エンジョイスポーツクラブが講演会
エンジョイスポーツクラブ魚沼(上村伯人理事長)では設立10周年記念イベントとして特別講演会を12月16日、魚沼市地域振興センターで開催した。
講演会では、認知症医療の専門医で白根緑ヶ丘病院院長の佐野英孝氏が「知って防ごう認知症」をテーマに話した。
この講演で佐野氏は、「認知症による物忘れは体験全体を忘れるが、加齢による物忘れは体験の一部を忘れる」と認知症と、加齢による物忘れの違いなどから始まり、認知症の中で一番多いアルツハイマー型認知症の初期徴候について説明。その予防については「アルツハイマーは糖尿病、高血圧、高脂血症など生活習慣病があるとなりやすいので体の検査も予防には大切。運動や趣味、生きがいを持つことも予防につながる。また、身内の不幸や転居など環境の変化にも気を付けよう」と説明した。
また、認知症の人との接し方については「感情的にならずゆっくり話す。認知症の人は強い不安の中にいるので、心の中を理解してやる。ほめながら家族の意見を伝えていく。問題行動の背景には不安とかがあるので、理解して対応すると病状にプラスに作用する」と会場の人たちに話していた。