創設以来38年理事務める
魚沼市古新田の尾澤源吉さん(82)は、創設時から38年にわたり務めてきた社会福祉法人魚沼更生福祉会の理事をこのほど退任、5月27日には長年にわたり同法人の障害福祉事業、地域の知的障害者福祉の増進のために尽力した功績が認められ、同法人から感謝状が贈られた。
言語障害の子を持つ尾澤さんは、昭和48年に障がい児を持つ親の会である「北魚沼郡手をつなぐ親の会」を設立、自ら会長を務め、当時県内に3か所しかなかった養護学校の新設や高等部の設置など障がい児の教育、福祉向上のための活動を展開。県内第一号のミニコロニーである堀之内の「六花園」開設にも尽力し、同園などを運営する魚沼更生福祉会の理事を創設時から務めてきた。
退任にあたり感謝状が贈られた尾澤さんは「創設時からの理事は私一人になり、年齢のこともあり退任させていただくことになった。六花園はつくるまで大変だったが、その後は理事として当たり前のことをしてきただけ。親の会、一般の方々からも協力していただきありがたかった。皆さんのお世話になってここまで来られた」と感謝の気持ちを表していた。