三郎の歌~・11
出口「こ、この方々って・・・・」
透明「山路さんの奥さんと息子さん・・・」
三郎「く~ん・・・。」
透明「三郎もわかるんだね・・・」
影はゆらゆらと、ただその場で佇んでいる
出口「ど、どういうことですか」
透明「さっき、上から見て分かったのだけど、
ここの前の道は、霊道になっているのは
さっき言ったと思うけど、その中に
この民宿に想い入れがある人がいたんだ
その人は、霊道の途中にあるこの民宿に
帰りたくて、民宿の前で止まってしまい、
その想いに多くの霊が引っ張られたため
民宿の前に霊達が溜まってしまったんだと思う」
出口「・・・・そっか・・・」
出口くんも悟ってくれたみたいだ・・・。
さて、問題はここからだ
出口「こ、この方々って・・・・」
透明「山路さんの奥さんと息子さん・・・」
三郎「く~ん・・・。」
透明「三郎もわかるんだね・・・」
影はゆらゆらと、ただその場で佇んでいる
出口「ど、どういうことですか」
透明「さっき、上から見て分かったのだけど、
ここの前の道は、霊道になっているのは
さっき言ったと思うけど、その中に
この民宿に想い入れがある人がいたんだ
その人は、霊道の途中にあるこの民宿に
帰りたくて、民宿の前で止まってしまい、
その想いに多くの霊が引っ張られたため
民宿の前に霊達が溜まってしまったんだと思う」
出口「・・・・そっか・・・」
出口くんも悟ってくれたみたいだ・・・。
さて、問題はここからだ
一般的な浮遊霊であれば浄霊をし、あの世に
送ることはそれほど難しくないのだが、
このお二人は今、影の状態・・・つまり思念
だけが霊道にのっていると考えるのが正しい
そうなると本体の霊体は未だ海の自然結界に
囚われている可能性が高くなる・・・
ここで影だけ浄霊したとしても
本体が囚われている状態では意味がない・・・。
出口「この方達って、思念ですよね」
透明「そうだね・・・。」
出口「・・・・・・。」
三郎「くぅ~~~~ん」
透明「三郎」
三郎が右に立っている影の側に寄り添い
顔を見上げている・・・
透明「(そっか・・・こちらの子が息子さんなんだね)」
三郎の切ない鳴き声と撫でて欲しそうに
懇願する表情が痛ましい・・・
透明「・・・何とかできないかなぁ・・・。」
出口「」
三郎「くぅ~ぅ」
出口「・・・な、何とかしましょうよ」
透明「えっでも・・・」
出口「俺手伝いますだから・・・」
そっか・・・出口くんも災害で・・・。
透明「わかった
でも、救うのは出口くんだよ」
出口「えっ」
透明「君の能力を使わないと
彼らを救うことは出来ないと思う
それでもいいかな」
出口「・・・・わ、わかりました」
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります
応援よろしくお願いします
↓ ↓
出口さんもまた凄い能力を持たれた方なのですね。
どの様な能力なのか、次回のお楽しみですね。
不可侵領域な自然結界を越えてでも思念を飛ばすだけでなく、霊体を呼び寄せちゃうほどの思いの強さが、遺された山路さんの悲嘆と重なって、突然の不条理について、いろいろ考えてしまい、ただただ悔しいしやるせない
唯一、あれほど苦手なワンちゃんを前にしてなお、やるべきことに集中しようとする出口さんの克己心に、生きる側としての道筋を見たような気も
切ない…😭
いよいよ出口さんの能力が判明!?