市議会本会議で採択
魚沼市議会は3月21日の本会議で、市内の5団体から出されていた「守門開発センターを解体しないで『幼児教育の場』を建設・整備することを求める請願書」を賛成多数で採択した。
魚沼市では、老朽化した守門保育園と守門幼稚園を統合し、「守門こども園」(仮称)を整備することを計画。当初、保育園と幼稚園を取り壊し、その跡地にこども園を建設、旧上条小学校を仮設園舎として利用することとしていたが、その後、仮設園舎の改装費に3000万円ほどかかることや敷地が狭いことなどから、隣接する守門開発センターを取り壊した跡地にこども園を建設する計画に変更されたことから、守門地区からは、これに反対する声があがっていた。
請願書は、守門地区区長会、守門商工会、青雲書道会、守門英会話教室、コーラスすもんの5団体から出されたもの。守門開発センターは守門地区の大事な財産であるとし、当初の計画通り上条小学校等に仮園舎を設け、守門開発センターを取り壊すことなく建設、整備することを求めているもので、審査が付託された総務文教委員会でも「採択すべきもの」との審査結果が出されていた。
請願の採択により、今後同市が「守門こども園」整備をどう進めるかに関心が持たれている。