太子堂顕彰会が正円寺で
魚沼市小出島の正円寺、聖徳太子堂の維持管理を行っている「太子堂顕彰会」では、木喰上人の手による聖徳太子像の御開帳とお花見会を4月21日、正円寺境内で開催した。
正円寺の太子堂は、これまで小出の建築組合が維持管理を行ってきたが、昨年10月にお堂の維持管理や木喰上人作の太子像を広く知ってもらうことを目的に太子堂顕彰会が発足された。
この日、ご開帳された聖徳太子像は、江戸後期に北は北海道、南は九州まで行脚し、千体の仏像を彫ることを祈願した遊行僧、木喰上人により彫刻されたもの。
晴天に恵まれ、初夏を思わせるような暑さとなったこの日、ご開帳が始まると大勢の人たちが太子堂を訪れ、境内の一角では抹茶コーナーも設けられ、お茶を楽しむ人の姿も見られていた。
顕彰会の総会に続いて開かれたお花見会では桜の花の下で参加者が弁当やお酒などを楽しみ、アトラクションとして魚沼の達人による「おいとこ踊り」や三味線の演奏や民謡、詩吟などが披露されていた。