占い師の日記

お客さんの鑑定の話や業界の裏話などを紹介♪
風水/パワースポット/富学占などお役立ち情報も(^O^)/

千世の大神(ちせのおおかみ)・29

2018年10月09日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 29 



荒神「うう 

千世「しっかりせい  

荒神「・・・千世わらわは、一体 

透明「もう大丈夫でございます荒神様から穢れが

    完全に消えております

荒神「な、何ということじゃ一体何が ・・・


私は、あまり突飛なヒロインのことには触れず

(色々面倒がありそうなので)

状況を説明した・・・。



千世「良かったのぉ~ 

荒神「しかし・・・わらわは、これからどうしたら・・・ 

流奈「明けの山岳・・・穂の音色・・・ 

透明「る、流奈


流奈が能力を発動している


流奈「光栄の末裔・・・左大神・右大神・・・賜りたく・・・ 

千世「おお~っなるほどのぉ~さすが、神降ろしの巫女

    その願い、叶えてしんぜよう
 
 

荒神「そうか・・・喜んで・・・ 


二人の神の身体が光りだす


透明「こ、これって

流奈「これで、もう大丈夫この社に奉じられている神様を

   新たにお二人降ろしたから

   だから、この社には、二大神様いらっしゃる

   ということになるわね

透明「なるほど


流奈の行ったことそれは・・・。

結界の神社の神再契約つまり、この社は二人の神様が

御わす神社となった


本契約がされていない千世の大神

結界が穢れたことで、役目を失った荒神

この二大神様と社をつなぎ、盤石な神社を形成した

これは、流石に私にはできないことだ・・・。


透明「やるじゃん

流奈「まあね

透明「くくくっ・・・

流奈「あははははっ


この後、私達は二人の神様に神社を再構築することを

約束し、社を後にした・・・。


透明「流奈社の巫女は大変だけど、大丈夫か

流奈「なによ~私だって、それくらいできるわよ

   それより、アンタもある程度の時期には、

    顔を出さないと、千世の大神様怒るわよ

透明「んっ私は大丈夫

流奈「

透明「毎年、修行に来てるから修行に来た時は、

   必ずよるよ

流奈「あ、相変わらず、修行フェチなのね・・・

透明「フェチ言うな


これから流奈は、この社の巫女として通わなければ

ならないが、基本、人の手を借りないことを常としている流奈には、

 奉じる社があることがきっと、流奈の世界観を変えてくれる

感じていた



透明「(はぁ~・・・何だか、最初から最後まで、

   座主様の手のひらで踊らされてた感じ・・・まっ、いっか
)」



寺に帰ったら、悪態つきまくるつもりで

 秋晴れの青い空を見上げる透明なのでした~
 





             完 



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千世の大神(ちせのおおかみ)・28

2018年10月07日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 28 



透明「くっ け、穢れが障気に・・・


荒神様の纏っていた神気が障気に変わってゆく


透明「だ、だめだ 完全に黒くなってしまったら

千世「透明奴に引導を渡す

   危ないのでな下がっておれ・・・
 
 

透明「大神様・・・


大神様の苦痛の表情が痛ましい・・・


千世「荒神よ世話になったな 

荒神「千世よ頼む此奴等を巻き込みとうない  

千世「ふ~っ  


千世の大神が、息を吸い込む前に大きく息を吐く


ルード・ゼール・クワイス・ローグ・・・・ 。」


透明「流奈

流奈「えっ私じゃ

透明「千世の大神様お待ち下さい 

千世「


ゲーグ・ルース・・・・・・・・・・・  。」



辺りの床が光りだす



透明「魔法陣

荒神「ううううううううっ  ・・・・。」

千世「な、何じゃ 

流奈「あ、荒神様の黒い肌が

透明「戻って行く・・・

荒神「あああああ   ・・・・・・・。」


荒神様の肌に光が戻る


千世「何ということじゃ 

透明「おいおい全て持っていきやがったアイツ


廃社の奥窓を蹴り破り、誰かが入ってくる



流奈「ま、円~ 

 円「やっほ~っ流奈、透明無事~っ 

透明「まったく 美味しいところ、全部掻っ攫いやがって

 円「あははっヒロインは、最後に登場するでしょ

透明「たくっ

千世「お、お主は 

 円「こんちは~神たま~円だよ~

透明「おい

 円「取り敢えず、任務完了かな

   これで、じいちゃんからタンマリもらえそうね

流奈「と、とにかく、助かったわよ

 円「ナンのナンのご飯3回分で良いわよ~

流奈「まったく 円らしいわ

透明「しかし、まさか、反転させるとは・・・

 円「へへ~っ これは透明や流奈にはできないからね~

   念の為って、じいちゃんがさ

透明「まったく本当に大した狸だよあははははっ

流奈「はぁ~~~ 終わったんだよね

   腰が抜けたわ

 円「それじゃぁ~、私は先帰るね~
   
   いい加減、自然いっぱいは懲り懲りだし、

    夜になると苦手なのウジャウジャだからね~

透明「わかったサンキュー

 円「じゃあねぇ~ん


そう言うと、さっさと帰って行く円さん・・・


千世「あ、あの、おなごは、一体なんじゃったんだ 

透明「大神様あれは気にせず、まずは荒神様を

千世「そ、そうじゃったな 



はぁ~ 一時はどうなるかと思った・・・

でも、これで本当に終わった




次回、ファイナルで~す 





         続く ・・・。



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千世の大神(ちせのおおかみ)・27

2018年10月05日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 27 



透明「千世の大神様、荒神様、大丈夫です

   人間は、そんなに弱くありません

千世「透明 ・・・。」

荒神「・・・・・。」

透明「確かに、神様からすれば、手のひらをすり抜ける

    砂のように、儚き灯火かもしれません

   しかし、その一瞬のキラメキの中には、沢山の人生と

    経験と学びが詰まっています

   生きていれば苦しいこと悲しいこと悩むこと

   沢山あって、それでも人は幸せになるために、

    苦しみ、悲しみ、悩み、抗って生きている
のです

   この経験ですら、自らの学びとしていける

   それが人間の本当の強さです

   神様方も、人間の時はそうではありませんでしたか

千世「くすっ・・・そうであったのぉ~ 

荒神「・・・強さか ・・・。」

透明「荒神様・・・この世に意味の無いことって無いと思います

   それは、神様も同じではありませんか

荒神「

透明「愛しき者が消えてしまう・・・慈しむべき者が

   穢れてしまう・・・。

   守りたいと思う気持ち、守ることができない、

   手の届かない 自分の手の出せない範囲に

   救いたい者がいるもどかしさ・・・

   それは、きっと身を切られる想いだとお察しします

   ですが、我ら人間の親である神様には、もうひとつ

   お役目があるのではないでしょうか

千世「お役目か ・・・。」

透明「はい愛しきものを信じて、見守るという大切なお役目

   その者が、必死に抗い成長してゆく様を、見守るという

   お役目が・・・人間風情が生意気なことを言ってしまい

   本当に申し訳ありません・・・しかし、私達人間も

    神様が大好きなのです
 
愛しき方なのです 

千世「

荒神「

透明「大切にされているからこそ、大切にしたいのです

   もちろん人間は、神様とは違い、足りない部分が多い生き物です

   ですから、中には失礼を働いたり、堕落する者もいるでしょう

   ですが、人間も神様と同じ様に、愛しきものを守ろうと必死で

    生きています
ですから、そんな愛しき神様が穢れてしまうのは

   悲しいのです・・・

荒神「あああああ  ・・・・・。」


神様の苦悩が、涙のように流れてゆく・・・。


千世「荒神よ もうよいであろう

    そろそろ、自分を許してやれ
 

荒神「おおおおおお~~~~  ・・・。」

透明「下界は、人間である私達が綺麗にしてゆきます

   穢れたのであれば、自らの仕事として浄化してゆきます

   ですから、神様

   帰ってきてください 

荒神「人間よ・・・ありがとう・・・ 。」



凄まじい風と共に、結界が浄化されてゆく


千世「もう一杯、いただくこととしよう 


そう言うと、周りに飛散する穢れを吸い込んで行く大神様


風が止んでゆく・・・。



千世「透明 見事な刃引きじゃったぞ 

透明「えっは、はい ありがとうございました

   でも、私はただ・・・思っていたことを

    口にしただけで
・・・

千世「それで良いいやそれが良いのじゃ 


そういうと、ケラケラと笑う大神・・・


荒神「透明 ・・・。」

透明「荒神様

荒神「すまない・・・・間に合わんかった・・・ 。」

透明「

千世「な、なに  



荒神様の身体が、黒く変色して行く

 ま、まさか、完全に
 
・・・。



どうする 





       続く ・・・。




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千世の大神(ちせのおおかみ)・26

2018年10月03日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 26 



徐々に荒神との距離が近づく・・・。

私は、神の前に膝をつき平伏する


透明「私は、透明と申します・・・

荒神「・・・そなた・・・

    我を消してはくれぬか
 


やはり・・・


千世「何を言っておるそなたが消滅する

    必要は無かろう
 
 

荒神「名無きの神よ・・・わらわは疲れたのじゃ 

千世「お主は、2つ間違っておる 

   ひとつは、お主は神であり、使命がある身

   おいそれと消えることはならん

   そして、もうひとつは、儂はもう名無き神

   では無い

   儂にも名ができたのじゃ

   千世の大神これが儂の神名じゃ
 

荒神「・・・・よかった・・・ 

千世「

荒神「わらわは、長年お主を見てきたが・・・。

   そうか、信奉者ができたか・・・めでたい

    めでたいのぉ・・・
 

千世「お主は、神としては優しすぎるのじゃ

    穢れ落ちなど・・・
 
。」


神話の世界を視ているような感覚・・・。

神同士の話が心に響いてくる



透明「荒神様・・・お聞かせ願えませんでしょうか

   何故、ご自身を・・・

荒神「・・・人間・・・透明と申したな 

透明「はい

荒神「人間の寿命は短い・・・故に救いがある・・・

   それはわかっておる・・・。

   しかし、我ら神はその役目を終えねば、

   輪廻を廻ることは無い・・・。

   わらわは、疲れてしもうた・・・幾百年・・・

   お主ら人間と縁(えにし)を結びては消え、結びては

   また消え、その儚き灯火を何度みてきたことか・・・

   不条理な死も安寧な死も、わらわの手が届くことは

   なかった・・・。

   その上、今、下界では日に日に人間が穢れてゆく・・・。

   我ら神とは・・・一体・・・なんなのか

   わらわは、人間世界を見守る役目・・・この穢れ始めた

   救いの無い世を救う手立てを持ち合わせておらん・・・。

    そして、また同じ・・・繰り返す・・・
 
。」

千世「はぁ~・・・儂にはよう分からん

   それが、輪廻を廻るということであろう

   お主は、一人で背負い込みすぎなのじゃ

   神といえど、一人では全てを救うことはできん

    お主はお主のできることを全うすればよいのじゃ
 

荒神「千世よ・・・ 。」

千世「何じゃ 

荒神「お主は、それで良いのか 

千世「

荒神「お主に神名を与え、奉じてくれる愛おしい者が

    その手をすり抜けて消えてゆく・・・
 
。」

千世「

荒神「その虚空たる想いを、幾年と続けることに

    何ら、迷いはないか
 

千世「・・・・

透明「大丈夫です 

荒神「

千世「透明 



次回、刃引きを始めます 





           続く ・・・。

   


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千世の大神(ちせのおおかみ)・25

2018年10月01日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 25 



穢れ落ち ・・・。

一般的には馴染みの無い言葉だが、

心を持った者が、その考えや思考により

穢れを自ら生み出し、摂理のルールから

 逸脱してしまうことを言う
・・・。

これは、人間でも動物でも精霊でも神ですら

ありえる現象で、その穢れが身を包み、

全てが穢れてしまえば、その存在は

悪魔という力をもった逸脱者として

認識されるようになる

ちなみに・・・。

動物の悪魔化は、小悪魔
人間の悪魔化は、業魔

精霊の悪魔化は、大悪魔

 神の悪魔化は、主大天魔

とされ、どの悪魔もルールの縛りから解き放たれた

存在として、恐ろしいまでの力を行使できる

時として、穢れ落ちした存在は、その穢れが

身を蝕み悪魔へと変異する前に封印を施され、

自ら穢れを祓い浄化し、穢れを生み出すことが

無くなるまで、状態を維持する環境に身をおく

 こともある
・・・。



刃引き ・・・。

これもあまり聞かない言葉だが、これは

読んで字の如く、攻撃する刃を削り失くすことを

 言います

この状況の場合は、穢れ落ちした存在の穢れを

 生み出す原因や思考を探り、除去する
・・・。

つまり、改心もしくは救うということになる

しかし、相手は・・・。

私にできるのだろうか



千世「良いか 


結界の中から千世の大神の声が響く・・・。


透明「は、はい


結界が徐々に割れてゆく・・・。

その中から御神体に穢れを纏う神の存在が


透明「

流奈「と、透明

千世「

透明「あなたは・・・。」


穢れを纏い、苦しそうに顔を歪めた神を見た時、

本殿に入ってきたときの高位の存在がこちらの

神であったことに気づく・・・。



透明「(・・・そうか・・・そういうことか・・・)」


私は、穢れの一番強い結界の前まで足を運ぶ ・・・。





        続く ・・・。





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千世の大神(ちせのおおかみ)・24

2018年09月29日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 24 



千世の大神は、喜び勇んでいる


透明「千世の大神様、早速ではございますが

   お願いがございます

千世「わかっておる
  
    この社殿の穢れを一層してやろう
 

   ふ~っ す~~~~~~っ  


そう言うと、大神が一息に穢れを吸い込んでゆく


なんて光景だ

流石に神の所行・・・一瞬にして穢れが消えてゆく



千世「ぷはぁ~いや~喰ろた喰ろた~ 

流奈「千世の大神様ありがとうございます

千世「なんのなんのお安い御用じゃ 


見事に社殿から社殿の周囲にある穢れは

無くなっている

これで、今回のお役目も



ブワ~~~ッ  



突然結界の根本から何かが吹き出す


透明「け、穢れが

流奈「


とてつもない量の穢れが辺りを包み込んでゆく・・・。


透明「くっやはり、結界が壊れているのか

流奈「千世の大神様どうか、結界の修復を

千世「う~~~~ん・・・それはできん 

透明「えっ

流奈「な、何故ですか

千世「すまんが、この結界を創ったのは儂では無いのでな 

透明「えっええ~~~っ 

流奈「そ、それでは、一体・・・。」

千世「ほれそこに封じられとるもんが、創ったのじゃよ 

透明「

流奈「


結界の中に・・・ 

ま、まさか


透明「大神様も、もしかして、大神様は

   この封じられたものを監視するために

千世「そうじゃ

   まあ、最初は此奴が社殿の主神として

    奉られていたのだがな・・・
 
。」

流奈「

透明「・・・穢れ落ち・・・。」

千世「うむ穢れ落ちの荒神(こうじん)の一人じゃ

   正直、此奴を何とかせにゃならんのだが、

   此奴とは古くからの付き合いでなぁ~

    喰らうには忍びないでな・・・
 
。」

流奈「そうだったのですね・・・

透明「しかし、この状況・・・一体どうすれば

千世「話してみるか 

透明「えっ

千世「おぬしなら、刃引きできるかもしれんぞ 

透明「・・・・・わかりました

   お願いしてもよろしいですか

流奈「と、透明

千世「よし、良い覚悟じゃ 


そう言うと、千世の大神は結界の中へ・・・。




次回、穢れ落ちと刃引きについてです 




        続く ・・・。





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千世の大神(ちせのおおかみ)・23

2018年09月27日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 23 




喰神「こ、後悔するとは、どういう意味じゃ 

透明「言葉、そのままにございます

喰神「なに 

透明「神様は、何か勘違いをされておられませんか

喰神「

透明「もし、この者の能力を喰らい、この者の命が

    尽きたとすれば、それこそ後悔しますぞ

喰神「・・・それは、貴様の能力をもって、

   全力で抗うということであろう

    儂を愚弄しておるのか 
 


突然、身を切り裂くような風が本殿に吹き荒れる


透明「・・・・いいえ

   ですから、勘違いをされておられると

   先程から、申しております

喰神「なに 


風がピタリとやむ・・・。


透明「私が先程からお聞きしているのは、

   神様にとって、大切な信者を失うということを

    お伝えしておるのです

喰神「信者だと

   何を言っておる

   儂は、名もなき神ぞ信者など
 

透明「お気づきになられましたか

   この者は、神を降ろすことができる能力を

    有しております

   その上、巫女たらん資格もございます

   これはどういことか

   ご理解いただけましたでしょうか

喰神「ま、まさか、お主達は ・・・。」

透明「はいこれより、神様の信徒として

   神様を信奉し、名を配し崇め奉りたく

    思っております

喰神「そ、そんな・・・ほ、本気か 

透明「はい

   だからこそ、私の能力もお見せいたしました

   これほどの能力を有する二人がご信奉いたしたい

   と願い出ておりますので、神様におかれましては、

    能力を消し去るなど、勿体のうございます

喰神「わ、儂の信者 ・・・し、して、し、神名は 

透明「千の世を統べる大神

   千世の大神と御神名差し上げたいと

    思っております

   我ら、修験者の神として、これからもどうか

   末永く宜しくお願い致します

大神「あ、ああ、あああ ・・・。」



御神名は、人間が崇める神を崇拝する為に

用意するもの

長い年月、名もなき神としてこの世に触れていた

神様にとっては、力を得るよりも代えがたい

 宝物でもある


それに、神降ろしを難なくできる巫女の存在は、

神様にとってのステータスにもなるのだ


実のところ、先程まで神様と一戦交える覚悟

 だった
のだが、頭に血が登った直後から、

鈴の音が頭の中に響きわたっていて、

 その音のおかげで、我に返ったいた


そして、その鈴の音が、誰のものかもハッキリ

していた



透明「(・・・まったくあの狸爺

    最初から、名もなき神に御神名を奉じる

    気でいたなら、最初から言えってぇ~の

    まじで、取り返しのつかないことする

     ところだったじゃないか
)」

大神「許す許すぞ

   その名気に入った良い良いぞ

    良い名じゃぁ~
 



あははっ・・・見た目のせいで、本当に子供みたい・・・。



透明「流奈大丈夫か

流奈「う、うん

透明「流奈も良いか

   大神の巫女として、一年に一度はここに足を

   運ばなければならなくなるが

流奈「全然大丈夫だよ

   (でも、透明こんなこと、いつ考えたの)」

透明「(あははははっ・・・たった今)」

流奈「(ええ~っ)」

透明「(でも、座主様は、最初から見込んでいたみたいだよ

    だから、巫女になり得るお前と、交渉対象となり得る

     私をよこしたのだろう
・・・。)」

流奈「(・・・そっか・・・そうだったんだ・・・よかった)」



くすっ良いのか悪いのかわからないけど、

取り敢えず、流奈のわだかまりもとれたし、

後は最終仕上げだ


・・・しかし・・・そう考えると、あの方は一体 





          続く ・・・。

   


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千世の大神(ちせのおおかみ)・22

2018年09月25日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 22 



透明「な、なんでございましょうか

喰神「お前達二人の能力をあらためさせよ 

   お前たちの力・・・人間には危険と

    みたのでなぁ~
 

透明「そ、それは

流奈「うっ

透明「る、るな


流奈の様子がおかしい


喰神「・・・やはり、○○○○(ウマそうだ) 



透明「か、神様な、何を

   えっ

喰神「次は、お前か・・・ 。」

透明「


か、身体が

身体の中に、何かが走っている感覚がある


ま、まずいまずいまずい



喰神「ウグッこ、こいつ ・・・。」

透明「くっ

喰神「貴様の能力・・・○○○○(喰えん代物だと)

    ○○○○○○(腹を壊すどころではない)・・・
 
。」

透明「・・・・。」

喰神「よしお前の能力は、いらん

   だが、そっちのお前の能力は、安全の為、

    儂が消し去ってくれるぞ
 
ペロリ 

透明「神様・・・。」

喰神「何じゃ ・・・

透明「本当に、よろしいのですね 

喰神「



透明の目が赤く光っている・・・。



流奈「透明ダメ



透明「流奈の能力を消し去る・・・喰らう気ですか

   本当に、それでよろしいのですね

喰神「き、貴様 

透明「ご返答を・・・。」

喰神「くっ 


喰神が返答に困っている・・・。


流奈「(喰神と言えど、神だって言ってたじゃない

    私のせいで、あんたが神罰をくらうなんて、

    絶対にダメだからね

     だったら、私が
・・・)」

透明「(流奈・・・黙ってみていろ

     今、駆け引きの最中だ
)」

流奈「

喰神「き、貴様・・・こやつの能力を奪ったら、

    何だと言うのだ
 

透明「後悔することになりますよ

喰神「こ、後悔だとど、どういう意味じゃ 




事態はあらぬ方向へ ・・・。





        続く ・・・。





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千世の大神(ちせのおおかみ)・21

2018年09月23日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 21 



透明「ふぁ~っ

流奈「透明おはよう

透明「ああ流奈も起きてたのか

流奈「まったくあんたは、野生児か

   木の上で寝るなんて

透明「えっああ、私としては、ここの方が

   気力も木からもらえるから、都合が良いんだよ

   よっと


木から飛び降りる透明先生・・・



透明「ところで、流奈

   今日の打ち合わせするぞ

流奈「打ち合わせ

透明「まあ、悪巧みって言った方が良いかな

流奈「



しばらくして・・・


流奈「ええ~~~~っ

   そんなこと、本当にできるの

   それに・・・。」

透明「まあ、もしダメならダメな時だよ

   とにかく、何もしないという選択が一番

    非効率だからね

   とにかく、頭を使って動く

   これが私のモットーだから、信じてやって

   みようよ

流奈「・・・・はぁ~わかった



それから私達は、朝食を済ませ、廃社へと向かう



ギギギッ  


喰神「よう人間

    遅かったなぁ~
 

透明「

流奈「



嘘だろう

流奈が降霊をする前に、既に降りてきているなんて

それも、化現せずに・・・。



喰神「おっ驚いているなぁ~

   儂が、化現せずに降りてきているとは

   思わなんだか

   まあ、その娘のおかげで、化現せずに降りる

    感覚は掴んだからのぉ~
 



甘かった~

やはり、喰神といえど神

人間である私達の浅知恵を簡単に超えてくる・・・



私の当初の計画では、流奈に神降ろしをおこなってもらい、

願いを伝える際に、私と二人で頭を下げて結界の浄化を

 懇願する予定
であった・・・。

その際、だまし討になってしまうが、揚羽の声色を

 流奈の声に近づけて
、私と揚羽が願いを伝え、

浄化が終わった状態でも、流奈に触れることができなければ、

流奈の能力が完全にわかっていない喰神は、諦めるのではないか

と考えていた

その上、もし喰神が実力行使をしてきたとしても、

流奈の能力範囲は有効な為、最悪の場合は、喰神に結界の守護を

 外れてもらうという、かなり強引な方法まで考えていたのだ

しかし、喰神自らが降りてきてしまっている今の現状は、

どの策も、これに該当しない・・・。

下手をすれば、何も願いを聞き入れてもらえず、

最悪、私達二人共、能力を喰われる可能性すらある・・・。


冷や汗が背筋を伝ってゆく・・・



喰神「・・・お前たち ・・・。」

透明「はい

流奈「は、はい

喰神「昨日、儂を呼び出したのは、何用じゃったのだ

   お前たちほどの者が、願うということに、

    ちと、興味がある・・・
 
。」



流奈が、こちらをチラリと見る・・・。


透明「私がお伝えいたしたいと思います・・・

   私共は、御山の聖域を浄化すべく参りました

   その際、穢れ多大にて、御神様のお力を

   お借りいたしたく、お呼びたてさせていただいた

    所存にございます
・・・。」

喰神「ほうこの穢れを何とかせいと言うことか 

透明「はい図々しき願いなれど・・・。」

喰神「・・・・今更か 

透明「うっ・・・。」


それは、そうだよなぁ~

しばらく神聖な社殿をほおっておいて、

今更、どの面下げてお願いしてるんだ

と言いたくなるのは当たり前だ・・・。



喰神「まあ、良いであろう

    その願い、聞き入れてしんぜよう
 

透明「えっ

流奈「

喰神「ただしその前に 



うっき、きた~ 





         続く ・・・。




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千世の大神(ちせのおおかみ)・20

2018年09月21日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 20 



徐々に、木々の合間から木漏れ日が

 さしてくる
・・・



透明「・・・・ふ~っ

流奈「ふぇ~さすが、第一級・○○師

   あんなに動き続けてたのに、息切れひとつ

   してないとは・・・

透明「昨日で、この土地にも慣れたからね

   それに、今回は流奈がかなり数を減らして

   くれたから、昨日みたいに筋肉疲労も

    少なくてすんだよ

流奈「私なんて、途中から動けなくなって

   いつの間にか、落ちてたから、

   足手まといにしかなってないよ

透明「コラコラお前の悪い癖だぞ
 
   もっと自信を持てよ

   しかし・・・。」


私は、側に立っている大きな鬼を見上げる・・・。


透明「この方・・・どなた

   お前が意識を失っても、一緒に暴れてくれた

   のだけど・・・お前の意識がなくても消えないとか、

    一体
・・・。」

流奈「あははっどなたって

   この子は、私の相棒朱銅騎(しゅどうき) 

   って言っても、じゃないからね

透明「えっ

流奈「まあ、この子とのなりそめは、次の機会に話すけど、

   この子は、故あって悪魔と精霊の間に生まれた子

   なんだ・・・。

   あんたが使役している式神とは違い、この子とは

   本来、友達としての付き合いなんだけど、

   呼び出すときには、能力を使わなくちゃならなく

   なるから、降霊時は、能力下に入ってもらってるんだ

   ただ、私の意識がなくなっても護ってくれたのは、

   この子の意思だと思う

透明「そ、そうなんだ・・・いつも、流奈のこと

   護ってくれてありがとう

   私は、透明以後、よろしくね


そっと、手を出す・・・。


朱銅騎「・・・・モジ ・・・。」

透明「

流奈「あははははっ

   あや()ちゃん照れてる~ 

   ちなみに、この子は、人間で言うところの

   女の子だからね

透明「(お、女の子~)

   そ、そっかあ、改めてよろしくね


そう言って、頭を下げる


朱銅騎「ペコリ


見た目とのギャップが凄いのだけど・・・

でも、その眼差しからは、慈愛を感じられる



流奈「あやちゃん今日はありがとうね

   もしかしたら、またお願いするかもしれないけど、

   一旦、休んでおいて

朱銅騎「・・・るな・・・気をつけてね・・・

流奈「うんありがとう


そう言うと、あやちゃんは、私に一礼して

消えていった・・・。


透明「(・・・一応、喋れるんだ・・・

    でも、確かに声が女の子だった

     おっと、感心してる場合じゃない
)

   流奈まだ、時間もあるから、少し仮眠して

   おいてくれ

流奈「透明は

透明「私は、少し考えをまとめておきたいから、

   後でちょっとだけ仮眠する

流奈「もしかして

透明「ああ何とかなるかもしれない




次回、再度廃社にアタックします 






        続く ・・・。




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千世の大神(ちせのおおかみ)・19

2018年09月19日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 19 



霧が山全体を包み込んでゆく・・・。



透明「(・・・1・2・3・4・5・・・。

    昨日より、数の増え方が早い・・・

    ・・・それに、霧のせいで霊場の圧も

    高まってしまっている・・・こいつは、

    まずい・・・
)」

流奈「と、透明こ、これって

透明「お前は、気にせずテントで休んでろ

流奈「馬鹿言わないでよ

   そっか・・・ここって元々、修練場だもんね

   ・・・はぁ~・・・透明・・・。」

透明「

流奈「ゴメンね・・・あんた、昨日も一人で・・・。

   今日は、私が何とかするから、あんたが

   休んでなさい

透明「ふ~っ・・・暗闇が苦手なくせに

   それじゃぁ~、今日は二人でちゃっちゃと

   終わらせて、休み時間を確保する

   それで良いか

流奈「・・・わかったそうしましょう



私達は、背を合わせるように身構える・・・。



修練場は基本、その山の鬼門から裏鬼門に抜ける

 ルートに配置されている
・・・。

いかに聖域といえど、鬼門と裏鬼門は自然の摂理として

存在している為、色々な宗派で、修行僧の経験値を

 上げるため
に、これを利用しているところは多い・・・。

その上、特に修行が厳しい修練所では、ワザワザその場に

霊道を引き入れている場所もあり、そんな山には

常に魑魅魍魎が跋扈している



透明「流奈一応言っておくが

流奈「わかってるわよ

   ここは穢れてしまってるから、逃げ場は無いって

   言いたんでしょ

透明「さすが、我がキョウダイ

   飲み込みが早くて助かる

   もし、一時退却しなければならなくなったら、

   テントに潜り込め

   昨日用意した結界なら、ある程度は

   耐えられるだろうから

流奈「了解来るわよ



霧が私達の眼前を灰色の世界へと変えてゆく・・・。



ぎゃぎゃぎゃ 



突然、霧の中から牙まみれの口が飛んで来る



バキッ 


透明「よっと


大きな口を開けた魚の様な魍魎の類の側面に

透明の足が突き刺さる


その瞬間魍魎は陸にあげられた魚のように

ビチビチと跳ねながら霧散してゆく



流奈「降るへ振るへ ・・・朱羽の王 ・・・。」



グワワワッ 


流奈の眼の前の霧からも魍魎が飛び出す

しかし・・・。


グワ 


流奈に爪が届く前に、魍魎は真っ二つになって

霧散する


そこには、赤き身体に刃の羽を持つ大きな鬼

悠然と立っている・・・。


流奈「ここは、任せたわよ


コクリ 


どうやら、流奈の降霊した者は、普段から

流奈に使役されているようだ・・・

その上・・・。


透明「まったく相変わらず規格外だな~


流奈本人にも、何者かが降りている

右手には光る三鈷杵・・・。

左手には青く光る錫杖・・・。

・・・童子か



流奈の能力の強みは、類まれなる柔軟性にある

ただでさえ、降霊したものをそのまま降ろすことが

できる上に、自分にも同時に高位の存在を降ろすことが

できてしまう・・・さらに、降ろした存在に身体を

委ねることもできれば、その存在の力だけを借りる

ことすらできるのだから、規格外すぎの能力だ

ただ、自身に降霊をした場合、通常の降霊とは違い

気力の消耗が激しく、数時間しか保たないらしいが・・・。



ガッ 

ぎゃ 

ごわっ 


次々と、魑魅魍魎を殲滅してゆく二人・・・。

すると突然、流奈の霊圧が高まるのを感じる



透明「・・・なんか、ヤバそう・・・

流奈「ぶつぶつぶつぶつ  ・・・・・。」


流奈が何かを詠唱している・・・その周辺では、

流奈を護るように、鬼が次々と邪霊を

切り裂いている



次の瞬間流奈が持っている錫杖が、地面に

 突き刺さるのが視える


キーーーーーーン  


透明「


ものすごい金切り音が耳に飛び込んできたと同時に、

錫杖を中心に、突風が巻き起こる



透明「のわっイテテテテテッ


突風にのって、色々な物が飛んでくる

それと同様に、私達を取り巻いていた霧が

一気に吹き飛ばされてゆく


透明「すげぇ~これで大分楽になるぞ 

流奈「はぁはぁはぁはぁ

透明「る、流奈大丈夫か

流奈「ご、ごめ~ん透明

   気力が尽きた~

   ちょっと休憩~

透明「了解後は任せて


霧がハレたことで、かなり動きやすくなった

これなら、私一人で十分

さ~て、ちゃっちゃと終わらせましょうか~ 




        続く ・・・。





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千世の大神(ちせのおおかみ)・18

2018年09月17日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 18 



私は、流奈に殴られた傷を冷やしながら

色々な可能性について考えていた・・・。



そして、その夜



流奈「透明~お腹空いた~ 

透明「俺は、オカンか

   腹減ったなら、自分で食べればいいだろ~

流奈「えっマジ

   それじゃあ~カップラーメン食べても良い

透明「

   (それが狙いかぁ~~~)」

   ちょ、ちょっとま


ビリビリ 


流奈の計画的犯行

私が許可を出す前に、カップ様の薄衣を剥ぐとは~


透明「くっ

   その上、すでに御神体にお目通りを


カップ神様の御わす社の扉(カップ麺の蓋ね)を開き、

神前にまで・・・


流奈「お湯沸かさなきゃね~

透明「くっ力技で、カップ様を降臨させるとは、

   流奈め・・・侮れないヤツ

流奈「何さっきから、ブツクサ言ってるのよ~

   こんなの、無理やり引っ剥がせば、食べるしか

    無くなるじゃない

   流奈ちゃん、頭いい~~~

透明「くっカップ神様の弱点を

   ・・・・・あっ

流奈「

透明「あああああ~~~~~~~っ

流奈「な、なに

   もしかして、怒ってるの

透明「違うそうだよ

   そうかそうだよな

流奈「違うのそうなのどっちよ~

透明「よし流奈

   カップ様をいただこう

流奈「はぁ~

   あんた、さっきから何言って・・・ハッ

   ま、まさか・・・。

   (さっき、殴ったことで、頭が・・・。)

   ・・・そ、そうね

   カップ様の恵みをいただきましょう

   きっと、カップ様も許してくれるわよ

透明「そうだなよし、お湯を沸かすぞ

流奈「お、お~う



お互いの思考が噛み合っていない中、私達は

カップ神様から英気をいただいた



流奈「はぁ~

   久しぶりに食べると、美味しいねぇ~

透明「そうだろうそうだろう

   カップ様は、至高の存在だろ

流奈「い、いや・・・そこまでは・・・

透明「

   (き、霧・・・まずいな・・・。)」

流奈「

透明「流奈そろそろ、眠くないか

流奈「はい

   今、ご飯食べたばかりでしょ

   それに、まだ20時よ

透明「いやお前は眠いはずだ

   さあ、テントに入って眠りなさい

流奈「な、何言って


くっ早すぎるだろ~

日が暮れたばかりなのに・・・この霧のせいか



透明「いいから、早くテントに入れ 

流奈「



一難去ってまた一難か 




         続く ・・・。





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千世の大神(ちせのおおかみ)・17

2018年09月15日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 17 



流奈「う~ん

透明「う~ん


私達は色々なシミュレーションを繰り返しているが、

中々コレと言った案も浮かばず・・・


透明「ああ~~~~もう

   流奈もう一度、情報をまとめるぞ

流奈「う、うん

透明「まず、結界だけど、この結界は喰神の神気に

    より構成されている

   そして、穢れてしまった結界を元に戻すのも、

    喰神にお願いしなければならない

   ここまでは、当初の計画通り・・・。

   問題なのは、この結界を作ったのが喰神で、

   お前の能力に興味をもってしまったということ

   能力に苦しめられた私達としては、能力が

   無くなるのは吝かでないけど、能力を喰われた

    場合、突然引き剥がされた者の安全は保証できない

   つまり、最悪は死も覚悟しなければならない・・・。

   そして、流奈の能力のルールには、願いを叶えてくれた

   降霊を強制的帰すことはできるが、帰すまでの

   タイムラグがあり、この時間は、術者を傷付けることは

    できないが、干渉するくらいはできる
ということ

   そして、今回私の能力を駆使したとしても、

   相手が神という高位の存在である以上は、私も手が
  
    出せないどころか、私も喰われる可能性がある

   文字通り、完全に流奈の行動を制御する人質

   なってしまう恐れすらある・・・

流奈「ううっ・・・八方塞がりだよ・・・

透明「相手が神でなければ、実力行使もありだけど、

   人間界で神に立ち向かうとなれば、それだけで大罪だし、

   神罰をくらうことは確実・・・はぁ~

流奈「どうしようか

透明「う~ん・・・ただ、この状況の中で、いくつかの

    謎も残っている
・・・。

   一つは、何故、結界が穢れたのかということ、

   喰神といえど神だから、結界の穢れをほおって

   おいているというのは解せない

   最初は喰神だから、穢れを食事としてほおっておいて

   いるのかと思ったけど、結界を守るという約定

   作られている結界なのだから、仕事のルールを

   破ってまで穢れをほおっておくというのもおかしい・・・。

   そして、もうひとつは、あの狸・・・いや、座主様が

   そのことを知らないはずもなく、何故、喰神に興味を

    もたれる可能性のある私達に仕事を頼んだのか

流奈「・・・・もしかして・・・。」

透明「バカなことは、考えない方がいい



流奈が考えたこと・・・それは、

御山の判断で、私達の能力を喰神に喰わせ、能力を

 消し去ろうとしたという懸念だ
・・・。

確かに私達の能力は危険だが、喰神に能力を喰わせ、

能力を消し去るなんて危険は、流石にしないと・・・

・・・思いたい


透明「ふ~っ・・・それと、もうひとつ

流奈「あれまだ他にあったっけ

透明「うん・・・実はね・・・。」


私は、流奈に鈴の音のこと、喰神が現れる前に

 チラリと視たモノを説明する
・・・。


流奈「そんなことがあったんだ

   でも、あの時、助けてくれたのは、その鈴の音としても、

   あんたが喰神を降ろす前に視たのって・・・。」

透明「うん・・・多分、喰神とは違う高位の存在だと思う




謎が謎を呼ぶ状況

 さて、どうやって解決するか
 
・・・。





         続く ・・・。




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千世の大神(ちせのおおかみ)・16

2018年09月13日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 16 



喰神 (じきしん)


古来、神はこの世を作り、世界を安寧へと導く

存在であった・・・しかし、この世の理には、

 必ず・・・が存在して成り立ち、

穢れである闇は、強烈な光で相殺しなければ

ならないものでもあった

そして、神の中でも特殊な存在あり

古い文献にもあまり登場しない特殊な神

闇を覆い隠し、その身で穢れを浄化する神様・・・。

 その神にとって、穢れは食であり、存在を維持する

 意味合い
でもあった・・・この穢れを喰らう神を

喰神と言い、神の国をも救う英雄として描かれるもの

穢れを好む神として、忌み嫌われる存在として

描かれているものも存在する・・・。

そして、この神のもう一つの特徴は・・・。

 

透明「喰らった者の能力を奪う神・・・。」

流奈「そ、それじゃぁ~

透明「くそっもっと早くに気がつけば・・・

   本当に申し訳ない

流奈「で、でも、願いさえ言わなければ、

   私に干渉することもできないから・・・

透明「いや喰神といえど、大神だ

   このまま、呼び出しただけというのは、

   神罰がくだりかねん

   それに・・・。」

流奈「あっそ、そうだよね

   あんたには、傷つけることも干渉もできるんだよね

透明「もし、神の機嫌を損ねてしまったら、

   私に対して何かしてくるだろう

   私としては、それは別に良いのだけど

   流奈にとっては・・・

   まったく情けない・・・これでは、

   私が人質にとられてしまった様なものだ

   本当に申し訳ない

流奈「ううんそんなことないよ

   透明が気づいてくれなければ、今頃は・・・。」

透明「とにかく、私に策があるから、

   少し無理やりだが、付き合ってくれるか

流奈「う、うん


しばらくして・・・



喰神「む~っおいまだか 


ドンガラガラ 


喰神「お、おい何をしている 


突然、流奈に殴られる透明


透明「な、何するんだ

   本当のことを言っただけだろう

流奈「許さない 


もう一発モーションの大きな蹴りが透明の腹に

突き刺さり、数メートル飛ばされ壁に激突する


透明「ガッ 

流奈「謝りなさい 

喰神「お、おいま、まて何を 

流奈「神様、本当に申し訳ございません

   神様の前でお見苦しいところを見せてしまうのは、

   忍びないため、後日あらためてお願いさせて

    いただきます
ので、今日のところは大変失礼ですが、

   お帰り願いますようお願い申し上げます 

喰神「お、おう 



もう一発強烈な右拳が透明の顔面を襲う



喰神「

   み、見るに耐えん 



そう言うと、神様は消えて行く・・・。



透明「ううっ

流奈「・・・・・


一分後・・・


流奈「と、透明~大丈夫~~~

透明「う、うん、何とか

   でも、やっぱり神様だね

   本気の争いごとは見ていられなかったか


神様の中には、争いごとを嫌う神様もいらっしゃいます

もちろん、争いごと自体を諌める神様もいらっしゃいますが、

喰神のように、自分のお役目がハッキリしている神様は、

割とこういったことを醜いと感じてほおっていって

 しまうもの
なのだ・・・。


透明「しかし、流奈の迫真の演技がきいたね

流奈「馬鹿ねぇ~演技なわけないじゃない

透明「へっ

流奈「演技だと、神様にはバレてしまうから、

   本気でやったわよ

透明「おいおい

流奈「昔、いたずらされたことを思い出して、

   憎しみを込めておいたから、バレなかったのよ

透明「ええ~~~っ

流奈「昔、あんたが私のカバンにGを入れたのを思い出して

透明「それ、ちが~~~~~う

    それやったの、陣だったろ~~~っ
 

流奈「あ、あれ違ったっけ

透明「うう・・・通りで、痛かったわけだ・・・

流奈「でも、帰るという行為自体を願いにして、

   帰りたくなるようなシチュエーションを作るなんて、

   さすが、透明だね

   呼び出したくせに、ただ帰ってくれとお願いしたら、

   失礼をしたということで、神罰を受ける可能性

   あったし、願いを聞いたということで、私に干渉する

   時間も作れてしまっていたからね

透明「いまさら持ち上げられても、嬉しくな~~~い



というワケで・・・何とか難を逃れた私達は、

一度テントに戻り、対策の練り直しをすることに・・・。


しかし、困ったぞ

結界を回復させるには、喰神のお力を借りなければならない

しかし、喰神を呼ぶことは・・・

私は、頭の中をフル回転させていた 





            続く ・・・。




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千世の大神(ちせのおおかみ)・15

2018年09月11日 08時00分00秒 | 御山のお仕事です(汗)*
千世の大神 (ちせのおおかみ) 15 


透明「流奈ストップ

流奈「

神様「

透明「神様、お呼びだてしておきながら、

   本当に申し訳無いのですが、少々お待ち

    願えますでしょうか

神様「んっ・・・まあよいが、早くせいよ 

透明「はい



私は、流奈の手を引っ張り、少し神様から遠のく


流奈「な、何よ

透明「ひとつ、確認させてくれ

流奈「

透明「お前の能力は知っているが、もし降霊した者が、

   願いを叶えてもらった場合、その後は・・・。」

流奈「えっ普通に帰ってもらうだけよ

透明「そうじゃない

流奈「

透明「ルールとしての縛りは、願いを叶えてもらった後も

    有効なのか

流奈「えっどういうこと

透明「つまり、願いを叶えてもらった後も、お前を傷つける

    ことやお前に干渉することはできないのか

流奈「えっま、まあ、傷つけることはできないと思うけど、

   干渉するくらいなら・・・できるかなぁ~

透明「

   くっ私はなんて、馬鹿なんだ

流奈「はぁ~どうしたの

透明「もう一つ聞くが、帰ってもらうのは、強制か

   それとも、降りてきた者の自由か

流奈「それって、どういう

透明「いいから、答えて

流奈「う~ん・・・強制することもできるけど、

   私は、問題がなければ自由にしてるよ

透明「よし強制はできるんだな

   強制的に帰す為に必要な時間は

流奈「えっそんなこと考えたことなかったけど・・・。

   大体、30秒くらいかなぁ~

透明「

   はぁ~・・・ダメだ・・・

流奈「ねぇさっきから、何なのよ~

透明「・・・・あの神様は、ヤバイ

流奈「えっ

透明「見た目こそ、小さい子供のようだが、

   さっき、最後に言った言葉がまずいんだよ

流奈「えっどういうこと

   さっき、確かに耳慣れない言葉を言っていたけど

透明「あの言葉は、神霊語・・・要するに古い神の言葉

   そして、さっき言った言葉は・・・。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


神様「まあ良い・・・しかし、その能力・・・

    ・・・うまそうだな・・・。
 
 


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~



流奈「

透明「・・・あの神様は、見た目と違って、かなり古くから

    存在する神様
なのかもしれない・・・。

   正直、この穢れを見て、私もお前も降りてくる神が

   穢れている・・・つまり、穢れ落ちした神と踏んでいたが、

   この名も無き神は、それ以上に危険かもしれない

流奈「も、もしかして・・・

透明「ああ私の予想が確かなら、ここの神様は、

   喰神(じきしん)だ 

流奈「

喰神「ニヤッ  





次回、喰神様についてです ・・・。





          続く ・・・。




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