県立浅草山麓エコ・ミュージアム
昨年7月末の新潟・福島豪雨災害により休園していた魚沼市大白川の新潟県立浅草山麓エコ・ミュージアムが10月1日に開園した。
同園は新潟・福島豪雨災害で園内外が被災、アクセス道路である県道浅草山大白川停車場線も施設付近で不通となるなどして休園が続いていたが、災害復旧工事が完了し約1年2か月ぶりに開園された。
同園は、越後三山只見国定公園・浅草岳北麓に位置し、自然観察や野外教育などの拠点施設として環境庁・新潟県により平成13年に整備された環境学習施設で、魚沼市教育委員会が管理している。16ヘクタールの自然林の中に総延長約3キロの観察道があり、開園期間中は自然観察指導員が常駐し、さまざまな学習プログラムを提供している。
また、エコ・ミュージアム周辺には林野庁と魚沼市とが利用協定を結んだ教育林「浅草山麓遊々の森」の整備が進んでいる。面積は230・42ヘクタールで東京ドームの約50倍。今年11月中旬には完成の予定で、完成後は市教育委員会が管理し、森林環境教育の学び場として市民や子どもたちに利用される予定となっている。
エコ・ミュージアムの開園時間は9時から17時まで、入園無料(野外料理等の体験プログラムは実費)。園内のセンター施設には水洗トイレ、駐車場、休憩室がある。10月上旬はエゾリンドウの花、中旬からはブナの紅葉が見ごろを迎える。なお、11月上旬には冬期閉園の予定。