなんだ

泰之「なるほど・・・それじゃあ

   その感情が起こらなければ、アドレナリン

   の分泌も無いってことなのかな

透明「その通りでも、ここでひとつ問題がある

泰之「

透明「きつく聞こえたらごめんね

   うつ病の人は、常に孤独な闘いを

   強いられているよね

   きっと、泰之くんも感じてると

   想うけど、誰にも理解してもらえない

   誰も理解してくれないって・・・。」

泰之「う、うん・・・。」

透明「正直に言うね

   君の考えは半分正解で半分間違いなんだ

泰之「

透明「確かに、誰も理解してくれないと

   想うことは正しい

   でも、裏を返せば誰かに理解されたい

   と常に想っていることなんだよ

泰之「

透明「でもね、よ~く考えてごらん

   うつ病を経験していない人が

   君の苦しみや痛みを本当に

   理解出来ると思う

泰之「・・・・・。」

透明「気持ちはわかるんだけど、それは

   かなり難しいことなんだよ

泰之「・・・それはわかってるつもり・・・。」

透明「そうだよねでも、望んでいる・・・。

   そこがこの病気の難しいところなんだ

   もし、うつ病を患っていない人が

   そのうつ病の苦しさを理解出来ると

   君に言った場合

   泰之くんはどう思うかな

泰之「それは・・・偽善だって・・・。」

透明「そうだね、それは君自身にとって

   肌で感じてしまうものだから、

   けっして間違いではない

   でも、そう言ってくれて

   本当に理解してくれる人を

   望んでいる

   ここに、この病気の矛盾があるんだ

   私は、私と同じうつ病の人には

   いつもこう言っている

泰之「

透明「周りの人が、この病気の本当の苦しさを

   理解できないことは経験していない分

   仕方のないことなんだよ、それでも

   君自身が周りに理解して欲しいと

   思うことは、決して悪いことではない

   でも、もしその人が理解出来ないと

   感じてしまえば、君は自分自身を

   傷つけ苦しめ感情を揺さぶってしまう

   だからこそ、他者が理解出来ないことは

   仕方がないと割り切りれる気持ちをまず

   持ちなさいってね


泰之「・・・はぁ~・・・そうだよね・・・

   わかってるつもりなんだけど・・・

   仕方ないんだよね・・・

透明「きつい

泰之「大丈夫ちゃんと受け止めるから

透明「でも、ひとつだけ覚えておいて

   欲しいんだ

泰之「

透明「それでも、わかろうと想ってくれる

   人はいるんだよ


   それが、上手く伝わらないだけで

   わかろうと努力してくれる人は

   必ずいる

   だからこそ、君自身がそれを

   受け止め、もしその人が偽善に

   見えたとしても、その人の気持ちを

   大切にして欲しいんだ

   わからないことは仕方がないけど

   理解しようとしてくれているその想いを

   心にしっかり受け止められる

   芯を持つことが大切になるからね


泰之「・・・うんわかった

透明「さて、次は伊崎さん

伊崎「は、はい


突然の振りで慌てる伊崎さんに

語りかける・・・。


透明「今の話を聞いていて、少し理解

   出来ましたか

伊崎「は、はい・・・でも、まだ・・・

透明「もちろん、全てではないですよね

   ここからは、少し伊崎さんにお話

   を聞いてもらおうと想います

   それは、うつ病の方と本当の意味で

   向かい合う方法
ですから、

   泰之くんの為にもしっかりと

   聞いていてください

伊崎「はい





うつ病の方には、今回のお話は少しきつく

聞こえたかもしれません

それでも、周りの人達は自分が想っている

ほど想ってはくれていないことも実状です

それは、決して悪い意味ではなく、

皆、今を生きるのに精一杯だからこそ

なのだと私は想っています

それでも、必ずあなたを理解しようと

行動してくれる人はいます

だからこそ、その人の気持ちを理解して

あげてください

もし、それが出来ないというのであれば

それは、あなた自身が周りに望んでいるのに

そうしてくれない人達の感情や行動と

同じことをしているのだと言うことを

しっかりと理解してください


私はうつ病を患っているからこそ出来る

あなたの可能性を信じています

人の心は千差万別です、それでもあなたを

想う気持ちは浅い感情ではなく深い想い

からくることを感じてあげてください。

それを受け取ることは、気を使うこと

ではなく、優しさを感じることだと

言うことを忘れないでくださいね







 
              続く・・・。

   








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見えざる心・鑑定48ー14

2011年07月14日 01時00分47秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心14



透明「まあ、私の話はおいといて

   今は泰之くんの病についてが大切だから

   少し話をさせてくれるかな

泰之「はいお願いします



おっ少し顔つきが変わった

同じ痛みや苦しみを分かち合える相手は

時として心強い味方になる

彼にとって、そのラインの話をしても

理解しあえる相手を得たことが

前に向くための原動力となったようだ


透明「それじゃ~泰之くん

   少し私と一緒に考えてみようか

泰之「えっ何を

透明「うつ病を



うつ病の本質に入る・・・。


透明「うつ病の症状が非道くなる時って

   どんな時かわかる

泰之「え~っと・・・ストレスを感じる時

透明「そうだねそのストレスにも

   幾つかの理由があるんだ

泰之「・・・人と会った時とか・・・。」

透明「うん今日なんかもそうだけど

   初めて会う人なんか思いっ切り

   キツイでしょ

   それは、君自身が知らない内に

   その人に気を使っているからなんだ

泰之「うんそれはわかる気がする・・・。」

透明「うつ病になる人は、どうしても

   相手のことを先に考えがちになる

   それは、相手に嫌な想いをさせない

   為でもあるけど、同時に自分を

    守ることにもつながっている


   そのことで精神的に疲弊してしまい

   症状を悪化させてしまうことが多い

   もともとこの病気は、精神的なエネルギー

   空っぽになってしまったために起こる

   病気だから、少しずつ溜まっていった

   エネルギーを排出してしまえば

   心の疲れも異常に感じられてしまうんだ

泰之「確かに・・・。」

透明「それ以外にも、鬱の人が感じる

   ストレスは沢山あるんだ

   少し出してみようか



ストレスの種類 


心理的・社会的ストレス

(職場・家庭・学校・人間関係など)


物理的ストレス

(暑さ・寒さ・騒音・気圧の変化など)


生理的ストレス

(過労・病気・睡眠不足・臭いなど)



透明「一般的な人でも感じるストレスかも

   しれないけど、うつ病の人はこれを

   感じることで、症状が悪化する

   特にこの時期一番感じて影響を

   受けてしまうのは、外気温と気圧だね

泰之「それって、天気ってこと

透明「そう 例えば雨が降っている時

   それ自体は誰でも少し陰鬱な感覚に

   なることがあるけど、鬱の人は

   少し違う

   朝から雨が降って一日止まない日

   とかは、特にうつ病の症状は

   非道くならないでしょ


泰之「確かに、嫌な気分はするけど

   そこまでじゃない気がする・・・。」

透明「そういう日は、雨は降っていても

   気圧の変化が少ないからなんだ

   もしこの雨が途中で止んだり

   天気が良い状態から急に雨が

   降ったりと、一日の内に気圧が

    変動すると症状が悪化するんだ


泰之「あっそれって凄くわかる

   ・・・なるほど・・・

   そういうことなのか・・・。」

透明「一日の内で突然気分が落ち込んだり

   症状が悪化することがあるのは、

   目に見えない原因があるからなんだよ

   それだけでもわかると、原因不明の

   悪化の意味がわかるから、少し

   安心だよね

   うつ病の人は、原因がわからず

   症状が悪化すると、病気が悪くなって

   しまったのではないかと、不安に

   なってしまう
から、それだけは

   認識しておくといいよ

泰之「はい何だか不思議ですけど

   確かにそれが原因なら、目には

   見えないですもんね

   普段、苦しくなる原因がそんなところに

   あるなんて、ビックリです

   でも、原因がわかれば少し楽かも・・・。」

透明「もちろん、原因がわかったからといって

   症状がよくなるワケじゃないけど、

   マイナスに考えることは避けられるから

   その後の心の持ち方は変わると思うよ

泰之「確かに

透明「私も、気圧の変化には

   かなり悩まされてるからね~

   私の場合は、東京にいても

   沖縄の南に台風が発生しただけで

   調子を崩してしまうこともあるから

   困りものなんだけどね

泰之「ええ~っそ、そこまではちょっと

透明「えっ そ、そうなの

   私だけ し、失礼しました


うつ病は、対人のみのモノではありません

環境や気圧、その他ストレスを受けやすい

状況下では、必ず症状を悪化させてしまう

しかし、うつ病の方の大半が、原因不明の

悪化
に悩んでしまい、自分の病気が

悪い方向へ向かっていると捉えてしまう

ことも多いのです

このブログを読んでいる鬱病の方には

こういう原因があることも覚えておいて

もらえると嬉しいです

少しは心の落としどころが見えてくれればと想います




          続く ・・・。




~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

>まめすけさん

あの世は、基本的には、病とは無縁の世界です

ただし、これは地獄門を通り、霊界へと

導かれて初めてその世界に入れるものです

もともと精神的な疾患症状は、自分自身が

修行の一環として描いてきていることが

多いため、それをどのように乗り越え

克服するかが問われています

もし、途中で修行を放棄する形で

自ら命を断った場合は、直接霊界へ

導かれることは少ないため、その症状を

持ったまま地獄などでそれを克服することを

おこなわなければならなくなることが多いので

より苦しい思いをしてしまいます

もちろん、叙情酌量が得られる場合は

霊界に帰ることはできますが、その場合は

病気の症状は無くとも、修行が失敗した部分は

次回の転生先で昇華しなければならない事として

課せられることもあるので、その点を考えると

自ら命を断つことのデメリットはかなり大きい

と認識していただければと思います


自殺に関しては、過去のブログ記事で

詳しくお伝えしているので、そちらを

ご一読いただけたらと思います


鑑定22「木が語る人生(死と病の章)」

質問コーナ~~~ッ♪・12


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


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見えざる心・鑑定48ー13

2011年07月12日 01時00分13秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心13






透明「泰之くん私は、君が自分の心の内を

   話してくれたことが本当に嬉しいんだ

泰之「

透明「それは、私を信頼しようとしてくれている

   ことにつながる

   今、君の症状を話してみたけど、

   それは言葉だけであって、本当の苦しみ

   言葉では言い尽くせないことも

   わかっているつもりだよ

   私は、君をそこから救うためにここに

   来たんだ

   だから、少しだけ心を開いてくれるかな

   私は、けっして君を裏切ったりしないから

泰之「・・・ぐっ・・・ううっ・・・。」



泰之くんは、声にならない声で涙を流している

苦しい想いを心にため込み、孤独な闘いを

してきた彼は、少しずつだが私に心を開いて

くれているように想えた



しばらくして、落ち着きを取り戻した

泰之くんが、私に問いかけてくる・・・。



泰之「・・・なぁ、何でそこまで

   してくれるの
仕事だから

透明「あははははっ仕事じゃないよ

   この前、お母さんから相談受けた

   ときは仕事だったけど、これは

   仕事じゃない

伊崎「

透明「もちろん料金も取るつもりもない

   まあ言うなれば、ほおっておけない

   ってところかな

   私は、救ってあげたいと想う人には

   全力で協力することを心に決めて

   いるんだよ

   それに理由なんていらないんじゃ

   ないのかな

   まあ、ただのお馬鹿なお人好し

   だと思って遠慮しないで

   君の苦しみをわけてよ

泰之「・・・ありがとう・・・。」

伊崎「

透明「んっ

泰之「な、何でもない

   それより、何でそんなに俺のこと

   理解出来るの

透明「それはね 私も経験者だからだよ

泰之「えっ

伊崎「えっ

透明「う~んと、厳密に言えば今も経験中って

   とろこかな~

泰之「ええ~っ

   せ、先生もうつ病ってこと

透明「そうだよ 見えない

泰之「ぜ、全然

透明「まあ、私の場合だいぶ制御出来るように

   なってきてるから、見せないだけだけどね

泰之「そ、そんなこと出来るの

透明「まあ、時間はかかるけどね

   私がうつ病になったのは、7年前くらい

   だったかな~

泰之「な、7年

透明「最初は自分を制御するのに必死で

   今の泰之くんみたいに、かなり

   しんどかったけど

   私は私でこの病気と向き合い

   得るものを得てるから

泰之「

透明「あっ だからといって、治し方

   わからないワケじゃないからね

   ある意味わたしの場合は、そういう

   経験を全てしなくちゃいけないから

泰之「



事実私は今も、うつ病を患っている・・・。

まあ、だからといっていつものことなので

あまり気にしていないのだが

どうにも私の人生には苦しみや痛みを

伴う病は経験上必需品のようで


過去にも、

脳腫瘍・癌・結石・潰瘍・コレラ

ノロウイルス・身体各所の骨折 etc.



どこの誰様が手引きしているのかは

追求しないが、色々な病気をワケもなく強制的に

させられているワケです

でもまあ、これもその病気を患った

人の気持ちや感覚を知るためには

大切な経験なのだろうと

理解しているつもりだけど
・・・


やれやれな人生である・・・



透明「泰之くんさっき、心の病の数

   話したよね

泰之「確か、200以上とか・・・。」

透明「私は、この200以上の症状

   自力で克服しなくちゃいけないと

   想ってるんだ

泰之「な、なんで

透明「だって、そうしないと、うつ病の人の

   本当の苦しみなんてわかって

   あげられないじゃない

   私は、医者にも中度から重度の鬱

   言われてるんだけどその分

   多くの症状を早く克服出来るから

   ラッキーなんだけどね

泰之「ええ~っ

伊崎「・・・苦しくないんですか

透明「そりゃ~苦しいですよ

   でも、その分全ての症状を

   克服すれば、終わりは近づいて

   くることがわかるから

   まあ、この苦しみは、修行時代に

   味わった苦しみに比べれば・・・

泰之「・・・努力してみるよ・・・。」

伊崎「

透明「

泰之「・・・自分を許すって・・・。」
   
透明「あっ ううん努力しなくていいんだよ

   大切なことは、自分自身の心に

   自分への優しさだけを持ってさえ

   くれれば、必ずそれは昇華して

   ゆけるから焦らなくていいよ

泰之「・・・自分への優しさ・・・

   ・・・わかった・・・。」



突然のカミングアウトで、

皆さんを驚かせてしまいましたね

ごめんなさいです

でも、これは事実です

私は、この能力の他にも沢山の

武器を持っています

それは、人が感じる苦しみや痛みを

幼い頃から、感じ、想い、体感し

昇華してきた経験から得た知識


どんなに苦しい中でも人は学び知識を

広げ、智恵とすることが出来る


それは、人が無限の可能性をもっている

証拠だと私は常に思っています


もし皆さんの中に、私がうつ病と知って、

私への見方が変わる方がいらしたとしても

私はその覚悟をもってこの記事を書いて

います


ですから、もしそのような方がいたとしても

この記事だけは最後まで読んでみてください

今この国を覆い尽くそうとしている病は

必ず皆さんの身近なものとなってきます

そのとき、今回の知識が必ず役に立つはずです

どうか、最後までお付き合いくださいね







         続く・・・。











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見えざる心・鑑定48ー12

2011年07月10日 01時00分48秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心12




もう少し、彼の心の声が聞きたい・・・。


泰之「ダメなんだよ・・・

   考えたくなくても、考えちゃうんだよ

   こんなに頑張っているのに、どうして

   何をやっても上手くいかないんだよ


   どんなに苦しくても、誰にもわかって

   もらえない気持ちなんか、あんたには

   わからないだろ

   わかってるんだよこのままじゃいけない

   ことぐらい・・・。

   でも、身体がゆうことをきいてくれない

   気持ちが前に向いてくれない

   恐いんだよもうこれ以上傷ついて

   もっと症状が非道くなってゆくことが

   痛いんだよ苦しいんだよ

   この苦しみは誰にも理解出来ない

   あんたに理解出来るのかよ


彼の言葉が重くのし掛かる・・・。

それでも、彼の精一杯の叫びが聞けた

ことが、私は嬉しかった・・・。


透明「わかるよ 君の苦しみも、痛みも

泰之「・・・・はぁ~

透明「

泰之「やっぱりあんたも、他の人と

   同じなんだね・・・。

   そんなの言葉だけじゃないか

   どこがどうわかるっていうんだよ

透明「それなら、なんでさっきから

   お母さんにも言えなかったことを

   私に言ってるの


泰之「

透明「泰之くんは、わかってるんじゃないの

   私なら、わかってくれるって

泰之「えっ

透明「私には、君の声がわかって欲しいから

   わかって貰おうとしているように

   聞こえてくるんだ

   君は、肌で感じてるんだろ

   私ならわかってくれるって

泰之「そ、そんなこと・・・。」

透明「大丈夫だよ私には、本当に

   君の痛みも苦しみも理解出来るから

泰之「・・・そんなの・・・

   ・・・偽善だよ・・・。」


やっぱりそう見えちゃうよね・・・



透明「今の君は、頭にモヤがかかったような

   状態だよね

   それに、常に頭が重く強い気怠さ

   付きまとっている

泰之「

透明「少し気分が良い日には、何かしなくちゃ

   外に出なくちゃって想うけど、

   急激にその感覚が戻ってきてしまい、

   尚かつ胸が急に苦しくなったり

   頭が痛くなったり

   吐き気が出てきたりもする・・・。

   それでも、それに抗おうとすると

   もっとその感覚が強くなる

   このままじゃ無理だと判断した君は、

   想うようにいかない心と身体を疎み

   自分自身を蔑んでしまう・・・。

   でも、常に君自身はこのままじゃいけないと

   葛藤している

   そのことで、心が苦しく、常に不安に苛まれ

   実際に、呼吸が出来なくなったり

   心臓が握られているような痛みに

   襲われる
ことがあるはずだよね

   その痛みは、本当に体感しているモノなのに

   病院に行っても身体の異常は見られない

   うつ病は、目に見えないからこそ

   周りの人が理解しにくいものなんだと

   いうことを、君自身も理解しているよね

   わかってもらえないなら話さない方がいい

   話してもわかってもらえない時には、

   もっと自分が傷つき、苦しくなることを

   君なりに理解しているんじゃないのかな

泰之「



うつ病を患うということは、自分自身では

本当にどうしようもない痛みや苦しみを

伴うことになる

それは、誰にもわかってもらえない

孤独との闘いでもある・・・。

私は、泰之くんの心を救うべく

優しく言葉を連ねてゆく





 
              続く・・・。

   









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見えざる心・鑑定48ー11

2011年07月08日 01時00分53秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心11





伊崎「・・・・・・。」

泰之「そっか・・・何だかネットでは

   そんな情報が飛び交ってたけど、

   その他の情報が多すぎて、

   なにが正しいのかわからなく

   なってたから、少しスッキリしたかも

伊崎「・・・私も、何だか想っていたことと

   違ってて・・・少し驚いてます

透明「もちろんこれは表面上の話で、

   内面はもっと複雑なことなんですけど、

   今は、ここまでをちゃんと認識してください

泰之「・・・でも、どうやったら治るの

透明「まあまあ、あまり焦らないで

   順番に行こうね

泰之「う、うん・・・。」

透明「まず、治療に必要なこと

   それは、うつ病になった原因を知ること

   泰之くん自分で気づいてる

泰之「・・・何となく・・・。」

透明「自分の口で言える

泰之「・・・大学の頃・・・周りの人間関係が

   嫌で、かなり我慢していたんです・・・。

   それでも、人付き合いは大切だと想って

   色々頑張っていて・・・。」

伊崎「・・・・・。」

透明「うんそれだけじゃないでしょ

泰之「・・・大学を卒業前に、就職試験を

   受けて、合格したんですけど・・・。」

伊崎「・・・内定取り消し・・・。」

泰之「・・・うん・・・それから体調が

   おかしくなってきて・・・

透明「普段の学生生活でもストレスを溜めて

   かなり器は満たされていたところに

   内定取り消し・・・そのことで、

   自分のキャパを越えてしまったんだね・・・。」

伊崎「そ、そんな・・・就職くらいどこでも

   いいじゃないどうして

透明「ストップ伊崎さん

   心配なのはわかるけど、それは泰之くん

   には、言ってはいけないよ

   彼が就職しようとしていた会社には

   全て理由があったんですよ

伊崎「

透明「伊崎さんは、息子さんには見せていない

   つもりかもしれませんけど、伊崎家の

   経済事情を息子さんなりに理解して

   いるんですよ



事実、伊崎さんのお宅は旦那様の事業が

上手く行かず、借金がかさんでいた・・・。

伊崎さんは、泰之くんに見せていない

つもりでも、泰之くんはそのことを

肌で感じていたのだろう



透明「泰之くんは、お母さんの苦労を

   見ていたからこそ、この不況の中

   家計を支えられる給料をもらえる

   仕事を探していたんです

伊崎「そ、そんな・・・

透明「彼は彼なりに必死だったんだと想います

   だからこそ、内定がおりたときの喜びは

   大きかったんじゃないでしょうか

   でも、いざ就職のときに内定を取り消されて

   しまい、その精神的なショックと落差に

   耐えられず、自分自身のキャパを越えて

   しまったんだと想います


   先ほども言ったように、うつ病を患う

   人は、優しく我慢強い人が多いんです

   そのことをお母さんが理解してくれなければ

   彼はかわいそうですよ

伊崎「・・・泰之・・・

泰之「・・・そ、そんなの・・・

   関係ないから・・・・・。」



この子は本当に母親想いのいい子だ



透明「さて、泰之くん先ずは原因が

   ハッキリしたところで、それを

   丸ごと飲み込もう

泰之「飲み込む

透明「そうそのことに囚われず、

   いまできることだけをすることを

   心がけるようにしようね

泰之「

透明「原因の認識はこの病気を治すために

   必要なこと

   だけど、それを自分の中で昇華できないで

   いると、いつまでもその原因に振り回される

   ことになる

   大切なのは、自分を許すこと

   うつ病の人は、その原因すら自分のせいに

   してしまいがちなんだ

泰之「・・・自分を許す・・・。」

透明「原因は自分のせいではなく、他者のせい

   くらいに想えるほうがいい

   それでも自分が後悔してしまうのなら

   それは、自分に厳しすぎることなんだよ

   それが出来たら病気になんかならない

   と想うかもしれないけど、それが出来るのは

   君自身しかいない

   苦しいことは百も承知だけど、もう少し

   自分に優しくなってあげて欲しいんだ

泰之「・・・そんなことわかってる・・・。」

透明「・・・。」

泰之「・・・そんなこと・・・でも・・・

   できないから悩んでるんじゃないか



確かにその通りだそれでも自分への

優しさを持たなければこの病気に

対抗出来ないのも事実・・・

彼にとっては辛いことだと想うが、

それが鬱を治してゆく切っ掛けをくれる

彼の中から少しでも原因を昇華させて

あげたい・・・
   
私は、意を決して彼と向き合う・・・。
   




        続く・・・。

   











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見えざる心・鑑定48ー10

2011年07月06日 01時00分28秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心10





しばらく、彼の呼吸が落ち着くまで

時間をゆっくりとかける・・・。


彼の呼吸が落ち着きを取り戻し

固まっていた時間が動き出す



透明「そろそろいいかな

泰之「・・・・うん・・・。」

伊崎「そ、それじゃ~私は

透明「おっと、伊崎さん

   お母さんは、ここでしっかりと

   聞いていてください

伊崎「えっでも・・・

透明「あなたは、母親です

   息子さんのこと、今の状態、彼の望み、

   全てを知った上で、あなた自身が

   息子さんの良き理解者にならなくては

   だからこそ、ここでしっかりと聞いて

   いてください

   いいよね泰之くん

泰之「・・・・・コクリッ・・・。」



泰之くんの承諾を得て、ゆっくりと

話し出す・・・。



透明「泰之くんは、今の症状をいつから感じ

   はじめた


泰之「・・・1年半くらい前かな

透明「自分がおかしいな~と想ったのも

   それくらいから

泰之「・・・うん・・・。」

透明「率直に聞いてもいいかな

泰之「・・・なに

透明「自分がうつ病じゃないかって

   いつから想い出した

泰之「・・・はじめは、自分の症状を

   ネットで調べはじめて・・・

   自分の症状と合致することが

   色々書いてあったから・・・。

   でも、そこまで非道く無いし・・・

透明「なるほど・・・。

   今、自分でわかる症状っていくつある

泰之「う~ん・・・多分3つか4つくらいかな

透明「(軽度のラインだな・・・。)

   ありがとう質問ばかりでごめんね

   疲れてない

泰之「う、うん・・・大丈夫・・・。」

透明「ここからは、少し君の症状と

   今置かれている状態について

   話をさせてもらうね

泰之「・・・うん・・・。」

透明「まず、一番大切なことを言うから

   少し辛いかもしれないけど

   聞いて欲しいんだ

泰之「

透明「君は、うつ病という複合的な病

   患っている

   それは、症状、状況どれをとっても

   確実に言えることなんだ

   正直、受け止めたくないことかも

   しれないけど、自分の今の状況を

   ごまかし続けると、返って鬱は

   非道くなってしまう
から、

   ここで、自分の病気と向き合うためにも

   そのことだけは認識して欲しい

泰之「・・・はぁ~っ・・・やっぱりか・・・。

   でも、そうじゃないかと想ってたから・・・。」

伊崎「・・・・・。」

透明「ごめんね・・・でも、これだけは言える

   うつ病は、必ず治る病気だから安心して

泰之「・・・うん、わかった・・・。」



うつ病を認識すること

一見非道い行為に見えるかもしれないが、

実は、この認識がなければ病気と向き合う

ことはできない

うつ病の症状は、自分自身の本能から

休めという警告をされていることに

等しい

だからこそ、自分自身がその警告を

受け入れ、病気と向き合わなければ

この症状は加速的に増え、非道くなる

彼も、そのことは少し理解できていたようだ


しかし、うつ病を受け入れられない人々の

内心は前回お話したように、この病気を

偏見をもって見てしまう人がいること、

そして、この病気の本質を理解して

世の中にしっかりとした情報が提示されて

いないということもある・・・。

もちろん、本人達ですらその偏見を

捨てられない人も中にはいる


どちらにしても、この誤解を解いてゆかねば

泰之くん自身が病気に向き合うことはできない



私は、伊崎さんと泰之くんに、

うつ病についての誤解を解く為、

皆さんにお話したことと同じことを

やわらかく話して聞かせた
・・・。







               続く・・・。










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見えざる心・鑑定48ー9

2011年07月04日 01時00分51秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心





泰之「このゲームは初心者に優しいよ

透明「へ~っ何か書くモノある

   一応書いておこう


まだ、ネットゲームの話で盛り上がる私達


    「トントン


泰之「

透明「

伊崎「お茶、ここに置いておくから・・・。

   先生も召しあがってください

泰之「・・・・・。」

透明「あっすみません お構いなく



ナイスタイミング

先ほどから、ゲームの話しかしない2人に

痺れを切らした伊崎さんが、お茶を入れて

きてくれた・・・。




透明「泰之くん お茶いただこうよ

   沢山話したら、ノド渇いちゃった

泰之「・・・・・。」



黙ったままお茶を飲む泰之くん・・・。



透明「ねえ、泰之くん

   お母さん嫌い


泰之「ぶーっ な、なんでそんな

伊崎「

透明「泰之くん、色々我慢してるんだと

   想うけど、別にお母さんが嫌いなわけじゃ

   ないでしょ

   言いたいこと言わないと伝わらないことも

   あるんじゃない




どの様な反応で返ってくるかはわかっていたが

あえて彼に質問してみる・・・。



泰之「あ、あんた、何なんだよ

   一体何しに来たんだよ



そりゃ~ごもっとも



透明「泰之くんの心の隙間を埋めにきたんだよ

泰之「あんたは、喪黒福造か~っ」(by笑うセールスマン)

透明「おお~っ上手い

泰之「そ、そうじゃないだろ

   あんたと話すと調子が狂うんだよ

透明「そうなの

泰之「そ、そうだよ

透明「くすっ でも泰之くんは優しいね

泰之「は、は~ぁ

   どこをどう取ったらそうなるんだよ

透明「だって、お母さんに言っても理解して

   もらえないと想うから言わないんでしょ


泰之「

透明「もし、心の内や自分の身体のことを言って

   理解してもらえなかったら、理解してくれない

   お母さんを責めてしまう可能性があるから

   言わないでいるんじゃないの

泰之「・・・・。」

伊崎「泰之・・・そうなの

泰之「・・・・・・。」

透明「君は、自分がうつ病にかかっていることを

   理解しているよね

   と言うか、うつ病じゃないと信じたがって

   いるんじゃないのかな


泰之「くっ・・・・。」


泰之くんの鼓動が早くなってきているのがわかる・・・。

少し、落ち着かせないと、パニック障害が出そうだ



透明「ごめん 少し早く詰めすぎた

   とにかく、先ずはゆっくりと呼吸しながら

   話をしようよ

泰之「・・・・あんたに、何がわかるんだよ

   俺の苦しさなんて、理解できないだろう

   もう、ほおっておいてくれよ

透明「う~ん・・・残念なことに、君のことは

   全てわかってるつもりだよ

   それと、君のその病気を治す方法

   知っている

泰之「えっ

透明「だから、少し落ち着いてゆっくり行こうよ

   私の話は、必ず君の役にたつことばかり

   だから、ここは信用して話を聞いて

   くれないかな

泰之「・・・・・・・・・わかった・・・。」

透明「ありがとう




さて、泰之くんの気持ちも聞く姿勢に

入ってくれた

ここからが一番肝心な部分だ

気を引き締めてかからないと





    
                 続く・・・。












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見えざる心・鑑定48ー8

2011年07月02日 01時00分30秒 | 鑑定46-鑑定48
見えざる心





泰之くんの部屋に、なかば強制的

居続けている私は、彼が嫌なのを

知った上で話続ける・・・



透明「へ~っ 部屋綺麗だね

泰之「・・・・・。」

透明「本とかたくさんあるね~

泰之「・・・・・。」

透明「おっ 今やってるの、ネットゲーム

泰之「・・・・・


グイッと泰之くんに近づく・・・。


透明「へ~っ 面白そうだね

泰之「・・・・・

透明「私もゲームとか好きだけど

   ネットゲームはやれないんだよね~

泰之「・・・・・

透明「私、あんまりキーボード叩くの

   早くないから、ゲームの人達と

   上手く話せない気がして

泰之「・・・・・。」

透明「最近のネットゲームって

   いっぱいあるじゃない

   初心者が入るとうざがられそうで

泰之「・・・・・




おっ 少しイライラしはじめたかな

小刻みに貧乏揺すりしている泰之くんを

尻目に、ウザイおじさんは、話し続ける・・・。



透明「ふ~ん・・・。」

泰之「・・・・

透明「何だか、色々なキャラがいるね~

   泰之くんの装備・・・他のキャラとは

   全然違うね~

   ぼそっ・・・何だか強そう・・・。」

泰之「・・・・

透明「あっ 誰か入ってきたよ

泰之「

透明「友達

泰之「コクリッ



今は、邪魔しない方がいいな・・・。



透明「・・・・・。」

泰之「・・・・・。」

透明「・・・・・。」

泰之「・・・・・

透明「おお~っつよ~い

   あんなデカイ敵に勝っちゃったよ

泰之「・・・・・

透明「へ~っこれでバイバイなんだ~

泰之「・・・・・。」

透明「おもしろそ~

泰之「やればいいじゃん・・・

透明「でも、初心者って邪魔じゃない

泰之「・・・邪魔だけど・・・

   初心者専用のクエストもあるから・・・。」

透明「そうなんだ~




しばらくネットゲームについて

泰之くんにレクチャーを受ける私・・・

別に、彼の心を開かせようとしたワケでは

無いのだが 私も興味があったネットゲーム

の話が切っ掛けで泰之くんと話ができるように

なったのは、嬉しいかぎりだ

もし、私が興味もない話で彼の心を開かせようと

したら、彼はそのことに簡単に気づいてしまい

心を開いてはくれないだろう

うつ病を患っている人は、そういう人の心の

動きに敏感で、察知能力も高い


だからこそ、彼の母親が今日私が来ることを

隠していても、何か仕掛けてくることが

彼にはわかっていたため、朝から不機嫌

だったのだろう・・・。



さて、少し彼の心に触れる切っ掛けはできた

このまま、繊細に心を包んでゆかねば
・・・。





 
              続く・・・。











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