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教え子たちが追悼コンサート

2016-02-07 | ’16 魚沼市のニュース
恩師の思い出かみしめ


「住安昭十郎先生メモリアルコンサート・教え子たちの追悼演奏会」が1月31日、魚沼市小出郷文化会館小ホールで開催された。
 住安昭十郎さんは長く小学校の教員を務め小出小学校ではトランペット鼓隊の結成に尽力。また、現在も続いている「音楽の夕べ」の開催にも力を注ぐなど地域の文化振興に貢献し昨年5月に亡くなった。
 コンサートは住安さんの教え子ら有志による実行委員会が開いたもので、ステージに献花台を設けた会場には約300人が訪れた。
 在りし日の住安さんの姿をスクリーンに映し出したメモリアルムービーが上映された後、実行委員会代表の今井雅巳さんが「この演奏会は、先生への思いを出演する皆様が演奏に乗せて伝える企画になっています。先生は湿っぽい会は嫌いと思いますので、明るく楽しくこの時間をお過ごしください」とあいさつした。
 コンサートの前半では、実行委員のひとりである佐藤孝子さんとやまびこコーラス、魚沼市音楽協会、かめらーた魚沼が合唱を披露。後半では住安さんのかつての同僚で柏崎フィルハーモニー管弦楽団団長の渡邊隆樹さんのヴァイオリン演奏をはじめ、教え子で藤原歌劇団正団員の高波礼子さんはドラマ「坂の上の雲」のテーマや「愛の讃歌」などを独唱。日本フィルハーモニー交響楽団副主席奏者の星野究さんは「夜空のトランペット」、「トランペット吹きの子守歌」など3曲を澄んだ音色で演奏、「先生には感謝の気持ちでいっぱいで、亡くなられたことは本当に残念。安らかにお休みいただきたい」との言葉を添えていた。



母校、小出小で演奏を披露
星野究さんと高波礼子さん



 小出小学校の卒業生で日本フィルハーモニー交響楽団副主席奏者の星野究さん(トランペット)と藤原歌劇団正団員の高波礼子さん(ソプラノ)のふたりが2月1日、同校を訪れ6年生62人に演奏と歌唱を披露した。
 星野さんと高波さんはともに同校の昭和49年度の卒業生。6年生は今年度、先輩を講師に招いた授業を行ってきており、今回コンサート出演のため星野さんが魚沼市を訪れるのを機に同校へ招くことができた。
 音楽室に集まった児童を前に、まず高波さんが「スキー」、「荒城の月」、歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」などを室内に響き渡る豊かな声量で歌い「大きな声を出すにはご飯をいっぱい食べて、くよくよしない。そして練習すること」と児童たちに話した。
 星野さんは「夜空のトランペット」、「歌の翼に」など3曲を澄んだ音色で演奏し「夢を持つことは立派なこと。それに向かって頑張ってほしい。そして夢が目標に変わったら努力してください。私もオーケストラに入るまで5年かかった」と語りかけた。
 演奏後は児童から「高い声はどこから出しているの」、「トランペットを吹く時に喉が膨らんだり縮んだりしているのはどうして」などの質問があり、「全身を使って声を出しています」、「吹くために空気を溜めるから膨らみます。膨らまない人もいます」と答えていた。
 母校の小出小学校で初めて演奏した星野さんと高波さん。「母校は身内のようだから、そこでの演奏は考えたこともなかった。演奏できてよかった(星野)」、「チャンスを作っていただいてありがたく思っています(高波)」と笑顔を見せていた。



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